小説作品一覧
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3.9岡山から上京して東京の大学に通うぼく・武井武留は、母親を亡くした喪失感のためか、無嗅覚症になっていた。東大で作物の研究をしている親友・六川が、ぼくのために「臭い」の研究もしてくれるが研究所で事故死する。悲嘆にくれていると六川の恋人だったというマリノレイコが現れ、六川からぼく宛の荷物だと言ってシャーレを持ってきてくれる。マリノレイコによるとチーズの匂いがするというシャーベット状の中身に触ったときからぼくの身に異変が起こり始める。最初は犬が騒ぎ出し、次にはぼくの臭いを嗅いだ人がみんな嘔吐。住んでいるマンションに警察が調べに来たり、ついには東京都内を巻き込む異臭騒ぎにまでなってしまう。解決の糸口が見つからないまま、こんどは謎の組織に狙われることになり、なぜか味方になってくれた天才少年たちやマリノレイコといっしょの逃亡劇に!
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 選りすぐりの元気の出る話!――自分の生命(いのち)は自分の知力と胆力で守る。最も原初的な真理を思い起こさせる、かずかずの「今は昔」の物語。総ルビつき原文、著者オリジナル現代語訳つき。 ●今をさかのぼること900年前に生きた人々から、たくましく生きる力を吸収しようというのがこの本の目的なのだ。生きるか死ぬかの瀬戸際で知恵と勇気を振り絞って生きのびていく話、苦しみあがいているうちに光明を見出す話、日常のしくじりを好転させる話、降りかかった災難を弁舌や夫婦の力で払いのけていく話などを読むと、不思議に癒され、生きる力がわいてくる。(本文より)
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4.0「悪人のままに生きなさい」 一度は読んでみたい『歎異抄』。 総ルビつき原文と、ていねいな対訳、著者による解説もたっぷり。 読みやすさ、わかりやすさNo.1の「すらすら読める」シリーズを文庫化。 わたしたちは憤るべきです。 『歎異抄』は、親鸞聖人の没後に、その教えが歪められ、曲解され、親鸞聖人の教えとは異なったものになっている現状を歎いてつくられた書物です。では、「歎く」というのは、どのような行為でしょうか。辞書によりますと、”歎く”は「深く悲しむ」とありました。ところが、ある辞書には、「悲しくいきどおる」という意味が出ていました。それを見て、わたしは気づきました。われわれは悲しむだけでは駄目なんだ。『歎異抄』を読むことは、憤ることなんだ、と。ーーひろさちや
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3.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「男もすなる日記(にき)といふものを、女もしてみむ、とて、するなり」。紀貫之が仕掛けたこの「…も…も」に、すべての秘密が隠されている――。総ルビつき原文、著者オリジナル現代語訳付き。面白うてやがて哀しきは『土佐日記』。ユーモア、ギャグ、ジョーク、くすぐり、もじり、洒落、言葉遊び……、そして亡き子を偲ぶシミジミとした情調。リンボウ先生の読み解きで知る、目からうろこの1冊。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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3.5NHK「100分de名著」でも取り上げられた、『枕草子』を縦横に楽しむ快著が文庫化! 忍ぶ仲のマナー、人としてのエチケット、他者を思いやり感動する心。 現代にも共通する大切なことは、みな、清少納言が書き留めていた。 清少納言の随筆『枕草子』を、男と女のエチケット・人としてのマナーから読み解くと、身近な事柄としてなんと鮮やかによみがえることか! 千年前の古典が現代のわたしたちと見事につながっていく。斬新な視点からの構成、対訳と秀逸な解説で『枕草子』の魅力を余すことなく引き出した快著、待望の文庫化! この本は、現代にも通用する普遍的な側面に注目して『枕草子』を読んでみたものです。読み終わった後、きっと清少納言の率直な発言、鋭い感性や観察眼に魅了されていると思います。私も彼女が大好きです。ーー山口仲美
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3.4異形のホラー作家・一藍が10億という巨額の費用をかけ、造りあげた廃墟庭園。そこでは行方不明者が続出し、遺体で発見される者も出た後、ついに作家自身まで謎の失踪を遂げた。そんな血腥い曰く付きの場所、“魔庭”をロケハンするために訪れた映画関係者たち。彼らに、想像を絶する恐怖と怪異が襲いかかる――! あらゆる場所に仕掛けとたくらみが張り巡らされた驚くべき庭園。そして、一行に執拗につきまとい、殺戮を平然と行なう黒怪人の正体とは? 絶叫必至、疾走感にあふれる驚愕のホラー・ミステリ。オマージュにした映画を紹介する、著者書き下ろしの「好事家のためのノート」も収録。
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-デラとともに船のデッキに立ち、ハワイの灯影に名残りを惜しんでいたメイスンのまえに、思わぬ依頼人が現れる。夫のカール、娘のベルの三人でハワイの休日を楽しんで帰国するところだったニューベリ夫人である。夫人は、突然大金を手に入れたらしい夫を調べてほしいという。帳簿係の職を急にやめ、逃げるように引越し、その後は身分不相応なハワイ旅行。どうやってその金を手に入れたか、夫はけっしてしゃべろうとしないというのである。そのうち、夫人の耳に、夫がやめた会社で使いこみがあり、追及がはじまっているという噂がはいってきた。しかもその朝、荷物のなかに入っていたベルの写真が、彼女そっくりの女優の写真にすりかえられていた。船内の誰かが、一家の身元を調べている疑いがあった。興味を持ったメイスンは、調査の準備にとりかかった。だがその矢先、嵐の晩に、複雑怪奇な殺人事件が突発した……。シリーズ初期の名作。
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4.0米国国防総省VS北朝鮮工作員。 北朝鮮工作員が命がけで守ろうとしたもの、それは――。 旧防衛庁出身作家の渾身作にして、第3回大藪春彦賞を受賞した大傑作エンターテインメント、手に汗にぎる上巻!! きわめて精巧に作られた偽造紙幣“スーパーK”の運び屋と目される北朝鮮工作員が、秘密裏に日本に入国した。 来日前、ソウルで激しい銃撃戦を起こした工作員・チョンは、現場に文書を残していた。 米国国防総省(ペンタゴン)直轄の情報機関に所属するアナリスト・葉山隆に与えられたのは、“チョン文書”の解読と、日本でチョンが潜伏する場所の手がかりを探ることだった。 上司・エディからの命令に、しぶしぶ調査を進めていた葉山は、チョンと深い縁があると思われる日本人女性とその息子の存在に行きあたる。 同じ頃、在日米軍横須賀基地にある海軍調査局(NISC)に勤める坂下冬樹のもとに、岩国駐留の米兵が偽ドル札をつかまされたという情報が入る。 ストリップ劇場や米兵の集まるクラブに現れた東洋人が両替を持ちかけたものらしい。 偽ドル札は、従来水準をはるかに超える優れた代物で、大量に出回れば深刻な問題に発展することが予想された。 同時期、北朝鮮では対外情報調査部に勤める夫を持つ女性・李光朱と、その娘・春花が、長期帰郷の名目で平壌(ピョンヤン)から北へ向かっていた。 二人は白頭山(ペクトウサン)を望む山あいの町・茂山(ムサン)にたどり着く。 十月十日の朝鮮労働党創立記念日、二人は中朝国境を越える準備をしていた。
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4.0被害者は、2月5日、火曜日の午後4時5分に空から降ってきた。喉には無惨な切り傷。落下してきたと思われたその男のフラット5階、バルコニーのある部屋は無人で、しかも玄関ドアは内側から釘と板で封じられていた。この不可解な密室殺人に臨むのは、サセックス警察のテス・フォックス警部補。彼女はしかし、被害者の名を知って愕然とする。その男は15年前、妹セアラを救うために罪を犯したあの夜の関係者だった。詐欺師として自分と正反対の世界で生きる異母妹を救うために……。意外な展開を見せる事件に姉妹が挑む、新シリーズ開幕!
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3.9リンカーン・ライムシリーズからスピンオフした美貌の“人間嘘発見器”。この女を欺くことは誰にもできない――。 他人をコントロールする天才、ダニエル・ペル。カルト集団を率いて一家を惨殺、終身刑を宣告されたその男が、大胆かつ緻密な計画で脱獄に成功した。ペルを追うのは“ウォッチメイカー”事件でリンカーン・ライムと行動を共にした、いかなる嘘をも見抜く尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官。ペルとダンス、二人の天才が熱い火花を散らす頭脳戦の幕が開く! 2008年週刊文春ミステリーベスト10第3位、このミステリーがすごい!第5位。【キャサリン・ダンスシリーズ第1作】
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-記憶を失った私立探偵は病院を抜け出し、自らの足取りを追って調査を開始した 元興信所の冴えない調査員だった相葉潔は女とカネでしくじり、ささやかな探偵事務所を開き細々と生計を立てていた。タフでなければ、残金六百八十円で生きていけない、優しくなければ誰も金を貸してくれない…。しかし、彼はある夜、何者かの襲撃をうけて一時的な記憶喪失(逆行性健忘)に陥る。 「おれが請けた依頼は何だったんだ? 誰と会っていたんだ?」 相葉は彼の担当医となった型破りな美人女医・木村瑤子の協力を得ながら、欲にまみれた“怪事件”の核心へ一歩一歩近づいて行く…。 ●杉元伶一(すぎもと・れいいち) 1963年、埼玉県生まれ。早稲田大学社会科学部中退。大学在学中に『東京不動産キッズ』で小説現代新人賞を受賞。現代を鋭く切りとる才筆で文壇の注目を浴びる。著書に、映画化された『就職戦線異状なし』『スリープ・ウォーカー』(講談社)などの他、漫画原作として『国民クイズ』(太田出版)がある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大阪の中小企業で、課長になったばかりの亀井遠士郎は郊外に家を新築したのだが、妻と娘の反対で、書斎を持つことを許されなかった。このため亀井は、部下の薦めで手のひらに乗る小さなパソコンを買った。それを書斎にしようというのだ。 亀井が書斎を持とうとしていたのは、マスコミで活躍している大学時代の同級生・ジェリィ平賀をギャフンと言わせる、本質的で普遍的な何かを書くためだった。 小さなマシンは亀井の生活に弾みを付けた。そいつを使って、亀井は電脳回廊を駆け回り、GNUやグーテンベルグ計画などを知り、だれもが情報の奴隷になっている現状に気付いていく。
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4.0捨てる男あれば拾う男アリ。 走ることばかりでなく、留まることも、この先の2人は。 オートバイで走ることだけにリアリティを感じている少年と 高2で家出して以来、家に居つかなくなった少女。 2人は不意に、夕暮れの第三京浜で出会う。 次々に生まれてはもらわれていき、捨てられる猫のように よるべない時間の中を漂い、生活を積み上げることのできない2人。 しかし、決裂と思われた瞬間を超えて、彼女は戻ってきた。 これから、今までとちがう何かが始まるのだろうか。 ゆっくりと、くりかえしながら、歌いながら。 スローなブギのように。 「野生時代」新人賞受賞作にしてのちに映画化された代表作。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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4.3連鎖する事件に蘇る絆 30年の歳月は誰を変えたのか―― 東京・北千住で珈琲店〈弓島珈琲〉を営むダイは53歳になる。中庭の桜が舞うある日、学生時代のバンド仲間・ヒトシの息子が家出したとの連絡が入る。同時にストーカー騒ぎも発生、学生時代をともにした仲間たちが〈弓島珈琲〉にふたたび集結。「あの頃」に封印した事件の真相も浮かび上がり……。青春のほろ苦さが心に響く珈琲店ミステリー! 『モーニング Mourning』『コーヒーブルース Coffee blues』『ビタースイートワルツ Bittersweet Waltz』に続く、〈ダイ〉シリーズ第4弾。 解説/藤田香織
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3.6ねぇ、あなたの愛はホンモノなの? 2023年タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた、大ベストセラー作家コリーン・フーヴァーが放つ話題作! 背筋が凍る×胸に迫る恋愛小説! 21歳の女子大学生のスローンにとって、恋人アサとの生活は地獄だった。アサは麻薬密売グループのリーダーで、支配欲が強く、スローンに異常な執着心を抱いていた。しかし自閉症の弟を支えるにはアサの「汚いカネ」に頼るしかなかった。そんな折、スローンはカーターという男子学生と知り合い、好意を抱く。だが、彼はアサを逮捕するべく大学に潜入中の麻薬捜査官だった。そして、彼女が下した最後の決断とは?
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-スター軽車輛工業の人事課長・塩地銀吾が殺された部屋には、元社長の娘・古城依子がいた。なぜ美貌で貞淑な人妻・依子が、夜のホテルに塩地を訪ねたのか? 一度ならず三度までも……。この秘密をめぐって、単身九州支社へ去った依子の夫・古城益美と、彼らの仲人で総務部長の垣内京三の不可解な心理。事件の周辺に見え隠れする、警備係・淵上唯一の沈痛な表情。依子への疑惑を解こうとする千尋警部補と、その友人で彼女に魅せられた白藤浩哉。真犯人は誰か? 乱歩賞・直木賞作家の多岐川恭が、複雑な恋愛心理を軸として、運命の波に弄ばれる男女の葛藤を描く、長編推理ロマン。
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-妹尾乙芽は、身に覚えのない飛び降り自殺の悪夢に悩まされていた。“エニグマの君”こと姉帯梢は、前時代的な夢判断を引き合いに出し、自殺の夢は自己の再誕と新生を暗示する吉兆だと語る。しかし、解決の糸口を見つけられず精神の均衡を徐々に失っていく乙芽。新生を望んでいるのは、本当に自分なのか? 今を生きているはずの自分の主観が、見知らぬ誰かの夢でない確証がどこにあるのか? 有機物と無機物のはざまで、乙芽は翻弄される。
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3.9家に棲むモノ家族に潜むモノ 霊能者「助葬師」が「家」を喰い破る呪いに立ち向かう。 豹変した父親が発した謎の言葉、酒場で渡された呪われた家族写真、動画配信者に依存する女子大生の家に繰り返し送られてくるひしゃげた荷物……奇妙な事件に巻き込まれた人々の前に現れる謎の女・羽野アキラ。彼女は、ネット上で半ば都市伝説となっている霊能者「助葬師」だと名乗る。事件の背後に何者かの意思を感じ、調査を進めるアキラはやがて呪いの根源へ導かれていく。 気鋭の星雲賞受賞作家が仕掛ける民俗学×ミステリホラー! tounami・装画
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-織田裕二×中島裕翔の最強タッグが帰ってきた! 全米でメガヒットを記録したスタイリッシュなリーガルドラマの日本版 待望のシーズン2を完全ノベライズ 話題の月9ドラマが早くも文庫になって登場! 「幸村・上杉法律事務所」の敏腕弁護士・甲斐正午は誰にも相談せず、ボストンに留学中のアソシエイト・鈴木大輔を突然呼び戻す。天才的な頭脳を持つ大輔に甲斐は早速、小説のアイデア盗用を巡る大手出版社の案件を任せた。そんななか、思わぬ出来事が起きる。かつて甲斐が事務所代表の幸村チカと追い出した共同代表の上杉一志が、闘病中だった妻の死を機に、復帰への意欲をのぞかせたのだ。それは幸村・上杉法律事務所を揺るがす、新たな闘いの始まりだった――。
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-新宿行きスーパーあずさの車内で男性の変死体がみつかった!? 人情山岳刑事・道原伝吉が調査に乗り出すが―― 南小谷発新宿行きの「スーパーあずさ」車内で、ペンション経営者が殺害される事件が起きた。被害者の遺体は新宿到着前に松本でおろされ、豊科署所属の道原伝吉刑事が捜査に乗り出すことに。被害者の男性・宮沢は社内で若い女性と話していたという情報を入手し、その怪しい女の行方を追う道原。しかし、彼女が宮沢を殺したという決め手となる証拠がつかめない。あと少しで何かがつかめそうな予感がしつつも、捜査が行き詰ってしまった。そんな折、道原は宮沢の同級生が二年前に常念岳で不審な死に方をしていることを知る。この不審死が今回の宮沢殺害と繋がりがあると考えた道原は、あくまでも偶然の事故として処理されていた過去の事件を再び洗い直すことに決めるが――。遠い過去と現代まで、一本の糸が悲劇を引き寄せた――!? 男たちの怨讐と謎の女が隠す胸のうちに、事件解決のヒントがあるのか……。人情山岳刑事よ、走れ! 「修羅の断崖」、「北安曇 修羅の断崖」改題。
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4.0全知全能のアルゴリズム=マザーに支配され、 生まれながらに階級で選別されて生きる人類。 異端の少年と中古アンドロイドが世界を変えるSF冒険物語 総合プロデュース・指揮:大野和士 台本:島田雅彦 作曲:渋谷慶一郎 子どもたちとアンドロイドが創造する、まったく新しいオペラを小説化! 何も知らない人はいう。パンドラの箱を開けるなと。でも蓋は開けるためにあるんだよ。 希望はここにしかないんだよ。 ある学園の卒業式。卒業生たちは15歳になると適性検査で選別され、全知全能AI「マザー」の管理下に置かれる。 アキラは判定により開拓地に送られることになり、教育係のヒューマノイド型AI「ゴーレム3」と出会う。 ゴーレム3はアキラとの深い心の交流を通じ、恋の切なさや夢見る力を感じとりながら、 世界の秩序を覆す、とてつもないものを創り出そうとしていた――。
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-ビタミンCと繊維質以外は、すべて含有している鶏卵。世界各国で、さまざまな調理法、多様な味付けで食卓に提供されています。 ちょうど日本は今、世界中のさまざまな国の人がおとずれるようになったものの、円安のせいで、庶民にとっては海外旅行もままならない状況です。 そこでこの本では、「お家にいながら世界旅行気分を味わえる卵料理」のレシピを紹介します。もちろん、「現地でしか入手できない特殊な調味料」などは使わず、読者の近所のスーパーで買える食材で調理します。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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-自分の所作を、もう1人の自分が見つめるとき 男女が2年ぶりに会う。 26歳で出会って、今は35歳。お互い、いろいろあった。 途切れてはまた再会=再開するこのような関係を 何と呼べばいいのだろうか。 雨。駐車場。ステーション・ワゴン。いつも1人で買物をするスーパー・マーケット。 (片岡義男の小説で「スーパー」などと略してはいけない、あくまで 「スーパー・マーケット」だ) 今日の買物袋は中身がいつもと違い、不安定なことを意識する。 それを抱えて雨の中に出ていく自分の映像を意識する。 それが35歳になった、ということなのかもしれない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-完全オリジナル脚本 実力派人気女優江口のりこがゴールデン・プライム帯ドラマ初主演の話題のドラマを完全ノベライズ! お金はあっても愛に飢えた孤独な女社長と 愛はあってもお金がない貧乏専門学生。 真逆のふたりが、困難を次々と乗り越えていく! 裕福な家庭に生まれた氷河衛は、幼い頃に両親を亡くしたが、潤沢な遺産があったため、大学時代に知り合った一ノ瀬亮とベンチャー企業「スリースターブックス」を立ち上げた。 経営は瞬く間に軌道に乗り、衛が“プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー”大賞を受賞するほどの急成長を遂げ、インターンシップを実施するまでに。 順風満帆と思われたが、亮がとあるアプリ会社への出資を提案したことがきっかけで、一気に経営難へと追い込まれていく。 そんななか、インターンの選考会に出席しようとしたものの、会場に向かう途中でトラブルに見舞われて出席できなかった専門学生の春野優が、採算、衛の前に現れて……。 幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマンの波乱に満ちた半生を描く!
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4.0謎解き×薀蓄が美味しい6皿のスープの物語。 元料理人の僕は、別れた恋人から奇妙な仕事を紹介される。それは、湘南に建つ古い屋敷で、一人暮らしの高齢のマダムのために、毎晩一杯のスープを作ること。報酬は破格だった。 屋敷で、僕はマダムの孫娘である風変わりな美少女・千和に出会う。両親を事故で失くした千和は心を閉ざしていたが、母の遺した料理本を愛読し、古今東西の料理について膨大な知識を持っていた。幼い頃に母と離れ離れになった僕は、千和に自分と似たなにかを感じ、二人は少しずつ心を通わせていく。 終戦後に食べた想い出のポタージュ・ボンファム、ビールのスープ、画家ロートレックが愛したスープ、偽ウミガメのスープ、せかい1おいしいスープ……。僕と千和は力を合わせて、無理難題のようなリクエストのなかに隠された“謎”を解いていく。 そしてついに僕は、ずっと探し続けてきた「母と最後に食べた想い出のスープ」の手がかりを見つけるが――。 哀しみから再生し、明日を向いて歩む力をくれる6皿のスープの物語。
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3.8文雄と過ごすキラキラした時間は、いつか歳をとった自分自身への贈り物になる……。 2010年、東京。34歳独身で、雑誌を中心に活躍するフリーカメラマンの安藤シオは、3年前に飲み屋で知り合って以来たまに泊まりに来る41歳の映像カメラマン、文雄に思いを寄せている。 自分の私生活を語りたがらず、マメに連絡をくれない文雄との「恋人」とは呼べない曖昧な関係にモヤモヤしていたシオは、美大時代の男友達でイラストレーターの点ちゃんと偶然出版社で再会。周囲には秘密にしていた文雄とのことを話した帰り道、妻子のいる点ちゃんに不意打ちのキスをされる。 2011年3月11日、東日本大震災が発生。真っ先にメールをくれたのは、シオが連絡を待っていた文雄からでも、点ちゃんからでもなく、いやな別れ方をした元カレの角田だった。シオの心は揺れ動く……。 両親や友だちの目を気にして生きてきたシオが選んだ答えとは? 「大人になれないわたしたちを描きたかった」という著者による、せつなくてリアルな初の長編恋愛小説。
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-「まもなくしてY字路に出た。いま来た道と分かれて住宅街に入っていく道が先に延びていて、二股のあいだには切り分けたケーキのような形のマンションが建っていた。オリーブグリーンというちょっと変わった色で、〈入居者募集 随時見学可〉という看板が掛かっている。築30年はたっていそうなほど古いのに、外しそこなったのだろうか、それとも下ろす間もないくらい出入りが激しいのだろうか」表題作のほか、「本棚の奥の放浪者」「ハウスシッター」「水のゆくえ」「タイ式マッサージ」「狐塚公園」「ミステリー・ファン」「キリ番ゲット」「木造モルタル」「ごみ入れや浴室マット」を収録。『図鑑少年』刊行から10年、待望の著者2作目の小説集である。街やインテリアのたしかなディテールに支えられつつ、一人称単数を削ぎ落とした文体から、変容する都市風景と人間関係、溶けていく「わたし」の身体感覚、日常のなかの「エピファニー」があざやかに描き出された全10篇。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2015年に生誕100年、没後10年を迎えた串田孫一氏の単行本未収録エッセイ集。 串田孫一氏がおもに晩年に発表した、既刊本未掲載の「山」や「自然」にまつわる随想を収録。 特装愛蔵版として刊行したこの貴重な書籍を電子版として刊行。 串田孫一ファンなら必見の一冊。 ※紙面版の別冊付録「DRAWING BLOCK 1956 Sept. 蓬峠・大源太・巻機山」は、電子版にはつきません。 ※特装愛蔵版の雰囲気を生かすため、固定レイアウト版で電子化をしております。 I 春の情景 山旅の孤独な終り/逢いたくなる木/昆虫の教師との別れ/鳥の内緒話/二度目の勉強/山の春の目覚め/春の小さい命/跳ねる/飛ぶ/泳ぐ/青い鳥/緑と戯れる風/餘韻/夏の情景/森の博物館/闇と光の戸惑い/想い出の薄れない姿/闇の中の声と姿/素朴な知恵の悦び/滝と向き合う時/旅人の悦び/緑の沐浴/雲の歌う晩夏/秋の情景/美しく妖しく咲く/風に与える黄葉ノスリは「◆」を知らず 天気を予告する雲 この夢をいつまでも/月と歩いた峠路/海と山の段々畑/沈黙の歌/休息の冬の前に/冬の情景 終って行くものの美 花を訪れる鳥の心 苦しそうに揺れた藻 料理の要らない御馳走 蕗の薹の小父さん/冬眠/渡り鳥/交歓の美/雪と光の戯び/幻の兎の悦び II 花の迷夢/自然を見ること、自然に思うこと/鳥との附合い/葛の花/月の沈黙 III 切符/小鳥のようなお喋り/波との戯れ/果樹園/画帳紛失/踏切/清泉/街道/障碍/目印/誘惑の道/洞窟/水車 IV 山に逢う悦び/敬虔な挨拶/山の日常 岩山の踊り 夢を誘う水音 風の中の遊び/渓谷/時の流れの旋律/去って行く夏/言葉を失った時/渓谷の秘宝/岩/恵まれた孤独/故郷 V 自分と向き合う山/こころのなかの峠を想う/幻の山上の池/寂しく変る信濃/悲喜こもごもの山/臭いから旨い/山での食べもの 或る川原で VI 郷愁列車/槇有恆さんとの出会い/山への恥らいと感謝/凍る痩尾根/『八ヶ岳挽歌』を書いた人/『山のABC』との歳月/崩れる山 VII 岩手山を眺めた一日/山に向けた思考 月山/山上の楽園に憩う 尾瀬/残雪の豊かなころ 谷川岳/浅間山恐怖症/旋律の聞こえる山 八ヶ岳/四十年前の記憶 御嶽山/心残りの大山への尾根/別々の富士山/富士の表情 山の素顔 無次元界への誘い 碧い無窮 優しく厳しい姿 無言劇 終熄の美
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かつては厭わしさのみを感じたが,10年ほどしてあらためて読み直すと,倨傲で偏狭と見えた彼の性癖の1つ1つが,かえってその人間としての弱さや正しさの証しと見え,しみじみと心に迫ってくる親しみを覚えた,と青果(1878-1948)は言う.好悪をむきだしにして迫りながら,あくまでも客観性を失わない渾身の馬琴伝.
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4.0『言志四録(げんししろく)』は、儒学者・佐藤一斎が40年あまりにわたって書き綴った語録で、指導者のバイブル。また、西郷隆盛や吉田松陰、坂本龍馬、佐久間象山らが心酔した書としても知られています。 今回『言志四録』に着目したのは、非常に優れた「人生の指南書」であり、いまも長く読み継がれているにもかかわらず、その魅力があまり広く知られていないという点に尽きます。 『論語』同様、座右の銘にしたくなる切れ味鋭い言葉に加え、仕事や人づきあい、リーダーの心得など、ビジネスパーソンの役に立つこの本の面白さを、わかりやすい図と共に解説します。 第一章 結果を出すには働き方を変える──仕事力 第二章 考えて動けるチームを作る──リーダー力 第三章 学びを無駄にしない──学習力 第四章 人とのちょうどいい距離感──人間関係力 第五章 悔いのない生き方──人生力 <著者プロフィール> 齋藤孝(さいとう・たかし) 明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。『まねる力』(朝日新書)、『語彙力こそが教養である』(角川新書)、『新しい学力』(岩波新書)等、著書多数。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『図解 言志四録──学べば吉』(2017年10月31日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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