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ブッダは本当に差別を否定し万人の平等を唱えた平和主義者だったのか? 近代の仏教研究は仏典から神話的装飾を取り除くことで、ブッダを平和主義者で、階級差別や男女差別を批判し、業や輪廻を否定した先駆的人物として描き出してきた。だがそれは近代的価値観を当てはめ、本来の内容を曲解したものにすぎない。では、ブッダの真の偉大さは一体どこにあるのか。これまでのブッダ理解を批判的に検証し、初期仏典を丹念に読みとくことでその先駆性を導き出す革新的ブッダ論。
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Posted by ブクログ
歯切れ良くわかりやすい論だった。一気に読みました。「はじめに」と「あとがき」含めて、氏の論旨が完結する。
近代以降に進んだ歴史的ブッダ像の理解を初期仏典の読みときにより批判的に検証し、同時代の視点から見た先駆性を明らかにしようとする一冊。本論も非常に興味深いが、文献を批判的・客観的に読むことの困難さについても示唆に富む内容。
ブッダという1人の人間を神話ではなく歴史の視点から見つめ直す本 原始仏教の経典を読んでいる訳でもなく、当時のインドに対する造詣が深い訳ではないので信頼性を担保する事はできないが 通ると死ぬ道の正体が火山ガスの溜まる場所であったり、石油地帯の近くだと自然発火現象が発生しやすい為拝火教が勃興した様な 神...続きを読む性、不可思議性を理屈で剥いでいくのが好きなので好みの本だった
ゴータマ・ブッダを2500年前の古代インドの人間と捉え、仏教をインド哲学の流れ、つまりウパニシャッド哲学を下敷きにしつつ、輪廻の問題をどう乗り越えるか、という沙門宗教の一つとして理解しようと試みている。 ブッダは不可視論者ではなく、無記とは異教徒の邪見(あくまでも仏教視点で)からくる質問に対して誤解...続きを読むを避けるために答えなかった、という論も興味深い。 "仏教は哲学"であるだとか、"仏教は科学的"であるなどと言われることがあるが、そこでいう"仏教"はあくまでも近代の価値観に合うように再解釈したものであることが書かれている。ただし、学術でなく現代社会において仏教実践をする上では、再解釈を行うことは不可避だとも思う。 各々が自分の信じる仏教こそが、"本当の"仏教なのだと盲信してしまうと争いになってしまう。 仏教を学ぶ人はこのような視点を持ちながら、自分はどう仏教と関わるか、を選択するのが良いと思う。
初期仏典に関する解釈の批判について当時の考え方を念頭に置く必要ありという論旨は納得できる。歴史上の人物についての解釈は解釈した当時の風潮による(日本で言えば織田信長辺りが好例だろう)のでブッダが現代的感性を持っていなかったというのは、その通りだろう。それでもブッダの思想の価値が減じる事もない。本人の...続きを読む執筆した著作がないので弟子たちの思惑もあるだろうし。 原始仏教についてこういう見方もあるのかと鱗な一冊。
散文優先の現代的研究に基づく初期仏説の解説。近現代の歴史的解釈の仏説は、現代的価値観、それも理想的なバイアスがかかっているという立場。 終章及び参考文献が特にまとまっている。かつての日本の研究者達を大胆に否定しまくっており、出版妨害があったというのもわからなくもない。 初期の仏説において、そもそ...続きを読むも何が正しいのかわからないということは大前提であり、何かしらのバイアスがかからないとまとめられないだろう。 人間の理想の投影的なバイアスはなかなか気付きにくい分とても鋭い。 また、捨て去ろうとした神話的部分に価値を持って解釈しようとする見方も新しく、もっと広げて研究が進んでいったら面白ろそう。
あと書きから著者の悲願の一冊であることが感じられた。 たしかに、ゴータマ・ブッダを神格化し、現代の時代状況にも適切な価値観を持った人物だと論じるのは無理がある気がする。 インテグラル理論を学ぶなかで、社会の発達状況が過去と現在では異なり、その時代を生きる人は、その時代の影響を少なからず受けている...続きを読むことは当然なのかもしれない。 何かや誰かに自分の世界観の投影をしてしまう。人間の性。
ブッダをよく理解していないにも関わらず、無意識に美化していることはある。それを否定する意見を表明しにくい空気もある。その空気は圧力に近い。
『ブッダという男』清水俊史 ブッダは本当に平和主義者だったのか? 初期仏典を読み解くと実際は暴力や戦争を完全否定はしておらず、女性差別者でもあった。 当然時代も違うからブッダとはいえ現代の価値観にそぐわない考えもあったという視点が面白かった。 とはいえ無知を打ち払い煩悩を絶てば輪廻は終局する、極端な...続きを読む楽と苦を離れ中道を歩むなど、現代人の理想とする新しい価値観をすでに見出していたことにやはり心打たれるものがありました。 仏教については完全素人ですが、思いの外ブッダの言葉に引き込まれた。 ブッダに興味を抱くきっかけになったと思います。
第2部で述べられたブッダを現代から善意で解釈してしまう誤りの指摘が痛快。 第3部のブッダの先駆性は、これまでの解釈を正確にしたような印象。 記述はやや専門的。文章量はやや少なめか。巻末の参考文献が詳細で豊富。
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ブッダという男 ――初期仏典を読みとく
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