砂に泳ぐ彼女

砂に泳ぐ彼女

759円 (税込)

3pt

どうして、こんなにがんばってるんだろう。

大学卒業後、地元の携帯ショップで働いていた紗耶加は、息苦しい毎日に嫌気がさし、上京することを決心する。派遣社員ながらも新しい職場で充実した生活をスタートさせた。しかし、半同棲することになった彼氏の自分勝手な言動に違和感を抱きはじめる。幸せってなんだろう。仕事と恋愛の狭間で揺れる紗耶加を救ってくれたのはカメラだった。やがて紗耶加の撮った写真が雑誌編集者の目に留まり、彼女の運命は大きく変わっていく――。

※本書は、二○一四年九月に小社より刊行された単行本『砂に泳ぐ』を改題し加筆・修正の上、文庫化したものが底本です。

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砂に泳ぐ彼女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    よくいるような普通の子が自分の人生を歩んでいくストーリー。主人公と年が比較的近いからかもしれないが、相変わらず飛鳥井さんは心情の動きを表現するのが上手い。途中、自分もモヤモヤとしてしまった。
    後書きを読んでスッとそのモヤモヤの正体が分かり、サーッとすっきりした。

    0
    2025年07月27日

    匿名

    購入済み

    すごく繊細な女性だけれど、自分の気持ちを大事にしていて素敵な人です。苦しい時に周りに流されなかったからこそ、道を開ける事ができたんだと思う。
    彼女みたいに自分の気持ちととことん向き合って、後悔しない決断が出来る人になりたいと思いました。

    #タメになる #共感する

    0
    2025年03月18日

    Posted by ブクログ

    やりたいこともなく流されるままの主人公が、心が動くきっかけとなったカメラで写真を撮る事を仕事にするまでの10年間。自分の意思で人生を生きていくことの素晴らしさを感じられた。

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    リアルで良かった。最初の話からまさか最後にこうなるとは…と。単なる恋愛ストーリーでもヒューマンドラマでもなく、現実的な素敵な話でした。
    私も写真を撮ることが好きなので、紗耶加の写真を撮りたくなる気持ちに共感ができました。

    0
    2024年12月24日

    Posted by ブクログ

    とても良かった。

    主人公は大学卒業後、地元の携帯ショップで働く紗耶加
    やりがいを見つける事が出来ず思い切って東京へ行き、そこで新しい職場、気の合う同僚、後に半同棲する彼との出会いがあります。
    そしてある出来事がきっかけでフォトグラファーの道に進みだします。

    秀逸だったのは紗耶加の人物描写
    仕事、

    0
    2023年02月11日

    Posted by ブクログ

    「働く女性におすすめの本」で見つけた作品。
    主人公が、仕事や恋愛、自分の生き方について向き合う姿は、自分とも重なる部分が多くて、この世界に一気に引き込まれた。

    主人公の紗耶加が、転職や色んな人との出会いを通して、相手に自分の思いを伝えられるようになっていく姿が、カッコよくて勇気をもらえた。
    「自分

    0
    2021年12月08日

    Posted by ブクログ

    初めは、なんとも弱々しいサヤカに対し、同じ女として何故か苛立ちを感じてしまい、
    これ面白くなるの??という疑念をぶつけながら読み進め、
    ケイスケとの出会いに、何て幸せな女なんだ と、嫉妬すらしてしまった。

    しかし、読み進めていくにつれ、
    サヤカが様々な人と出会い、影響され、変わっていく姿に触れ、人

    0
    2021年02月17日

    Posted by ブクログ

    文庫本で再読。
    やっぱり苦しい、くるしい。

    ほんの少しだけ紗耶加と通ずるところがあって
    考えてしまう。
    わたしはこれからどうなるんだろう
    どうするんだろう

    「自分の力で起きあがれなければ、どのみち、
    また倒れてしまうだろう」
    人間も一緒だ。

    0
    2018年04月20日

    Posted by ブクログ

    飛鳥井千砂さんは、若い女性の日常の描き方がリアルで共感できて且つ、最後何となく勇気がそこはかとなく、日常の中で、出る、という作家だと思っていて。

    しかしこれは、なかなか主人公に共感できなくてー!
    という感情は、解説で見事に紐解いてもらえます。

    ラスト急に救われる、人の温かみを感じる、そこまで長い

    0
    2022年05月02日

    Posted by ブクログ

    まさにタイトル通り、砂という足場の悪い部分を足掻きながら進んでいく女性の10年間を描いています。

    はじめは砂に足を取られてすぐ身動きが取れなくなってしまう主人公ですが、次第に足腰がしっかりして進んでいくようになる姿を見ていると応援したくなります。

    0
    2021年12月10日

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