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Posted by ブクログ 2023年09月19日
『砂男』を再読。
近代文学におけるジャンル小説の先駆けでありながら、まごうことなき傑作怪奇小説。
好きな小説10個挙げろって言われたら絶対挙げる。
恐怖の積み上げ方が上品。
ナターナエルと作者ホフマンの距離感が絶妙。
主観的な物語を描きながらも、客観的にロマン派を脱構築する。
ホフマンにとっての至上...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月12日
すごい面白かった。ホフマンはドイツ人の法律家だから、難しい言葉が並んだ長々とした小説なのかと思っていたら、とんでもない。
怪奇で、幻想的で、狂気的で、少しの哀しみがある小説。
小さい頃読んだ不思議で恐ろしい御伽の世界に迷い込んだよう。
3遍の小説で、1番好きなのはクレスペル顧問官。
気が狂っている...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月21日
何度読んでも素晴らしい。長いと言われても私は言いたい!200年前ホフマンが怖さのあまり妻の手を握りながら書いたと言われるこの小説がどれだけ後世に影響を与えたか。美しいほどの不気味さはこれまで幾度と映像化されたが表現しきれなかった。畳み掛ける不条理は狂気なのか現実なのか。夜更かしする子供のところにやっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月06日
確かに「砂男」はのちの小説や映画のお手本にされたように、シンプルながら人の狂気がクールに描かれている。だが、嫉妬なのだろうか。器用な人が何でもうまくできてしまう故の、この人の書くことの執着が感じられない、などとひねくれた気持ちが浮遊した。が、後書きにて作者が痛風がひどく布団ソファーに鎮座したまま執筆...続きを読む
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