金色機械

金色機械

968円 (税込)

4pt

著者の新境地・ネオ江戸ファンタジー小説

謎の存在「金色様」を巡って起こる不思議な禍事の連鎖。人間の善悪を問うネオ江戸ファンタジー。第67回日本推理作家協会賞受賞作。

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金色機械 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎初読。章によって主人公や時間が入れ替わり、読み進めていくほど真実が明らかになっていく。淡々とした文章から人の感情が読み取れ、なんとも切ない気持ちになる。ありそうでなさそうな話で非常に好み。

    0
    2024年09月25日

    Posted by ブクログ

    めったに読まないファンタジー小説。
    ファンタジーの要素は確かにあるけれど、ひとつの時代小説として読める

    0
    2022年03月04日

    Posted by ブクログ

    恒川氏の長編

    月から来たとされる金色様
    人の殺意が見える男
    触れた相手の命を終わらせる女

    人の生き死に、人の善悪をテーマにした江戸ファンタジー

    章ごとに時代と舞台がいったりきたりしますが、
    文章がうまいのであまり混乱せずに読めます。
    混乱したまま読んでも恒川氏の「幻想的」な世界に引き込まれたと

    0
    2021年12月29日

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎『金色機械』
    短編で名を馳せる作者ですが、本作は長編です。
    江戸時代を舞台に、金色様という謎の生命体を媒介として、幼少期に両親を殺された流民の女と遊郭街の頭領の男が出会った時、彼らの運命の歯車が動き出します。
    複雑な時間軸が終盤にかけて収束していく様式美には感服しました。

    0
    2021年09月14日

    Posted by ブクログ

    何て面白いんだ! 京極夏彦「嗤う伊右衛門」の心がキリキリする感じと宮部みゆき「悲嘆の門」のドキドキ感が混ざった素晴らしい内容。 物語自体がとても面白く構成も良く出来ていて又とても読み易い文体で書かれているので内容がすっと入ってくる。 「夜市」があまりに衝撃的だったので期待半分、不安半分で読み進めたが

    0
    2020年10月22日

    Posted by ブクログ

    スターウォーズのあのお方の親戚でしょうか。飛び抜けて強く賢く忠実で優しい。おまけにユーモアもある。私はすっかり金色様のファンです。
    恒川光太郎さんの本はまだこれで4冊目だがどれも面白い。設定はファンタジーだが中身はしっかりと人間ドラマ。「金色機械」を離れがたいが、さて次はどれを読もう…最新刊か?

    0
    2020年10月12日

    Posted by ブクログ

     これは見事、名作。世界観としては恒川光太郎作品においてさほど新しいとは感じなかったが、構成が素晴らしい。
     物語全体は、歴史物とまではいかないが、長い年月を含んだ壮大なストーリーである。これを複数の人物の視点から(時系列でなく)描き、そのどれもを主役級に厚く描写している。どのストーリーも面白いが、

    0
    2019年11月28日

    Posted by ブクログ

    長年積読になっていた一冊をやっと…。これまでに読んだ恒川作品とはちょっと異なる読み味で、夜市×スター・ウォーズ?みたいな世界観。スケール大きく、ミステリー要素もあり、エンタメ性の高い時代ファンタジー。章毎に年代と視点が切り替わり、それぞれが次第に繋がっていく展開にハマった。物語の核をなす「テキモミカ

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    登場人物それぞれの人生を描きながらそれらがひとつの物語に収斂されている秀作。
    お初の恒川さんでしたがとっても楽しい読書でした。時折覗く金色さまの天然さがいいアクセントになっていました。

    0
    2023年09月04日

    Posted by ブクログ

    江戸時代でSFでファンタジー…。 各要素が違和感なく混ざり合い、 独特で不思議な世界観にどっぷりと浸りました。 章ごとに年代と登場人物が変わり、 少しずつ物語が繋がっていくのが面白い! そして切なくも美しい幕引き…。 心地良い余韻です。 物語の軸となる「金色様」が魅力的!

    0
    2022年04月30日

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