YTRという役に立つことを楽しく楽にやるというコンセプトをもとに業革3.0という現場での業務改革について4社の企業の取り組みや関係者などのインタビューをもとに紹介した一冊。
本書で紹介されている業革3.0は人間中心の働き方で生産性と創造性を両立してあるべき姿から逆算して考えていくというこれまでにな
...続きを読むい考え方であると感じました。
また、時代が進むにつれて働き方も変えていかないといけないということを感じました。
無印良品の雑談、情報編集能力やHISの面白いという発想から入ることやSONPOホールディングスの介護の品質向上のための取り組みなどから業革3.0の実例や考えを知ることができました。
巻末にある大里綜合管理の事例は育児中の女性や障害者の方など誰もがYTRを実現されていて、まさに本書での業革3.0の集大成だと感じさせるもので大変印象に残りました。
令和という新しい時代となり、終身雇用を軸とする働き方から個人個人の生き方に合わせた働き方が必要となってくる今後、企業だけではなく地域とも連携することやデジタルを適切に使うためのデジタルリテラシーも大切になってくると感じました。
本書で紹介されているトップから末端まで社内で一丸となり一つの目標に向かい役に立つ仕事で現場に活気を与えることが先の見えないこれからの社会において大切だと感じた一冊でした。