小説 - 中央公論新社の検索結果

  • 田中小実昌哲学小説集成(ⅠⅡⅢ合本)
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    1巻12,100円 (税込)
    幼少期、従軍、復員ののち東大哲学科入学。 米軍基地のアルバイトで暮らし、翻訳家、小説家となって後も、コミさんは哲学に関心を持ち続けた。 映画館への途中で、バスの旅で。カバンに忍ばせた文庫本に、文句と注釈をつけながらも読み続ける。 そんな日々が、いつしか「小説」となる……。 「哲学」「宗教」「小説」の三位一体のかんけいの謎を追究し、著者晩年の代表的シリーズとなった「哲学小説」を初集成。 全三巻を合本にした電子版。 第Ⅰ巻 『カント節』『モナドは窓がない』 第Ⅱ巻 『なやまない』『ないものの存在』 第Ⅲ巻 単行本未収録作品14篇
  • 解註 謠曲全集〈巻1〉 [新装]
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    1~6巻11,000円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 序説/翁/脇能物四十番(高砂、弓八幡、養老、逆矛、氷室、加茂、難波、白鬚、道明寺、老松、放生川、呉服、鱗形、内外詣ほか)
  • 會津八一全集 第1巻 - 研究 上
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    1~12巻7,924~9,675円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 法隆寺法起寺法輪寺建立年代の研究 〈奈良美術研究〉 正倉院に保存せらるゝ公験辛●(きへんに貴)について/『南都七大寺日記』述作の年代を論じて法隆寺金堂四天王像の移入に及ぶ/法隆寺六躰仏並に白檀地蔵像の伝来を論じて再び四天王像の金堂移入に及ぶ/興福寺の華原磬について/公験辛●(きへんに貴)論後記/古瓦の名称について/法隆寺金堂四天王像と興福寺華原磬について/『法起寺塔婆露盤銘文考』の筆者として/再燃せる法隆寺問題/古瓦名称の用例について/瓦/『瓦』といふ漢字について/薬師寺三重塔/薬師寺東塔の銘文を読む 他
  • 洒落本大成〈第1巻〉
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    1~30巻7,155~8,575円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 両巴巵言/史林残花/南花余芳/両都妓品(西都妓品・両巴巵言)/両都妓品(西都妓品・史林残花)/吉原源氏六十帖評判/傾城つれつれ草/平安花柳録/●(山へんに壽)陽英華/会海通窟/白増譜言経/百花評林/瓢金窟/華里通商考/華里通商考(異本)/阿房枕言葉/泉台冶情/烟花漫筆/跖婦伝/猪の文章/当世花街談義
  • 源氏物語大成〈第1冊〉 校異篇 [1]
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    1~13巻6,407~7,262円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 桐壷―葵
  • 「もぐら」シリーズ 全7巻合本版
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    1巻6,099円 (税込)
    ※中公文庫「もぐら」シリーズ全7巻を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。※ ある事件で相棒と愛する妻と娘を失い表社会から姿を消した、元警視庁組織犯罪対策部の影野竜司。 十年後、竜司は闇社会で“もぐら”と恐れられるようになる。 警察には相談できぬ事件を請け負い、暴力を厭わず、超法規的に過激な手段で解決するトラブルシューターとして――。 シリーズ累計130万部超の大人気ハード・アクション! 収録作品 『もぐら』 『もぐら讐』 『もぐら乱』 『もぐら醒』 『もぐら闘』 『もぐら戒』 『もぐら凱 (上)』 『もぐら凱 (下)』
  • カラマーゾフの兄弟(1・2・3・4合本)
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    ドストエフスキー作品の謎に最も迫った翻訳者・江川卓による魂の訳業、初文庫化。 大審問官の問い、ゾシマ長老の死…… カラマーゾフ(黒塗)家の一族をめぐる壮大な愛憎劇は、やがて殺人事件へと向かう。(第2巻) カラマーゾフ家の人々の間にさまざまな思惑が入り乱れる中、ついに父フョードルが殺害される。はたして犯人は―(第3巻) 父フョードル殺害事件の裁判が進展する一方で、カラマーゾフの兄弟たちはそれぞれに転機を迎えていた。やがて、あの夜の真相が明らかになる。 彼らは、ロシアは、そして人類の運命は――「現代の予言書」として読み継がれてきた一大叙事詩はついにクライマックスへ!(第4巻)。 ※本コンテンツは、中公文庫『カラマーゾフの兄弟』1~4巻を合本化したものです。
  • 忘れられた詩人の伝記 父・大木惇夫の軌跡
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    1巻5,280円 (税込)
    北原白秋に詩の稟質を絶賛され、鮮烈なデビューを果たしながら、戦争の時代に翻弄されて後半生を狂わされていった抒情詩人。 彼の全貌を、作品や遺稿を元に実娘が描く、渾身の書き下ろし。
  • レイテ戦記(全四巻合本)
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    1巻5,280円 (税込)
    中公文庫『レイテ戦記』全四巻を合本したものです。既刊電子版と内容に変更はありません。 太平洋戦争最悪の戦場・レイテ島での死闘を、厖大な資料を駆使し、鎮魂の祈りを込め描く戦記文学の金字塔。毎日芸術賞受賞作。巻末に、講演「『レイテ戦記』の意図」、インタビュー「『レイテ戦記』を語る」、大西巨人との対談「戦争・文学・人間」、エッセイ「『レイテ戦記』を直す」を付す。 一 第十六師団 昭和十九年四月五日 二 ゲリラ 三 マッカーサー 四 海軍 五 陸軍 六 上陸 七 第三十五軍 八 抵抗 九 海戦 十 神風 十一 カリガラまで 十二 第一師団 十三 リモン峠 十四 軍旗 十五 第二十六師団 十六 多号作戦 十七 脊梁山脈 十八 死の谷 十九 和号作戦 二十一 ブラウエンの戦い 二十二 オルモック湾の戦い 二十三 オルモックの戦い 二十四 壊滅 二十五 第六十八旅団 二十六 転進 二十七 敗軍 二十八 地号作戦 二十九 カンギポット 昭和二十年一月二十一日―四月十九日 三十 エピローグ  連載後記  あとがき  改訂版あとがき  補遺  講演「『レイテ戦記』の意図」  インタビュー「『レイテ戦記』を語る」(聞き手・古屋健三)  対談「戦争・文学・人間」(大西巨人・大岡昇平)  エッセイ『レイテ戦記』を直す 付録  太平洋戦争年表  レイテ島作戦陸軍部隊編成表  書誌
  • 定本西鶴全集〈第1巻〉
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    1~15巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 西鶴研究の最高権威による研鑽の成果。全14巻(15冊)。 (収録作品) 好色一代男/好色二代男
  • 谷崎潤一郎全集〈第1巻〉
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    1~30巻5,126~6,942円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 文豪谷崎潤一郎の小説、随筆と書簡多数を収録した愛蔵版全30巻。 (収録作品) 誕生/象/The Affair of Two Watches/刺青/麒麟/信西/彷徨/少年/幇間/●(「風」の右側に「犬」を三つ重ねた文字)風(へうふう〔ひょうふう〕)/秘密/悪魔/あくび/朱雀日記/羹/続悪魔
  • 文城 夢幻の町
    5.0
    1巻4,400円 (税込)
    生まれたばかりの娘を置いて、妻はどこへ消えたのか――。世界が新作を待ち望む作家、余華の8年ぶりの長編。 20世紀初頭の清末民初、匪賊が跋扈し自然災害が襲う混迷の時代、林祥福は、兄とともに南方の町「文城(ウェンチョン)」からやって来た女・小美を妻にする。束の間の幸せが訪れたが、小美は生まれたばかりの娘を置いて姿をくらましてしまう。林祥福は娘を連れて妻の故郷を探す旅に出るが……。人災と天災、過酷な運命に翻弄され、それでも強く生きていく人々を描く大河巨編。 中国で100万部突破! 余華が20年あまりの歳月をかけて書き上げた、世界的ベストセラー『活きる』の前史。 「この儚くも強靭な人生を見よ! 作家として嫉妬し、いち読者として感嘆し、中国にルーツを持つ者としての誇らしさが止まらない。」東山彰良氏推薦
  • 神田紅梅亭寄席物帳シリーズ 1~4巻合本
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    1巻4,202円 (税込)
    本格落語ミステリ「神田紅梅亭寄席物帳」シリーズの1~4巻を合本。 1巻『道具屋殺人事件』 2巻『芝浜謎噺』 3巻『うまや怪談』 4巻『三題噺 示現流幽霊』
  • 朝に俗銭を得て 夕に詩をつくる 木下夕爾随筆集成
    -
    1巻3,960円 (税込)
    児童詩「ひばりのす」で知られる、広島・福山で活躍した読売文学賞受賞の詩人・木下夕爾。再評価進む著者の、入手可能な随筆を初めて集成。 《ひばりのす/みつけた/まだだれもしらない》という詩句に、抒情や感傷を超えた根源的なものを感じた。半世紀以上の時を経て、その詩人木下夕爾が、芥川の掌編、朔太郎の俳句、万太郎の添削などなど、人と表現について豊かに語る声を、今、差し向かいで聞けたようで、たまらなくうれしい。 ――北村薫 【目次】 Ⅰ 随筆 第一章 旅と日常 第二章 詩歌考 第三章 師と詩友  第四章 木靴と春雷ほか  Ⅱ 俳句と詩 俳句十五選/詩十五選  木下夕爾を語る 井伏鱒二/堀口大學/宮崎晶子/安住敦/永瀬清子 解説 藤井基二 初出一覧/年譜
  • 田中小実昌哲学小説集成 Ⅰ
    3.0
    1~3巻3,960~4,180円 (税込)
    田中小実昌 生誕100年記念刊行 『ポロポロ』から『アメン父』へ――。 幼少期、従軍、復員ののち東大哲学科入学。 米軍基地のアルバイトで暮らし、翻訳家、小説家となって後も、コミさんは哲学に関心を持ち続けた。 映画館への途中で、バスの旅で。カバンに忍ばせた文庫本に、文句と注釈をつけながらも読み続ける。 そんな日々が、いつしか「小説」となる……。 「哲学」「宗教」「小説」の三位一体のかんけいの謎を追究し、著者晩年の代表的シリーズとなった「哲学小説」を初集成(全三巻)。 第Ⅰ巻は『カント節』『モナドは窓がない』。 巻末に対談を付す。 (刊行予定) 2025年1月 第Ⅱ巻(『なやまない』『ないものの存在』) *第Ⅰ巻と同時刊行 2025年3月 第Ⅲ巻(単行本未収録短篇集)
  • 星三百六十五夜 春・夏/秋・冬
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    1巻3,960円 (税込)
    浮き立つような春の夜空に輝く幾千の星。 夏の夜空に数多の伝説が浮かび上がる。 虫の音を聞きながらほの青く光る秋空を眺め、 息づまるように美しい冬の星空に出会う。 星を愛し続けた詩人から、星を愛するすべての人へ、 ”星の抱影“が古今東西の詩文をまじえて綴る星日誌。 〈春・夏〉と〈秋・冬〉の巻を1冊にまとめて、365日の内容を収録。 巻末付録:国立天文台副台長・渡部潤一教授解説 〈春と夏の星空案内〉 〈秋と冬の星空案内〉
  • ゆめはるか吉屋信子(上中下合本) 秋灯机の上の幾山河
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    1巻3,850円 (税込)
    歴史に戦争に女同士の恋愛に……大好きな作家の人生を辿るおせいさんのまなざしが熱く、やさしい。 ――柚木麻子(上巻帯より) 男性中心の文壇に挑み続けた二人の女性作家。信子と聖子の「出会い」から生まれた奇跡のような評伝。 ――斎藤美奈子(中巻帯より) 大正、昭和と絶大な人気をほこった小説家・吉屋信子を敬愛してやまない著者が、その真の姿を描き尽くす。 栃木女子高校時代から頭角を現した吉屋信子は、竹久夢二の誘いで上京し、生きる道を模索する。『花物語』の連載から、やがて本格的な長編小説の執筆、そして流行作家へ。長谷川時雨、林芙美子、宇野千代ら作家や、生涯のパートナー門馬千代など、同時代に生きた女性達の姿も活き活きと描かれる。 吉屋信子の本格評伝にして、近代女性文壇史。さらには作家・田辺聖子が、男性中心の文壇で軽視されがちだった信子の作品に光を当てるフェミニズム文学批評の書。 〈解説〉上野千鶴子
  • オスカー・ワイルド書簡集 新編 獄中記 悲哀の道化師の物語
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    没後120年。スキャンダルを経てなおキザを貫いた世紀末の鬼才、その大きすぎた代償とは――。  近年刊行された『オスカー・ワイルド全書簡』をもとに、ワイルドが投獄されるきっかけとなった事件の発端から、同性愛裁判、獄中の真実、そして出獄後の放浪、死までを、訳者の詳細な解説と註とともに、一篇の小説のように再構成する。  恋人との愛憎・確執、事件の顛末などが明らかになることにより、独自の芸術論、迫真のキリスト論と人間的な弱さが一体となった「悲哀の道化師」ワイルドのほんとうの姿が浮かび上がる。 目次より 前説――ワイルドの前半生と     事件に至るまでのあらまし 第一章  三度の裁判 第二章  深き淵より 第三章  新たな牢獄 終章 ワイルドの亡霊
  • 新燕石十種〈第1巻〉
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    1~8巻3,524~4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 飛鳥川/続飛鳥川/親子草他
  • 完訳 フィッツジェラルド伝
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    「作家の評伝として最高の出来映え」(AP通信)と賞賛されたフィッツジェラルドの決定版伝記を完全復刻。
  • 「スカイ・クロラ」シリーズ 全6巻合本版
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    1巻3,300円 (税込)
    ※中公文庫「新装版 スカイ・クロラ」シリーズ全六巻を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。※ 最終作まで思いどおりに展開できた作品で、これ以上のものを書くのは、今後は難しいかもしれません。 ――森博嗣(巻末インタビューより) 大人になれない僕たちは、戦闘機に乗り戦うことしかできないのだ――永遠の生命を持つ子供たち「キルドレ」が戦争を請負う社会。指令を受け空へ出勤し、夜は同僚たちと歓楽街へ出かける。そんな彼らにとって生死とは、そして自我とは。戦闘機を駆る子供と地上で暮らす大人たちの物語。著者最高傑作シリーズ! 収録作品 ナ・バ・テア None But Air  〈解説〉吉本ばなな ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven  〈解説〉室屋義秀 フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life  〈解説〉荻原規子 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky  〈解説〉押井守 スカイ・クロラ The Sky Crawlers  〈解説〉鶴田謙二 スカイ・イクリプス Sky Eclipse(短編集)  ジャイロスコープ Gyroscope  ナイン・ライブス Nine Lives  ワニング・ムーン Waning Moon  スピッツ・ファイア Spit Fire  ハート・ドレイン Heart Drain  アース・ボーン Earth Born  ドール・グローリィ Doll of Glory  スカイ・アッシュ Ash on the Sky  〈解説〉杉江松恋 巻末インタビュー(聞き手:清涼院流水) 『ナ・バ・テア』について 『ダウン・ツ・ヘヴン』について 『フラッタ・リンツ・ライフ』について 『クレィドゥ・ザ・スカイ』について 『スカイ・クロラ』について 『スカイ・イクリプス』について
  • ファウスト 悲劇(第1部・第2部 合本)
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    不朽の大作を、読売文学賞を受賞した翻訳史上画期的な名訳で贈る。第一部第二部の合本版。 (第一部) あらゆる知的探究も内心の欲求を満たさないことに絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと魂をかけた契約を結ぶ。巨匠ゲーテが言葉の深長な象徴力を駆使しつつ自然と人生の深奥に迫った大作。訳者による解説「一つの読み方」を付す。 〈巻末エッセイ〉河盛好蔵・福田宏年 (第二部) 無垢な少女グレートヒェンを悲運のどん底に落とし心身ともに疲れきったファウストは、しかし「最高の生き方をめざして絶えず努力をつづけよう」と決意する。第一部の執筆後、二十年以上の休止を挟み、死の前年に完成に至った壮大な戯曲の第二部。 〈巻末エッセイ〉中村光夫
  • ホワイト・ティース(上下合本)
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    ロンドン下町出身の優柔不断な中年男・アーチーと、バングラデシュ出身の誇り高きムスリム・サマード。第二次大戦で親友になったふたりは、ロンドンで新たな人生を模索する。 成長したアーチーの娘・アイリーとサマードの双子の息子・ミラトとマジドは、遺伝子工学者のチャルフェン一家と関わり、生命倫理にふれる研究をめぐる問題の渦中へ……。 移民家族が直面する悲喜劇を知的でユーモラスに描く、ジャマイカ系イギリス人作家の衝撃作。カリブ海やインド亜大陸からヨーロッパにわたる壮大な家族の物語を背景に、歴史、信条、遺伝子などさまざまな差異を抱えて混沌の街ロンドンで生きる人々を描く。分断と混沌の深まる時代に希望の光を放つ、21世紀の必読書 ブレイディみかこさん推薦! 「この本、いちおう社会派で、すでに古典と呼ばれているんです。 こんなにヤバくて笑えてぶっ飛んでるのに。 繚乱と咲く、移民たちのサーガ! ストリートの歴史はなんと猥雑でカオスなことか。 多文化共生の諸問題をごった煮にしておおらかに笑い飛ばす、才気煥発な本である。」 西加奈子さん推薦! 「これはすべての呪われた、そして祝福された人間の物語だ。 きっと100年後も、200年後も読み継がれるだろう。 人間がどうしようもなく、抗い難く、救い難く、人間でしかないことを、こんなに面白おかしく、鮮やかに、完璧に書かれた小説がこの世界に存在することに感謝したい。 20年前に誕生したこの傑作を、これから初めて読むことが出来る人に嫉妬する。そう思っていたけれど、何度目だって衝撃は変わらなかった。いや、増した。著者が描いたこの世界に、私たちは近づけているのだろうか。」
  • 久米正雄伝 微苦笑の人
    3.0
    1巻3,190円 (税込)
    文壇の紳士録に必ず載るような存在でありながら、今日ほとんどかえりみられることがなくなった作家、久米正雄。なぜそうなったのか。その人生と作品分析をとおし、明治大正昭和の、日本における純文学と大衆文学、私小説と通俗小説の成立と相克を描く。
  • 都筑道夫の小説指南 増補完全版
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    1巻3,080円 (税込)
    エンタテインメントの先駆者が伝える、本当に面白い小説の書き方と読み方とは? ミステリイ、SF、怪談、ショート・ショート、時代伝奇……様々なジャンルの実作者・実験者として活躍し続けた著者ならではの、「これから書きたい人」へのアドバイスを網羅。定評ある名著に初書籍化となるエッセイ・対談を大幅増補した決定版。これぞまさに「エンタテインメントの書き方」という名のエンタテインメント! 没後二十年記念刊行。(解説・佐々木敦) 【目次】 1 エンタテインメント小説の書き方を伝授しよう ※ 2 都筑道夫の小説指南 3 わが小説術 ※ 4 対話篇  ほんとうに怖い話が好きだ!(対談/高橋克彦)  現代ミステリーの問題点(対談/佐野洋)※  都筑道夫に教えてもらったこと(対談/鏡明)※  ポオさん、お顔を見せて見せてください!(架空対談/エドガー・アラン・ポオ) (※は書籍[ほぼ]初収録)
  • 里見とん伝 「馬鹿正直」の人生
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    1巻3,080円 (税込)
    嘘いつわりが嫌いで、文士仲間から重症の正直病患者といわれ、世渡りが下手だった里見とん。明治・大正・昭和の文学界を悠然と歩み去った大作家初の本格的評伝。作品総覧、人物索引付。 よく、漱石や志賀直哉について、作品以前に人格を褒め称える人がいる。しかし私は、とんこそ、人格において褒め称えられる人だと思うに至った。何人もの女を愛したなどということは、とんの人格にとっての枝葉末節である。馬鹿正直というのが、とんの最も尊い人格である。とんの素行、書いたもの、いずれをとっても、徒党を組んだり、仲間のために嘘をついて作を褒めたり、卑怯な論陣を張ったりしたことはない。(本書「トンよ、トン――あとがき」より)
  • 続燕石十種〈第1巻〉
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    1~3巻3,075~3,193円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 画証録/式亭雑記/釣客伝/過眼録他
  • 「もぐら新章」シリーズ 全4巻合本版
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    1巻2,992円 (税込)
    ※中公文庫「もぐら新章」シリーズ全4巻を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。※ 大人気ハード・アクションシリーズ、第2シーズン! 「もぐら」こと影野竜二の息子・竜星は、沖縄で戦いとは無縁の高校生活を送っていた――はずだった。ITベンチャー社長の爆死事件、最凶の武闘派ヤクザ・座間味組との衝突など、親友・真昌とともに次々と事件に巻き込まれる竜星。彼の眠っていた本性が呼び覚まされた時、新たなるもぐら伝説が始まる! 収録作品 『もぐら新章 血脈』 『もぐら新章 波濤』 『もぐら新章 青嵐』 『もぐら新章 昴星』
  • 竪琴を忘れた場所 辻邦生短篇選集 Lumière
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    1巻2,970円 (税込)
    老境の弁護士、詩人、すれ違い始めた男女が、それでもなお「今ここに在ること」の素晴らしさを歌いあげる。光に満ちた八篇を著者への深い敬愛を込めて編者が選ぶ。生誕一〇〇年記念。 「人間の生きる姿」と「地上に存在するよろこび」を訴えていた辻邦生の仕事は、どこか孤立しているようにさえ感じられた。逆に言えば、彼の強さはまさにそのような孤立をものともせず、いついかなるときも、コリン・ウィルソンの言う「〈すべては素晴らしい〉という唐突な感情」のわきでる泉に向かって、探索者のように進んでいく膂力を有していたところにあるだろう。 堀江敏幸「噴水の水滴になること――『竪琴を忘れた場所』解説にかえて」より
  • 研修生
    3.6
    1巻2,970円 (税込)
    仕事、言語、人との出会い―― 海を渡ったわたしの日常が、わたしのあり方を変えていく。 舞台は1980年代のドイツ、ハンブルク。 本の取次会社の研修生になった「わたし」が重ねてゆくのは、多様な人たちとの身近な交流。 やがて未来への、思いがけない糸口が見えてきて…… 読売新聞連載の最新長編小説
  • 鳥たちの横切る空 辻邦生短篇選集 Ombre
    3.0
    1巻2,970円 (税込)
    第二次大戦の癒えぬ傷を抱く学生たちの一夏を描く初期作品から、晩年の知的企みに満ちた意欲作まで。ひたすらに真実を求める人生の陰翳を描き出す精選六篇。生誕一〇〇年記念出版。全二巻。  今回、生誕一〇〇年を記念して、この膨大な作品群から四六判二巻本のアンソロジーを編む役割を仰せつかった者としてみずからに課したのは、できるだけ幅広い時期から選出すること、執筆時期や舞台が異なっても相通じる要素のある作品を二作ずつ組んで流れをつくり、その色合いと感触で陰と陽にふりわけることだった。最初にお届けする本書『鳥たちの横切る空』に翳り「Ombre」、次巻の『竪琴を忘れた場所』に明るみ「Lumière」と副題を付けたのはその結果である。 (堀江敏幸「空に織り込まれること――『鳥たちの横切る空』解説にかえて」より) (目次から) 洪水の終り 聖堂まで 献身 探索者 叢林の果て 鳥たちの横切る空 空に織り込まれること――『鳥たちの横切る空』解説にかえて(堀江敏幸)
  • 散華 紫式部の生涯 (合本)
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    藤原氏の一門ながら無欲恬淡な漢学者の娘として生まれた小市は、幼い頃から和歌や漢籍を学び並外れた才能を発揮した。 姉弟や伯母とともに暮らすなかで、疫病の流行や治安の悪化、勢力抗争に明け暮れる人々の浮き沈みを犀利なまなざしで見つめながら、自らの生きる道を模索していく。 永遠の名作を紡ぎ出した一人の女性の生の軌跡をたどる歴史大作。上巻では少女時代から20代までを描く。
  • おにたろかっぱ
    4.2
    1巻2,860円 (税込)
    海沿いの街の一軒家で、タロは父ちゃん、母ちゃんと暮らしている。 不思議なオニやカッパ、牛のぬいぐるみの「上田」が話し相手だ。 ミュージシャンの父ちゃんは最近ほとんど仕事がなく、 タロを連れて最後の「どさまわり」に出ることに。 門司港、山口、広島、尾道、倉敷、京都…… 崖っぷち歌手の父ちゃんと、3歳のタロの旅。 どんどん成長していく子とのかけがえのない日々を描く、泣き笑いの傑作長編。 【挿画】多田玲子
  • 笑いの日本史
    -
    1巻2,860円 (税込)
    目 次  第一章    神楽 神も笑い人も笑う     第二章    言の葉  言霊の幸はふ国     第三章    物語 異界からの来訪者     第四章    仮名 日本語の成立     第五章    国風 日本人の美意識     第六章    今様 「日本第一の大天狗」の秘密    第七章    誑惑 だましだまされる     第八章    戯画 宗教画として見る     第九章    凡俗 「達人」と「くらき人」      第十章    御伽噺  浦島説話の変遷     第十一章   禅画 瓢箪ナマズの禅問答     第十二章   同朋衆   笑いを生む社交の場     第十三章   頓智 風狂と栄衒の大喧嘩     第十四章   狂言 救済劇として観る     第十五章   俳諧 連歌から生まれる笑いの文藝   第十六章   寓話 動物に仮託した人間の性(さが)     第十七章   笑話 笑いで教化する     第十八章   浮世 虚の笑いと実の笑い     第十九章   軽口 落語家の三人の祖     第二十章   気質 「気質(かたぎ)」と「気質(きしつ)     第二十一章  遊里 誰もが知りたい「手練手管」  第二十二章  非常 中国笑話の流行     第二十三章  川柳 笑いのシステム化     第二十四章  遊戯 パロディとしての狂詩・狂歌   第二十五章  諷刺 自嘲の笑いが諷するもの     第二十六章  俳画 画俳両道の人     第二十七章  論争 尊大のおや玉vs浮浪士(のらもの)     第二十八章  半可通  色男、金あり、力なし     第二十九章  化物 虚を虚として楽しむ     第三十章   捷才 笑いのない笑い     第三十一章  滑稽 卑俗コンビの人気     第三十二章  漫画 「笑門来福」の教え     第三十三章  日本の笑い
  • ナッハツェーラーの城 或いは最後の〈奇書〉
    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    謎の失踪を遂げた探偵作家と、彼の未完原稿をめぐり起こる殺人事件―― 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』(1935)、夢野久作『ドグラ・マグラ』(同)、中井英夫『虚無への供物』(1964)は「日本ミステリー三大奇書」と呼ばれ、現在も人気を誇っている。 過去、多くの作家が「第四、第五の奇書」を目指してきた。 本作の主人公・倉賀野影比古もその一人。彼は敬愛する先輩・御霊神矢が失踪直前、「第●の奇書」ならぬ「最後の奇書」を名乗る『ナッハツェーラーの城』という未完の原稿を残していたことを知り、その完結篇を書き継ぐことを思いつく。 しかし御霊の遺族が住む「畸幻館」を訪ねた倉賀野は、そこで謎めいた連続殺人事件に巻き込まれる……。 はたして「最後の奇書」の正体とは? 〈新変格推理小説〉を標榜する注目の作家による、渾身の書き下ろし。 ◆◆◆3氏推薦◆◆◆ 竹本健治 飛鳥部勝則 白井智之 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 装画は、国内外のメタル・バンドのアートワークを手掛ける画家・イラストレーターの江川敏弘氏。
  • 口語訳 即興詩人(上下合本)
    -
    君も即興の詩を作れ、君はもともと詩人なんだ――。 事故で母親を失い孤児となるも、才能を見込まれ名家の後ろ盾を得たアントニオ。 学校生活では親友ベルナルドと出会うが、やがて一人の女性をめぐり、人生は思わぬ方向へ動き始める……。 鴎外の名訳で知られる古典を、長年愛読してきた安野光雅が口語訳で甦らせる。 〈巻末対談〉室井光広/〈解説〉森まゆみ
  • モウ半分、クダサイ
    3.6
    1巻2,640円 (税込)
    その噺を聞いてはいけない―― 男達を地獄へ堕とす闇の落語会とは?  本当は怖い落語×驚愕のどんでん返し!  デビュー三十周年記念作品。 第1話 モウ半分、クダサイ 第2話 後生ハ安楽 第3話 キミガ悪イ
  • バルザック(上下合本)
    -
    『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇、登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九―一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた。その彼を終生敬してやまなかった伝記作家が、五一年の生涯を情熱的に描いた遺作にして最高傑作。〈解説〉宮下志朗 目次 第一篇 青春と初舞台    第一章 少年期の悲劇    第二章 運命への早まった問いかけ    第三章 オラース・ド・サン・トーバン小説工場    第四章 ベルニー夫人    第五章 商業的幕間狂言    第六章 バルザックとナポレオン   第二篇 仕事部屋のバルザック    第七章 三十男    第八章 書斎のうちとそと    第九章 カストリー侯爵夫人    第十章 バルザック自己の秘密を発見す   第三篇 小説を地で行く    第十一章 未知の女    第十二章 ジュネーヴ    第十三章 ウィーンの別れ  第四篇 小説家バルザックの栄光と悲惨  第十四章 破局の年一八三六年  第十五章 イタリア旅行  第十六章 転機の年  第十七章 サルデーニャの銀山  第十八章 芝居の投機 第五篇 『人間喜劇』の作者  第十九章 ハンスカ夫人征服の戦い  第二十章 『人間喜劇』  第二十一章 最初の挫折  第二十二章 蒐集家バルザック 第六篇 事の成就と終り  第二十三章 最後の傑作  第二十四章 ウクライナのバルザック  第二十五章 結婚と帰国  第二十六章 おわり
  • 中国の古代文学(一・二) 一 神話から楚辞へ/二 史記から陶淵明へ
    -
    1巻2,566円 (税込)
    (一)神話から楚辞へ 中国文学の原点である『詩経』と『楚辞』の成立、発想、表現を、『記紀万葉』と対比し考察する。古代共同体的な生活が破壊され封建制が根付いたとき、人々はそれぞれの運命におそれを抱き、そこに古代歌謡が生まれた。斬新で美しい論の展開、すべてを網羅した知識、知的興奮が味わえる白川静の世界。 (二)史記から陶淵明へ 古い国家の羈絆から解き放たれ、自らの運命に生きはじめた孤独な生活者たち。彼ら「士人」は体制への埋没を拒否し、自然の情感に沿って天の道に合しようとした。「天道是なるか非なるか」と厳しく問うことによる文学精神の成立から、現実を避けて桃源郷を求める創作詩にまでいたる、文化の道筋を探る。 (全二巻)
  • 地上の楽園
    4.6
    1巻2,530円 (税込)
    差別も貧困も、なくならないのか? 今なお続く「在留外国人問題」に切り込む、慟哭必至の社会派巨編 在日朝鮮人帰還事業―― 1959年に始まったそれは、人類史上最悪の「大量殺戮」への序章だった。 二人の若者がそれぞれ経験した「地獄」を描き、現代に通ずる差別の源流と、政治家・マスコミらが犯した大罪に迫る。 なんやおまえ、チョーセンやないけ――。 1959年大阪。在日朝鮮人への差別がはびこる街で、復興を遂げ平等を実現し「地上の楽園」と称される北朝鮮への「帰国運動」が過熱していた。 学問の道を志す高校生の孔仁学は、ヤクザの抗争に巻きこまれ窮地に立つ親友・玄勇太に「帰国」を勧める。 家族とともに北朝鮮へ行くことを決めた勇太だったが、帰国船内の食事の貧弱さや寝床の汚さに、「楽園」への違和感を覚え始め……。
  • 名探偵 円朝 明治の地獄とマイナイソース
    4.3
    1巻2,530円 (税込)
    ◆立川談春師匠、推薦! ――明治が、東京が、   生き生きと、有り有りと、描かれている。   この本は、ミステリーであり、時代小説であり、SFである。   読めばわかる。 江戸・明治期の大名人、三遊亭円朝が驚きの推理で謎を解く。 文明開化の空のもと、人情味あふれる江戸っ子たちが活躍する、 落語ミステリ3話。 目 次 明治の地獄とマイナイソース 牡丹灯籠異聞 即身仏
  • 台湾漫遊鉄道のふたり
    4.2
    1巻2,530円 (税込)
    炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。 結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。 ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。 「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。 そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」 古内一絵さん大満足 1938年、五月の台湾。 作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。 現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、 台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。 しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。 国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差――― あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。
  • 特殊作戦捜査官
    -
    1巻2,420円 (税込)
    合成麻薬フェンタニルの脅威から日本を守れ! 世界中に広がる合成麻薬フェンタニル。その密輸組織にマトリの機密情報が流出した!  組織の幹部と目される在日中国人・夏を追う朝倉は華僑や極道の力を借り、名古屋、沖縄、そしてメキシコへ? 新章突入! 自衛官と刑事、二つの顔を持つオッドアイ捜査官・朝倉俊暉の闘いは次のステージへ。 【『オッドアイ』シリーズとは】 陸上自衛隊のエリート「特殊作戦群」の候補生として将来を嘱望されながらも、演習中の事故で左目の視力が低下し、自衛官の道を諦めた朝倉俊暉。 警察官に転身した彼は、その鍛え抜かれた肉体と洞察力を武器に数々の難事件を解決していく――。 肉体と知能を極限まで駆使する、最強の警察小説シリーズ!
  • 黄金と水飴のアパルトマン
    3.8
    1巻2,420円 (税込)
    〈五感のすべてを響かせる描写が素晴らしい。  時代の空気を見事に捉えたこの物語は、  まさに「いま」読んでおくべき一冊!〉  内田剛さん(ブックジャーナリスト) 僕たちは黄金をもっている。はずだった―― ここは、夢を追う若者たちの共同住宅〈アパルトマン黒猫〉。 イラストレーター、アイドル、書道家、脚本家…… 自分の黄金(たったひとつの才能)を信じるアーティストたち。 生成AIの進化に芸術が脅かされる時代、 彼らが手にした黄金は、いつまで黄金であり続けるだろうか。 夢を失ったピアニスト・梨音は、 アパルトマンの管理人になり、 芸術と真剣に向き合う住人たちと交流することで、 少しずつ変わっていく。 『後宮の百花輪』、『パンダより恋が苦手な私たち』など 好評シリーズの著者による、 芸術家たちの青春ストーリー。
  • 秘曲金色姫
    4.5
    1巻2,420円 (税込)
    秘すれば、花なり――。 そう微笑んだ彼女は、美しかった。 この世のものではあり得ぬほどに。 「パパの死体を捨てるの、手伝ってくれない?」 2021年、コロナ禍の新宿トーヨコ。 茨城を飛び出したジローは、キャイコと名乗る少女と出会い死体遺棄に協力する。 キャイコはなぜ父親を殺したのか、そしてジローはなぜ彼女を救ったのか? その答えは、遠い昔に失われたはずの能曲「金色姫」に秘められていた。 足利、豊臣、徳川。時代を超えて権力者を魅了したその舞が令和の新宿に顕現するとき、約500年にわたる祈りの物語が収束する。 気鋭のSF作家による、能楽×サスペンス×百合クロニクル、開幕!
  • 美土里倶楽部
    3.6
    1巻2,420円 (税込)
    昨日までそばにいた夫は一体どこに行ってしまったのだろう……。 夫を亡くしたばかりの美土里は、彼の忘れ物をきっかけに、同じ境遇の三人の女性と知り合い……。 「未亡人倶楽部」の四人が過ごした一年を描く傑作長編。
  • もの想う時、ものを書く Amy’s essay collection since 2000
    4.1
    1巻2,420円 (税込)
    もう会えない人の記憶、夫とのかけがえのない日常、そして文学。 2000年以降、各紙誌に発表されたエッセイに加え、文庫解説、芥川賞選評など、すべて初収録。作家が愛するものたちを言の葉にのせた、作家生活40周年記念の贅沢な散文集。
  • 聖母
    3.0
    知性と美貌に恵まれた女教祖は、容赦ない制裁で村の秩序を保っていたが、愛憎劇の渦中に。歪んだ愛は狂気と化し、凄惨な結末を迎える。 ドゥルーズが絶賛したマゾッホの知られざる傑作を初邦訳。
  • 閉じた海 社会派推理レアコレクション
    4.5
    1巻2,420円 (税込)
    ジャンルの始祖・清張にとって、「社会派推理」とは何だったのか? 『或る「小倉日記」伝』(1952)で芥川賞を受賞し、『点と線』(1958)でブレイク、『小説帝銀事件』(1959)で現実の事件に取り組み、『日本の黒い霧』(1960)でノンフィクションへ――と、松本清張はデビュー以来、瞬く間に新たな領域を開拓し、のちに「社会派推理の祖」と称された。 1950~60年代の日本を背景に、本格派/社会派、純文学/エンターテインメント、フィクション/ノンフィクション……といった複数のジャンルの枠を超えて成立した「社会派推理」の実像は、清張没後30年を経てなお、いまだ広く知られていない。 本書では、その「社会派推理」をテーマに、初書籍化となる中篇(表題作)はじめ、これまで単著・全集未収録だった貴重な小説・トーク・エッセイを中心にセレクトした。 本人およびその同時代作家たちによる証言を通して、「社会派推理」が求められた原点、そしてその展開の軌跡と可能性の中心をさぐる。 【目次】 [小説] 閉じた海(1973) よごれた虹(1962) 雨(1966) [対談・座談] 私小説と本格小説――対談・平野謙(1962) 推理小説の作者と読者――座談・高木彬光/水沢周(1962) 作家と批評家――対談・権田萬治(1973) [エッセイ・インタビュー] 広津和郎(1968) 石川達三(1985) 白の謀略(1977) 世界が激動しても、人間は変わらないんだよ――生前最後のインタビュー(1992) 解説・藤井淑禎
  • 鼎談集 金井姉妹のマッド・ティーパ-ティーへようこそ
    5.0
    蓮實重彦、大岡昇平、西江雅之、篠山紀信ら9人のゲストを迎えて、70年代後半から80年代前半に収録された若き日のおはなし。野球のこと、時間のこと、言葉のこと、写真のこと、そして映画のことなどを忌憚なく語り合う、知的興奮に満ちた鼎談集。鼎談のお相手との思い出を語り合う「目白姉妹の語り下ろし対談」も収録!
  • 作家たちの愚かしくも愛すべき中国 なぜ、彼らは世界に発信するのか?
    4.0
    創作の自由を失い、流浪の旅をへて亡命した高行健は、中国語作家として初めてノーベル賞を受賞した。余華および閻連科は、その著作の過激さから発禁処分を受けるも、内外でノーベル賞の有力候補と言われている。本書は、三人の作家たちの講演、日本の著名作家との対談、オリジナル・インタビューをとおして、世界的に高く評価されている中国文学の魅力と、中国の激動の現代史をリアルに伝える。高行健×大江健三郎、ノーベル賞作家対談を収録。
  • 定年物語
    3.7
    1巻2,310円 (税込)
    正彦さんが定年を迎え、さてこれからは、一緒に旅行を……と期待していた二人。しかし、折しも世の中はコロナで自粛中。そんな中で、新たなフェーズに入った二人の生活は? 俳句、骨董と、趣味の道をきわめる正彦さんと、二次元コードに苦しめられたり、日々のちょっとした生活の変化を楽しんだりする陽子さんの日常を綴る、シリーズ最新作。
  • シニア・シンデレラたちのラストクルーズ
    3.5
    1巻2,255円 (税込)
    尽くしてきた義母に、金を盗んだと疑われた冬美。 都内にいくつもビルを所有するが、孤独な茉莉。 そして、ある事情から船内で働き続けている早苗。 65歳の女性3人が、辛い日常を忘れるため乗り込んだ豪華客船。 偶然生まれた友情は、残りの人生の希望となっていく――。 「私たち、色々不幸はあるけれど、3年後、船の上で再会しましょうね」 豪華客船×文学、誕生!
  • ある小説家の死からはじまる物語
    NEW
    -
    1巻2,200円 (税込)
    これは、世に出してはいけない作品なのか? 人気作家・時任晶子の最期の作品。そのラストを巡る疑惑と真相とは――。 大学で創作ゼミを受け持つ作家・時任晶子が死んだ。 卒業後、恩師の死をきっかけに 再び「書くこと」に向き合う教え子五人。 一方、 時任の最後の作品のラストにはある疑惑が……。 「書く人」「作る人」「届ける人」、そして「読む人」すべてに届いてほしい。 ほしおさなえ、キャリア30年の到達点! 「書く人」「作る人」「届ける人」、そして「読む人」すべてに届いてほしい。 ほしおさなえ、キャリア30年の到達点!
  • 人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    離婚後、晴れて独身にもどった“わたし”(著者)。新たなパートナー作りに踏み出すも上手く行かず、手を伸ばしたのは“女性用風俗”。「すごくよかった」という興奮と「これは性的搾取ではないか」という後ろめたさが同時にやってくる。 性的なことは親密な間柄でのみ行われると思っていたけれど、お金を払えばその「親密さ」を飛ばすことができた。じゃあ、さっきのわたしは何にお金を払ったんだろう。 女性の性欲は本当に男性のそれと違うのか。女性の欲望が蔑ろにされている一方で男性の欲望は蔑まれていないか。他者を「書きたい」という欲望は危ういものなのか。正しさと欲望の間に横たわるものを見つめ、対話し、考える。 セラピスト、オーナー、辞めた人……。著者が女性用風俗にかかわる人に取材しながら、自身の体験を綴る、渾身のルポエッセイ。
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち
    3.5
    1巻2,200円 (税込)
    第25回本格ミステリ大賞[小説部門]受賞作家の意欲作! 投票していただけますか。 彼を父と認めるか、否かを―― カリスマ経営者として多くの人に愛されていた森栄莞爾。 だが彼は、精子提供で105人もの子供を作っていた。 そのリストが出回ったことで、自分が莞爾の子供だと知った健太は、他のきょうだいたちと出会い、ある提案を受ける。 「莞爾を父だと認める声明を出してほしい。全会一致の場合、1000万円を支払う」 育ててくれた人と、遺伝子が繋がっている人。 あなたは、どちらを《父親》と呼びますか?
  • 証人殲滅 オッドアイ
    -
    1巻2,200円 (税込)
    青森市内を震撼させる連続放火事件。 自衛官が立て続けに狙われたことから捜査に乗り出した朝倉たち「特別強行捜査局」は、謎の製薬会社に辿り着く。 彼らが抹消したい「証人」とは誰なのか? 特別強行捜査局VS闇の製薬会社!  自衛隊出身の最強捜査官・朝倉俊暉が活躍する人気シリーズ、第12弾!
  • 村田喜代子の 本よみ講座
    -
    1巻2,200円 (税込)
    小説からノンフィクションまで、自作も含め国内外のさまざまな作品を取りあげ、執筆のいきさつや作品の背景を考察することによって、読書の楽しみをもう一歩深める実践的な術を伝える。取りあげられた作品は、『ネバーホーム』『やんごとなき読者』『エリザベスの友達』『チェルノブイリ原発事故』『唱歌の社会史』『おーいでてこーい』『いつか深い穴に落ちるまで』『長崎の鐘』など多数。
  • 任務 松本清張未刊行短篇集
    3.8
    1巻2,200円 (税込)
    「屍体の重量がずしりと腕先にきたとき、はじめて私に任務らしい感情が充実しました」――。国民作家が終生描き続けた「組織・社会と個人との葛藤」をテーマに、これまで単著・全集未収録だった短篇小説を精選。自身の体験を反映した戦争小説から実在の事件をモデルにした小説まで、巨匠のエッセンスを凝縮した全十篇。 【目次】 任務(1955) 危険な広告(1954) 筆記原稿(1957) 鮎返り(1955) 女に憑かれた男(1956) 悲運の落手(1957) 秘壺(1960) 電筆(1961) 特派員(1979) 雑草の実(1976)  解説:権田萬治
  • 父ガルシア=マルケスの思い出 さようなら、ガボとメルセデス
    3.5
    愛する人たちの死について書くというのは、書くということそのものと同じくらい古い行為のはずだが、いざそれをするほうに自分が傾くと、即座にことばに詰まってしまう。メモを取っておこうと自分が考えていることにぞっとなり、恥じ入りながらメモを取り、メモを修正している自分を見損なう。情動的にかき乱される原因は、父が有名な人だったことにある。書きとめておく必要をおぼえる背後には、この野卑な時代の中で自分自身の名声を高めたいという誘惑が潜んでいるかもしれない。もしかすると書きたいという呼び声に抗して、謙虚に黙っていたほうがいいのかもしれない。謙虚なふるまいというのは、実のところ、僕の一番好きな虚栄の形態なのだ。しかし、書くということに関してよくあるように、主題のほうが書き手を選んでくるという面もあり、抵抗しても無駄なのかもしれない。 ――本書より
  • 随筆百花苑〈第1巻〉
    -
    1~15巻2,200~5,275円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 伝記日記篇一 在臆話記(上)
  • アマゾニア
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    16世紀、太古からの伝説が未だ息づくアマゾン河流域――女人族の〈泉の部族〉は精霊の庇護の下、豊かに暮らしていた。大弓部隊隊長・赤弓は、家族を殺された怨みから宿敵〈オンサの部族〉を倒し、一族に平和をもたらす。その直後、大河を下り、飢えたスペイン人たちが現れた。赤弓は一行を撃退するが、傷を負って取り残された黒髭の男を見た 守護精霊〈森の娘〉は、なぜか掟を破り、彼を部族に迎え入れるよう命じる……。濃密な生命と精霊に満ちた密林に展開する魂の喪失と再生の物語。
  • 燕石十種〈第1巻〉
    -
    1~6巻2,093~2,424円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高尾考/遊女考/猿楽伝記/瀬田問答他
  • 未刊随筆百種〈第1巻〉
    -
    1~12巻2,093円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 岡場遊廓考 博奕仕方風聞書他
  • かわいい中年
    3.0
    ふいに出来る友達、家族の見知らぬ顔…… ほろ苦い人生こそ愛おしい、中年期の心をほぐす処方箋。 「雑談がこんなに面白いの、反則だと思います!」 岸本佐知子さん悶絶。 フジテレビ系トークバラエティ番組『久保みねヒャダこじらせナイト』の3人による密室トークを書籍化。
  • 岩手の大盛弁当屋 こげ店長ともちもちちまき
    3.6
    1巻2,090円 (税込)
    「お腹が空いてると悲しみが膨らむからね。 まずは、食べて――」 仕事が得意で料理が苦手な菊池。専業主夫を目指すが婚活全敗中の加賀野。そして、夢を諦めるきっかけとなる言葉を放った恩師と再会した天野――。 カナガシラやドンコのフライ。厚揚げのカックイあんかけ。黒平豆と栗のちまき弁当。 ご当地食材を使用した、日替わり一本勝負の《大盛弁当屋》では、 大盛成実&黒柴・こげ店長が、疲れた皆様の来店を、今日もお待ちしています!
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ
    3.6
    1巻2,090円 (税込)
    お嬢さんたちの若い命が、新世界を担うのです。 どうぞ、健やかに過ごしてくださいね……。 喧嘩別れした親友が高校を退学した。 突然、山に施設を作った新興宗教・NI求会に入会したのだ。 親友を取り戻そうとする凜音。 東京から《特別》になるために来た初花。 大人が《楽園》と定めた場所に閉じ込められた子供たちは、 その聖地で、禍々しいものと対峙する。 町田そのこの新境地。 女子高生たちの、青春×スリラー開幕!
  • 四維街一号に暮らす五人
    4.2
    1巻2,090円 (税込)
    全米図書賞受賞作家の最新作! 台湾グルメ×レトロ建築×女子共同生活 「あんたと一緒にいない日々は、とても寂しかった」 ワケあり住人たちが味わう未知の痛みと、百年前の台湾料理。 昭和十三年築の日式建築・四維街一号には、 四人の大学院生と酒呑み大家が暮らす。 一階は、BL作家の知衣と聡明でモテる小鳳、 二階は、苦学生の家家とシャイな乃云。 互いに秘めた想いを抱え食卓につく住人たちは、 あるとき『臺灣料理之栞』という古書を発掘する。 五人の孤独が手繰りよせた〈ある家族の苦い歴史〉とは――― ◆池澤春菜さん満腹◆ 「なんでこんなに懐かしいの? 四維街一号に、きっとわたしも住んでいた」
  • 日ノ出家のやおよろず
    3.8
    1巻2,090円 (税込)
    生きるのが下手くそな君だけど、 大丈夫、その頑張りは僕たちが見ているよ。 疲れたときほど心にしみ渡る。 『本のエンドロール』の著者が贈る、 これぞ「お粥小説」! 日ノ出楽志は一児の父になったが、 家事も仕事も上手くできない不器用な男。 唯一の取り柄はモノを大切にすることで、 人よりもずっと長く使うことができること。 楽志は知らなかった。 彼が名前をつけたモノには、心が宿っていることを。 リストラを受け、リサイクルショップに転職が決まったその時から、 楽志たち家族の人生が前に進み始める――。 読めば今日より明日がきっと楽しくなる、 心温まる感動の物語。
  • 遠くまで歩く
    3.5
    1巻2,090円 (税込)
    コロナウィルス感染拡大のなか、小説家のヤマネは、『実践講座・身近な場所を表現する/地図と映像を手がかりに』という講座を担当することになる。 PCを通して語られるそれぞれの記憶、忘れられない風景、そこから生まれる言葉……。 PC越しに誰かの記憶が、住む場所も年齢もばらばらな人たちの別の新たな記憶を呼び覚まし、ゆるやかにつながりあってゆく。 読売新聞夕刊連載小説、待望の単行本化。
  • 大観音の傾き
    4.6
    1巻2,090円 (税込)
    「ひとり立ち続ける大観音の寂しさと慈しみ。声にならない声が、今、語られる」――芥川賞作家・松永K三蔵。ユーモアと愛情にあふれる、著者初の新聞連載小説。
  • 六人の笛吹き鬼
    3.5
    1巻2,090円 (税込)
    笛が鳴っている。 名前を呼ばれている。 逃げないと、 化物がやって来る……。 公園で〈笛吹き鬼〉をして遊ぶ六人の少女たち。 だが、奇妙な笛の音が鳴った時、一人、また一人と姿を消してしまう。 数年後、事件の当事者で、ホラー作家となった背教聖衣子がこの事件を調べはじめると、眠っていた「笛吹き鬼」も蘇る――。 禍々しい信仰が残る地で続く、奇っ怪な事件。
  • 鼠璞十種〈上巻〉
    -
    1~3巻2,090円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高尾追々考/新吉原細見記考他
  • マンダラチャート
    4.2
    1巻2,068円 (税込)
    六十代の主婦・雅美は、大谷選手の書いたマンダラチャートを真似て、マス目を埋めてみる。 もし、人生をやりなおせるならば、「女性が胸を張って生きられる世の中にしたい」。 そう記した途端、雅美はマンダラチャートに飲み込まれ、中学生に戻ってしまう……。 同じくタイムスリップした、かつての憧れの人・天ヶ瀬とともに昭和の古くさい価値観を変えようと、奮闘する雅美だが……。
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶
    4.2
    1~4巻2,035~2,200円 (税込)
    この作品がなければ『レーエンデ国物語』は書けなかった(多崎礼) 輝晶が語り出すのは、光神王の圧政に夜明けを夢見た人たちの物語――ささやかな幸せを願いながらも、死影に憑かれた領主の妻が、宮殿から逃げ出してきた王子に托した夢(「翠輝晶」)。望むものすべてを手に入れてきた騎士団副団長・アーディンの唯一叶わなかった夢(「蒼輝晶」)。中公文庫『夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶 1』を改題し、書き下ろし番外短篇「輝晶の欠片1 永遠の誓い」を収録。
  • 叡智の図書館と十の謎
    3.8
    1巻2,035円 (税込)
    逃げるか、死ぬか、答えるか。十秒以内に決定せよ――長い旅路の末、伝説の図書館へとたどり着いた旅人に、守人は謎をかける。鍵となるのは十の物語。扉を開き、森羅万象に通じ、神に等しい力を手に入れることは出来るのか。本格ファンタジーの新旗手による意欲作! 装画・六七質/挿画・田中寛崇 プロローグ・エピローグを新たに書き下ろした完全版
  • ターミナルから荒れ地へ 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学
    3.8
    1巻2,035円 (税込)
    アメリカ文学は、ようやく「アメリカ」を語らない、ただの文学になった――気鋭の翻訳家が紹介する一番あたらしく刺激的な読書案内。
  • 鹿鳴館のドラクラ
    4.0
    1巻2,035円 (税込)
    甘く、危うい魔界の匂い――。時は明治、寧子と時子の姉妹は、鹿鳴館で記憶を無くした紳士と出会う。彼の名はドラクラ。その妖しい美しさに、彼女らは惹かれていくが……。近代日本と中世欧州を繋ぐ、愛と死の物語。
  • 君を憶えてる
    4.0
    1巻2,035円 (税込)
    小学校6年生の夏休み。僕たち5人は、湖での肝試しで、ある不思議な「光」を見た。それがすべての始まりだった--。5年後、高校2年生の夏休み。僕(ヒロ)は、一人で映画を見に行った街中で、奇妙な体験に襲われる。仲間のトシと、引きこもっているはずのミチオ、そして名前も知らない「もう一人」が急に目の前に現れたのだ。彼らは僕のことを「ハカセ」と呼び……そこで幻視はパチンととぎれ、気がつくと、さっきの雑踏の中に一人で立っていた。この「ジャメ・ビュ(未視感)」が序章となり、周りの仲間たちにも不思議なことが起こり出す。あの夜、「光」を見たのは、5人ではなく、6人だったのではないか? そう思い出した僕は、友だちから彼女になったハム子や、ミチオに話を聞いてみる。すると、二人は、「光」を見た夜に、それぞれ、秘密を持っていることがわかった。その後、大けがをしたトシの見舞いに行った病院で、僕はサラと再会し、すべての奇妙な現象の原因が彼女にあると確信する……。松本清張賞作家が、思い入れのある土地、津久井湖・橋本を舞台に、新機軸に挑んだ「SF青春小説」!
  • 陽炎の闇 オッドアイ
    -
    1巻2,002円 (税込)
    横須賀で行われた海上自衛隊の観艦式。警備についた朝倉は、NCISのハインズから捜査協力の依頼を受ける。式に参加している米海軍空母内で殺人事件が起こったというのだ。急遽空母に乗り込んだ朝倉だが、事件への関与が疑われるロシア人スパイを追う矢先、艦内で第二の殺人が――。米国、ロシア、そして中国。各国の思惑が渦巻くなか、「特別強行捜査局」は真実に辿り着けるのか。25万部突破の人気シリーズ第10弾!
  • ノーメイク鑑定士
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    考えてみれば、人に「化粧をしていますか?」と訊くのは「大便したあと尻を拭きますか?」と訊くのに似ている。 「御社にスッピン社員がいる」という取引先の一言から、塗装会社の営業部員・中村に、「スッピン女子捜し」の密命が下る。 あの手この手で同僚たちの化粧事情を探る中村。しかし、彼女には秘密があった。 実は中村自身が、人生で一度も化粧をしたことがないスッピン女子なのだった――(ノーメイク鑑定士)。 働くみんなの日常は、事件で溢れている。 気鋭の著者が綴る、新時代のお仕事小説全四篇!
  • モンスターシューター
    -
    1巻1,980円 (税込)
    芸能界の闇に斬り込む最凶のダークヒーロー登場! 衝撃のラストまで手に汗握るノンストップバトル ハーフに間違われる彫りの深い顔立ちでポニーテール、筋肉の鎧に覆われた褐色の肌――冴木徹は異彩を放つトラブルシューターだ。彼の最終ターゲットは、芸能界を牛耳るモンスターである「極東芸音協会」会長・赤尾豊斎。11年前に遡る、彼らの因縁とは!? 「新堂プロ」社長として業界の裏側まで知り尽くす著者による、感動と興奮のピカレスクロマン。
  • 夢みるピーターの七つの冒険
    -
    ぼく夢をみているんだろうか、それとも? ネコや赤ちゃんと体が入れ替わる、いじめっ子の気持ちが手に取るように分かる、うるさい両親を消してしまう、大人になった気分を満喫する。 ふとしたきっかけで、そんな空想の世界に心がとらわれてしまう少年ピーターの毎日はスリルいっぱい。 誰だって最初は子供だった――驚き、切なさ、自分とちがう存在を想像してみること、誰でもいつかは大人になること。 子供たちに、そして昔子供だったすべての人に、 いろいろなことを教えてくれる冒険ストーリー。 英国ブッカー賞作家からの贈り物。
  • 波乱万丈な頼子
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    法律事務所で事務職をしている高幡莉々子は、仕事の一環で見始めた、ある動画チャンネルが気になって仕方ない。 顔を隠した「頼子」という70代の女が、困窮した生活状況や波乱に満ちた人生を語る動画がどうにも鼻につくのだ。 おそらく投げ銭だけでも相当儲けているはず。 気になる、気になる、気になる!  そんなちょっとした好奇心から、莉々子は次第に取り返しの付かない事態に巻き込まれていく……。
  • 曇りなく常に良く
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    私たちの声はよく似ているのでどれも混ざる、来年も私たちは五人でいるだろう――。 母の再婚で「姉」になったハルア、 恋愛に打ち込みたいスポーツ少女ナノパ、 ルッキズムに囚われるダユカ、 「空気の読めなさ」を自覚するシイシイ、 家計のためバイトに明け暮れるウガトワ。 高校二年生の仲良し五人組。 同じ時を過ごしていても、 見据える景色が同じとは限らない。 芥川賞作家が描く、澄みわたる青春群像劇!
  • バイト・クラブ
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    働くってことは、生きるってことだ。 「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、 高校生たちが大人の階段を上る青春群像。 〈カラオケdondon〉の奥まった一室。そこはお客に貸さない部屋。通称〈バイト・クラブ〉のための部室だ。ここの部員になるための資格は、【高校生の身の上で「暮らし」のためにバイトをしていること】。ファミレスにガソリンスタンド、バッティングセンターなどなど。稼いだお金の使い途は学費だったり生活費だったり、将来のためだったり。お金はなくても、ここには私たちなりの「青春」がある。でもある日、そんな日常を一変させるような事件が起こる――。
  • そらそうや
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    黒い川を渡って博打に行く……。 本格警察小説や、ハードボイルド作品で人気の著者が綴った、作家になるまでの日々、執筆を支える日常のこと、麻雀や将棋、競輪や競馬と運について、そして友人たちとの交流… 40年間の作家生活をぎゅっと詰め込んだエッセイ集。 巻末に、自作解説、東野圭吾との対談「僕は運が強いんです」を収録。
  • 11月そして12月
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    22歳の初恋、永遠の2か月―― 高校も大学も中退したぼくは、カメラを手に都会の生き物を撮り歩いている。退屈な人と言われ続けた22年の人生は、少し生意気な明夜と出会った頃から変わりはじめた。 父親の不倫、姉の自殺未遂、そして「明夜とは二度と関わるな」という男の出現――。続発するトラブルと背景にある真実に触れた主人公・柿郎が、確かな一歩を踏み出していくまでの2か月を鮮やかに描いた、ほろ苦くも爽やかな青春恋愛小説。 ゲームクリエイター・小島秀夫氏、推薦! 『ぼくと、ぼくらの夏』など、数々の傑作青春ミステリーを残し、惜しまれつつ亡くなった著者のリリカルな青春ストーリー。
  • 深海のスノードーム
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    幼い頃から、ピンクもリボンも恋愛も好きではなかった。 だから私は、世界から逃げ出した――。 「やさしい死に方」を教えてくれるという喫茶店に集まった三人。 「女」であることへの違和感を押し殺してきた沙保。 家の関係で、ゲイであることを誰にも言えなかったミナト。 そして、なぜここにいるのかわからないほど、全てから自由に生きる律。 奇妙な共同生活の中で、沙保はこれまでの「当たり前」から解き放たれて――。
  • 可及的に、すみやかに
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    大人だって道に迷うことあるよ――。 離婚を機に実家へ戻ったシングルマザーの詩織は、両親や友人たちとゆるやかに繋がりながら、七歳になる息子・翔との日々を積み上げていく(『可及的に、すみやかに』)。引きこもりの息子・蒼汰を案ずる幸子は、些細なきっかけから万引きに溺れていく。罪を重ねていく幸子を待つものとは(「掌中」)。ままならぬ日々を、それでも進むひとたちへ。純文学界注目の書き手が母と子を描く中編二編。
  • 灯

    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    「なんて綺麗な灯りだろう。これが私の友達」。 わかり合えない母親や、うざいクラスメート。 誰とも関わらずひとりで生きたい。 人生の〝スヌーズ〟を続ける相内蒼、高校二年生。 その出会いは、彼女の進む道を照らしはじめた――。 北の街・札幌を舞台に、臨場感溢れる筆致で激しく記憶と心を揺さぶり、光溢れる傑作青春小説!
  • ちゃっけがいる移動図書館
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「ちゃっけさん、初めまして」 小田桐実、三十五歳。 図書館に非正規職員として勤務。 将来の夢はない、貯金もない、結婚もできない。 そんな、ないない尽くしの毎日が、子犬を拾った日から激変する!? 青森×図書館×可愛いわんこの感動物語!
  • めでたし、めでたし
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    鬼ヶ島から持ち帰った宝物、あれって結局どうなったんだっけ? 兄弟ユニット作家「大森兄弟」が贈る、唯一無二の胸きゅんホラーコメディファンタジー!? 「宝物の元の持ち主は名乗り出よ。」 鬼ヶ島から凱旋した桃次郎は、宝物の持ち主を国中から集めておきながらいっこうに返す気配がなく……。どこか様子のおかしい桃次郎に、忠義の犬は右往左往、お人好しの猿は呻吟苦悶、雉は毎日どこかの空へ―― 「日本一の快男児」のおとぎ話は、めでたしめでたしでは終われない!
  • ミステリー小説集 脱出
    3.5
    あなたはここから出られるか?  5人の人気作家が仕掛けた、謎だらけの物語から脱け出せ 全編書き下ろしの没入感溢れる小説集! <収録作> ・阿津川辰海「屋上からの脱出」 閉じ込められた深夜の学校の屋上から抜け出す方法を探せ ・織守きょうや「名とりの森」 入ると自分の名前を奪われる森から、親友を助け出せ ・空木春宵「罪喰(つみばみ)の巫女」 不可解な仕掛けに囲まれた神社の秘密を解き明かせ ・斜線堂有紀「鳥の密室」 魔女として処刑される前に、塔の最上階から逃げ出せ ・井上真偽「サマリア人の血潮」 謎の研究所の出口を目指し、失った記憶を取り戻せ
  • 中国行きのスロウ・ボート
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    夏の芝生、雨の午後。その手触りは決して褪せることがない―― 〈これが記念すべき、安西水丸さんとの初仕事〉 村上春樹の最初の短編小説集を当時の装幀のまま単行本で復刻。 復刊に寄せて、著者による序文を新たに収録。
  • シャーロック・ホームズの凱旋
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    「天から与えられた才能はどこへ消えた?」 舞台はヴィクトリア朝京都。 洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!? ----- この手記は脱出不可能の迷宮と化した舞台裏からの報告書である。 いつの間にか迷いこんだその舞台裏において、私たちはかつて経験したことのない「非探偵小説的な冒険」を強いられることになったわけだが、世の人々がその冒険について知ることはなかった。スランプに陥ってからというもの、シャーロック・ホームズは世間的には死んだも同然であり、それはこの私、ジョン・H・ワトソンにしても同様だったからである。 シャーロック・ホームズの沈黙は、ジョン・H・ワトソンの沈黙でもあった。 -----(本文より) 謎が謎を呼ぶ痛快無比な森見劇場、ついに開幕! 目次 プロローグ 第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨 第二章 アイリーン・アドラーの挑戦 第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪 第四章 メアリ・モースタンの決意 第五章 シャーロック・ホームズの凱旋 エピローグ
  • 風に立つ
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度――補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!
  • 4アウト ある障害者野球チームの挑戦
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    3アウトをくらっても、またやりなおせる――。 実話をベースにした、奇跡の大逆転の物語! ―逆境に立ち向かう、すべての人へ― 「バカヤロウ、野球ができるやつはみんな、弱者なんかじゃねえ」。熱血監督のもと結成された弱小の障害者野球チーム「東京ブルーサンダース」。勤務先の事故で利き腕を切断、脳梗塞で半身不随、水頭症による歩行困難……諦め、挫折、敗北をくりかえしてきた男たちが、野球や仲間を通して自信と希望をとりもどし、「障害者野球リーグ」日本一を目指す。そして奇跡の瞬間が――。
  • ゼッタイ! 芥川賞受賞宣言 ~新感覚文豪ゲームブック~
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    こりゃいける、と君は思う。君は自分が本気を出せば、近いうちに文学賞を獲れると確信する。いや、芥川賞も夢ではないと思う。君は芥川賞を獲って君の好きな女の子の神になり、いけすかないインテリ風読書家どもを圧倒し、彼女に愛を告白しようと決めた。(本文より) 君は、美人読書家を振り向かせるため、彼女が神の如く崇める芥川賞作家を目指すことにした――。 君の選択で運命が変わる。最短2ターンでゲームオーバー(!)。抱腹絶倒、死屍累々の新感覚文豪ゲームブック誕生!
  • ヨルノヒカリ
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    いとや手芸用品店を営む木綿子は、35歳になった今も恋人がいたことがない。台風の日に従業員募集の張り紙を見て、住み込みで働くことになった28歳の光は、母親が家を出て以来“普通の生活”をしたことがない。そんな男女2人がひとつ屋根の下で暮らし始めたから、周囲の人たちは当然付き合っていると思うが……。不器用な大人たちの“ままならなさ”を救う、ちいさな勇気と希望の物語。

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