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今までの自分、笑い飛ばしてみ。そしたらなあ、お前いじめてきた奴とか、からかってきた奴とか、全部見返せんで!
――明石家さんま(本文より)
1980年代の大阪。高校卒業後、どこにも就職できなかった大西秀明は、担任教師の口利きで、舞台進行見習いとして「なんば花月」に出入りしていた。幼い頃から何をやっても失敗ばかりの大西は、吉本でもとんでもないヘマばかり。そんな大西が、人気絶頂の明石家さんまと出会い、孤独や劣等感を抱えながら成長していく。
明石家さんま企画・プロデュース NETFLIXオリジナルドラマ「Jimmy」のノベライズ作品
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Posted by ブクログ
「人を喜ばせる仕事」の代表格である、「お笑い」の申し子の明石家さんま氏と、
吉本に作業スタッフで入社して、それまでの人生で何もいいことがなかったジミー氏との、情にあふれる物語になっています。15分ぐらい読むたびに、ツッコミとオチがあり、そして、含蓄のある言葉を、サラッと、さんま氏が言う構成になっています。軽いドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥ります(編集がうまい)。
自分を気にかけてくれる人がいるだけで、人は救われる。
ジミー氏にとって、さんま氏は、救世主で、神様みたいな存在なんだなと改めて思いました。さんま氏は、人の個性を見つけて、それを視聴者にわかりやすく伝える天才だと思いますが、ジミー氏に限っては、才能を守ってやろうという意志が非常に強い気がしました。
芸能界という、(作られた)個性をお金に換えるという市場の中で、
ジミー氏のあまりに純粋かつ無謀な行動は、非常に笑えますが、
やはり、支える人あってこそだなと思います。
最近の社会の風潮としては、法や社会倫理に照らして、
逸脱したものを徹底的に叩く感じの社会になっています。
ジミー氏も、現在の時代に「同じようなこと」をしたら、
即潰されていると思います。
この本は、人の個性をどう生かすか、そして、守るかということは、
さりげなく教えてくれます。良い本だなと思います。
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