砂の王宮

砂の王宮

836円 (税込)

4pt

戦後、復興へ向け活気に溢れる神戸の闇市で薬屋を営んでいた塙太吉。進駐軍の御用聞きをしている深町の戦略的な提案に乗り、莫大な儲けを手にする。その勢いで、スーパーマーケットを開業し、格安牛肉を武器に業績を飛躍的に向上させた。全国展開への道を順調に進むが、ある事件をきっかけに、絶体絶命の局面に……。日本が世界経済の中心に躍り出た激動の時代を支えた男を描く圧巻の経済小説。

...続きを読む

砂の王宮 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年09月03日

    最初から最後まで面白かったです。
    塙太吉、フカシンなど、登場人物も個性的でキャラが立っていましたし、単なるスーパーマーケットの始まりの話にとどまらず、高級ナイトクラブ「ハバナ」がらみのお話など、飽きることなく楽しめました。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月19日

    楡さんの作品は3作品めだけど、今までの中で一番面白かった!
    経済小説ということで、読みながらモデルになったと言われるダイエー社長や今のダイエーの状況を確認しつつ、楽しく読んだ。
    今だから当たり前のスーパーの業態についての発想が面白く、どんどん読み進めていける。
    しかし途中で急にサスペンスが入ってきて...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月24日

    #経済小説 #中内功 #ダイエー #経済
    物語は、ダイエーを モデルとした、フィクション。
    高度経済成長を支えた 流通王の、栄枯盛衰を描く 経済小説。
    主人公"塙太吉"が 成り上がってゆく ストーリー は、様々な 登場人物と 交わる中、応援したくも、憎たらしくも 感じる。
    最初から 最後まで 面白い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月04日

    20200304


    ダイエー中内氏をモデルにした経済小説に、殺人事件などのミステリー要素を取り入れた、エンターテインメント経済小説。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    ダイエーの話?
    金を儲けるためには新しい事をする。
    需要を見つけ出し、それを供給する。
    当たり前だけど難しい事だよな。

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月11日

    ダイエー。モデルとしては打って付け。話の展開も面白い。人との出会い、運、果たして誰の目の前にもぶら下がっているものを掴む事は出来るのか。最後になればなるほど、途中で読むの。やめられない…ビジネス小説好きにはお勧め。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月23日

    碑文谷ダイエーを作った創業者中内氏をモデルにした経済小説。戦後の闇市から巨大なスーパーのチェーンを作り上げていくストーリーのかなりの部分は事実に沿っているのだろう。リニアモーターカーやUBER EATSが話題となる今読むのも一興。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月23日

    ダイエー創業者の中内氏のストーリーをかなり加工して、
    フィクションにした小説。
    安定の楡さん。
    正直、主人公に共感は出来ないし、好きになれないけれど、やはり面白いです。

    戦後の混乱期から主人公が顧客ニーズに目を付け、
    スーパーマーケットを日本に浸透させていく様は流石としか言えません。
    そんなビジネ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月12日

    戦艦大和の生き残りの主人公は戦後の闇市で薬を売って財を成す。特攻の生き残りである相棒と出会い、彼の戦略に乗って安売りの薬屋を開店し、さらに大儲けする。その後、当時は新しい業態であったスーパー経営に乗り出し西日本を制覇、東京へ進出する。スーパーからさらに大掛かりなショッピングセンター構想を掲げ計画通り...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月10日

    これまでに読んだ楡作品の熱血物流小説(再生巨流、ラストワンマイル)と比べると、熱さはそれほど感じられない流通ビジネス小説だったが、物語としてはとても面白く、ちょっと盛り込みすぎな感じもしないでもないが、サクサク読めた。

    0

砂の王宮 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

楡周平 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す