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一代で年商一五〇〇億円の不動産会社を築いた樋山健介は、株主だった義弟の死を契機に過半数の株の保有を求める妻と裁判をする羽目に。予期せぬ事態はさらに続いた。副社長が企てるクーデターの発覚、監査法人によるトンネル会社の不正の指摘……その時、樋山が下した決断とは? 国際弁護士作家が日本企業の本音と建前を浮き彫りにする話題作。
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Posted by ブクログ
【上場廃止】 牛島 信 著 「一緒に日本のコーポレート・ガバナンスを変えていきましょう!」と、以前、ある検討会に引っ張り込まれました。政治家、東証、マスコミ、弁護士、会計士、証券アナリストらのお歴々が揃い、なぜ自分がここにいるのか不思議なほどでした。今でこそ、「コーポレート・ガバナンス」と言えば...続きを読む、よく聞く言葉ですが、当時は「はぁ?」という感じ。この検討会は形を変えて、「日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット)」となり、現在、牛島信氏が理事長を務めています。牛島氏の本業は弁護士ですが、小説家としても多数上梓されており拝読しました。 これは、面白いです。さらに、優れた経済小説で、専門書など読まなくとも、企業の統治機構がよく理解できます。企業統治とは本来どういう建付けなのか、実際にはどう運用されているのかなどが、小説を読みながら自然に身につく感じです。 2010年に『利益相反』として上梓されたものの文庫化で、「文庫版あとがき」には、「カルロス・ゴーンの犯罪を予言した本でもあった」と述懐しています。不動産業界の上場企業におけるワンマン社長の話ではありますが、いまのニデック(日本電産)にも通じるものもあるかと思います。企業にお勤めの方には必読と言ってもいい一冊です。
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