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結婚に強い憧れを抱く女、朋美。結婚に理想を追求する男、貴人。結婚に縛られたくない女、紗雪。結婚という形を選んだ男、治樹。朋美は、親友の紗雪が幼なじみの治樹と突然結婚を決めたことにショックを受ける。心から祝えない朋美だったが、ふたりの結婚パーティーで出会った貴人に次第に魅かれていく。しかし、紗雪と治樹の結婚には隠された秘密があった……。アシンメトリー(非対称)なアラサー男女4人を巡る、切ない偏愛ラプソディ。
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Posted by ブクログ
こういう小説に出会いたくて、自分は本を読んでるのではないかと思うくらい好みでした。 特に、貴人と朋美のお互いの違和感の感じ方がすごくリアルで良かったです。
等身大な話で面白かった。 みんなどこか欠けてたり多かったりして、「普通」なんてないんだとありきたりだけど思わされた。 朋美の「私は、勝っている」って描写が、まんま私でゾッとした笑
匿名
どんな展開になるのかずっとわからなくて、ハラハラしてました。すごく個性的な4人、とても楽しかった。
著者2作目だが、飛鳥井さん作家読みしようかな。先が気になり、なかなか読むのを止められなかった。主要登場人物全員がリアルで、単なる良い人・嫌な人というカテゴリ分類ではなく、それぞれの良い部分・悪い部分が入り交じり、最終的には4人とも憎めない存在になっている。テーマはLGBTQです、と前面に主張するのでもなく、さらっと取り入れているところもスマート。 大人になると仲がこじれると言いたいことを言わず、そのまま疎遠になることが多いけれど、朋美と紗雪はちゃんと向き合って仲直りしていて微笑ましく、羨ましかった。
最後の評論家の方の言葉に凄く共感した。 違いを受け止めて前に進む終わり方に人間らしさを感じた。とても厚みのある内容に思えた。いい意味で期待を裏切られた。
2016/5/9 ふー。読み終わって大きなため息をひとつ。 4人の男女目線で語られる群像劇。ひとり目「一生懸命真面目に頑張っているのに報われないわたし」な朋美の目線がイライラして仕方なかったのだけれど、だんだんこんなにイライラしてるわたしってどうなの?人のこと言えるの?と思ってくる。 人間関係って一筋縄じゃいかない。
左右の長さが違うスカート、一重と二重で異なる雌雄眼、目の見え方が異なる斜視。朋美、紗雪、治樹のそれぞれの非対称性、アシンメトリーが描かれる。そういえば貴人の非対称性はなんだろう、片方の膝の痛みなのかな。
友だちを嫌いって思って意地悪な気持ちで、意地悪な笑顔で、嬉しいとかありがとうとかいう場面が、とてもリアルだった。 そして、自分の常識がガラガラに崩れることが起きて、お互いに意地悪をしたということを認め合って、また心を通わせていく女同士の関係がとてもいいなと思った。
セクシャルマイノリティの人、そしてどちらかというと古風な考えと思われる人、スピリチュアルに傾倒しつつある人、それぞれにキャラが濃いけれど、少し取り繕っている時よりも、全てを曝け出してからのほうが関わりが素敵だと思った。
最後の【解説】にもあったように、恋愛小説ではあるがキュンキュンは全くしない。 それぞれの恋愛観が違いすぎて、食い違いにドキドキハラハラする。 自分の恋愛観と同じ恋愛観を持つ登場人物に共感したり、逆に理解し難い恋愛観を持った登場人物にイライラしたりもするが、読み終える頃には考え方や見方が変わっていたりする。 現代らしい恋愛の難点をまとめたような小説であり、少し難しいかと思いきや読み応えは抜群。
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