ほんとうの空色

ほんとうの空色

792円 (税込)

3pt

貧しい母親と2人暮らしの少年フェルコーは絵が得意だが,絵具を持っていない.ある日,野原の花のしるで青い絵具をつくり,空を描いた少年は,つぎつぎと不思議な出来事にめぐりあう.少年の淡い恋を描く,みずみずしいハンガリーの名作.

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ほんとうの空色 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ハンガリーの作家バラージュの童話。巻末の解説「バラージュのこと」を読むとなかなか激動の人生だったのではと想像しますが、この「ほんとうの空色」はそれを感じさせないみずみずしい世界。
    子供ならみんな覚えのある日常のあれこれ(子供にもいろいろある)と、美しい情景。わくわくする不思議な出来事と冒険。
    空色の

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    フェルコーは貧しい母親と二人暮らし。母親の仕事を手伝いながらの生活で、宿題をする暇もありません。絵が得意なのに絵の具を買うお金もありません。
    ある日、友だちに貸してもらった絵の具で絵を描いたが、藍色の絵の具を失くしてしまい、野原の花の汁で作った青い絵の具で空を描くと、その空に本物の太陽や月が輝きだし

    0
    2023年02月05日

    Posted by ブクログ

    子供のころに、こういった本を読むと読まないとで、その後の人生の潤いが違ってくるのではないでしょうか。

    0
    2016年01月17日

    Posted by ブクログ

    心あたたまる本。律儀で優しいフェルコーにウルッときてしまう。

    最後にそいうことか、とわかったと時はとても感動した。

    0
    2013年01月01日

    Posted by ブクログ

    絵が上手なファルコーは、貧しくて自分の絵の具をもっていなかったので、貸してくれた子だけに絵を描いてあげていた。ある日、借りた中から、あい色の絵の具をなくしてしまう。不思議な用務員さんがお昼の鐘がなると一分だけ咲くという野の青い花をつんで、絵の具にしたらいいと教えてくれた。それは「ほんとうの空色」で、

    0
    2011年12月20日

    Posted by ブクログ

    これも姉の本でした。ダーシェンカと同じ児童文学全集の中の一つのお話しとして読みました。小学5・6年生の時だったかと思います。
    貧しい少年が大事に大事にしていた手作りの空色の絵の具が起こす奇跡と、少年が大人になっていくことへの一抹の寂しさがよく書かれていると思います。

    0
    2010年03月17日

    Posted by ブクログ

    わたしは児童文学作家志望だが、こんな作品が書けたらどんなにいいだろうと思う。子供たちが自然体で描かれていて、冒険は良質の刺激に満ちている。背景となる大人の世界は、よく描きこまれている。最後まで正体のわからない用務員のおじさんがまたいい。訳も、とてもよい。

    0
    2010年03月05日

    Posted by ブクログ

    サンリオ・ギフト文庫
    訳=北村順治 
    絵=大橋歩 

    文庫サイズの赤いハードカバーでフェルコはおかっぱ。 
    小学生の頃から好きな本でした。

    0
    2009年11月10日

    Posted by ブクログ

    優しい世界が待っていた。ハンガリーの古い机を買って部屋に置いてある。とても存在感のある金色の机は、ほんとうの空色が描く夢のように、私の夢を輝かせてくれている。ハンガリーという国に行ってみたくなった。

    0
    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    小さなことが、大きなストーリーを持っていると感じた一冊。

    私から見る彼は、とてもキラキラしていた
    それは「ほんとうの空色」の魔法だったのかもしれない。

    それは、小さな嘘を「本当」にしようという思いから始まった

    子供の頃の忘れてしまっていた思い出
    大切にしていたものに気づかされました。

    0
    2015年10月27日

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