美土里倶楽部

美土里倶楽部

2,420円 (税込)

12pt

昨日までそばにいた夫は一体どこに行ってしまったのだろう……。
夫を亡くしたばかりの美土里は、彼の忘れ物をきっかけに、同じ境遇の三人の女性と知り合い……。
「未亡人倶楽部」の四人が過ごした一年を描く傑作長編。

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美土里倶楽部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    倉田美土里(くらた みどり)は、夫の寛宣(ひろのぶ)(80歳)を亡くして未亡人となった。
    彼女のまわりには、何となく未亡人が集ってくる。
    まだ夫を失ったことがないので、共感するとか、分かる、というふうにこの小説を読む事はできない。
    けれど、もうそれなりの歳なので、勉強させていただいた。もちろん、自分

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    もしも私より先に夫が亡くなったら、もう一度、この本を読もうと思った。
    自作(?)のお経を家族で読むシーンもステキだが、夫を亡くした女性たちの日々、最後に渡り鳥のハチクマを見に行くシーンは、本当に素晴らしい。
    「仲のよかった夫婦は、片方が死んでもいつまでも泣き暮らすことはない」
    は名言だと思う。後悔が

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    夫を亡くしたばかりの倉田美土里が主人公。その辛さのなか、同じ未亡人達(時実美子、十鳥辰子)と、パソコン仲間の山城教子と過ごす時間が書かれていました。

    大切な人を亡くしたときには、同じ思いを知っている人と過ごすことと、日にち薬が一番なのかもしれません。

    美土里が孤独地獄から抜け出していく過程での様

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    未亡人となった高齢の女性たちの1年間。
    それぞれに亡き人を偲びながら。

    所々に心のどこかを刺激するような、新しい発見をするような言葉があり
    なんだかしんみりしつつも彼女たちの交流が羨ましくもあり。

    未亡人クラブの面々がそれぞれに精神的に自立した方々であり
    自分らしさをしっかり持ち合わせているのが

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    「未亡人倶楽部」のメンバーは主人公の倉田美土里、時実美子、十鳥辰子。ほとんど同時期に夫を亡くした未亡人たちです。

    作中で美土里が「未亡人」という言葉をWebで調べる場面が出てきました。

    語源は古代中国で、夫が死んだ後、そのあとを追うこともせず、生き残っている妻のことを指す、と。

    なんとも屈辱的

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    美土里は、亡き夫の忘れ物を取りに行った病院で美子と出会う。美子の営む喫茶店『時知らず』にはパソコン仲間の教子、高齢の辰子も集うようになり…。

    女性の横顔がいくつも描かれている装画に目を惹かれた。門司を舞台にして、突然の夫の死にとまどう女性たちの一年が描かれていく。「遺された妻たちのためにこれを書か

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    村田さんの新作です。
    70代の女性の美土里が主人公。彼女の夫が亡くなるところから、一周忌を過ぎるまでを描いた作品です。どうも、村田さん自身の経験に基づく物語のようです。
    タイトルの美土里倶楽部という名前は本文中には出て来ませんが、夫の死後に美土里が頻繁に交流することになった二人の未亡人と一人の若い(

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    未亡人倶楽部。経験した者でなければ書けない。何人も家族との別れは経験したけれど、また違うのだろう。でも登場する人たちはむしろいきいきしてて、羨ましくもある。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    夫の死後一人で気分は沈むが、出かける場所があったり、集う仲間がいたりするとその間は忘れられる。美土里は夫の思い出と共にいい日々を過ごしていると思う。

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    夫を亡くしたばかりの美土里は、空っぽな日々を過ごしていたが、忘れ物を取りに行った病院で時実美子と出会う。彼女もまた夫を亡くしたばかりだった。
    パソコン教室やおはなし会を休んでいた美土里が、山城教子の誘いで再び足を向けると、昨年夫を亡くしたという十鳥辰子が俳句を作りたいと入っていた。

    それから「未亡

    0
    2025年07月07日

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