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Posted by ブクログ
なんて素敵な作品に出会えたんだろう、なんて素敵な作者に出会えたんだろう、と心が震えた1冊!
「マドンナ Madonna」という短編が特にお気に入り。少しすれ違ってしまう母子のお話で、誰にでもあるような、特別な事なんてひとつもない日常のお話。
それなのに、、、なんでだろう、とても感動して泣いてしまった。なんだろう、、、愛って泣けてきちゃうよね。
母からの愛っていつでも同じだけ貰っていたはずなのに、それが愛だと気づけた時にだけ一気に体全部に染み渡って、目から溢れちゃうから涙になるんだよねきっと。
大公の聖母、また常設展に見に行きたいな。
きっと見たら泣いちゃうな、母の愛にまた、気づいちゃって。
Posted by ブクログ
アートにまつわる短編集。
原田マハさんの本を読むと、美術館に行きたくなる。
収録作のほとんどは、物語の中に実在する絵画のエッセンスが入ってる感じ。
最後の「道」だけは、架空の絵画を巡る話だった。
この話が一番好きだった。
私自身は絵画というものに明るくないので、作品というより画家の背景に目を向けて見ることが多い。でもこの話を見ると、アートに対して抱く感情は人それぞれなのだなと。
それこそ、その人が生きてきた今までの生活で趣味趣向はそれぞれ変わるし、どんな作品が刺さるかなんて誰にもわからない。
上白石萌音さんのあとがきも良かった。
いまどれだけ有名でも、最初はみな無名の画家である。そこから誰かの特別になって、だんだんと世界に認知されていく。忘れがちだけど、何の価値もない最初の絵に価値を見出した人がいたから、こうして国を跨いで触れることができるんですよね。
私の場合、美術館に行くとなると有名画家の企画展ばかりになってしまう。それでも楽しいし、心は満たされているけれど、まだ知らぬ、自分だけの「傑作」には出会えていない気がする。
トレンドや知名度に踊らされてしまいがちな自分だけど、周りからの評判なんて気にせず、本当に心動かされる作品に出会うために美術館へ行きたい。
Posted by ブクログ
とても良かった。
私もこの本に出てきた絵を見たい、美術館に行きたい、と思えた。(私この本の中で特に見てみたい!と思ったのは、「デルフトの眺望」と「道」)
原田マハさんのアートに関する本を読んだのはこれが初めてだけれど、6つの短編集どれもとても後味が深いものだと思った。
マハさんの、その時の情景の描き方とか、言葉遣いとか、人物の心情の表現の仕方とか、、、それらにとても、魅力を感じた。
あと、何より上白石萌音さんが書かれた解説。これが本当に素敵でこの本を読んで感じたことが全て女優さんらしい素敵な言葉で凝縮されていて、感じ方や考え方が私にとっては共感できて素晴らしすぎると思った(´ー`)
この本の内容ももちろん読み返したいもので、美術館巡りのお供にしたいと思ったけれど、上白石さんの解説をまた読み返したいなぁと思った。
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