秋の牢獄

秋の牢獄

616円 (税込)

3pt

11月7日水曜日。女子大生の藍は秋のその一日を何度も繰り返している。朝になれば全てがリセットされる日々。この繰り返しに終わりは来るのか──。圧倒的な切なさと美しさに満ちた傑作中編集。

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秋の牢獄 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    11月7日という一日を繰り返し続ける女性の視点で展開されるわけだが、
    同じ日が延々と続くという奇妙な状況は、単なる怪異ではなく、むしろ自分達が日々の中で無意識に支えにしている「明日がくる」という希望の「脆さ」を浮き彫りにしているように思う。

    死後の世界を誰も知らぬように、自らの有限な肉体と時間の束

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    『秋の牢獄』は、一日をループする物語。この短編は、通常の物語の起承転結ではなく、起の後に、承が何度もあり、小さな転のあと、すぐに結がきていきなり終わる。タイトルにもある「秋」のように、ゆったりと、だが早く物語のなかで時間が過ぎてゆく。最後に主人公やほかの人物たちがどうなったか分からないのも、より味を

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    夜市のような恒川さんの最も強いと思うダークだけどそれよりも不思議なファンタジー感に溢れる作品集。

    「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」
    すべて時間や場所なんかに囚われる話が共通です。
    秋の牢獄も神家没落もほんの少し体験したくなる魅力がある。
    幻は~は胸糞人間と展開が多くて辛くなる。
    秋の牢

    0
    2025年03月10日

    Posted by ブクログ

    恒川さんの本3冊目読破
    夜市に魅入られ全部読みたいとおもってるんですが、今のところハズレなし。私の大好きなスタイル。こんなに面白いお話を作れるのかと毎回脱帽する。次は何を読もうかと迷うが、時間はたっぷりあるので、私も噛み締めて読んでいきたい。

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    はい、好きーーーーー私この小説好きー‼︎
    秋の牢獄がたまんないねえ。
    このあり得なさそうで実はありそうな現実感が良き。
    家の近くにある空き家と思ってるお家も実は‥‥とか考えたら楽しくなっちゃうね。

    0
    2024年06月26日

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎さんの作品は「夜市」が好きで、フォローさせてもらってる方の感想でこちらも手にとりました。

    結論から言うと『良い』。

    読んでホラー感は薄いけれども、いざその境遇になることになったらもちろんゾッとする。

    不思議は不思議なまま置いておきながら、納得してしまうお話が心地よく感じてしまう。

    0
    2023年11月11日

    Posted by ブクログ

    秋真っ盛りのこの時期に読むことをずっと前から計画していたので、銀杏並木の木の下で読んでみた。
    11/7から一日も進まなくなってしまった世界線での生活の中に、どこか青春めいたものを感じる「秋の牢獄」
    1人では出ることができない家を舞台に、予想としない角度からの急展開が繰り広げられる「神家没落」
    祖母か

    0
    2023年11月06日

    Posted by ブクログ

    秋の牢獄、神家没落、幻は夜に成長する
    の3編からなる短編集
    個人的には神家没落がとても好み。
    恒川光太郎氏の作品は、幻想的なのにこの世に存在するかのように描くことが出来る所が好きだが、
    この本は特にそれが強く感じた。

    0
    2022年12月12日

    Posted by ブクログ

    面白かった。「神家没落」が人気だが、「幻は夜に成長する」が私は一番好き。冒頭比喩のようであったものが、何一つ比喩でないと気付かされた時の戦慄、結末の圧倒的カタルシス!やっちまえ!!!という気分になる。

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

     11月7日を何度も繰り返す女子大生、ひょんなことから奇妙な家に囚われた男、不思議な力を持った少女の数奇な運命の三者三様の幻想的な三編が収録された短編集で、美しくも恐ろしい世界観や登場人物の心情の変化が精緻に描写されていて味わい深い作品だった。

    0
    2025年11月08日

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