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真紅の瞳
女性の美への憧憬が、現代社会において、さまざまな哀歓を生む――その美しく粧った心おごれる女性・蒔絵を中心に、心の美しさをつつましく守る女性・杉枝を対比させ、ゴルフに練達する素朴な青年、落魄の元宮殿下、好色で貪欲な実業家などの現代社会を表徴する男たちを配して、世相の明暗、女の生き方などをたくみに捉えた長編小説。現代小説に新たな意欲を示す会心の力作長編。 -
シングルママは顔で笑って心で泣くの?
楓に夢中になっていく父親の恋慕の君に息子の楓はなついていった。その姿に母親の良歌の宮は、何もしらない楓の心を思いやりながら、一生懸命に楓を育てていった。 そんなある日、息子の楓を抱いて入った部屋で、息子の父親と父親の友人の妻とが、布団の中でセックスをしている現場を見てしまう。 女を逃がす為に刃物を持って、母親の良歌の宮と息子の楓に迫ってきた。 二歳の楓が小学一年生になった時「お父さんは僕を殺そうとしたよね」と言ってきた。良歌の宮は愕然とした。二歳の記憶が残るぐらいそのことは楓の心に、深く残った。 ★事実を元に書かれた極限の「自伝的告白小説」! -
真景拝み屋怪談
さようなら。ありがとう。また会う日まで―― 拝み屋・郷内心瞳が、相談客の裕木真希乃から受け取った取材レポート。 いわゆる「怪談実話」を取材した膨大な記録「念珠怪談」に、度々現れ続けた不気味な女・霜石湖姫は、自らの家に裕木を留め置いているという。 歪められ、踏みにじられ、しかして圧倒的な力で稀代の魔人と成り果てた霜石湖姫。 すべての凶事の原因は自分にある……郷内は裕木を救い出すため、死の恐怖に打ち震えながらも霜石家に向かう。 道中、郷内はかつて自らが調査に関わった、消失した村落「浄土村」でのおぞましい体験を思い起こしていた。 終わらぬ「花嫁」の祟り、浄土村に蔓延る異形と陰謀、霜石家に集められる呪物の数々。 後には退けぬ地獄への道へ絡め取られた郷内は―― 「めでたしめでたし」にはほど遠い、「拝み屋怪談」完全完結編、第一部。 拝み屋郷内、最後の怪談始末。 -
真景拝み屋備忘録 あの世のはらわた
人気シリーズ最終章 最凶最悪の怨霊が拝み屋を襲う! どくどくと脈を搏つ臓物の緩慢な動きが、皮膚にはっきりと伝わり――「あの世のはらわた」より 東北の拝み屋・郷内心瞳の大人気シリーズ〈拝み屋備忘録〉 10作目にして圧巻の最終章。 拝み屋の師匠筋に当たる人物から頼まれた仕事は、15年前に〈家を見てもらいたい〉という依頼を受けた家族の元への再訪――「人魂と墓場の家」から始まった怪異の経過は本書随所に張り巡らされ、恐るべき結末「都内三日目 あの世のはらわた」へと続く。 他、BBQ中に身に降りかかる不可思議な出来事「鮮度が大事」、歌舞伎町で突然祖母の声がして振り向いた途端に起きた怪事「すんでのところ」、中古の戸建てに隠されていた間取りの謎と恐怖「秘間」など自らの元に集まった怪異を綴る。 -
新・競馬
英国スリラーの正統。競馬シリーズ再始動! 伝説の名シリーズ、復活。 英国スリラーの誇り高き正統。 ミステリー史に残るヒーローとともに〈新・競馬シリーズ〉の幕が開く。 落馬事故で左手を失った元騎手シッド・ハレー。その不屈の意志で競馬界最高の調査員として名を馳せた彼は、6年前に命がけの仕事から引退し、現在は妻子とともに平穏な生活を送っていた。 だが競馬界の重鎮スチュアート卿から不正の疑惑のあるレースが頻発しているという相談を受ける。調査依頼を固辞したハレーだったが、翌朝、卿は変死を遂げた。自分は依頼を断るべきではなかったのか――? スチュワート卿の遺志を継ぎ、ハレーは卑劣な敵のひそむ闇に敢然と踏む込んでゆく。だが調査を阻止しようとする敵の魔手は彼の身辺に及ぶ……。名作『大穴』『利腕』『敵手』『再起』に登場した名キャラクター、シッド・ハレー登場。 英国スリラーを代表する伝説の名作、〈競馬シリーズ〉。日本でも著名人や作家はじめ多くの読者に愛されたディック・フランシスの名シリーズが、長らく執筆の協力を務めてきたフェリックス・フランシスの手でよみがえる。〈新・競馬シリーズ〉、ここに始動。 -
箴言集
われわれの美徳とは、偽装された悪徳にほかならない――17世紀フランスの激動を生き抜いた公爵にしてモラリストが、人間の本性を見事に言い表した「箴言」。鋭敏な洞察と強靱な思考、そして豊かなユーモアによって紡ぎ出された一行が、神からの自立を果たした近代人の抱える「自己愛」という宿命を撃ち抜き、さらには現代のわたしたちの心に深く刺さる。原文が醸す空気までをも伝える新訳。【訳者まえがきより】彼の人間を見る目、そして自分自身を見る目は鋭く、個人的体験のいかんにかかわらず、神からの自立をとげ、人間中心主義を標榜する近代人の本質、本性を早くから見抜いていたと思われる。彼は、自分自身、そして自分の個人的運命さえも客観視できるだけの強靱な精神、心の余裕、ユーモアさえ備えており、だからこそ、彼の人間観察は現代にも通用する普遍性を獲得しているのである。【主な内容】書肆から読者へ 道徳的考察 削除された箴言 没後収録の箴言 さまざまな考察 ラ・ロシュフコー自画像 -
深呼吸広場
一昨日は男子、昨日は女子だった 今日はパンケーキとして生きる 『恋人不死身説』の著者、新境地をひらく第二歌集。 【収録歌より】 日向 今日わたしはよわい 猫を抱く力があればじゅうぶんなんだ 銀色のコーヒーミルに抱擁を映そうとして踏んだクッキー 友だちのアフロヘアーを通過するあいだ微風は複雑になる 生きながら水族館の薄闇でおでこをさすりあうのはいいね コロッケを揚げながらする合唱に百年前のくしゃみが混じる 【目次】 春のあこがれ 抱擁と副葬品 電動パンダ 人間ですよ! 色とりどりのほっぺ 茶柱礼賛 スニーカーを売ったお金 ユニコーン落下 白目 春、前文 クジラ爆発 新しい友だち 腐乱文体 サマー、ゴリラ、永久歯 はしゃぐだれもが text 冬・倫理ん あ行 流動遊戯 パンケーキとして生きる 【著者】 谷川電話 1986年、愛知県生まれ。2014年、第60回角川短歌賞を受賞。2017年、第一歌集『恋人不死身説』(書肆侃侃房)を刊行。 -
新・御算用日記
世直し侍、見参! 人気シリーズ「御算用日記」の生田数之進が再始動! 経理に明るい若き侍・生田数之進は幕府の御算用者。身分を隠して諸藩に勘定方として入り込み、内情を探っている。相棒の剣の練達者・早乙女一角も、殿様に仕える小姓として同じ藩に入り込む。二人はともに盟友と呼び合う仲で、危険が迫った時、一角は数之進を救う用心棒を任じている。 二人を指揮するのは幕府・両目付の鳥海左門。左門の目的は問題のある大名を取り潰さずに、藩財政を立て直して生かすことだった。 一方、老中・松平信明は左門の足をすくいにかかる。 幕府内の確執のさなか、数之進と一角は本栖藩江戸藩邸に――。そこでは、困窮にあえぐ多くの藩士と永代橋改修にまつまる深い闇が待ち受けていた。 -
新5分間ミステリー
推理力・観察眼・雑学知識を鍛えよう あなたの頭脳に挑戦する わずか5分の謎解きクイズ・ストーリー 大人気『5分間ミステリー』シリーズ! 社交界でも知られた夫人の遺体が、大邸宅のなかのあずまやで見つかった。 しかも、見知らぬ男性とともに。その近くには、薬物と注射器具が残されていた。 麻薬の過剰摂取によるものと思われたが、敏腕警部は現場の様子から不審をいだく。 事件は殺人なのか――? どの問題も、趣向を凝らしたストーリーで、あなたを翻弄します。 緻密な観察眼と推理力ばかりでなく、知識や雑学、直感力など、あらゆる知恵を総動員し、頭脳をフル回転させて挑んでください! -
信さん(小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 福岡・飯塚の炭坑町。私の小学生時代、町で知らないものはいないひとりの悪童がいた。その少年、信さんは、内向的で漫画を読むことが唯一の楽しみだった私を、ある日、いじめから助けてくれた。直後、その場を偶然通りかかった私の母は、誰もが恐れる信さんに微笑みかけた。その日から、信さんと私はいつも一緒だった。昆虫の群れる樹木の在りかから、鉄人28号の似顔絵まで、信さんは様々なことを教えてくれる遊びの天才でもあった。しかし、そんな日々も長くは続かなかった-。人生という名の野っ原を全力で駈けた少年が、いた。心に青く沁みる、名もなき魂の物語。 -
紳士と猟犬
イギリスの支配下にある19世紀のインド。上官に呼び出された軍人エイブリーは、奥地で姿を消した詩人の行方を捜すよう命じられる。この任務に同行するのは“ブラッドハウンド”と呼ばれる謎の男ブレイク。反りが合わないながらも旅に出たふたりを大いなる陰謀と冒険が待ち受ける! 密林のなかにひそむのは、虎か! 象か! 盗賊か! アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞&英国推理作家協会賞新人賞W受賞の歴史ミステリ。 -
新釈 小泉八雲『怪談』
会社員の森下は、単独登山中に滑落死した同僚・能見香織の慰霊のため、上司と先輩の三人で雪山に赴く。山荘の主人から、「この山には遭遇した人間に〈問いかけ〉をする雪女の伝説がある」と聞かされた翌日……(白い吐息 新釈「ゆきおんな」)。大勢の死者を出したツアーバスの事故から、奇跡的に生還した芳一。後遺症で視力を失うも、一躍脚光を浴びて……(午前零時の講演会 新釈「耳なし芳一」)。その他「ろくろ首」「水飴を買う女」「貉(むじな)(のっぺらぼう)」と、有名作をモチーフにした全五編を収録。小泉八雲の代表作『怪談』刊行から約百二十年、妖しくおぞましい世界が令和に蘇る!/【目次】「白い吐息――新釈「ゆきおんな」」慰霊登山に向かった会社員たち。山荘で「この山には雪女の伝説がある」と聞かされた翌日……/「デラシネの頭骨――新釈「ろくろ首」」不可解な殺人事件と二つの失踪事件を、刑事が追うが……/「マイ・ファミリー――新釈「水飴を買う女」」仲が冷え切った夫婦。妻が夫に、「勤め先に水飴を買う女の幽霊が来る」と言い出し……/「午前零時の講演会――新釈「耳なし芳一」」多くの死者を出したバス事故の生還者が、次々に事故死し……/「『贖罪(しょくざい)』という名の人形――新釈「貉(むじな)(のっぺらぼう)」急逝した人形作家の追悼展に、夜な夜な幽霊が現れて…… -
新折伏鬼の野望
暴走する宗教団体を見つめる、主人公の思いは… そのあまりに過激な内容のために長らく絶版、古書店ではプレミア価格がついていた、幻の作品『折伏鬼(シャクブクキ)』。本書では、そこに収録されていた中篇「虚構の覇者」「会長の野望」を収録。 ・「虚構の覇者」 聖護道会が国立競技場で催す“新世紀の祭典”まで、あと一週間ほどだった。このセレモニー的要素の濃い大体育ショーに懸ける、会のとりわけ男女青年部の意気ごみには、まさに鬼気せまるものが感じられる。それは例年の体育祭とはちがう、ある思惑が働いているからだった……。 ・「会長の野望」 聖護道会の動静のなかでも、わたしは河田大介のそれに、執拗すぎるほどの関心を寄せて注目していた。というのは、わたしが脱会を決意するにいたった動機の大部分は、河田大介個人に対する不信の念で占められていたからで、それもただ単に不信の念というだけではかたづけることのできない底深いものであり、大げさに言えば河田を謗法者としてとらえていたのである……。 ある宗教団体に題材をしており、主な固有名詞は変名となっている(山口利三郎、多田皓聖、河田大介、石原敏夫、中島晃助、聖護道会、聖道新聞、暁出版、前進党、小説・生命哲学など)。 直木賞作家の自伝的青春小説。 また、巻末には、新たに執筆した著者入魂の「あとがき」が収録されており、こちらにも注目したい。 ●志茂田景樹(しもだ・かげき) 静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。 -
新・しゃばけ読本(新潮文庫)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 病弱だけれども、優しくて知恵の働く若だんなと、彼を見守る不思議で愉快な妖(あやかし)たちが、お江戸に起こる難事件珍事件を解決! 大人気しゃばけシリーズのガイドブックが登場です。物語紹介から妖と人物解説、作者&絵師の創作の秘密にも迫ります。巻末に絵本『みぃつけた』を特別収録。初心者からマニアの方まで、シリーズの魅力を楽しみ尽くすための豪華な一冊。『しゃばけ読本』増補改訂版。 -
新シャーロック・ホームズの冒険
初老の男が服毒による変死を遂げたと新聞で報じられた朝、三十代前半の女性がベイカー街221Bへホームズを訪ねてくる。彼女はアビゲイル・ムーンと名乗り、ダミアン・コリンボーンなる男性の筆名で探偵小説を書いている。コリンボーンといえば、相棒ワトスンの本棚にも作品が置いてあるほどの売れっ子作家だ。依頼の内容は、「真犯人に被害者と犯行の手口を盗まれた、自分の無実を証明してほしい」。彼女は次作に向けてストーリーの構想を練っているところだったが、昨日ヴォクスホール公園で死んだ男は、被害者として自分が選んだ人物だった。なぜ変死事件は起きたのか? ホームズとワトスンは調査に乗り出すが……。 -
信州安曇野Mの悲劇
死体に残された謎の文字「ちくまがわのうらみ」は何を意味するのか 奈津美は信州松本に本拠をかまえる医薬品メーカー森沢製薬の令嬢だが、わけあって、東京で派遣社員をしながら一人暮らしをしている。そんな彼女が久方ぶりに松本に帰省すると、縁談が用意されていた。気の進まない奈津美は、両親や親類に説得され、やむなく見合いだけは承知したが、その席上、森沢製薬会長の訃報が入った。彼の遺体は安曇野を流れる穂高川の河原で発見され、他殺の線が強いという。そして、死体のそばには「ちくまがわのうらみ」という文字が残されていた…。 ●矢島誠(やじま・まこと) 1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。 -
信州飯田殺人奔流
教頭昇格が内定、さらに愛娘の結婚を目前に控え、人生の絶頂期にある千葉雅也だが、たったひとつの齟齬が彼の運命を狂わせていく。学生の受験票を提出し忘れてしまったのだ。取り返しのつかない失態に千葉はじょじょに精神をむしばまれ、やがて思いがけない行動に出る……。教師と生徒が同時に失踪、別々に殺されて発見されるという奇妙な事件を追う捜査班だったが、犯人と思われる人物には、鉄壁のアリバイが!? 美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島警部のコンビが活躍する旅情ミステリ小説。 ●石川真介(いしかわ・しんすけ) 1953年、福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車に40年間勤務。1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。福井ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員。 -
信州怪談
徹底取材! 長野県各地で今も起きている怪奇現象の数々を丸山政也が描く! 心霊譚が絶えない長野市のホテル 善光寺に巣食う妖しい怪異の数々 死者に呼ばれる軽井沢大橋 車中に何かが乗り込む碓氷峠 小岩嶽城址の怨霊武士 菅平高原の首なしラガーマン 〈奇譚百物語〉シリーズの丸山政也が地元長野県の怖い話を纏めた実話怪談集! ・松本市のとある住宅におぞましい異形が巣食う…「借家」 ・木曽路にて、不気味な猿に導かれた先で驚愕の光景が…「猿の怪話」 ・断崖で視たこの世の者とは思えぬ存在…「半過岩鼻」 ・天竜川の舟下りで現れた恐ろしい怪異…「南原橋」 ・日本有数のパワースポットで撮れた不可思議な心霊写真…「分杭峠」 ・岡谷市の神社の怪異、その裏に凄惨な事件が…「池に浮かぶもの」 ――など身も凍る恐怖体験談に加え怖い民話も数多く収録! 伝承の宝庫・信濃には恐ろしい場所が数多く存在する… -
信州怪談 鬼哭編
体験者を取材! 長野県限定、今も起きている心霊ガイドブック! 飯田市の大火のあと、桜の根に女の黒髪が… 軽井沢のテニスコートに出没する影だけの女 長野市の映画館。白い手だけが肘掛の上に! 諏訪湖の花火大会で亡き友に会った 小諸大橋から黒い影が飛び降りる! 天狗岳の遭難者が夢に出てくる 松本在住の著者が長野県で起きた怖い話を蒐集、徹底取材して綴った郷土愛と恐怖溢れる一冊。 ・具合の悪い息子を連れて夜間に訪れたとある病院。そのまま入院することになったのだが…「郊外の病院」(松本市) ・ビジネスホテルの窓ガラス清掃作業中、カーテンの隙間から目撃した恐怖…「ブランコ作業」(上田市) ・雲ノ平の山小屋周辺で起こる怪異の数々…「見つかった白骨」(飛騨山脈) ・須坂村の塚から鬼の髑髏が出た!現代にまで受け継がれる恐怖譚の数々…「怪奇な民話」(信州各地) ・出張先で見た夢は台風19号の大災害…「回避した者たち」など。 -
神州纐纈城
武田信玄のお気に入りの家臣土屋庄三郎は、ふらりと思い立った夜桜見物で、老人から声をかけられ、見事な深紅の布を売りつけられた。これは、古く中国で人血で染められたという纐纈布だった! だがこの紅巾には、今は行方知れずの庄三郎の父の名が浮いて見え、ひらひらと飛ぶ紅巾に操られて、庄三郎はいつしか富士山麓をさまよっていた。そこには、仮面の城主が君臨する纐纈城があり、神秘的な宗教団、不思議な女能面作り師が隠れ棲み、毎日人を斬らずにはすまない陶器師がうろつき、まさに魑魅魍魎の跋扈する魔界だった。怪異と妖美の世界をめくるめく筆致で描いた、不滅の伝奇文学。 -
信州諏訪湖殺人事件
ヤミ金融界の大物・北岡寛之助邸に二人組の強盗が侵入、現金五千万円を強奪した。冷酷非情にも主犯の植戸は、共犯の増垣との事前の約束を破り、老夫妻を殺害してしまう。車で逃走した二人だが、トランクの中に積みこんだはずの五千万は煙のように消えていた。疑念が激突する犯人たち…。一方、八木沢警部補は、新人の女刑事・島野理恵とともに、寛之助の郷里の諏訪湖を訪れる。しかし、捜査を開始したとたんに第二、第三の殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がった謎の美女・菅井亜沙美。彼女の言動から八木沢は事件の真相を見抜き、信州諏訪湖を舞台に犯人の大追跡が始まるが…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。 -
信州善光寺門前 おやすみ処にしさわ商店
【40万人が愛した小説『ほどなく、お別れです』の映画化で大注目の著者最新作!!】 :::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*::: 読むほどに心が癒える、希望の一冊 :::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*::: じんわりと涙が込み上げてきました。 抱きしめたくなるような物語です。 (TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部知華さん) 心が疲れたとき、こんなお店に出会いたい。 止まってしまった時間を抱えた人たちが、 忘れるのではなく、喪失を抱きしめながら再び日常へと歩き出す姿に、 胸の奥にやさしい灯がともります。 (文真堂書店ビバモール本庄店 新井さゆりさん) 【著者より】 幼い頃から信州善光寺にお参りしてきました。 自然に囲まれた広い境内は、訪れた人々を包み込むおおらかさがあります。 懐かしい景色に思いを巡らせ「ただいま」の気持ちで書き終えました。 旅は人生における一時のおやすみかもしれません。誰にでもちょっとおやすみしたい時はある。 そんな時はぜひ「にしさわ商店」にお立ち寄りください。 【あらすじ】 亡き妻との約束を果たすべく善光寺参りにやってきた弘和。 参拝を終えて現実から逃げるように参道を逸れると、臙脂色の暖簾が目に留まった。 そこは「おやすみ処 にしさわ商店」。 喫茶店のような店内に足を踏み入れた弘和は、 妻が好きだったアップルパイを注文する。 その美味しさを独り占めしているようで、 死んだ妻に申し訳ないと打ち明けた弘和に店主は……。 長野県の路地裏にある小さなお店を舞台に、 大切なものを失った人たちの未来を描いた物語。 【目次】 第一話 妻との旅路 第二話 愛犬との散歩道 第三話 夏休みの贈り物 第四話 世界にひとつのお守り 第五話 夫の故郷 -
新粧
新婚旅行に出かける香澄と晴彦。蛇のびっくり箱の悪戯に、電車の中は大騒ぎに。そこに居合わせた晴彦の知り合いの竹内と出会い……。北海道初の女性作家、『もめん随筆』を書いた女性随筆家による、若者たちの姿を描いた傑作。 -
信商デパートは終わらない
信商デパート――それは長野県の信州商業高等学校で、在籍生徒総動員で行われる年に一度の大イベントである。 生徒たちが模擬会社を組織し、自らの手で「信商デパート」と呼ばれる大規模販売会を企画・運営するのだ。 冴えない中学生時代に信商デパートを訪れ、その楽しさに魅せられた三浦和樹は、「ここの社長になりたい!」という野望を胸に信商に入学した……のだが、生来の内気な性格を打ち破ることができず、3年生となった今年も一社員としての参加にとどまるであろう、相変わらずの冴えない青春を送っていた。 そんなとき、密かに憧れていた教師の村松摩耶に呼び出された和樹は、彼女から「社長特別補佐」に任命される。聞いたこともないその役職に戸惑う和樹。しかも今年度の社長は文武両道に秀でた完璧少女として名高い武田晴香なのだから、自分の出る幕などどこにあるというのだろう。ますます困惑する和樹に、村松はさらなるミッションを与えた。「あの子の様子を見張って、私に報告してほしいの」と。 アイドル志望の少女と料理男子が「和食の甲子園」を目指し奮闘する姿を描いた『コイのレシピ』の著者が新たにお贈りする、実在する高校生たちによる模擬会社とその事業をモデルとした青春ストーリー!! -
侵蝕
首相暗殺事件を扱った20万部超のベストセラー『暗殺』で 注目の柴田哲孝が、現代日本に警鐘を鳴らす! 日本の領土を侵蝕する中国の魔手! 北海道の広大な土地買収、 尖閣諸島海域への中国船侵入、 繰り返される領空侵犯――。 すべては一人の政治家の 不審死から始まった! 中澤晃一前衆議院議員、死亡―― フリーライターの太田はテレビの画面に目を留めた。 中澤は父の跡を継ぎ政治家になったが、酒での失態で職を失い、 失意のうちに非業の死を遂げたのだ。 彼の死を待っていたかのように、活発化する中国資本の土地買収。 「日本が危ない」と言い続けていた中澤の言葉を思い出し、 太田は取材を開始する。 日本の領土の危機に警鐘を鳴らすクライシスノベル! (『チャイナ インベイジョン 中国日本侵蝕』改題) -
侵蝕 壊される家族の記録
ねえ。 このうちって、とてもいいおうちよね。 ――わたしの、理想のおうちだわ。 皆川美海は平凡な高校生だった。あの女が、現れるまでは……。 幼い弟の事故死以来、沈んだ空気に満ちていた皆川家の玄関に、 弟と同じ名前の少年が訪れた。 行き場のない彼を、美海の母は家に入れてしまう。 後日、白ずくめの衣裳に厚塗りの化粧をした異様な女が現れる。 彼女は少年の母だと言い、皆川家に“寄生”し始め……。 洗脳され壊れてゆく家族の姿におののく美海。 恐怖の果てに彼女を待つ驚きの結末とは……。 恐ろしくて、やがて切ない、 大人気シリーズ『ホーンテッド・キャンパス』著者による傑作ミステリ! ※本書は二〇一四年八月に小社より刊行された単行本『寄居虫女』を加筆・修正の上、改題し文庫化したものが底本です。 -
神蝕地帯
“赤い魔女”と凶獣の死闘の先に、全ての謎が明かされる! 札幌市郊外の学園都市が謎の爆発を起こし、瀬田寒原野に犬頭状の陥没が現れてから半年余り。今は立入り禁止となっているその周辺で、またも怪事件が発生していた。オカルトライター兼占い師の稲村虹子は、その事件の霊査を依頼され、札幌へ向かうが、彼女を待ち受けていたのは、黒魔術によって三たび目覚め、札幌に向かって首をのばす巨大な犬の顎であった。忌まわしき凶獣は甦るのか!? 本格オカルト・ホラーの傑作が、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。 -
新書大賞2020
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1年間に刊行されたすべての新書から、その年「最高の一冊」を選ぶ「新書大賞」。 今回で第13回を数え、第1回では福岡伸一著 『生物と無生物のあいだ』、第2回では堤未果著『ルポ 貧困大国アメリカ』、第3回では内田樹著『日本辺境論』を大賞に選出し、常に話題を提供してきた。 今回の「新書大賞2020」では、2018年12月~2019年11月に刊行された1500点以上の新書を対象に、有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など新書に造詣の深い方々99人に投票していただいた。 (中央公論2020年3月号「新書大賞2020」の電子化) (目次より) ●新書通99人が厳選した 年間ベスト20 ●大賞受賞者に聞く 『独ソ戦』大木 毅 ●2位『ケーキの切れない非行少年たち』、3位『教育格差』ほか、ベスト20レビュー ●全ランキング作(2008~19年)の「ベスト3」は? 出口治明が総覧! 新書の12年 ●カリスマ書店員、著名ブロガーに聞く やっぱり新書は面白い! ●宇野重規、楠木 建、竹内 洋、渡邊十絲子…… 目利き45人が選ぶ2019年私のオススメ新書
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