四維街一号に暮らす五人

四維街一号に暮らす五人

小説・文芸
2,200円 (税込)

11pt

全米図書賞受賞作家の最新作!
台湾グルメ×レトロ建築×女子共同生活
「あんたと一緒にいない日々は、とても寂しかった」
ワケあり住人たちが味わう未知の痛みと、百年前の台湾料理。

昭和十三年築の日式建築・四維街一号には、
四人の大学院生と酒呑み大家が暮らす。
一階は、BL作家の知衣と聡明でモテる小鳳、
二階は、苦学生の家家とシャイな乃云。
互いに秘めた想いを抱え食卓につく住人たちは、
あるとき『臺灣料理之栞』という古書を発掘する。
五人の孤独が手繰りよせた〈ある家族の苦い歴史〉とは―――


◆池澤春菜さん満腹◆
「なんでこんなに懐かしいの? 四維街一号に、きっとわたしも住んでいた」

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • タイトル
    :
    四維街一号に暮らす五人
  • タイトルID
    :
    1932942
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年07月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    7MB

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四維街一号に暮らす五人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    台中に行きたい。
    今は日本ではない独立した台湾という国で、しかも多民族な社会で、断片的な日本のアイデンティティが残ってるのが不思議。あとがきまで味わい尽くす。

    楊双子さんのWikipediaを読んだ、ガンで亡くなったお姉さんが安修賢に重なって、自身の無念が安修儀に投影されているのかと思った

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    『四維街一号に住む五人』は『台湾漫遊鉄道のふたり』で国際ブッカー賞を受賞した楊双子さんの小説。

    日本風古民家シェアハウスに住む五人の女性の物語。

    四維街一号は台中に実在する日式建築。「日式」とは日本風のこと。戦前、日本が台湾を統治していた時代に建てられた建物です。

    だから畳や雨戸があり、住人たちは靴を脱いで生活しています。

    この小説、とにかく美味しそうな台湾料理がたくさん登場します。

    「蛤仔鶏湯(ハマグリと鶏肉のスープ)」、「獅子頭(大きな肉団子)鍋」古いレシピ本の「芋泥(タロイモのスイーツ)」、生焼雞。

    台湾では季節や体調にあわせた薬膳料理がポピュラーで、焼酒鶏(薬膳スープ)もそのひとつ。寒くなると補冬(冬に備えて栄養補給する)焼酒鶏には漢方薬材が使われています。

    ああ、食べてみたい…。

    そして、引っ込み思案の乃云が古い台湾料理本を見つけ、そのレシピを作ることで物語が進んでいきます。

    古い台湾料理本は、日本語混じりの台湾語で書かれている(現在の公用語は北京語)ので、解読が大変。

    でも、それを翻訳しながら苦労して作る料理は、きっと楽しくて美味しいんでしょうね。

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    台湾百合控えめに言って最高だった、、、。大家さん含めて一人ひとりの事情を鑑みると、なんて美しくも儚いシェアハウスなんだろうと思う。四維街一号の家造りも、自分が想像しているもの以上に美しい建物なんだろうな。台湾に行ってもう一度読み直したい。台湾料理もすぐ()書きで日本人に分かりやすいように説明が書き加えられているから、想像力を掻き立てられた、訳もとっても良かった。。読みやすい中でも、核心を付くようなセリフがあるから、余計夢中になって読んでしまった。

    0
    2026年04月14日

    Posted by ブクログ

    一つの言葉では表せない人間模様の複雑さ及びクソデカ感情が好きな人に超おすすめ。5人の入居者それぞれの一人称視点から構成されていて、新入り視点から始まるので読者もすんなり四維街一号に馴染むことができる。作中には台湾料理の丁寧な描写がかなり多く興味&食欲をそそられるし、台湾の民族構成や歴史の話が深く関わるので、知識を増やしてから再読するとまた新たな発見が多いと思う。

    0
    2026年02月17日

    Posted by ブクログ

    とてもよかった。

    堂々たる四十路のおっさんである手前、百合な部分はどうぞどうぞご自由にということで、繊細な恋愛の機微も、友情の萌芽も、そんなものなんですねと受け止めつつ、、、
    五人全員が魅力的なキャラクターだったが、それぞれがしっかりと、学問に身を置いた経験があるからこそ滲む、知性のようなものが見え隠れしてて、ただのイマドキな若者たちではない芯のようなものを感じて眩しかった。(全員が学部生ではなく、大学院生、または大学院経験者ってのがいいですよね)
    個人的に、後書きに出てきた雲林科技大に仕事で訪れたことがあり、四人の通う大学って、などと想像したりしつつ、楽しかった。

    きっとこれから、ドラマになったり、漫画になったり色々する気がするな。

    前作の『台湾漫遊…』も読みましたが、
    台湾の歴史や文化(食文化多め!笑)、政治を取り込みながら、何かを全肯定も全否定もしない、しかしながら、物語の背後にある著者のメッセージのようなものは確実に読者に届く、独特のバランスの物語。台湾文学の面白さが凝縮されたような作家だなと思いました。(エラそうにすみません)これからの作品も、できればこの五人の続編も!もっともっと読みたい。

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    漢方を普段から取り入れてたり(蟹は冷えるから酒蒸しにして温めたとか)、漢詩を諳んじたりしててすごすぎる 教養…!
    でも日本のアニメの話もしたり


    ほっこりするけどそれだけじゃなく複雑なところもあって、台湾の歴史のほうも本読まなきゃなって思った

    0
    2025年10月10日

    購入済み

    台湾漫遊鉄道のふたりぶりの楊双子先生の作品でした。台湾の歴史、食事、そして百合。古いシェアハウスで暮らす5人の連作短編集のような形態で、出自も性格も違う女性たちが描かれています。現実の時勢と重なる部分もあり、大変面白かったです。

    #感動する #エモい

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    Google Mapで「四維街日式招待所」を検索して見てしまいました。

    訳者あとがきに取り上げられている、渡邉義孝氏の『台湾日式建築紀行』(KADOKAWA)はすごい本です。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    登場人物に嫌な人がいない、読んでいてとても気持ちがいい
    全員芯がありつつ迷いもあり、そこがとてもチャーミング
    大好きな映画、かもめ食堂を感じた。
    謎解き要素あり、なかなかの大掛かりなストーリー
    台湾の中の日本や中国文化、歴史との関わりと現代に生きておる女性がどう感じているかが垣間見れてすごく面白かった。
    みなさん当たり前の前提としてそれを受け入れて、うまく利用して飄々と生きている感じ。そこに芯を感じた。
    大事な時に必ず出てくる料理描写が凄く良い。美味しいものを作り、一緒に食べることで共有して消化して次のステージに行く感じ、女性の生き方として共感できる。
    台湾で日本建築を探して美味しいものを食べる旅に行きたくなる。

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    台中にある日本式のレトロ建築でシェアハウスをする女子学生4人と大家さんの話。食卓に展開される台湾ならではの美食と軽快な会話に手が止まらない。
    何気ない日常の中で、食卓は文化を凝縮し空間は記憶を留める。誰もが抱える葛藤や揺らぎからふっと心が解放される一作だった。

    0
    2026年05月09日

四維街一号に暮らす五人 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • タイトル
    :
    四維街一号に暮らす五人
  • タイトルID
    :
    1932942
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年07月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    7MB

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