夏の陰

夏の陰

792円 (税込)

3pt

実力を持ちながら、公式戦を避けてきた岳。父が殺人を犯し隠れるように生きる岳は、一度だけ全日本剣道選手権に出場する。立ちはだかったのは、父が殺した男の息子だった――圧倒的筆致で描く罪と赦しの物語

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夏の陰 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こちらのアプリが履歴を見ておすすめしてくれたので読みました。岩井先生は初読です。

    結論からいうと、面白くて一気読みでした。被害者の息子と加害者の息子の両面から描くことで、どちらの苦悩にも思いを馳せることができました。
    事件の真相が段々と明らかになりますが、最後まで読むと様々なことが腑に落ちます。

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    加害者の子と被害者の子。
    二人に降りかかる出来事がどうしようもなく理不尽で辛い。
    孤独と虚しさと憎しみに蝕まれながらも、剣の道に生きる二人の邂逅に引き込まれた。
    最後は思わず涙した。

    0
    2024年01月05日

    Posted by ブクログ

    --------------------------
    殺人犯の息子
    vs被害者の息子

    剣道を介して出会ってしまった岳と和馬。
    ラスト2ページで必ず涙する、罪と赦しの物語!!
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    岩井さん4作品目です。
    突き抜けた落差が激しい(心が揺れる)のは「文身」

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    加害者の家族、被害者の家族。それぞれ違うはずなのに、どちらも生きづらさを感じる。どちらも過去に囚われてしまう。

    0
    2023年06月04日

    Posted by ブクログ

    父親を殺害された和真とその犯人の息子の岳。犯人とその家族に憎しみを抱く和真。剣道にその憎しみをぶつけるように生きている和真と生きている資格がないと思いながら剣道をする岳。何のために剣道をするのか、生きているのか。この思いを抱えた先にあるのは何か。二人の思いは違えど抱えてる痛みや苦しみはどこか似ていて

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    2022年05月20日

    Posted by ブクログ

    3年前に刊行された単行本に加筆修正した文庫版。単行本は未読なので詳細は不明だ。
    殺人者の父親を持つ岳と、父親を殺された和馬。加害者の家族と被害者の家族という違いはあるが、2人には共通点があった。その象徴として剣道がある。
    本書は父親を失った家族の物語、少年の成長譚、贖罪の行方など様々な読み方ができる

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    殺人犯の息子と その男に警察官の父を殺された息子。
    父親の虐待に苦しんできた息子と 庇護されて育った息子。
    加害者の息子として 被害者の息子として 二人はそれぞれの苦悩の中、大人になっていく。
    そして、亡くなった警察官を想い二人は剣道に打ち込んでいく。
    加害者の息子が社会で息を潜めながらも 真摯に生

    0
    2024年04月20日

    Posted by ブクログ

    互いの人生を狂わせた忌まわしき事件から15年、加害者の息子と被害者の息子は剣を交え、対峙する―。日陰に生きてきた第一章の主人公・岳が新たな一歩を踏み出す姿に思わず胸が熱くなるし、彼を支える柴田の役回りも物語に奥行きを持たせている。しかし、第二章の主人公・和馬とその周辺人物のキャラクター造詣は前者に比

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

     殺人加害者の息子と、殺人被害者の息子が剣道を通して向き合う話。
     うーん、正直、殺人加害者の息子に恨みを抱く気持ちがわからなかった。だって、事件当時、息子は中学生だよ?しかも父親に暴力を受けて育っている。
     それを知っていてそいつも加害者家族だから謝るべき、加害者の子どもがのうのうと生きているのが

    0
    2023年11月28日

    Posted by ブクログ

    話しの設定は良いが、もう一つのめり込めない。
    主人公の2人とも共感出来ないし、好きになれないからなのか?岳が剣道に対し努力をしている姿が見えてこないのが原因かな。
    プリズン ドクターで心を揺さぶられただけに、残念。

    0
    2022年06月07日

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