徳永康元の作品一覧

「徳永康元」の「ほんとうの空色」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ほんとうの空色
    4.1
    1巻792円 (税込)
    貧しい母親と2人暮らしの少年フェルコーは絵が得意だが,絵具を持っていない.ある日,野原の花のしるで青い絵具をつくり,空を描いた少年は,つぎつぎと不思議な出来事にめぐりあう.少年の淡い恋を描く,みずみずしいハンガリーの名作.

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ユーザーレビュー

  • ほんとうの空色

    Posted by ブクログ

    ハンガリーの作家バラージュの童話。巻末の解説「バラージュのこと」を読むとなかなか激動の人生だったのではと想像しますが、この「ほんとうの空色」はそれを感じさせないみずみずしい世界。
    子供ならみんな覚えのある日常のあれこれ(子供にもいろいろある)と、美しい情景。わくわくする不思議な出来事と冒険。
    空色の絵の具については、発想もすごいし想像してはうっとりしてしまいます。
    教訓みたいな事は特になく。
    子供の世界ってこうだよね、この時期は一瞬なんだよね、すぐに長ズボンはいた大人になっちゃうんだよね。
    ウンウンと頷きながら読み終えました。
    バラージュ自身もお気に入りの作品だったそう。

    0
    2025年10月18日
  • ほんとうの空色

    Posted by ブクログ

    フェルコーは貧しい母親と二人暮らし。母親の仕事を手伝いながらの生活で、宿題をする暇もありません。絵が得意なのに絵の具を買うお金もありません。
    ある日、友だちに貸してもらった絵の具で絵を描いたが、藍色の絵の具を失くしてしまい、野原の花の汁で作った青い絵の具で空を描くと、その空に本物の太陽や月が輝きだしました。
    その不思議な絵の具によっていろんな幸運がもたらされ、最後にお母さんにたくさんの食べ物を持って帰ることができた。
    フェルコーは、特別に良い子でもないし、才能があるわけでもない。友だちの絵の具を失くした時も、すぐさま打ち明けて謝るわけでもなく、、そんなごく普通の子が、不思議な絵の具で描いた空に

    0
    2023年02月05日
  • ほんとうの空色

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほんとうに素敵なお話しでした。
    ハンガリーのはなしは多分初めて読んだと思うけど、学校の様子、家庭の様子、農家のみ様子などがとてもよくわかりました。
    こんな絵の具があったら、、、なんて夢が膨らみますよね。終わり方も良かったよね~

    0
    2016年10月03日
  • ほんとうの空色

    Posted by ブクログ

    子供のころに、こういった本を読むと読まないとで、その後の人生の潤いが違ってくるのではないでしょうか。

    0
    2016年01月17日
  • ほんとうの空色

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学習という月刊誌の付録で小学生の時(数十年前)に読んで深く心に残っていた。絵から太陽が照りつけたり、雨が降ったりというところと用務員が印象に残っていた。でも、一番心に残ったのは最後の8行。今読んでもやっぱりいい。
     “日曜日の午後”と締めくくるのは余韻を深めた。

    0
    2013年02月06日

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