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Posted by ブクログ 2022年02月03日
現実とは少しズレた場所に存在する異国、穏。そこで冬季と春季の間にごく短い間にだけ、雷季と呼ばれる雷が鳴り狂う季節がある。ある年の雷季に姉が失踪してしまった少年は、不思議な存在「風わいわい」と出会い、自身のルーツに纏わる騒動に巻き込まれる…。
↑の少年や、その友人、現実世界の少女など何人かの視点に切...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月23日
ずっと読まずに
積読しておりましたが
やっぱり好きです
恒川光太郎さん
読み始めると
胸をがっしり掴まれて
ラストまで”読み切る”と言うよりも
”駆け抜ける”と言う言葉がバッチリ合います
人間界からは見えない
”穏”と言う小さな村に存在する
”雷の季節”から始まるお話し
懐かしさを感じる情景と
見...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月18日
前作『夜市』の流れを汲むホラーとファンタジーの融合に加えて、冒険小説の要素も取り入れられ、そこに新たな可能性が見受けられます。
風霊鳥、闇番、鬼衆などのネーミングセンスも秀逸で、冬と春の間にある短い季節「雷季」の設定も含めて、想像力を掻き立てられる独自の世界観には心惹かれるものがありました。
物...続きを読む
同じ作者の「夜市」や「夜行の冬」で際立っているリリカルで繊細な雰囲気がこの作品全体にも漂っている。ただ他の作品と比べるとむき出しの暴力や殺人が描かれていて、私として今ひとつしっくりこない。やはりこの作者は、長編よりは中.短編で余韻を持って話をまとめたほうが落ち着きが良いのではないかと感じた。
Posted by ブクログ 2022年06月04日
ホラーが苦手なので、「角川ホラー文庫」に怯えていたが、所謂ホラーな展開は全くなく、
むしろグングン引き込まれてすぐに読破してしまった。
先日、同じ著者の「スタープレイヤー」を読んだが、恒川光太郎氏は異世界を書くのが本当に上手なんだなと感じた。
特に、本作の舞台である穏は、本当に実在するのではと思...続きを読む
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