ストックホルムの密使(上)

ストックホルムの密使(上)

781円 (税込)

3pt

イタリアは降伏、ベルリンも陥落した第二次大戦末期、孤立無援の日本では、米軍による本土空襲が激化し、戦局は絶望への道を辿る一方だった。日本政府はソ連仲介の終戦工作を模索するが、スウェーデンに駐在する海軍武官・大和田市郎は、瀕死の日本にとどめを刺す連合国側の極秘情報を入手した。日本が滅亡する前に、その情報を軍上層部に伝えるべく、いま二人の密使が放たれた……。

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ストックホルムの密使 のシリーズ作品

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  • ストックホルムの密使(上)
    781円 (税込)
    イタリアは降伏、ベルリンも陥落した第二次大戦末期、孤立無援の日本では、米軍による本土空襲が激化し、戦局は絶望への道を辿る一方だった。日本政府はソ連仲介の終戦工作を模索するが、スウェーデンに駐在する海軍武官・大和田市郎は、瀕死の日本にとどめを刺す連合国側の極秘情報を入手した。日本が滅亡する前に、その情報を軍上層部に伝えるべく、いま二人の密使が放たれた……。
  • ストックホルムの密使(下)
    693円 (税込)
    日本の存亡にかかわる連合国側の極秘情報を携えて、日本国籍を失った賭博師森四郎と元ポーランド情報将校コワルスキは、スウェーデンからもう一つの中立国スイスへ向かった。連合国占領下のドイツを突破し、対日参戦の準備を進めるソ連を横断して、遥か2万キロを日本へと駆け抜ける。「祖国とはなにか」をドキュメンタリー・タッチで描く〈第二次大戦秘話三部作〉完結編。

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ストックホルムの密使(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年12月17日

    埋没した歴史にあったであろう物語。現実の時代の流れの背景と組み合わせると、本当に、リアルに感じられる。

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    Posted by ブクログ 2013年05月03日

    この重大な情報を確実に日本へ届けようと、夫は二人の人物をストックホルムから送り出した。終戦の年1945年7月の末のことである。
    送り出した後は、ふたりの消息は一切聞かれず、戦後になってからも、ふたりに託した情報が届いていたという話は聞いたことが無かった。
    ~中略~
    戦後20年もたってから、私た...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月20日

    小野寺信という、実在の駐在武官をモデルに、
    日本の終戦工作にとって、非常に重要な情報に関する秘話。

    上巻の展開は淡々としているが、
    山脇順三や安藤啓一など、懐かしのメンバーがいる。

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    Posted by ブクログ 2020年09月18日

    言わずと知れた第二次大戦三部作
    「ベルリン飛行指令」「エトロフ発緊急電」に続く三作目
    森四郎が好きでこの作品が一番好き。
    前作を経てるからこそ森四郎が活きるのだと思う。
    因みに「エトロフ」は読んでて泣いた記憶がある。

    警察ものじゃない佐々木さんの作品をもっと読みたい。。

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    Posted by ブクログ 2019年01月11日

    ヨーロッパ戦線、ナチス優勢の頃パリ在住の異邦人が、友達のレジスタンスを庇った疑いでドイツに連行され、ベルリン侵攻に乗じてストックホルムに辿り着き、彼の地の駐在武官、そこに出入りするユダヤ系ポーランド人と親交を深める。一方、同じく前線での敗北により急速に敗色濃厚となりつつある日本にも早期の終戦を模索す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月25日

    これはかなり面白い。
    太平洋戦争三部作の登場人物もでてくる。ファンはよろこぶ(私は覚えてないが、でもうれしい)


    戦時下の日本や他の国の複雑な状況下でどう終戦に持ち込むのか、みたいなことを工作する。
    各国の思惑が絡まる。

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    Posted by ブクログ 2010年09月04日

    9/4:やっと読み終えた。第二次世界大戦超末期において如何に戦争を終わらせるか、という歴史的に大きなターニングポイントを国内の海軍、陸軍、ストックホルムの武官、ポーランド人を通じて描いている。
    陸軍、憲兵の思考硬直っぷりには辟易してしまうが、憲兵と山脇の議論は一見の価値あり。
    当時の日本の上昇志向、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年03月27日

    面白かった、と余韻に浸れる作品。第2次大戦3部作のトリを飾るに相応しいボリュームに、苦もなくスッキリと読ませる文体は素晴らしい。後半でドタバタ展開する状況に振り回される四郎には、ちょっと同情。

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    Posted by ブクログ 2017年02月18日

    太平洋戦争末期。中立国スウェーデンでの戦争を終わらせようと苦悩する武官。
    しかし、日本本国では情報を握りつぶしてしまう。
    下巻での密使の活躍が楽しみだ。

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    Posted by ブクログ 2012年10月17日

    本作は最後の最後でようやく本題に入る訳ですが、それまでは戦時中の記録文書を読んでいるかのような淡白な展開がひたすら続く印象。人物の描写もあくまで史実を書き連ねる為に最低限に抑えられているような感もあって、作品のボリューム自体はさほどでもないのに関わらず、読み終えるまで相当時間がかかってしまいました。...続きを読む

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