細川重男の作品一覧
「細川重男」の「執権 北条氏と鎌倉幕府」「鎌倉幕府抗争史~御家人間抗争の二十七年~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「細川重男」の「執権 北条氏と鎌倉幕府」「鎌倉幕府抗争史~御家人間抗争の二十七年~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
洋泉社歴史新書y版を改訂・増補し、
“付編 頼朝の後、後の頼朝”を加えて、大幅パワーアップ。
親分・源頼朝と御家人たちが集い、築いた鎌倉幕府。
彼らの人間関係と武士という存在、彼らを率いた頼朝の器量を
分かり易く、楽しく?描く。そして頼朝後の御家人抗争時代と
北条氏の義時・政子・泰時のその後が加わる。
・プロローグ――物騒な主従漫才
一 流人の生活 二 ドキュメント・鎌倉入り
三 「オレたちの町」鎌倉
四 御家人たちの「溜まり場」鎌倉幕府
五 御家人たちのハートを掴んだ頼朝
六 故郷としての都市鎌倉
・エピローグ――鎌倉幕府の青春時代
・洋泉社歴史新書y版あとがき
付編 頼朝の後、後の頼朝
北条家って、つくづく…。
2023年8月読了。
昔から「鎌倉好き」だったのだが、昨年の大河ドラマで久々に〝燃え上がる程の鎌倉愛〟が甦り、最近の研究成果を踏まえた研究書を漁り出したのだが、やはりNHKの力はスゴいもの。
本書と出逢えて、非常にラッキーだった。
『「執権」で有り続けた北条家は、何故〝将軍〟を欲しなかったのか?』をメインテーマとして、歴代執権の中でも対称的なイメージの有る北条義時と時宗を徹底的に“深掘り”した、とても興味深い本だった。
大河ドラマでもそうだったが、あれだけ血腥い事をやり尽くした感の有る義時が、後の時代では『頼朝と並ぶ卓越した得宗(政治家)』として、室町幕府やその後の武家政権からこんなに高
Posted by ブクログ
北条氏はなぜ将軍にならなかったのか、得宗専制とはそもそも何なのかなど素朴な疑問の提起から始まる本書は、「北条氏の鎌倉幕府支配を支えた論理」の解明を課題としている。
フォーカスされるのは、承久の乱で執権の権力集中を成し遂げた義時と、蒙古襲来という未曾有の危機に際して得宗専制体制を構築した時宗である。あえて北条氏の歴史ではなく、この二人に絞ったことで「支配を支えた論理」とその政治史的意味を明確にすることに成功していると言って良いであろう。初出は『北条氏と鎌倉幕府』(講談社メチエ、2011)。
きわめて真面目な内容なのだが、資料の解釈など現代的な大胆に噛み砕いている部分が多く、初学者にもわかりや