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草創期の脆弱な鎌倉幕府をまとめ上げていたのは、“情に厚い”親分肌の源頼朝の個性だった! 従来の頼朝像を一変させる刺激的な論考。さらに2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時についても頼朝の後継者として詳しく言及している。
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Posted by ブクログ
洋泉社歴史新書y版を改訂・増補し、 “付編 頼朝の後、後の頼朝”を加えて、大幅パワーアップ。 親分・源頼朝と御家人たちが集い、築いた鎌倉幕府。 彼らの人間関係と武士という存在、彼らを率いた頼朝の器量を 分かり易く、楽しく?描く。そして頼朝後の御家人抗争時代と 北条氏の義時・政子・泰時のその後が加わる...続きを読む。 ・プロローグ――物騒な主従漫才 一 流人の生活 二 ドキュメント・鎌倉入り 三 「オレたちの町」鎌倉 四 御家人たちの「溜まり場」鎌倉幕府 五 御家人たちのハートを掴んだ頼朝 六 故郷としての都市鎌倉 ・エピローグ――鎌倉幕府の青春時代 ・洋泉社歴史新書y版あとがき 付編 頼朝の後、後の頼朝 一 頼朝の後 二 後の頼朝 ・朝日新書版のあとがき ・洋泉社歴史新書y版参考文献 ・朝日新書版参考文献 ・参考系図 コラム①~⑥ 「吾妻鏡」を中心に語られる、源頼朝と御家人たちの姿。 快適な流人生活、妻・政子を得ての幸福な日々は、 以仁王の令旨到来で一変する。 思わぬ?挙兵、敗戦、房総に渡り、様々な武士たちの思惑の 中で、ついには大軍勢を率いて、共に鎌倉の地へ。そして、 鎌倉は頼朝と御家人たちの手で作った「オレたちの町」に。 御家人たちが暮らす鎌倉での彼らの交流の様子。 幕府(頼朝邸)が溜まり場に。だって頼朝が居るんだもの♪ 当時の武士は勇士であり野蛮人。 なんたって人殺しは日常茶飯事。 そんな物騒な彼らと接し、まとめ上げた頼朝の個性。 大御所から下っ端まで、一人ひとりを覚え、 心遣いと気遣いを忘れない。 喜怒哀楽は激しいし、女性関係は困ったちゃんだけど、 相手の心を的確に掴む言動と態度。 大親分気質の頼朝に率いられた御家人たちが面白かった。 だが頼朝の突然の死は御家人抗争時代へ。 “付編 頼朝の後、後の頼朝”は「鎌倉幕府抗争史」光文社新書へ 繋がる内容。頼朝の死での御家人間抗争と承久の乱までを 十三人合議制と北条家の動きを中心に、詳しく描いている。 専権まっしぐらの時政。頼朝の「家子専一」に選ばれた ばっかりに、律儀に行動して抗争を凌ぎ、仕方なく戦った 承久の乱で勝ってしまった義時。そして事実上の鎌倉殿の政子。 特に承久の乱を前にしての政子演説の意訳が良かったです。 ダンナが作った鎌倉幕府を守るための決意が御家人たちに響く!
やー、おもしろいわぁ。これはいい。わかりやすい。現代の私たちに置き換えて説明してくれるから、頭での理解はもちろん、感覚としてわかる。遠い鎌倉時代の武士たちが、実際に生きた人間としてすごく身近に感じられる。『吾妻鏡』などの史書に書かれているセリフも、〈直訳だと雰囲気が伝わらないので〉と、現代の言葉づ...続きを読むかいに意訳されているので、笑えるし、リアル。 鎌倉幕府に関する本は、1180(治承四)年の源頼朝の挙兵あたりから始まることが多いようだけど、本書は、頼朝の出自、ひいては源氏のルーツから書かれており、さらに貴族の説明にいたっては710年の大宝律令までさかのぼるので、物事の根本から知ることができます。 そして、この朝日新書版には「付編 頼朝の後・後の頼朝」が128ページにわたって書き下ろされていて、これがものすごく良かった。ついこの間まで仲間としていっしょに戦っていた御家人たちが頼朝の死後に繰り広げる抗争と、承久の乱の経過記録は、臨場感と緊張感で手に汗握ったし、何度も涙ぐんでしまった。 いい本を読みました。頼朝と鎌倉時代について知りたい人には、本書をまずおすすめしたい。執権北条氏、また北条政子のイメージが、だいぶ変わりました。政子、かなり好きになりました。 歴史を知るって、ほんっっとに楽しい!
いやぁ〜、面白かった。 なんと言っても文体が面白かった! かなり砕けた文体で、分かりやすく書いてくれています。たとえば頼朝が伊豆に配流されたあたりのところでは、 >頼朝は四月生まれなので(『武家年代記』治承四年条)、この時、数え年では十四歳だが、満年齢なら十三歳になる直前、もうすぐ卒業式を控え...続きを読むた小学六年生である。 「頼朝の武士団」より このように、初心者でも非常に分かりやすく書かれています。 他にも、面白くて分かりやすくたとえたり、「ちびまる子ちゃん」のナレーションのようなツッコミが入っていたりと、とても楽しく読み進められました。 特に、史料に残っている頼朝や政子などが話したことの”意訳”が面白いんです。承久の乱においての政子の演説の”意訳”は、 >「みんな。心を一つにして、きいて。あたしの最後の言葉よ。あたしの佐殿(頼朝)が、悪いヤツらを全部やっつけて、この関東(鎌倉幕府)を作ってくれてから、官位(官職と位階)でも、シノギ(収入)でも、佐殿が、みんなにしてくれたことの恩は、山よりも高くて海よりも深いでしょ?(後略)」 「頼朝の武士団」より このような感じです。 初心者でも本当に読みやすいので、鎌倉時代が苦手で「鎌倉殿の13人」の予習をしたいけど…という方はぜひぜひ公式サイトの人物相関図を見ながら、この「頼朝の武士団」を読んでみて下さい。
『鎌倉殿の十三人』で有名になった頼朝と御家人衆について。 頼朝と北条氏や御家人の主従関係がよくわかった。
実に、微に入り細に入り、鎌倉時代の頼朝が挙兵したところから義時が亡くなり政子も亡くなるところくらいまでを書いてあって、いや、その後も述べられてはいるのだが、個人的にはそこら辺までが面白かったなと。 義経の話がほぼ触れられず終わっているのは何故なのかわからないのだが、それを除けば、2年前の大河のストー...続きを読むリーを思い出させてくれるかのような書き方で、意外にあのドラマ覚えてたんだなと気づいた。 あの時代だからこそ許された殺戮もやった人ではあるけれど、普通そんな人だと分かってたら俺なんかは絶対信用しないけど、あの時代の御家人さんたちはオイラの大将!てな感じで本当に慕われていたんだろうな。 親子で、兄弟で戦っていざ成敗するときされる時、幼き日々の記憶が邪魔をすることがあったろうに、それをも上回る頼朝への憧れ、なんだろうか。俺には絶対できないな、そんな真似。
大河「鎌倉殿の13人」と並行して読み進めていたが、途中から一気に最後まで読んだ。史実と著者の視点による解釈が比較ができて面白かった。
教科書の中では抜け落ちる、人間らしさを前面に出した歴史書。小説とは違うが、歴史漫画にちょっと近付いている。 ただ、内容は、それほど軽くは無い。鎌倉幕府に参じた御家人達は、決して一枚岩ではなく、抗争の連続であったことを再認識。 今年の大河は、この本をドラマ化したのではないかと思ってしまう。
大河ドラマの予習に。 著者言うところのこの時代の「物騒とゆるさ」「残虐とほのぼの」感、初心者にもわかりやすく面白かった。 くだけた現代語訳や文章の調子は、好き嫌いわかれるかも(自分は途中から大泉洋の声で再生された。笑) 付編もボリュームあります。
鎌倉殿の13人&アニメ平家物語視聴にあたっての副読本として。この時代、自分はいまいち体系的な理解が出来ていなかったので学び直しができて良かった。1年間の大河市長の間、ちまちま読み返す!
頼朝時代の鎌倉幕府の実態と御家人との関係性を、様々なエピソードを元に描き出そうとする一冊。再刊にあたって加筆修正と、頼朝後を扱った付編が追加されている。かなりフランクな意訳が特徴的で、併記されている読み下し文と比べると面白い。
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頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」
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細川重男
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