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いつか終わる恋をしていた私。不意の病で人生の選択を迫られた娘。忘れられないあの人の記憶を胸に秘めてきた彼女。運命に悩みながら美術館を訪れた人々の未来を、一枚の絵が切り開いてくれた――足を運べばいつでも会える常設展は、今日もあなたを待っている。ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷……実在する6枚の絵画が物語を豊かに彩る、極上のアート短編集。(解説・上白石萌音)
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Posted by ブクログ
心を動かす一枚の絵画。 久々のマハさんのアート小説。つい検索してしまうし、本物を観に美術館へ足を運びたくなる。 私が絵画に興味を持つきっかけになって、今でも大好きな一枚はまさにフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。デルフトの眺望は特に興味をそそられた。“画家によって絵の中に閉じ込められてしまったの...続きを読むではないか、そこから出てきたいのだ、自分を見る人すべてに助けを求めているのだ”という少女の空想を読んだとき、そういう感じ方もあるのだと新鮮だった。 他の登場した絵画にも人それぞれの感じ方があるだろう。 ピカソ、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷。それぞれテーマにされた作品を観たあとにもう一度この本を読んだら、また違った世界が見えるんだろうな。
また泣いてしまった。 彼女の本を読み、美術館への招待状を受け取り、 そしてまたこの足で美術館に向かう。 そんなルーティーンを繰り返す日々が1番楽しい。
なんかがちで美術館行きたくなって行ってしまった 最後の話がすごい好きかも、有名な画家じゃなくて生き別れたお兄が描いた絵、再会してほしかったなあ
『群青』 『デルフトの眺望』 『マドンナ』 『薔薇色の人生』 『豪奢』 『道』 の6編からなる短編集。 それぞれの作品が、アート作品からインスパイアされたようなお話。 個人的には『群青』と『道』が好き。 『群青』 ニューヨーク、メトロポリタン美術館で働く美青。美青は徐々に病気によって視覚が蝕ま...続きを読むれていく中で、同じように視覚を失っていっている少女=パメラとの出会いをきっかけに、美術品と本当の意味で向き合っていく。 『道』 生き別れた翠と明人。2人は時を超えて再会する。思い出の道を、それぞれの胸に宿して。そして、思い出の道を写した、あの絵の元で。 人と人との様々な巡り合わせに対して、時に痛みを。時に切なさを。そして、時に愛おしさを。心がじんわりと震える。 短編集の中に沢山の情感を練り込んで、アート作品と掛け合わせられるのは、正しく唯一無二だと思う。 ・ ・ ・ ・ ・ ゴッホ、ピカソ、フェルメール。 6枚の絵画と人生が交差する傑作短編集。 いつか終わる恋をしていた私。不意の病で人生の選択を迫られた娘。忘れられないあの人の記憶を胸に秘めてきた彼女。運命に悩みながら美術館を訪れた人々の未来を、一枚の絵が切り開いてくれたーー。 足を運べばいつでも会える常設展は、今日もあなたを待っている。 ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷……実在する6枚の絵画が物語を彩る、極上のアート短編小説集。女優・上白石萌音さんによる、文庫解説を収録。
一枚の絵画が人生の道を切り開いていた。 運命に悩みながら、新しい人生を切り開いて行く6人の女性たち。 ・ピカソ ・フェルメール ・ラファエロ ・ゴッホ ・マティス、そして ・東山魁夷 それぞれ味わい深い物語があります。 最後の作品『道』は、涙が止まりません。 確かに、東山魁夷氏の『道』と言う作...続きを読む品は、感動ものですね。
アートの世界にどっぷり浸りました。 元々それほどアートの世界には興味が なかったのですがこの本を読んで 絵と向き合ってみたいという気持ちが 湧き上がりました。 やっぱり最後の章、『道』が好きです。 泣きました。1番身近にあるものだからかな。 真っ白な道を歩きたい、今、私はもしかしたら 歩いているの...続きを読むかもしれないですね。
私は美術作品を見ることが好きだ。 その理由は含まれる情報量が多くて楽しいからだ。 使われている画材、構図、当時の流行、描かれた人物たちは何を思っているのか、作者が散りばめた意図はなにか、作者がどのような人生を送ったのか、当時の人々はどんな評価をしたのか、そういったたくさんの情報を一つの絵から学ぶこ...続きを読むとができる。 この小説は短編集なので、一つ一つの話が短く読みやすい。章ごとの終わりもあっさりとしている。しかしモチーフとなった美術作品ごとに、上記をはじめとしたたくさんの情報が内包されていて、見た目の厚みより読み応えがある1冊になっている。 登場人物の人生と作品との交わりが丁寧に描写されていて、とても面白かった。 登場する絵画たちを、どのような作品だろうと検索しながら読むのも楽しかった。 私にも登場人物たちのように、心の内にそっと置いて、人生の拠り所にしている美術作品がある。 共感し、心が熱くなり、感動した、とても良い読書体験だった。
短編集でここまで1章ごとに満足感がある作品に出会ったのは初めてだった。 1日で読み終わってしまうほど没頭してしまう作品も素敵だが、これはどの話も1章ごとに余韻を感じていたい。明日、次の章を読もう。 そう思う素敵な作品だった。
短編集でそれぞれがいい!と思えたものってなかったけれど、これはみんな好きでした。特に最後の『道 La Strada』がよかったです。
この本を読んでから、常設展示室が好きになりました。 今までは気になる展示会があるときだけ美術館に行っていましたが、もっと日常的にカフェに行ってコーヒーを飲むような感覚で絵を観に行こうと思いました。 北九州市立美術館の常設展示室が好きです。
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常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)
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原田マハ
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