金色の獣、彼方に向かう

金色の獣、彼方に向かう

539円 (税込)

2pt

樹海に抱かれた村で暮らす少年、大輝は、ある日、金色の体をした不思議な生き物と出会う。ルークと名づけて飼い始めるが、次第に大輝の体に異変が起きてくる――。静謐な美しい文章と瞠目の幻視力で綴る傑作ダークファンタジー。表題作を含む4編を収録。第25回山本周五郎賞候補作

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金色の獣、彼方に向かう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「男ってね、一生懸命、恰好つけているけど、徹底的に挑発すると、最後は爆発しちゃうのよ。本質的に馬鹿なのね。」

    著者の描き出す、少し不気味で不思議でなつかしいような幻想の世界が大好き。なんだけど
    ↑こんなフレーズまであるなんて。どびっくり。
    博多が舞台の御話は歴史と織り交ぜてあり(どこまで真実かわか

    0
    2015年09月01日

    Posted by ブクログ

    恒川氏の作品でしばしば登場する「金色」、獣、イタチ、機械?等、共通するテーマなのだろうか。金色というと超自然的、高貴、恐れ多いというイメージか。不思議な短編が多いこの著者に今後も期待。

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    「異神千夜」「風天孔参り」「森の神、夢に還る」「金色の獣、彼方に向かう」の4編。
    元寇を舞台にした「異神千夜」で巫術師の女が連れて来た神の使いの鼬。そしてサンカになったと思われる異国人たち。それが残り三編に繋がって行くようです。もっとも繋がりは弱く、それぞれ独立した短編です。

    結局、恒川さんの最大

    0
    2020年09月22日

    Posted by ブクログ

    ハズレなし作家、恒川光太郎の「金色の獣、彼方に向かう」を読んだ。黄金の鼬を中心にした短編集。やはり、面白く、ザワザワとする怖さがあった。次がすぐに読みたくなる希少な作家だ。

    0
    2020年01月20日

    Posted by ブクログ

    久々に読んだ恒川作品は、やはり面白かった。ホラーという枠内に収まらない爽やかさや切なさ。でも怖くもある。そしてそれが両立するものだと思い知らされる。

    0
    2019年03月16日

    Posted by ブクログ

    金色機械、スタープレイヤーと恒川ワールドが薄れてきてご無沙汰でしたが、久しぶりに堪能させてもらいました。やはりこの人の作風はこうでないとなぁ。

    0
    2016年06月14日

    Posted by ブクログ

    4篇の連作短編集。「異神千夜」が一番面白かった。蒙古襲来がモチーフというと、「アンゴルモア」が浮かぶが、それともまた違って、不思議で怖い話だった。金の獣つながりの短編集かと思ったが、どちらかというと樹海も深くつながっているような気がする。「風天孔参り」に出てくる風天孔に私も入ってみたい気がした。

    0
    2016年05月24日

    Posted by ブクログ

    鼬 イタチ にまつわる
    不思議なお話し
    短編4話

    恒川さんらしいストーリー❗️
    不思議なだけじゃなくて
    伝えたい事がしっかり存在するところが
    私は好きです
    読み出すと止まらないのが
    この人の作品だ。。。

    この人の本は、全部読みたいです。

    0
    2015年09月21日

    Posted by ブクログ

     何度でも言いますが、好きです恒川さん作品……! 鼬の存在を陰に日向に彷徨わせる、ホラーテイストが強めのファンタジー短編四作。いずれもおどろおどろしい凄惨なシーンが生々しく描かれているのに、吐き気を催させられるようなこともなく読めるのは、物語全体に漂う神秘的な雰囲気の所為でしょうか。
     恒川さんの作

    0
    2015年02月17日

    Posted by ブクログ

    本を手に取って、
    いきなり引き込まれる感じが心地いい。

    下手すると何ページ読んでも引き込まれないこともある中、(同時期に読み始めた「村上海賊の娘」がこのパターン。そして途中で挫折!すごく期待してただけに残念。。)
    恒川さんのお話はほとんどはずれなく
    「次へ次へ」という気持ちにさせてくれる。
    わたし

    0
    2015年01月28日

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