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2021年12月安田顕主演映画化原作。
家に遊びに来た長女の彼氏にいいところを見せるために考えたヘネシー作戦とは? 息子を野球とサッカーの史上初の二刀流に育てるための前代未聞の秘策とは? そして、念願のスーパー店長への長く険しい道の果てに待っていた、予想外の結末とは?
伊澤春男、45歳。スーパー勤務。一見平凡な日常は、きょうも彼の脳内で戦場と化す。
甘えも嫉妬も憤りも悔しさも、すべてを強がりのオブラートに包み込んで、男は深夜、なじみの定食屋のカツカレーを全力で喰らい尽くす。きょうも、妻が、娘が、息子が待っているはずの我が家が遠い―
※この作品は単行本版『私はいったい、何と闘っているのか』として配信されていた作品の文庫本版です。
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Posted by ブクログ
つぶやきシローって小説書いてたんだね。しかも、安田顕主演で映画化もされたの?
…ということで読んでみたのだけど、とても面白い作品だった。45歳の男の悲哀が胸を締め付けられた。だけど、職場の人間関係や家族に気を遣いながらも、幸せに生きていく姿にほっこりさせられた。
みんなのことを思って一生懸命に気を配り、考え、行動するのだけど、それらが全部裏目に出たり、あるいは上手くいっても誰も自分のおかげだと思ってもらえず。そんな健気な主人公に感情移入してしまう。
つぶやきシローは独特の観察眼で見たものや感じたことをネタにしていく芸風だけど、それが小説という形で活かされるとは。
Posted by ブクログ
つぶやきシローは私が小学生の時にブームとなり、
「ああー分かる」ってことをブツブツ呟くネタが結構好きだった。
「缶のコーンスープの最後の一粒がなかなか出ないよね」っていうネタをすごく印象に残っている。
当時、こういう日常の一コマがお笑いになるんだ、って思ったのを覚えてる。
誰でも感じたことのある、世に発表するまでもない「つぶやき」みたいなのって、誰しも頭の中にある。
主人公が妄想癖(そんなとこまで考えちゃう?ってとこまで暴走しがち)がある。
そこまで考えちゃうからしんどいんだよな、空回りしちゃうんだよな、分かるよ分かる!って知らず知らずのうちに彼を応援してしまっていた。
スーパーでの仕事や家庭のエピソードの中に
人間の損得勘定や計算、
はたまた良心、または嫉妬。
主人公に色んな感情と妄想が入り乱れる。
本来なら()して描くような事が、
全面に出ている面白い視点の小説だと思った。
主人公はしっかりしてなさそうで、なんとなくダメな奴っぽいけど、完全にダメダメじゃないところに励まされました。
わたしも頭の中で自分が主役の情熱大陸、セブンルールごっことかしてるし、主人公には共感せざるを得ないな〜。
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