小説作品一覧
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3.0全編グロテスクな拷問シーンが繰り広げられる伝説の奇書 反逆者ダミアンの公開処刑に沸きかえるパリの大広場。興奮する群集の渦の中に若きあのサド候爵がいた。ダミアンに科せられる拷問の光景に見入りながら、侯爵は、これから自らを待ちうける荒波を前にして、短かいながらも数奇な自分の人生を振り返るのだった。彼に快楽を教えてくれた叔父サド神父、人を肉体から解放するために活動をした破戒同盟、異端の教えを口にするアンブレ師……。1757年3月28日、くい入るように拷問を見つめるサド侯爵は興奮に酔いしれていた。 “サディズム”という言葉の語源となったサド侯爵ことマルキ・ド・サドを主人公に、苛烈で残虐極まりない拷問スプラッタシーンが次々と繰り広げられる衝撃の作品。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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3.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 直木賞作家が60代にして漫画家デビュー! 荻原浩にしか描けない、センチメンタルで不可思議な絵物語。「アマゾン川流域に流れ着いた瓶の中には、日本語で綴られた遥か遠い地からの手紙が入っていた……(大河の彼方より)。「93歳。病室で最期の時を迎えようとしている幸子のもとに、次々と懐かしい人々が訪れて……」(人生がそんなにも美しいのなら)。「4月1日の午後1時にあの桜の木の下で会おう。幼なじみの二人が交わした約束の行方は……」(あの日の桜の木の下で)など、人生のほろ苦くも愛おしい一瞬から、日常の半歩先に広がるブラックで奇妙な世界まで、全9編収録。
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3.0先が思いやられるような人間になれ―。これが父の教育方針だった。悪ガキとして名を馳せた中学時代を経て、青成瓢吉は早稲田大学に進学、学園紛争の口火を切る。やがてお袖との同棲生活にはまり大学を中退するが、彼の脳裏には芸妓になった幼なじみのおりんの姿が…。大志ある親友たち、味のある教師、任侠道を貫く渡世人など、脇役陣も多士済済。今、不朽の人生ドラマが幕を開ける。 (※本書は2000/3/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
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4.0天国までの道の途中に佇む写真館。ここには、訪れる死者の人生が写真に収められ保管されている。 ここで死者は、人生を振り返りながら、自分が生きた年数だけの写真を選び、自らの手で走馬燈を作るのだ――。 そんな人生最後の振り返りの儀式を手伝うのは、写真館に来るまでの記憶をなくした青年、平坂。 九十二歳の老婆が選んだバスの写真、四十七歳のヤクザが選んだクリスマス・イブの写真、 そして七歳の子どもと笑顔を浮かべる青年の写真。 「たった一日ではありますが、過去に戻って、一枚だけ写真を撮り直すことができます」 と平坂は言い、訪れた死者をそれぞれの過去へと誘う。 記念すべき日のあの時に戻り、思い出の写真を撮り直しながら、彼らは人生の最期に何を想うのか。 そして平坂に訪れる、悲しくも優しい結末とは……。3つの物語が紡ぎ出す、感動のミステリー。
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-「妻が新型インフルエンザ恐怖症になってしまって困っています」「貸したお金を返してもらえず困っています」「キャバクラのコとつきあいたいんです」「ネットでデマを流され、迷惑しています」「妻が子供を産んでから、すっかり太ってしまいました」「カレシがいるのに他にも気になる男の人ができてしまいました」「子供が何を考えているのかさっぱり判りません」――モーさんは小さなショットバーのバーテンダーで、客からの相談に乗ることも多い。しかし悩みを解決するためのアドバイスが次々とおかしな波紋を巻き起こし、ついにはまさかまさかの秘密が露わになって……。ちょっぴり苦い読後感が癖になる連作ユーモアミステリー。『人生相談始めました』を改題。
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4.3★★★ニューヨークタイムズベストセラー★★★ 人生の節目に、贈り物にもぴったりな1冊。 2013年アメリカのシラキュース大学の卒業式にて、ベストセラー作家ソーンダーズは、「人生で一番後悔していることは、優しくなれなかったこと」と語りました。 スピーチから三か月後、全文がニューヨークタイムズ紙のウェブサイトに掲載されると、100万回を超えるアクセスがありたちまち評判を呼びます。 後に、アメリカのランダムハウス社によって書籍化されベストセラーとなり、書評でも「旧約聖書の詩篇のように薄くて、重い」(ニューヨーク・タイムズ紙)など、絶賛されました。 多くの人の心に響いた名スピーチの、待望の日本語版! 翻訳を『思考の整理学』で有名な外山滋比古氏が手がけました。 原書 Congratulations, by the way: Some Thoughts on Kindness 原著者 George Saunders
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3.7☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 星野リゾート代表・星野佳路氏も影響を受けた 100年語り継がれる内村鑑三の名講義「後世への最大遺物」 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 日本を代表する思想家・内村鑑三の100年以上前の伝説の講義 『後世への最大遺物』を読みやすく現代語にし復刊! お金?仕事?教育?思想?それとも・・・? ーーわたしたちが死ぬときにのこす価値のあるものは何か 古典が教える先が見えない時代を生き抜くヒント 【目次】 ・「後世への最大遺物」現代語訳 内村鑑三 1894年7月16日夜7時 1日目 : のこすべきはまずはお金、次に事業である 1894年7月17日朝8時 2日目 : 誰もがのこせる唯一のものがある ・「後世への最大遺物」を今読む人へ 解説 佐藤優 先が見えない時代をどう生きるか
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 入社5年目の食品会社営業部所属の・片山せりな(28)は日々の生活に行き詰まりを感じていた。そんな彼女だが、ある僧侶が薦めてくれた一冊の本との出会いにより人生も仕事も劇的に変わっていくことになる! 主人公の女性営業社員の人生が「徒然草」という本との出会いによって劇的に変わっていく様がストーリーの中に自然と溶け込んでいて思わず作品世界に引き込まれます。マンガde名著に触れながらビジネスや自己啓発本としてのすぐれた面白さも持っていると思います。
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4.0妻と娘を喪ったことで、いつも自殺のことばかり考えている宗太。なにを食べても吐いてしまうため、コーヒーとポカリしか口にしない生活を送っていて、餓死まであとわずか……といったある日、アメリカに住んでいる姉と、その娘が突然、自宅を訪れる。 彼女たちの心配をよそに、精神的に立ち直る気配をまったく見せない宗太だったが、無邪気にはしゃぐ五歳の姪ジルの驚くべき秘密を知ることで、生活が一変する――。 人生は、やがて儚く消えてしまうもの。しかし、そこには、かけがえのない希望が満ちあふれている。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 この本では、人生を悩み抜いた天才小説家・芥川龍之介が作品の中に残した名言を、動物たちの2コマ漫画とともに紹介します。名言は読みやすいように現代かなづかいに改めています。また、漢字をひらがなにしたり、現在よく使われる感じに置き換えたりしています。 【著者紹介】 [企画・文]ペズル 編集ライター。著書に『孔子先生が教えるこども論語』、『もしも虫と話せたら』、『もしも恐竜と話せたら』(以上プレジデント社)、『366日のにゃん言葉』、『物語のある鉱物図鑑』(以上三才ブックス)などがある。 [イラスト]aqinasu 脱サラ僧侶。世を儚んで20年近く会社勤めをしたのち出家。今は土弄りに精を出しイラストを描く日々に満足を得る。あと、旅行が好き。 【紹介する名言の一部】 ◯阿呆(あほう)はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。 『河童』 ◯我々の行為を決するものは善でもなければ悪でもない。ただ我々の好悪(こうお)である。あるいは我々の快不快である。 『侏儒の言葉』 ◯後で考えて、ばかばかしいと思うことは、たいてい酔った時にしたことばかりである。 『ひょっとこ』 ◯罰せられぬことほど苦しい罰はない。 『侏儒の言葉(遺稿)』 ◯どちらがほんとうの「正義の敵」だか、滅多に判然したためしはない。 『侏儒の言葉』 ◯互いに愛し合うものは苦しめ合う 『或阿呆の一生』 ◯人間は、時として、みたされるかみたされないか、わからない欲望のために、一生を捧げてしまう。 『芋粥』 ◯人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わなければ危険である。 『侏儒の言葉』 ◯もし憎み切れるとすれば、もっとしあわせになっているでしょう。 『二人小町』 ◯僕は屈辱を受けた時、なぜか急には不快にはならぬ。が、かれこれ一時間ほどすると、だんだん不快になるのを常としている。 『僕は』 ◯我々は我々自身のあてにならないことを、痛切に知っておく必要がある。実際それを知っているもののみが、幾分でもあてになるのだ。 『首が落ちた話』 ◯天才の悲劇は「小ぢんまりした、居心(いごころ)の好い名声」を与えられることである。 『侏儒の言葉』 ◯量的向上はたいてい質的低下である。 『文芸的な、あまりに文芸的な』 ◯輿論(よろん)は常に私刑であり、私刑はまた常に娯楽である。 『侏儒の言葉』 ◯天国は「しないことの後悔」に充ち満ちている。ちょうど地獄は炎の中に「したことの後悔」を広げているように。 『文芸的な、余りに文芸的な』 ◯ばかがるのが一番ばかだね。 『早春』 など
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3.8(『牛丼愛』改題)子持ちの主婦パート・恵は年下バイトとの浮気に溺れ、仕事もサボりがち。生真面目な働きぶりで店長の信頼も厚いおデブな女子大生・日和は、恵の身勝手な言動に業を煮やし、逆襲を試みるが──。従業員間のトラブル、客との交流、店長の恋……牛丼屋で交錯するちょっとワケあり人間模様をあたたかな筆致で描きだす。注目度ナンバーワン作家が贈る異色の連作群像劇! 解説・藤田香織さんも激賞!「小野寺作品の主人公たちは、どんなに激しい喜怒哀楽の感情も、やがて普通の毎日に溶かし込んで生きていく。そのいってしまえば地味な強かさを読むといつも、心の凹みかけていた部分が、パコンと戻るような気になる」
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-友人でも恋人でもない、相棒という得難い関係性の、 風のような成り行き。 ボーイ・ミーツ・ガール。はじまりは映画館。 女はロビーの長椅子に座り、男は眠りこけていたのが目覚めたばかり。 スクリーンを凝視していない2人は 映画館は映画を観るところ、という思い込みから自由だ。 友人や恋人のように重力の中で生きない、 ただ風の中で生きる、相棒として。新宿で。富浦で。 大切なのは、自分たちが何者で、これからどうするかではなく 例えば変形して痛みの伴う足を、ビー玉を使ってラクにしてやれる技術だ。 10ccに「Life is a Minestrone」という曲があります。 気になる方は検索するなどしてみてください。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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-毎日は、楽しいことがもりだくさん! 心がほっこりあたたかくなるヒューマンドラマ。 8歳離れた妹の里奈は、自他ともに認める「よくばり」だ。 小さいころから病気がちで、幼稚園や小学校を休むことも少なくなかったが、 さまざまな体験をなんでもかんでも楽しんでしまう姿はどことなく、 2つの頬袋いっぱいにドングリを頬張るシマリスを思わせる。 よくばりなリスのごとく、小さな体でパワフルに、笑顔いっぱいに毎日を過ごす里奈。 彼女がある難病にかかっていることがわかっても、その姿勢は変わらなかった……。 繰り返される入院生活とリハビリ生活。 それでもつねに笑顔を絶やさず、周囲の人の優しさを享受して人生を楽しむ彼女の生き方に、 心がきっとあたたかくなるハートフルドラマ。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者累計30万部突破。ツイッターで16万人が共感した(2020年1月現在)、 出逢いやかけがえのない想いを大切にできるようになる、心のおまもり本です。 あなたのこれまでに間違いなんてどこにもなかったと、すべてを優しく包み込んでくれます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人を好きになれば綺麗な感情だけじゃなく、時に苦しいほどの嫉妬をして相手を傷つけ、 自己嫌悪をしてしまったり、叶わない想いや、行き場の無い、感情に思い悩んだりしてしまいます。 こんな辛い思いをせずただ単純に、愛する人を愛することが出来たなら、どれだけいいだろう。 思い悩むことなく、 ただ真っ直ぐに好きでいられたらどれだけいいだろう。 けれど、人を好きになることは傷つく覚悟と共にあるのではないでしょうか。 思い悩み、苦しいと感じても尚、その想いを持ち続け、たとえ報われなくても 人を好きでいることは何よりも尊いと思います。 恋愛に限らず、生きていくことはいくつもの壁を乗り越えていくものだと思います。 その壁は小さなものもあれば、見上げるほど大きなものもあります。 何度諦めようとしただろう。 何度泣いて前が見えなくなっただろう。 どれだけ遠回りしてしまっただろう。 それでも何かを信じ、その壁一つ一つに立ち向かう姿、 前に進もうとする姿こそが人の本当の美しさ、そして強さではないでしょうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本書は恋愛だけではなく 『自分自身』そして『幸せ』について書かれています。 思い悩む人の背中を押すヒントになれば嬉しいです。 そしてこの本を読んだ人自身がその悩みの答えを見つけ、 前を向き、凜として歩き出す力となりますように。
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-「一度知ったら二度と自分を離れなくなる、いくつかの言葉の組み合わせというものがあるものだ」――司馬遷、ゲーテ、ゴーリキイ、太宰治……先人たちの深い思索と体験が生んだ、たった一行か二行の短い言葉。出会った瞬間ピカッと光って著者の心に突き刺さった鮮やかな言葉。悩み傷つき、自分を見失いかけた現代人を勇気づけてくれる、珠玉の言葉のアンソロジー。 「私は自分の尊敬するものしかおそれない」――スタンダール 「運命はわれわれに幸福も不幸も与えない」――モンテーニュ 「自分はこれだけの者、という気持ちでやろう」――尾崎一雄 「薪を穴倉の中でくさらせてしまってはならぬ」――アラン 「ああ今おれは彼と会ってる、確かに会ってる」――木下順二
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4.6首屋敷と呼ばれる空家の地下室にたたずむ、不気味に着飾られた人体模型。忍び込んだ少年がその胸元に耳を押し当て聞いた幻妖と畏怖の12の物語。妻の胎内に悪魔が宿っていると言われた夫は……(「邪眼」)。鋭敏な嗅覚を持つ女性を襲う異臭(「はなびえ」)。盗聴が趣味の男が壁ごしに聞いた優しい女の声の正体は…(「耳飢え」)。人面瘡評論家の私を訪ねてきた男のおぞましい秘密(「膝」)。眼、鼻、腕、脚、乳房、性器。愛しい身体が恐怖の器官に変わる甘美と戦慄――稀代の才能が紡ぐホラー小説の極致! ※1995年発売の集英社文庫版から、ルビの修正などを加えた新版です。重複購入にご注意ください
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3.6神保町の一角で、駆け出しシェフの千晴が開店した喫茶ソウセキ。看板メニューは「漱石カレー」だ。イケメン新人作家として作品も大ヒットした小説家の葉山は、漱石カレーを食べて「漱石のことを何も知らない」と酷評。作り直すよう指示してくる。一方で葉山は、とある作家のことを気に病んでおり、ついには自殺願望を抱き始めるまでに……。不自然なまでに葉山の鬱病が進行していくことに疑問と不安を抱いていた千晴は、漱石カレー改良のために読んでいた『三四郎』をヒントに、真相を突き止め――。さらに、おばあさんが店に忘れていった古書の謎、名店と同じ味がするカレーの謎、そして、千晴の祖父が残した遺産の謎。カレーを作り古書を読みながら、千晴と葉山が美味しいミステリーを作ります。
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-現代ニッポンの民主主義文化の揺籃を描く歴史小説 神保町で書店を営んでいた曽祖父・谷村真介の大正期の日記を読んで私は驚嘆した。日記には現代史に登場する大人物が次々と現れ、曽祖父と親しく交流していたからだ。その中に、中国から留学していた周恩来、新進気鋭の芥川龍之介、社会活動家の賀川豊彦がいた。この3人の先人との対話で大正デモクラシーの特有の自由で多様な文化が浮かび上がる。 【目次】 プロローグ 1 中国人留学生 2 宝塚と浅草オペラ 3 パリ講和会議 4 文化の町 5 モガモボ 6 普選運動 7 カフェ 8 民本主義 9 労働運動 10 軍隊出動 11 ぼんやりした不安 12 大正の黄昏 エピローグ 【著者】 北沢栄 慶應義塾大学経済学部卒。共同通信経済部、ニューヨーク特派員を経てフリージャーナリスト。東北公益文科大学大学院教授、参議院行政監視委員会客員調査員などを歴任。これまで公益法人問題、国家予算、公務員制度などに関し参議院厚生労働委員会、同決算委員会、同予算委員会、衆議院内閣委員会で意見陳述。2010年「厚生労働省独立行政法人・公益法人等整理合理化委員会」座長として報告書を取りまとめ。近著に『南極メルトダウン』(印刷本・産学社、電子本・ボイジャー)。
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3.0百貨店の催事で古書展覧会が行なわれるようになった昭和42年春。詩集のコレクターである大沢から、古書収集の極意は「殺意」と聞かされた喜多は、彼が本を借りてはそのまま私物化しているという噂を耳にする。その後大沢が居合わせた展覧会で、稀覯書が忽然と消え失せた……本を手に入れるためなら手段は選ばない収集家の闇を描く「展覧会の客」、古書オークション開催者に翻弄される喜多が最後に意外な真相に辿り着く「『憂鬱な愛人』事件」、古書店で起きた盗難事件と、図書館での司書強殺。「電網恢々事件」の三編を収録する。/【目次】第一話 展覧会の客/第二話 『憂鬱な愛人』事件/第三話 電網恢々事件/あとがき/文庫版刊行にあたって/解説=北原尚彦
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-その力は神か悪魔か…湯煙の向こう側に見えた人間の愚かさ 形成外科医・奇羅明典は、文豪温泉探訪クラブの同窓会で湯ヶ島温泉に来ていた。この地には、苦い想い出が残る。大学三年生の夏期休暇中、中学時代から付き合っていた恋人・桜井志都美が、ここで行方不明になったのだ。 温泉宿「夢迷荘」へ向かうバスに偶然乗り合わせた美女。志都美が好きだった沈丁花の香りがするこの女性が、その晩、死体となって発見される。志都美の面影を追い、事件の周辺を調査し始めた奇羅の目の前に、やがて第二、第三の殺人が起きて…。 東日本大震災における原発事故、薬物の化学実験室、封印されたトンネル、「川波ノート」に記された謎の暗殺集団…。やがてそれらのキーワードが、一つに集約されていく。「経済効果」という美名に踊らされた愚かな人間たちを描く、衝撃のミステリ作品。 ●霧村悠康(きりむら・ゆうこう) 大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。
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3.8名探偵は肩にいる!? 不可解連続殺人の謎。 三津木六兵には秘密がある。子供の頃に負った右肩の怪我、その傷痕がある日突然しゃべりだしたのだ。人面瘡という怪異であるそれを三津木は「ジンさん」と呼び、いつしか頼れる友人となっていった。 そして現在、相続鑑定人となった三津木に調査依頼が入る。信州随一の山林王である本城家の当主・蔵之助の死に際し遺産分割協議を行うという。相続人は尊大な態度の長男・武一郎、享楽主義者の次男・孝次、本城家の良心と目される三男・悦三、知的障害のある息子と出戻ってきた長女・沙夜子の四人。さらに家政婦の久瑠実、料理人の沢崎、顧問弁護士の柊など一癖ある人々が待ち構える。 家父長制度が色濃く残る本城家で分割協議がすんなり進むはずがない。財産の多くを占める山林に希少な鉱物資源が眠ることが判明した夜、蔵が火事に遭う。翌日、焼け跡から武一郎夫婦の焼死体が発見された。さらに孝次は水車小屋で不可解な死を遂げ……。一連の経緯を追う三津木。そんな宿主にジンさんは言う。 「俺の趣味にぴったりだ。好きなんだよ、こういう横溝的展開」 さまざまな感情渦巻く本城家で起きる事件の真相とは……!? 解説は金田一俳優でもある片岡鶴太郎氏。 ※この作品は単行本版として配信されていた『人面瘡探偵』の文庫本版です。
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