ジャガー・ワールド

ジャガー・ワールド

2,552円 (税込)

12pt

太陽神につつがなく運行してもらうためには、生贄を捧げなければならないーー。

生贄制度が残り、王と神官が絶対権力を持っていたマヤ文明。
父と母を殺され、姉を生贄にされ、自らも生贄として殺されかけた少年・スレイは、ウェラス族のヘルマスに救われなんとか命をつなぐ。
生き残れ、地獄のようなこの国で。稀代のストーリーテラーがおくる、前代未聞のマヤ文明サーガ!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    640ページ
  • 電子版発売日
    2025年10月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    9MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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ジャガー・ワールド のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こいつもカタルシスやなぁ。読後の余韻。
    滅びの園レベル。いいものを読みました。ちょっと口調が現代寄り過ぎな感じはあったけどw

    個人的に気に食わなかったのは、最高神官同士の弁論の際、ヘルマスをはじめ散々公平に審査するとか豪語してたくせに、ウェラス文字の件が逆鱗に触れたことでカザム・サクを殺してる件。

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎久々の新刊である。
    マヤ文明を舞台にした、多様な身分、価値観を持つ人々が起こす王国の崩壊を描いた長編クロニクル。

    鈍器本でありながら軽快な文体と爽快な物語があっという間に結末まで連れて行ってくれる。
    その中で、生贄の賛否や国のあり方が作品を通じて議論されてきた。後半の賢者二人による論戦は

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

     小さな島で過ごしていた少年の平穏な日々は、エルテカ王国の襲撃によって壊れてしまう。捕獲された少年は生贄として館に囚われの身となってしまうが、謎の女性の助けを経て、新たな生活の場を得るようになる。やがて成長するとともにエルテカで暮らすようになった彼は、遠国パレンザへの遠征のために組織された大軍勢の一

    0
    2025年12月09日

    Posted by ブクログ

    登場人物一人一人の背景、心理描写がしっかり描かれていて、どの登場人物にも愛着がもてました。
    善と悪だけでは割り切れない不条理さや矛盾の中で苦悩していく人物や、自身の正義を貫き通す人物、など人物の数だけ考え方と視点があり、共感したり自分なら、、と考えながら読めました。
    それぞれの戦法も面白かったです。

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    想像力にあふれ
    壮大で独創的な世界を
    平易な言葉で丁寧に導いているから
    道に迷うことなく
    時には戦士となり
    また時には国王となり
    物語の登場人物たちとともに
    冒険しているような気分だった。
    ファンタジーでありながら
    人間の本能や欲望をあぶり出し
    さらけ出させ
    なぜ人は戦うのか?
    と何度も問いかけられ

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    架空の国、エルテカ
    生贄にする人間を捕獲する部隊に捕まった少年・スレイの物語から広がるエルテカ存亡のお話

    思想、取捨選択、生き死に
    物語に出てくるそれら全てが、それぞれの登場人物に描かれた生まれ育ちや立場に裏打ちされている

    ひとつひとつの因果の糸が大きな川の流れのようになって、一国の歴史に繋がる

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    待ちに待った恒川光太郎の新刊!
    最近雑誌にも書下ろしがなかったのはこの長編のためだったのか、と発売を知った時に納得。
    マヤ文明が軸になっているので、グロテスク、カニバリズムの表現が多々あるので苦手な人は注意。
    最初の方は、今までの著作と毛色が違ってて恒川ワールドとは思えない作品だな、と思ってたけれど

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    600ページあったとは思えない、間延びすることもなく、読み始めたら止まらなかった!
    国も人もたくさん出てきたのに、それぞれがちゃんとどこがでつながっていたりと、構成もよくできていると思った。
    どうしたら国が良くなるか、皆が幸せに暮らせるか、難しいけど人類永遠のテーマだよね。ふと明治維新を思い出したり

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    「時は全てを消していく。過去は常に改竄される---」

    いや、もう、とんでもないものを読んでしまった。物語の余韻を何度も反芻してたら、2日たっていた。言葉にできないってこういうことか。

    物語の余韻と書いたけれどこれは、はるか昔に生きた誰かの人生そのものだ。
    マヤ文明の高度な建築技術で築かれた神殿。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    なかなか新刊が出ないと思っていたら、こんな鈍器本を製作されていたのですね。満を持しての本作ってことで、存分に堪能。最近は、ホラーってよりファンタジー寄りの世界構築が多かっただけに、本作もまさにその流れ。視点人物がちょいちょい変わるし、登場数も多いから、海外作品みたく、人物表が付いていると有難かった。

    0
    2025年11月06日

ジャガー・ワールド の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    640ページ
  • 電子版発売日
    2025年10月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    9MB

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