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瞬殺怪談 呪飢
あっという間に読めて怖い! 1話1分で読める大人気シリーズの第10弾。 平山夢明のもとに集った達人たちの最凶実話ショート怪談集! ページを開けばすぐ怖い!超短怪談で人気のシリーズ第10弾!幼い娘が近所の交差点に花を供えて…「新鮮な花」(つくね乱蔵)、ホ ームで突然背中を押された!「翻弄」(我妻俊樹)、いまから死ぬと言う友人からの電話に慌てて向かうと…「ら行」(黒史郎)、ドローンでの撮影、映っていた奇妙なもの「たてわれ」(黒木あるじ)、死んだと思った祖母、そしてまた…「婆ちゃんが死んでる」(小田イ輔)、結婚して幸せなある日突然「人生は悪夢」(神薫)、調査に入った山で夜も更ける頃…「山の悲鳴」(真白圭)、混んでいる病院待合室、名前が呼ばれると…「ビューティフル・ネーム」(鷲羽大介)、ほか初参加の松本エムザ、重鎮・平山夢明らによる全編書き下ろし! -
春雷
父清四郎が94歳で不慮の事故で死亡。母千代もその2年後にこの世を去った。重度の痴呆症であった母に父清志郎の死を伝えるすべはなかった。夫婦それぞれの骨は、父は本家のカトリック教会の納骨堂に入り、母は代々の墓がある浄土宗のお寺に入ることになった。『父ちゃん死んだら一緒に天国へ行こうね』と生前繰り返し言っていた母であったが…。死して二人は、宇和島と松山、100キロも離れた別々の場所に納骨されることとなった。 残された子供たち5人それぞれの思いと三男構造に伝えられた母からのメッセージ。母の思いは遂げられるのか。 松山、宇和島を舞台背景に、主人公毛利構造の母への思いを、情感あふれる筆致で書き綴る「春雷」書き下ろし。 通常価格400円のところ、今だけキャンペーン価格100円で読むことができます。 -
棕梠の葉とバラの花 -独居老女悲話-
1976年度スウェーデン文学振興会小説大賞受賞作品。不動産取引業のヨニー・オスカーションは友人の電気器具商から依頼を受けて、3月末のある土曜日、過疎地の森の中の一軒家にテレビ用延長コードを届けに行く。行ってみるとそこには全身麻痺の老婆が独りベッドに横たわっている。一目見たときオスカーションは「なんとしてもこの老婆を昇天させてやらねばなるまい」と考えた。原典スウェーデン語。 -
傷痍軍人と文学の日本近代
戦争によって傷ついた兵士や軍人である傷痍軍人を、文学はどのように描いてきたのか。作品は傷痍軍人をいかに語り、読者にどのように読まれてきたのか。 日清・日露戦争を起点に、アジア太平洋戦争、そして戦後までを対象にして、傷痍軍人を描く文学の歴史的な見取り図を提示する。具体的には、山田美妙や江戸川乱歩、井伏鱒二、直井潔たちの文学作品のほか、美談集や童話、文芸作品集などを取り上げ、新聞や雑誌などのマスメディアでの議論も肉付けして、傷痍軍人表象の変遷を跡づける。 当初は戦争での傷病による苦しみを抱えた人々として、アジア太平洋戦争期には「傷」を抱えるヒーローとして、戦後には様々な戦争の記憶と交差しながら反戦を体現する存在として、様々に描かれた傷痍軍人の表象から、彼らを取り巻く時代の諸相や力学を浮き彫りにして、戦争と文学の緊張関係に迫る。 -
招運来福! まねき猫事件ノート
惚れっぽいが男を見る目がないママと二人暮らしの凪。お嬢さま学校にもなじめず、引きこもりがちだ。ある日ママの新しい恋人に連れられ、式年遷宮で賑わう伊勢神宮へ行くことに。そこで買ってもらった黒いまねき猫が突然しゃべり出した! 遷御の儀式の際に引越しし損ねた八百万の神のひとりだという。願い事を叶える見返りに人捜しを命じられた凪は、思わぬ事件に巻き込まれ――。 凸凹コンビが織りなすユーモア猫ミステリー! -
消化器内科の名医が本音で診断 「お腹のトラブル」撲滅宣言!!
朝の満員電車で急にグルグル痛み出す。いきんでいるのにスッキリ出ない。そんな「お腹のトラブル」を撲滅すべく、元芸人志望にして消化器内科のユニーク名医・石黒智也先生が立ち上がる! ”通勤中に下すくらいなら朝食不要”など、豊富な臨床とみずからのユル腹を元に導き出した本音診断が炸裂。毎日のお通じ状況を簡単に記録するだけで快腸生活が手に入る「ウンコー日誌」の付録つき。目指せ一日一便!! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
障害
〔競馬シリーズ〕明かりがまったくない。力のあるエンジン音、軋む音。ここは一体どこだ? 余暇をアマチュア騎手として過ごす公認会計士ブリトンにとってその日は晴れやかな一日だった。出場した障害レースで優勝したのだ。ところがレース直後に何者かに誘拐されてしまった。ブリトンは脱出を決意したが……。/掲出の書影は底本のものです -
小学館電子全集 特別限定無料版 『中上健次 電子全集』
小学館電子全集ビッグバンキャンペーン特別限定版。 “紀州熊野サーガ”と呼ばれ、ひとつの血族と「路地」のなかの共同体を中心に物語群を創出 した中上健次。戦後生まれとして初めての芥川賞(第74回)受賞作『岬』と、産婆「オリュウノオバ」の目を通して、「路地」世界を神話的世界観で描いた『千年の愉楽』から「半蔵の鳥」を全文、エッセイでは、中上と同年代だった永山則夫について綴ったエッセイ「犯罪者永山則夫の報告」を全文収録。 また、長女・中上紀氏が、同じ作家として、父の思い出に留まらず、その足跡を辿った連載回想録「家族の道端」第1話全文と、妻・紀和鏡が最終巻に特別寄稿した「中上健次は電子本を読むか?」全文、唯一、モデルとして小説を描いた歌手・都はるみとの交友写真、「半蔵の鳥」の自筆生原稿に、“紀州熊野サーガ”登場人物を一覧化した家系図など、貴重な付録も満載。 -
小学館電子全集 特別限定無料版 『宮尾登美子 電子全集』
小学館電子全集ビッグバンキャンペーン特別限定版。 『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』『天璋院篤姫』ほか、映像化作品も多い稀代の女流作家、初の完全全集! 一貫して、紆余曲折ある女性の人生を描き、読者を魅了し続けてきた宮尾登美子。その全作品をテーマ別に編集、再構成した電子書籍の全集で、完全全集は紙書籍も含めて初となる。2018年1月5日より、毎月第1金曜に配信。全20巻。 特別限定版では、第1巻から『櫂』『岩伍覚え書』、著者と親交のあった女優・檀ふみへのインタビュー、全集の監修者でもある川村湊の解説、特集「高知の今昔写真」、連載「宮尾登美子写真館」から抜粋して収録。 -
小学館電子全集 特別限定無料版 『山口瞳 電子全集』
小学館電子全集ビッグバンキャンペーン特別限定版。 「週刊新潮」に連載がはじまった「男性自身」シリーズのうち、1963年12月2日号の第1話「鉄かぶと」から、第5話「顔について」までと、山本周五郎逝去にあたり綴った鎮魂歌「山本さん」169話~171話(1967年3月4日~18日号)、第48回直木賞受賞作『江分利満氏の優雅な生活』が、「婦人画報」で連載された1961年に、本連載の前に“お試し掲載”された小編「ドッカリ夫人を愛す」、「むし虫いたします!」を全文収録。 また、長男・山口正介氏が、家族でしか知り得ない父の素顔や山口家の裏事情などに迫る連載回想録「草臥山房通信」より第1回めの一部を収録。さらに、寿屋(現サントリー)勤務時代のサラリーマン山口瞳の写真、貴重な直筆原稿として、國學院大學の卒業論文の一部も収録。 -
小学61年生
特撮と怪獣が世界を救うと思っていた。 還暦すぎてもそう思っている。 永遠に小学生でもいいじゃないか。 くだらない夢こそ、人を動かす燃料だった。 8ミリカメラひとつで“世界”を撮ろうとしたあの頃と変わらず、今でも、馬鹿みたいに真剣だ。 “バカ映画の巨匠”河崎実監督がモデルの青春群像の物語。 1977年、明治大学工学部に通う18歳の神田杉千代は、坂道の多い生田キャンパスで旧友・辛崎渡(からさき・わたる)と再会する。辛崎は農学部で、かつての“怪獣好き”仲間。彼は特撮怪獣映画の制作を夢見ており、杉千代を誘う。貧しい家庭事情を抱える杉千代だが、再び「子供時代」を取り戻すようにスタッフに参加。仲間たちと段ボールの街を作り、豆腐の怪獣が暴れる8ミリ映画を撮る。主人公のモデルは、日本バカ映画の巨匠、河崎実。永遠に小学校を卒業できない「小学61年生」としての彼を、直木賞作家である朱川湊人が小説化!! -
翔騎号事件<新装版>
少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 新しく建造された巨大飛行船・翔騎号。 夢と希望を乗せた飛行船がついに完成し、札幌までの航路が計画される。 ところがその矢先に、運航会社に「飛行船の運航を止めろ」という脅迫文が届いた。 運航会社社長から相談を受けた野上探偵と助手の狩野俊介が脅迫者の捜査を始めるが、 社長は攻撃的な経営で知られ、親族をふくめ周りは敵だらけだった。 ひとりひとり恨みを持っていそうな人物をあたっていくが、確証を得られぬうちに、お披露目飛行の当日になてしまった。 栄えある披露飛行に招待されたのは、なんと社長に対し腹に一物を持つ者ばかりだった。 出航して間もなく、トイレから死体が発見される。被害者は披露飛行に招待されていながら欠席していた新聞記者だった。 さらに被害者の衣服から新たな脅迫状が発見された。 それによれば、飛行船には爆発物が仕掛けられ、高度1000メートル以下になると爆発するという。 招待客として乗船していた野上探偵と狩野俊介は、絶体絶命の危地に陥る。 脅迫事件と殺人事件の犯人は誰なのか? 書き下ろし長篇ミステリー ※本作品は、「翔騎号事件」を加筆修正した新装版です。 -
賞金稼ぎスリーサム!
最強のはぐれ者たちが難事件に挑む! 麻布署捜査課の元警部・藪下浩平は、ノンキャリアながら出世を期待される優秀な警察官だったが、42歳で退職。現在は自宅で母親の介護している。あるとき、そんな藪下の元に弁護士が現れる。何者かが藪下に高額な報酬で、報奨金がかけられた事件の調査を依頼してきているという──。 薮下は渋々引き受けた調査を進めるうち、アジア圏シェア1位の製糖会社の御曹司で生粋の女たらし、さらに度を超えた「警察マニア」でもある桐生淳太郎、真っ白いレースの日傘とワンピースで事件現場に通う、あらゆる狩猟資格と銃所持許可証を持つ謎多きハンター・上園一花と出会い、3人は報奨金だけを共通の目的にしたチームを組むことになる。 事件は東京の下町で起きたペットショップ放火事件。死者は6名。容疑者は元ペットショップ店主の相原幸夫だが、藪下は真犯人は別にいると考えている。年齢も性格もバラバラの、クセが強すぎる3人は、報奨金を手にすることができるのか!? 「王様のブランチ」で特集され話題に!乱歩賞作家が描く、予測不能のノンストップ痛快ミステリ、待望の文庫化!! ※この作品は単行本版『賞金稼ぎスリーサム!』として配信されていた作品の文庫本版です。 -
賞金稼ぎスリーサム!
若い夫婦は、なぜ殺し合ったのか? 国際指名手配のテロリストを追い詰め、ルワンダ政府から一億円の報奨金を手に入れた藪下、淳太郎、一花の3人は、日本初の刑事事件専門調査会社「チーム・トラッカー」を立ち上げた。警察庁による捜査特別報奨金制度が適用された事件を独自に調査する。 早速噂を聞きつけ扉を叩いたのは、2年半前に起きたとある事件の遺族だ。吉祥寺のアパートで若い夫婦が死亡したという。死亡した男は警察官僚一族の息子で、事件は「殺し合い」ということで決着している。 仲が良かった夫婦が、なぜ殺し合わなくてはいけなかったのか? 現場に残された、おびただしい血痕と署名済みの離婚届。司法解剖鑑定書を決して開示しようとしない夫の遺族。警察が何かを隠している可能性もある。3人は現場へ向かった──。 江戸川乱歩賞作家・川瀬七緒の凸凹トリオシリーズ第2弾! -
将棋殺人事件
窓ガラスいっぱいに、口紅を使って描かれた落書き。無言の電話。白紙の手紙。冷たい視線。そして彼女は悲鳴を絞り出した。きちんと揃えてあった彼女の靴が五、六足、今はことごとく、裏返しにされて置かれていたのである――そういえば先生、最近六本木界隈で流行っている噂、知ってる? お墓から少し離れた場所に一枚の紙が落ちているのを見つけ、何だろうと思って拾ってみると、それには謎々が書かれてあって――土砂崩れのせいで、地中に埋まっていた屍体が見つかったんだってさ。おや、屍体はふたつだ――いったい何が進行しているのか? 五里霧中の展開に眩暈を覚える異様な力作。少年探偵・牧場智久、第二の事件。 -
衝撃の1行で始まる3分間ミステリー
『このミステリーがすごい!』大賞 出身作家36名が競演! 3分で楽しめるショート・ミステリー集 私は五年後のあなたです 同期の男全員と寝てみたんだけど 犯人に復讐したい 意外な・とんでもない・魅力的な冒頭1行 (あらすじ) “「同期の男全員と寝てみたんだけど」”そう切り出した幼馴染の真意は?(新川帆立「深夜のファミレス同期会」)“私が家に帰ると、夫が私と不倫していた。”私がもうひとりいることを利用した殺人計画の顚末とは?(猫森夏希「私たちの殺意」)その他、密室内でアイスクリームに埋もれた死体の謎や、自分の進路を導いてくれる未来からの不可解な手紙の正体など、ショート・ミステリー全36編収録。 -
証拠
〔競馬シリーズ〕酒屋を営むビーチは、あるレストランで偽のラベルで売られている酒を発見した。利き酒の能力と知識を買われ、警察の捜査に協力するうち、ビーチは巨大な陰謀の渦に巻き込まれていった! 酒の世界を舞台に、謙虚な勇気と該博な知識を武器に闘う男の孤独な姿を描く、極上の味わいのサスペンス! -
小公子
ニューヨークの下町で母親と暮らす少年セドリックは、金色の巻き毛に愛くるしい顔立ち、そして誰とでもすぐに友だちになれる天真爛漫な男の子。ある日、イギリスの貴族である祖父の跡取りとして迎えられることになり、母とともに海を渡る。だが、冷酷な祖父ドリンコート伯爵は、アメリカ人の母親を憎み、ふたりを引きはなそうとしていた。それでも、人を疑うことを知らないセドリックは、祖父を慕い、よい伯爵になろうと無心に努力する。その姿が周囲の人々の心をつかみ、いつしか老伯爵の心も打ち解けていくが……突然、衝撃の事件が巻き起こり、運命の歯車が動きだす――! -
小公女
裕福な家庭に生まれ、最愛の父のもと公女のように育てられたセーラ。7歳でロンドンの寄宿学校にあずけられると、持ち前の知性とやさしさでたちまち人気者に。ところが、11歳の誕生日に父の死と破産の知らせが届くと、セーラの境遇は一変。酷薄な校長は、セーラを屋根裏部屋に追いやり、食事や衣類も満足に与えず下働きとしてこき使う。だがセーラは、過酷ないじめに耐えながらも、心だけは「公女のように」と振る舞う。そんなセーラに、ある日魔法のようなできごとが起こり……! 『秘密の花園』『小公子』とともに、いまなお世界中で読みつがれるバーネットの最高傑作を、読みやすい新訳で! -
正午派2025
作家生活40周年!究極の「佐藤正午読本」! 佐藤正午デビュー25周年を記念した単行本『正午派』の刊行から15年──作家生活40年の増補版として新たに編纂された文庫オリジナル【完全保存版】。 短編小説もエッセイも、すべての原稿が文庫初収録! 数多の秘蔵原稿とともに40年にわたる作家の足跡を追う! *収録内容の一部をご紹介* ▼編集者の指導で何回も書き直した「すばる文学賞受賞のことば」 ▼地元・佐世保のタウン誌で連載された貴重な〈自著解説〉 ▼名作『鳩の撃退法』の原形か? 短編小説「流れる」「トラブル」 ▼選考委員を5年間つとめた携帯メール小説大賞〈選評〉 ▼西日本新聞でしか読めなかった連載「佐世保駅7番ホーム」 ……などバラエティに富んだ原稿が満載。 「ともかくここまでは来た。将来的に、さらにこの文庫の最新版が編まれる可能性は限りなくゼロに近いだろう。それはわかっている。ここまでかもしれない。ただ、それはそれとして、僕が現役の作家でいるあいだはここが行き止まりでもない」(本書「あとがき」より抜粋) 佐藤正午さんの「ここまで」を振り返るには必携、そして「ここから」がますます楽しみになる1冊です。 (底本 2025年1月発売作品) -
消失
セロニアス・エリスン(通称モンク)はアフリカ系アメリカ人で、大学で教鞭をとりながら小説家として文学的な作品を書いている。彼の目からみると黒人を売りにしたレベルの低い作品が世間ではベストセラーとなっていた。モンクは三年ぶりにロサンゼルスから実家のワシントンに帰り、医師の姉や高齢の母に会う。姉からは母は物忘れが目立つようになり、金銭的にも困りそうだと告げられる。ロサンゼルスに戻ったモンクは教授昇進が決まったことを知るが、小説は十七社から出版を断られていた。エージェントからは「黒人らしさが足りない」などと言われる。 その後、姉が事件に巻き込まれて再度ワシントンに飛んだモンクは、兄が離婚して多額の借金を抱えていることを知った。モンクは母と家政婦が住む家に引っ越して休職する。エージェントに電話をすると、小説はさらに三人の編集者から断られていた。 モンクは亡き父の書斎に入り、父が使っていた古いタイプライターで小説を書き始める。一気に書き上げたその中編小説は、モンクにとって到底発表できないような低俗極まりない作品だった。しかし、別名スタッグ・リーで書いたその原稿をエージェントが大手出版社に送ったところ絶賛され、多額の契約金で出版されることに。モンクは、やりとりは基本的にエージェント経由とし、決してばれないようにスタッグ・R・リーを演じようと考えるが、作品は非常に大きな注目を集めていき・・・・・・。 2024年アカデミー賞脚色賞を受賞した映画『アメリカン・フィクション』原作小説。 (ERASURE by Percival Everett) 【著者略歴】 パーシヴァル・エヴェレット Percival Everett 1956年米国ジョージア州生まれ。アフリカ系アメリカ人作家。南カリフォルニア大学卓越教授。『ジェイムズ』(木原善彦訳、河出書房新社)で2024年全米図書賞、2025年ピューリッツァー賞などを受賞。著書にブッカー賞最終候補作『赤く染まる木々』(上野元美訳、早川書房)、ピューリッツァー賞最終候補作『Telephone』ほか。本書を原作とした映画『アメリカン・フィクション』が2023年に公開され、アカデミー賞脚色賞を受賞。 【訳者略歴】 雨海弘美(あまがい・ひろみ) 翻訳者。訳書にミシェル・ザウナー『Hマートで泣きながら』(集英社クリエイティブ)、クレア・ノース『ハリー・オーガスト、15回目の人生』(角川文庫)などがある。 -
傷心のつくりかた
論理的に、あくまで論理的に 『微笑の育てかた』と題された短編集に含まれた一編。 「微笑」が育つ背景には、「傷心」の生産もあった、というところだろうか。 物語はシンプルである。女が2人、男が1人。 一方で1対1の関係があり、別の一方で別の1対1の関係があり、双方に男が共通している場合、2つの1対1が2つのまま維持されるのが困難になる場合がある。 と、こんなふうにあくまで論理的に、通常なら感情や心理と呼ばれる人間の領域も論理的に書かれるのが片岡義男の短編の特質だ。 そして最後に来るのは、「笑い」。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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