沈黙法廷(新潮文庫)

沈黙法廷(新潮文庫)

1,155円 (税込)

5pt

独り暮らしの初老男性が絞殺死体で発見された。捜査線上に浮上したのは家事代行業の地味な女性。女の周辺では、複数の六十代男性の不審死が報じられ、疑惑は濃厚になっていく。女は、男たちから次々に金を引き出していたのか。見え隠れする「中川綾子」という名前の謎とは。逮捕後も一貫して無実を訴える彼女だが、なぜか突如、黙秘に転じた……。判決の先まで目が離せない法廷小説の傑作。(解説・細谷正充)

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沈黙法廷(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    黙秘で守られるものが、この裁判の有罪判決以上に重大なものだということがありますか?
    全てがこの一言に集約されている気がする。

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    家事代行業の女性の周辺には、複数の男性の不審死が発生しており、実際に発生した事件のことを彷彿とされる。視点も所轄の警官、検事、弁護士と変わりながら丁寧に書き込まれて550ページ超の長さで淡々と進むが、飽きる事なくじっくりと楽しめた。最後のホッとさせる結末。

    0
    2023年01月28日

    Posted by ブクログ

    セールスマンが訪ねた家で遺体を発見したことから事件の捜査が始まり、途中で「警視庁VS埼玉県警」というような“張り合い”という要素や、「連続不審死?!」と報じられて騒がれるというような曲折も交えながら事件や捜査が展開する。そういう意味で面白い「事件モノ」、「警察モノ」である。が、本作はそこに留まらない

    0
    2019年11月17日

    Posted by ブクログ

    佐々木譲の法廷ものです。700ページ以上ですが、一気読みでした。

    絞殺死体で発見されたひとり暮らしの初老男性。捜査線上に家事代行業の女性が浮上した。彼女の周辺では他にも複数の男性の不審死が報じられ、ワイドショーは「またも婚活殺人か?」と騒ぐ。公判で無実を訴える彼女は、しかし証言台で突如、黙秘に転じ

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    面白かった。冒頭の出出しが印象に残しつつ、色々な人種が交錯する。後半の法廷の攻防もスピーディーな頭脳戦という感じで一気に読める。少し検察の主張に無理があり、現実なら起訴できないのでは?とは思った。ただ余韻も良い。現実に僕も中川綾子といつか会うかもと思いました。

    0
    2022年06月16日

    Posted by ブクログ

    ええよ。佐々木くん。いつもながらの重厚な筆致と頭に優しいストーリー展開。誰の会話かキチンと理解できる記述。何と言っても読んでて安心感があるよなぁ。
    しかも、泣かしてくれるエンディング。
    長編やけど興に乗ると引き込まれまっせ。

    0
    2020年01月29日

    Posted by ブクログ

    警察小説+法定小説+少し恋愛小説といったところか。
    約束した女性が現れず、焦慮に駆られる男の場面は、恋愛小説の如く。
    一転、一人暮らしの老人が絞殺死体で発見される場面になり刑事たちが地道な捜査を続ける警察小説。
    やがて浮上した容疑者の逮捕、そして起訴。
    ここからは法廷小説。法廷での弁護士と検事の丁々

    0
    2019年12月21日

    Posted by ブクログ

    警察モノから、舞台は法廷へ
    女性が、人生を隠すように生きるのは、宮部みゆきの「火車」を連想した。こちらの方が、まだ再生への希望がありそうだった。

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    この本を読むと裁判が本筋というのを読んだ事がなかったのかもしれないと思った。サスペンスドラマではよくあるが、本ではなかったかも。言葉や手順が難しくスムーズに頭に入って来なかった。ただ、判決が気になるので早く読みたくなったし、傍聴マニアって言うのも気になった。

    0
    2023年12月22日

    Posted by ブクログ

    どうしても、黒川さんの「後妻業」と重ねてしまう。面白みで言えば、あちらに軍配が上がるかな・・が、こちらもなかなかボリュームからしてもリーダビリティあり。
    高齢の独身、金アリ男性と家事代行兼デリヘルもどき?というと下世話な興味も募るのだろうか・・でもあるあるの内容だった。

    警察小説プラスの法廷モノ、

    0
    2021年08月11日

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