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教養としての能楽史
能は退屈どころか、本当はとてつもなく面白い。700年におよぶ日本の伝統文化の蓄積があるからだ。太閤・秀吉や五代将軍綱吉は相当な能狂いだった、桃山時代までの能は今のおよそ2倍の速度で演じられていた、世阿弥の晩年はよくわからず、その著書『風姿花伝』は明治末年まで一般にはその存在すら知られていなかった――等々、能の歴史を楽しく学びつつ、日本の伝統芸能の本質も理解できる。日本人なら教養として知っておきたい、確かな史料に基づいた能楽史の入門書決定版。 -
プロ野球新世紀末ブルース ――平成プロ野球死亡遊戯
平成を彩った名選手から伝説の試合、球界の大事件、忘れられないバイプレイヤーや珍エピソードまで、“平成プロ野球”を総括したコラム集。文庫化に際して、とんねるず、ファミスタ、TVドラマ、女子アナなどの平成カルチャーと新世紀末プロ野球の危険な蜜月関係に迫る書下ろしコラム4編も新加入。平成の名場面を圧倒的偏愛でまとめた「球界年表」も収録する。 -
「名コーチ」は教えない プロ野球新時代の指導論
「チームの勝利よりも選手の幸せを考えてやることです」(本文より) 大谷翔平や佐々木朗希など、野球界にはかつての常識を覆すような才能が次々と現れる。 彼らを成長へ導くのは、従来のコーチング論とは一線を画した、新しい指導スタイルだ。 本書は、すぐれた職能を認められているプロ野球の現役指導者6人――石井琢朗、鳥越裕介、橋上秀樹、吉井理人、平井正史、大村巌に取材。 新世代の選手とどう接するのか。 どんな言葉をかけるのか。 6人のコーチの実践は、野球界のみならず、若い世代を「指導」「教育」する立場の職務にも有効なヒントを与えてくれる。 -
北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実
小泉訪朝から20年。 なぜ解決できなかったのか? ◆内容◆ 2002年9月、小泉純一郎氏が日本の総理として初めて北朝鮮を電撃訪問し、金正日委員長が拉致を認め、5人の被害者が帰国を果たしてから20年。 小泉訪朝当時、日朝関係は大きく改善するかに見えた。 だが、その後交渉は暗礁に乗り上げ、拉致問題解決を重要課題としていた安倍長期政権、続く政権でも進展がない。 国会の「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」等でこの問題に尽力してきた著者はある文書を入手。 そこには拉致の実態、北朝鮮での生活等が詳しく記されていた。本書は極秘文書の内容を分析し、日朝外交を概観することで問題が解決に進まない原因を指摘。北東アジア安定のために何が必要かを提言する。 ◆主なトピック◆ 第1部 極秘文書 ◎政府の「極秘文書」を分析する ◎安倍総理は、なぜ「極秘文書」の存在を否定したのか ◎はじめて明らかになった日本人の名前とは ◎「極秘文書」はこうしてつくられた ◎拉致被害者の実数を推測させる管理番号 ◎横田めぐみさんが拉致された理由 ◎横田めぐみさん安否情報の真偽 ◎「極秘文書」は外交でどう活用されたか? 第2部 外交の問題 ◎歴史的な訪朝はどのように実現したか ◎いまも語られる「拉致の安倍」神話の真相 ◎民主党政権の挑戦と失敗 ◎日朝「ストックホルム合意」への道 ◎幻の「安倍昭恵さん訪朝計画」 ◎拉致問題は解決できるのか ◎残留日本人、「日本人妻」、日本人墓地 ◎風化していく拉致問題 ◎問題解決への私の提言 解説 高世 仁(ジャーナリスト) -
厚労省―劣化する巨大官庁―(新潮新書)
長引くコロナ禍の中、感染対策とワクチンや治療薬の承認など、最も世間の耳目を集める省庁・厚労省。医療、介護、年金、雇用などに毎年莫大な予算を執行し、3万人の人員を抱える巨大官庁の所管分野はとてつもなく広く、その激務ぶりは大臣も含めて時に“ブラック”とさえ揶揄される。同省を担当して10年余り、社会保障政策に精通するベテラン記者が、その成り立ちから、組織・人員・政策、不祥事までを徹底解説! -
万葉集に出会う
約一二〇〇年前に編まれ,古典として親しまれてきた万葉集.しかし実は,ひとつの解釈を拒む歌,よく分からない歌,顧みられなかった歌は数多い.のちの世の評価や解釈にとらわれず,先入観なく歌そのものと向き合えば,古代の人びとの心が見えてくる.万葉集に出会うことで,私たちはほんとうの心に出会うのかもしれない. -
シンプル思考
千葉ロッテマリーンズの正捕手としてチームを2度の日本一に導いた里崎智也氏。 現在は解説者・スポーツコメンテーターとして数多くのテレビ・ラジオ・新聞のレギュラーを持つ傍ら、YouTubeチャンネル「Satozaki Channel」は登録者数が47万人以上と、引退後も様々なフィールドで活躍している。 そんな里崎氏が結果を出すために心がけていたのは「人生の一丁目一番地を決めて行動する」というシンプルな思考法だった。 情報が溢れ、人生の選択肢が多様化する時代を生きる人々に向けて、流されないための「シンプル思考」を「お金」「趣味」「仕事」「言葉」「人間関係」「失敗」の6つの視点から説く。 【推薦】 塙宣之 氏(ナイツ) 「昔からブレない人ですね。里崎さんの思考は一切フレーミングしません。おすすめです。」 -
奇跡の四国遍路
二〇一七年四月初旬、俳人の黛まどかさんは、総行程一四〇〇キロに及ぶ四国八十八か所巡礼に旅立った。全札所を徒歩で回る「歩き遍路」である。美しくも厳しい四国の山野を、施しを受け、ぼろ切れのようになりながら歩き継ぐ。倒れ込むようにして到着した宿では、懸命に日記を付け、俳句を作った。次々と訪れる不思議な出来事や奇跡的な出会い。お遍路の果てに黛さんがつかんだものとは。情報学者・西垣通氏との白熱の巡礼問答を収載。 本文より―― ○つぎつぎと青きを踏んで遍路発つ ○鐘ひとつ撞いて朧を広げたり ○舞ふやうに吹かるるやうに夕蛍 ○道しるべ滴る山を指しにけり -
レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ スペイン・サッカー興亡史
首都マドリードを本拠地とするレアル・マドリードと、スペインから独立の気運さえあるカタルーニャの熱狂的ファンに支えられクラブ以上の存在と言われるFCバルセロナ(バルサ)は十九世紀末の創立以来、サッカーにとどまらず激しく対立してきた。スペイン近代史、民族問題ともからむ両チームの百年以上にわたる憎悪と反目の歴史・構造を、判定・移籍等でもめ、社会問題にまで発展することもあった試合・事件とともに活写。 -
とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡
高校で文系と理系に振り分けられ、結果、理系の知識が乏しい人たちが社会を動かす官僚や政治家などになり、一方の理系学生といえば、世の中のことに無関心で、興味あることだけに取り組みがちだ。しかし、「これではいけない。日本のリーダーにもっと理系の人材を」。2011年、そんな思いを込めて東工大は「リベラルアーツセンター」を発足した。あれから10年。日本中から注目を浴びる東工大の挑戦のすべてをここに明かした。 -
旅情酒場をゆく
知らない土地で、ちょっとドキドキしながら、居酒屋の暖簾をくぐるときの期待と不安は何とも言えない旅の楽しみである。地元の人に混じり人情に触れるもよし、静かに酒と料理を味わうもよし。酒場を求めて、山、海、温泉……。観光地や路地裏まで日本各地を旅しながら見つけた、あの店この店。全国24か所を旅した、酒場ルポの傑作。文庫オリジナル。 -
新・大学序列 なぜ関関同立・産近甲龍の学生数は急増したのか
平成の30年を経て、大きく変化を遂げた大学。少子化に過疎化、国による各種の改革などにより、令和に入ってさらにその姿は激変の中にある。一方で、銀行員から企業経営者、経営学部教授を経て学校法人理事まで務めた著者によると、大学の評価に使われてきた「指標」にも激変は同様に起きており、それに伴い、今までの「偏差値頼り」の大学序列は変わらざるをえないと喝破する。今回その提言に沿った新書を刊行。融資する銀行員、学校のトップや教職員の立場、そして学生から見て強い大学・危うい大学とは? なぜ近畿・関西地区の私大が関東私大に先駆けて浮上を遂げたのか? 今、足元で新しく生まれつつある「新・大学序列」で、その大学の価値を見定めよ! -
自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
令和日本の最も重要な戦略的課題は、力による現状変更に躊躇しなくなった中国の封じ込めである。台湾有事は現実の懸念であり、その際には尖閣諸島や沖縄も戦場になる可能性がある。自衛隊は本当に国土・国民を守り切れるのか。日米同盟は機能するのか。そして国民に「有事への備え」はあるのか。陸海空の自衛隊から「平成の名将」が集結、「軍人の常識」で語り尽くした「今そこにある危機」。 -
日本のスポーツビジネスが世界に通用しない本当の理由
スポーツビジネスは何ら特殊なビジネスではない。日本のプロスポーツが、経営面でも海外で戦えるビジネスになるために必要なものとは果たして何なのか。何が、日本のスポーツビジネスには足りないのか。スポーツをこよなく愛し、スポーツの魅力にとり憑かれたBリーグ創設の立役者が明かす熱きビジネス論。川淵三郎氏推薦! 本書は、スポーツビジネスに携わる人にとっての必読の書である。 -
リモートワークの日本語~最新オンライン仕事術~(小学館新書)
リモートワークで悩まない56の工夫。 2020年春のコロナショックを機に、リモートワークが急加速しました。 「リモートワーク」という働き方は、オンライン仕事革命とでも呼べる、業務スタイルの大きな変革をもたらしたといえるでしょう。 多くの企業ではZoomをはじめとするWeb会議システムが導入され、私たちの仕事のスタイルは一変しました。 リモートワークではディスプレイを通したコミュニケーション(オンライン会議、メールでのやりとり)の機会が圧倒的に増加しました。 その結果、自由な意見交換がしにくくなり、相手に対する情報面の配慮と感情面の配慮に欠けがちになり、多くのトラブルが生じるようになりました。 本書で紹介する ◆Web会議システム活用のコツ26 ◆読み手の心に適切に届く言葉選びのコツ30 は、リモートワーク時代に必須のコミュニケーション技術です。 この、最新ビジネスコミュニケーション術で 「理想のオンライン会議」「理想のビジネス文書」を、ぜひマスターしてください。 -
新・仕事力~「テレワーク」時代に差がつく働き方~(小学館新書)
目標を「見える化」できれば日本人は強い。 アフター・コロナ時代にどう生き残るか? 企業も個人も「プランB」の未来に備えなければならない。 そのカギは、目標や憧れを「見える化」できるかどうかにある――。 業績悪化、収入減、倒産、失業……。「コロナ不況」で不安だらけの今こそ、この状況を反転するためには、発想の転換が必要なのだと著者・大前氏は強調する。 〈つまり、将来が不安だからこそ、諦観するのではなく「稼ぐ力」を身につけるべきなのだ。昇進・昇給が望めないなら、高収入を得るためにスキルを磨いたり、AI(人工知能)やロボットに代替されない能力を身につけたりして、ステップアップを目指す――そうすることで、自分の未来を明るく変えていくべきだと思うのだ。〉(新書版まえがきより) テレワークや在宅勤務が拡大・長期化する中で、これまでとは異なる仕事力が求められている。ポイントは、「場所」と「時間」に縛られずに集中するための工夫や、「集団知」を導くリーダーシップ、そして目標・成果を「見える化」する仕組みなどにある。 ビジネスパーソンに必要とされる能力や条件を解説した話題書『個人が企業を強くする』の内容をアップデートしつつ新書化。新型コロナウイルス禍によって一変した国内外の情勢を踏まえ、世界的経営コンサルタントが指南する新しい働き方の教科書。 -
金星特急・番外篇 花を追う旅
金星特急の旅から八年、横浜で経営するバーを人に任せ、当時お世話になった面々を訪ねる旅に出た錆丸。月氏の幕営地で無名の赤子と初めて顔を合わせ、北極圏の村で夏草の母の墓を建て、最後に辿り着いたグラナダで先行していた砂鉄とユースタス、さらに愛娘・桜と合流する。この旅は、七歳になった桜に母親である金星について教えるための旅でもあった。初めて父と離れ、世界を巡った桜は何を見たのか――? 大人気小説「金星特急」番外続篇集!! -
襲来
安房国の港町・片海で漁師をしていた見助は、京の寺々に遊学していたという僧侶と出会う。僧はやがて日蓮と名を改め、鎌倉の松葉谷に草庵を構えて辻説法を始める。見助も鎌倉まで従い、草庵で日蓮の身の回りの世話をするようになる。その後日蓮は、他宗派への攻撃を強め「立正安国論」を唱える。幕府がこのまま邪宗を放置し法華経を用いなければ、国内の災難が続き他国からの侵略を受けると主張した。そして見助は日蓮の予言に伴い、九州の対馬に一人で赴くことになる。日蓮の目となり耳となるために。鎌倉から京の都までは陸路、京から博多さらに壱岐・対馬までは海路だ。遥か遠国の地への、見助の苦難の旅が始まった。 -
働き方5.0~これからの世界をつくる仲間たちへ~(小学館新書)
「社会の前提」は、すべて変わった。 「コロナ」によって、社会の前提がすべて変わった。 2020年、我々の「働き方」は大変革を迫られた。 リモートワークによって使える人的・時間的リソースが限られる中で、「やるべき仕事」が自ずと抽出されてきた。無駄な会議、出なくてもいいミーティングは排除され、ビジネスチャットやビデオ会議などテクノロジーで解決できることはそれに任せることが増えてきた。そして、「リモートワークのみで済む人材」への置き換えも始まりつつある。 では、「人間がやるべき仕事とは何か」──コンピュータやAIが進化した今、私たちはこの命題に直面している。ウィズコロナ、そしてポストコロナの世界では、それがいっそう問われることになる。 機械では代替できない能力を持つ人材=「クリエイティブ・クラス」として生きていくには、社会とどう向き合うべきなのか。 落合陽一氏のロングセラー『これからの世界をつくる仲間たちへ』をアップデートして新書化。 -
現代語訳 雑兵物語
武器運び、馬の世話、土木作業、衣類・食糧運び、戦が始まれば最前線で敵と向き合い、集団で槍、鉄砲を扱う。そんな戦場の現場人の役割ごとの声を収録し、多くの武士が戦場心得の参考とした『雑兵物語』。江戸前期に成立し後期の1846年に刊行され一般にも流布した古典を、わかりやすい現代語訳とリアルな挿画で送る。現在の最前線ではたらく人々も切実に読める一冊。 -
韓国、ウソの代償 沈みゆく隣人と日本の選択
韓国経済崩壊か!?日韓断交か!? 間違いだらけの、すべての俗論を斬る! 対韓国輸出規制問題、日本製品不買運動、元徴用工への賠償判決、慰安婦財団の解散、レーダー照射問題、GSOMIA廃棄、WTO提訴、ホワイト国除外……。 文政権のあいつぐ「反日」政策も効果が出ないうえに、政権発足時の目玉であった、国内の格差解消と、北朝鮮との融和もうまくいかず、ついには国内の政権不支持率は過半数を超えました。 経済においては、サムスンの収益が同時期前年比で6割減ったことにも代表されるように、韓国からの外国資本の“脱出”が急加速。さらに日本企業も、これまでは、あまり政治・外交的な要素を交えずに対応してきましたが、徴用工問題に始まる諸々の動きを受け、韓国からの資本引き上げが始まりつつあります。悪化の一途を辿る韓国の経済状況に関して文大統領は「今は我慢の時であり、確実に韓国経済は立ち直る」との発言を繰り返すものの、具体的な論拠も示さない姿勢に国民感情も離反。 外交においては、条約を守らない上に、北朝鮮との仲介役ばかりをアピールする韓国に、世界からの信用も失墜しつつあります。 そんな中で行われた、日本による「ホワイト国除外」……。 迷走する韓国……。そのとき日本がとるべき方策とは?そして米・中・北朝鮮は? 常にデータを重視した数量理論を展開する経済学者であり元官僚の高橋洋一氏が、得意の理詰めの論法で説く、今後の本当のシナリオ。 ※本書は、2019年8月上旬までの情報に基づき執筆されています。 -
上級国民/下級国民(小学館新書)
やっぱり本当だった。 いったん「下級国民」に落ちてしまえば、「下級国民」として老い、死んでいくしかない。幸福な人生を手に入れられるのは「上級国民」だけだ──。これが現代日本社会を生きる多くのひとたちの本音だというのです。(まえがきより) バブル崩壊後の平成の労働市場が生み落とした多くの「下級国民」たち。彼らを待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという“残酷な運命”。一方でそれらを独占するのは少数の「上級国民」たちだ。 「上級/下級」の分断は、日本ばかりではない。アメリカのトランプ大統領選出、イギリスのブレグジット(EU離脱)、フランスの黄色ベスト(ジレジョーヌ)デモなど、欧米社会を揺るがす出来事はどれも「下級国民」による「上級国民」への抗議行動だ。 「知識社会化・リベラル化・グローバル化」という巨大な潮流のなかで、世界が総体としてはゆたかになり、ひとびとが全体としては幸福になるのとひきかえに、先進国のマジョリティは「上級国民/下級国民」へと分断されていく──。 ベストセラー『言ってはいけない』シリーズも話題の人気作家・橘玲氏が、世界レベルで現実に進行する分断の正体をあぶり出す。 -
ドキュメント 誘導工作 情報操作の巧妙な罠
印象操作や偽情報の流布によって世論や情報を操作し、政治や選挙への介入をする動きが世界各地で起きている。誘導工作=インフルエンス・オペレーションである。 それは各国の政治・経済、社会を揺るがし、国境を越えた安全保障上の脅威となっている。さらに近年は、IT技術の進歩と普及により、範囲もスピードや威力も格段に増した。またそれはポピュリズムとの関連がきわめて深い。誘導工作の危険性は、いま米欧で重大な関心事である。 本書は世界各地での徹底取材から、この「現代の危機」について内実と深層を明らかにした決定版である。誘導工作は決して他人事ではない。五輪の盛り上がりを迎え、政治の変動もありうる日本において、「すぐそばに迫る危機」でもあるのだ。 -
新宿二丁目(新潮新書)
東西約三百m、南北約三百五十mの区画の中に、三百をはるかに越えるゲイバーと、女装系、レズビアン系バーがひしめきあう新宿二丁目。「二丁目」として海外でも有名な、世界最大の多様性を抱えるこの街は、一体なぜ、どのようにして、いつ頃からそうなったのか。自身、そこでゲイバーを経営する著者が、関係者への丹念な取材を積み重ね、知られざる歴史を浮かび上がらせる。決定的街場論。 -
令和日本・再生計画~前内閣官房参与の救国の提言~(小学館新書)
前内閣官房参与が明かす官邸の内幕。 新元号「令和」が始まったが、いざ日本の将来はというと決して明るいものとは言えない。 1997年の消費増税が実施されてから、20年以上も日本の実質賃金は下がる一方だ。アベノミクスで大胆な金融緩和を続け、「第1の矢」である金融政策は成功したかに見えたが、それも2014年の消費増税でブレーキがかかり、デフレ脱却の糸口は見えないまま。本来ならばデフレ脱却することを最優先しなければならないはずなのに、これまでやってきたことといえば、前述の消費増税に規制緩和、そして財務省主導の「緊縮財政」だ。 これらはいずれもインフレ対策で、デフレから脱却できないのは当然だ。さらに2019年10月に予定されている消費増税は確実に日本を破壊する。 一方、国会で法案が通過した法案は、「移民政策」や「カジノ法案」「水の民営化」「TPP」など・・・・・・と日本の富を海外に売り渡すようなものばかりである。このままでは日本は数10年後にはアジアの貧国の一つとなってしまうのは確実だ。世界3位の先進国どころか史上初の「衰退途上国」に落ちぶれる。安倍内閣で6年間、内閣官房参与を務めた筆者が日本再生の秘策を提言する。 -
日中の失敗の本質 新時代の中国との付き合い方
米中が衝突のコースを歩み始めた中、不確定で不愉快な外交リスクが浮上。トランプの登場は「アメリカの時代」の終わりの始まりなのか? 習近平が謳い上げた「中国の夢」「一帯一路」をどう読むか? 21世紀に入り、日中はともに相手国の把握に「失敗」してきた。私たちは中国が直面する危ういジレンマを認識した上で、そろそろ新時代にふさわしい付き合い方を構想すべきである。「習近平の中国」を知り尽くした元大使によるインテリジェンス・レポート。 -
なぜ大谷翔平はメジャーを沸かせるのか
二刀流でメジャー新人王となった大谷翔平は間違いなく天才だ。しかしもし大谷が「初めてメジャーに挑戦した日本人」だったらあれほどの成功を収めただろうか? 本書は大谷の異能を詳説しつつ、昭和に来日した助っ人“ガイジン選手”の活躍、平成に渡米した野茂英雄らの苦闘をたどって「大谷現象」の背景をエピソード豊かに解き明かす。50年以上日米両国の野球を見てきたベテラン作家による、誰にも書けなかった野球論。 -
米中衝突 危機の日米同盟と朝鮮半島
米朝首脳会談を通じて「恋に落ちた」と金正恩を讃えるトランプ。北朝鮮の背後にあって「海洋強国」を目指す習近平の中国。朝鮮半島は中華圏に引き寄せられ、日本は米中衝突の最前線で烈風に曝されつつある。「米朝開戦か!」と騒がれていた2017年秋、早くも「米朝はいずれ結ぶ」と言い当てたインテリジェンスの巨匠2人が、「新アチソンライン」という新たな視座とともに提示する驚愕のシナリオとは。日本の危機を直視せよ! -
短期決戦の勝ち方
クライマックスシリーズ、日本シリーズ、WBCやオリンピックなどの国際試合――これら短期決戦はどのように戦うべきなのか。本書は、著者にとって初の短期決戦論であり、自身の経験はもちろん、歴代の勝負を徹底分析して論じている。巻末には、「ID野球」の象徴とも言うべき、短期決戦の全データを付した。野村野球の集大成がここにある。 -
文豪と酒
鴎外がビールに、荷風がウィスキーに託した思いとは? 本書は酒が様々なイメージで登場する傑作を厳選。古今東西、人類の友である酒になぞらえた憧憬や哀愁は今でも現代人を魅了し続ける。近代文学に足跡を残した漱石、露伴、安吾、谷崎、太宰ら16人の作家と白秋、中也、朔太郎ら9人の詩人、歌人による魅惑のアンソロジー。 収録作品 屠蘇……夏目漱石「元日」 どぶろく……幸田露伴「すきなこと」 ビール……森鴎外「うたかたの記」 食前酒……岡本かの子「異国食餌抄」 ウィスキー……永井荷風「夜の車」 ウィスキーソーダ……芥川龍之介「彼 第二」 クラレット……堀辰雄「不器用な天使」 紹興酒……谷崎潤一郎「秦准の夜」 アブサン酒……吉行エイスケ「スポールティフな娼婦」 花鬘酒……牧野信一「ファティアの花鬘」 老酒……高見順「馬上侯」 ジン……豊島與志雄「秦の出発」 熱燗……梶井基次郎「冬の蝿」 からみ酒……嘉村礒多「足相撲」 冷酒……坂口安吾「居酒屋の聖人」 禁酒……太宰治「禁酒の心」 ●諸酒詩歌抄 上田敏「さかほがひ」 与謝野鉄幹「紅売」 吉井勇「酒ほがひ」 北原白秋「薄荷酒」 木下杢太郎「金粉酒」「該里酒」 長田秀雄「南京街」 高村光太郎「食後の酒」 中原中也「夜空と酒場」 萩原朔太郎「酒場にあつまる」 -
日本人に知ってほしいイスラムのこと
東京五輪が開かれる二〇二〇年には、イスラム教徒の人口は二〇億人を超え、世界の二五%を占めると予測される。イスラム圏から日本を訪れる観光客数も、すでに年間一〇〇万人。各地でヒジャブ(頭髪を覆う布)を着けたムスリマ(イスラムの女性)を見かけることが多くなった。では、そんなイスラム圏の人たちと接するために必要な知識や態度とは――。日本人にとって、いまだに正しく理解されているとはいえないイスラムの世界を、衣食住、文化、習慣、歴史など、さまざまな視点から解説。エジプト出身で自らがムスリマである著者にしか書けない、日本人のためのイスラム案内! -
女政治家の通信簿(小学館新書)
彼女たちの「政治家としての資質」を問う。 永田町や霞が関は、今も男性優位と指摘される。財務省のセクハラ問題は氷山の一角。女性の政界進出は時代の要請だ。 ただし、昨今、女性政治家の失言や醜聞が俎上にのることも珍しくない。女刺客、○○ガールズ、マドンナ議員。選挙時の「党の華」も、当選後は機会に恵まれず、人知れず散る。 女性政治家が活躍するためにも、「女性だから」と重宝するのではなく、「政治家の資質」を問うことが必要ではないか。 【本書に登場する女性政治家たち】 「鉄の天井」などない/小池百合子都知事 涙ぐむ「ともちん」に保守層も引いた/稲田朋美前防衛大臣 女は弱し、されど母は強し/野田聖子 総務大臣 「二重国籍」を批判するバカたちへ/蓮舫元民進党代表 「土」と「大麻」に拘泥する総理夫人/安倍昭恵総理夫人(番外編) ほか中山恭子、山谷えり子、杉田水脈、辻元清美、山尾志桜里、福島瑞穂、吉良佳子、上川陽子、片山さつき、高市早苗、金子恵美、佐藤ゆかり、上西小百合、三原じゅん子、今井絵理子、丸川珠代、嘉田由紀子、太田房江、小渕優子、鈴木貴子、田中眞紀子、土井たか子、扇千景の計29人を論評。 野田聖子総務大臣、舛添要一前都知事との対談も収録。 -
キリスト教からよむ世界史
古代ローマ時代から現在まで、2000年におよぶ歴史をもつキリスト教。 地中海世界の「新興宗教」が、いかにして世界的な宗教になったのか? なぜ各派にわかれたのか? 世界史にどのような影響を与えたのか? 予備校の元世界史講師が「カノッサ事件」や「宗教戦争」など30のトピックでわかりやすく解説します。 世界史の教科書では触れられない 人物や組織を深掘りしたエピソードも多数収録しています。 ・ヴェネツィアの意向でキリスト教徒の街を攻撃、やがてコンスタンティノープルも滅ぼした第4回十字軍 (第11章 十字軍と東西の交流) ・ローマ教皇庁とアビニョン教皇庁が教皇選出をめぐり対立。ついには同時代に教皇が3人に (第13章 3人の教皇) ・軍人ロヨラは入院中に読んだ聖書がきっかけでザビエルらと出会い、イエズス会を結成 (第16章 祈祷から宣教へ) ・三十年戦争と島原の乱が残した共通点は「領主の宗教がその領地で行われる」 (第20章 武器を売り福音を伝える) ・コペルニクスは批判されず、ガリレオが異端審問にかけられたのは「運が悪かったから」 (第21章 せめぎあう科学と宗教) -
天下人の父・織田信秀――信長は何を学び、受け継いだのか
中世的権威の破壊者、近世の開拓・改革者とされてきた織田信長の戦闘法、外交・経済政策、家臣統制には、父・信秀の影響があった! 織田信秀は、守護代家臣から短期間で尾張随一の実力者に伸し上がった戦国の出世大名の一人でありながら、史料の少なさから、その実像が謎であった。信長研究の第一人者が、信秀、信長二代にわたる事績を明らかにした本書で、天才、魔王、革命家とまで称された信長像は変わる!
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