作品一覧

  • 承久の乱研究の最前線
    5.0
    1巻1,999円 (税込)
    承久の乱は天皇権力が大きく後退し、鎌倉武家政権の権力が確立された日本史上画期的な合戦である。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のクライマックスを飾った鎌倉時代最大の内戦を、多方面から徹底解剖する! 通説を覆す新発見、多数収録!!
  • 宝治合戦 北条得宗家と三浦一族の最終戦争
    3.5
    「鎌倉殿の13人」の 仁義なき 血みどろ抗争は終わっていなかった! 鎌倉幕府No.1北条氏とNo.2三浦氏で争われた宝治合戦(1247年)。北条氏が勝利し得宗独裁体制が確立される。鎌倉時代の大転換点となった戦いを解説編150頁&小説編200頁で徹底解説。
  • 鎌倉幕府抗争史~御家人間抗争の二十七年~
    4.0
    1巻1,034円 (税込)
    源頼朝亡き後、誕生したばかりの鎌倉幕府は異常ともいえる内紛と流血、果ては将軍までもが非業の最期を遂げる時代を迎える。その質実剛健のイメージとは裏腹に、なぜ「鎌倉武士」たちは仲間うちで殺し合いを繰り返したのか。北条時政、北条義時、梶原景時、和田義盛、比企能員……御家人同士の抗争劇から浮かび上がる鎌倉時代初期の政治史と、武士たちのリアルな生き様を活写する決定版。
  • 頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」
    4.3
    1巻999円 (税込)
    草創期の脆弱な鎌倉幕府をまとめ上げていたのは、“情に厚い”親分肌の源頼朝の個性だった! 従来の頼朝像を一変させる刺激的な論考。さらに2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時についても頼朝の後継者として詳しく言及している。
  • 執権 北条氏と鎌倉幕府
    値引きあり
    4.8
    1巻550円 (税込)
    北条氏はなぜ将軍にならなかったのか。なぜ鎌倉武士たちはあれほどに抗争を繰り返したのか。執権政治、得宗専制を成立せしめた論理と政治構造とは。承久の乱を制し、執権への権力集中を成し遂げた義時と、蒙古侵略による危機の中、得宗による独裁体制を築いた時宗。この二人を軸にして、これまでになく明快に鎌倉幕府の政治史を見通す画期的論考!【本書より】・鎌倉北条氏は、そもそもどのような家であったのか。・「得宗」とは、いったいどういう意味なのか。・これは事実自体がほとんど知られていないが、鎌倉将軍には実は四人目の源氏将軍が存在した。第七代将軍源惟康がその人である。鎌倉幕府が空前の強敵蒙古帝国と対峙したこの時期、なぜ鎌倉幕府は源氏の将軍を戴いていたのであろうか。―これらの問題を追究するためには、どのような方法が有効なのであろうか。まず、鎌倉幕府の通史や北条氏歴代の伝記を書くつもりはない。なぜならば、この本は北条氏という「一族の物語」ではなく、「一族の物語」の底を流れる「基調低音」を書くことが目的だと思うからである。表面的に幕府や北条氏の歴史をなぞっても、我々が求める答には辿り着けないはずである。そこで私は鎌倉北条氏歴代のなかからキー・マンとして二人の「執権」を選んだ。承久の乱で仲恭天皇を廃位し後鳥羽・土御門・順徳の三上皇を配流(流刑)した「究極の朝敵」、第二代執権北条義時と、蒙古帝国の侵略を撃退した「救国の英雄」第八代執権、北条時宗である。世間一般の評価に極端な隔りのあるこの高祖父(ひいひいおじいさん)と玄孫(ひいひいまご)の人生に注目することにより、答に迫りたいと考える。この試みが成功し、見事、解答に至れるかどうかは、わからない。「とりあえず付き合ってやるか?」と思った読者と共に旅に出るとしよう。【本書の内容】はじめに―素朴な疑問 第一章 北条氏という家 二章 江間小四郎義時の軌跡―伝説が意味するもの 第三章 相模太郎時宗の自画像―内戦が意味するもの 第四章 辺境の独裁者―四人目の源氏将軍が意味するもの 第五章 カリスマ去って後 おわりに―胎蔵せしもの

ユーザーレビュー

  • 承久の乱研究の最前線

    Posted by ブクログ

    非常にニッチなテーマで、こんな本が出るのは素晴らしい。内容的には論文というには少し物足りないけど、読みやすさをとったと解釈したい。最後の方の日蓮の話とか、怨霊の話とかがこの本ならではで、面白い。

    0
    2025年07月19日
  • 頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」

    Posted by ブクログ

    洋泉社歴史新書y版を改訂・増補し、
    “付編 頼朝の後、後の頼朝”を加えて、大幅パワーアップ。
    親分・源頼朝と御家人たちが集い、築いた鎌倉幕府。
    彼らの人間関係と武士という存在、彼らを率いた頼朝の器量を
    分かり易く、楽しく?描く。そして頼朝後の御家人抗争時代と
    北条氏の義時・政子・泰時のその後が加わる。

    ・プロローグ――物騒な主従漫才
    一 流人の生活 二 ドキュメント・鎌倉入り
    三 「オレたちの町」鎌倉 
    四 御家人たちの「溜まり場」鎌倉幕府
    五 御家人たちのハートを掴んだ頼朝
    六 故郷としての都市鎌倉
    ・エピローグ――鎌倉幕府の青春時代
    ・洋泉社歴史新書y版あとがき
    付編 頼朝の後、後の頼朝

    0
    2025年03月03日
  • 執権 北条氏と鎌倉幕府

    Posted by ブクログ

    鎌倉将軍に準じる立場"なのに"鎌倉幕府を支配したと思われがちな北条得宗家だが、筆者いわく、鎌倉将軍に準じる立場"だから"支配できた。"だから"を支えたものは何か。その仮説が楽しくてたまらない。誰しもが知っている執権の職位というリアルな権力とは別に、とあるフィクショナルな権威があったのだ、と。ハードパワーのみが注目されやすい得宗家をソフトパワーから読み解くオススメの一冊。

    0
    2024年03月19日
  • 執権 北条氏と鎌倉幕府

    ネタバレ 購入済み

    北条家って、つくづく…。

    2023年8月読了。

    昔から「鎌倉好き」だったのだが、昨年の大河ドラマで久々に〝燃え上がる程の鎌倉愛〟が甦り、最近の研究成果を踏まえた研究書を漁り出したのだが、やはりNHKの力はスゴいもの。
    本書と出逢えて、非常にラッキーだった。

    『「執権」で有り続けた北条家は、何故〝将軍〟を欲しなかったのか?』をメインテーマとして、歴代執権の中でも対称的なイメージの有る北条義時と時宗を徹底的に“深掘り”した、とても興味深い本だった。

    大河ドラマでもそうだったが、あれだけ血腥い事をやり尽くした感の有る義時が、後の時代では『頼朝と並ぶ卓越した得宗(政治家)』として、室町幕府やその後の武家政権からこんなに高

    #深い #アガる #タメになる

    0
    2023年09月04日
  • 執権 北条氏と鎌倉幕府

    Posted by ブクログ

    北条氏はなぜ将軍にならなかったのか、得宗専制とはそもそも何なのかなど素朴な疑問の提起から始まる本書は、「北条氏の鎌倉幕府支配を支えた論理」の解明を課題としている。

    フォーカスされるのは、承久の乱で執権の権力集中を成し遂げた義時と、蒙古襲来という未曾有の危機に際して得宗専制体制を構築した時宗である。あえて北条氏の歴史ではなく、この二人に絞ったことで「支配を支えた論理」とその政治史的意味を明確にすることに成功していると言って良いであろう。初出は『北条氏と鎌倉幕府』(講談社メチエ、2011)。

    きわめて真面目な内容なのだが、資料の解釈など現代的な大胆に噛み砕いている部分が多く、初学者にもわかりや

    0
    2022年06月12日

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