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Posted by ブクログ
起業し上場させた社長の野望、それは隠し資産と過去の人間関係の不都合な出来事で展開する。上場企業において、顧問弁護士・監査役として正しいコーポレートガバナンスを如何に堅持し、会社の業務を正常化させ保持すると言う大きな役目も重要だ。現代、多くの外部顧問・監査役は社長の言いなりで、且つお飾り人形的存在が現状だ。だが一旦不祥事が起きた場合、株主、顧客に対する姿勢が問われる。本書の面白いストーリーは40年間社長を支援した常務が反旗を翻し、会社を乗っ取る工作に出たことだ。人は他人の欲を見れば、自分にも出来るとその上の欲を抱きたいものだ、と言うことだ。
Posted by ブクログ
【上場廃止】 牛島 信 著
「一緒に日本のコーポレート・ガバナンスを変えていきましょう!」と、以前、ある検討会に引っ張り込まれました。政治家、東証、マスコミ、弁護士、会計士、証券アナリストらのお歴々が揃い、なぜ自分がここにいるのか不思議なほどでした。今でこそ、「コーポレート・ガバナンス」と言えば、よく聞く言葉ですが、当時は「はぁ?」という感じ。この検討会は形を変えて、「日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット)」となり、現在、牛島信氏が理事長を務めています。牛島氏の本業は弁護士ですが、小説家としても多数上梓されており拝読しました。
これは、面白いです。さらに、優れた経済小説で、専門書など読まなくとも、企業の統治機構がよく理解できます。企業統治とは本来どういう建付けなのか、実際にはどう運用されているのかなどが、小説を読みながら自然に身につく感じです。
2010年に『利益相反』として上梓されたものの文庫化で、「文庫版あとがき」には、「カルロス・ゴーンの犯罪を予言した本でもあった」と述懐しています。不動産業界の上場企業におけるワンマン社長の話ではありますが、いまのニデック(日本電産)にも通じるものもあるかと思います。企業にお勤めの方には必読と言ってもいい一冊です。
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