山本孝昭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
YTRという役に立つことを楽しく楽にやるというコンセプトをもとに業革3.0という現場での業務改革について4社の企業の取り組みや関係者などのインタビューをもとに紹介した一冊。
本書で紹介されている業革3.0は人間中心の働き方で生産性と創造性を両立してあるべき姿から逆算して考えていくというこれまでにない考え方であると感じました。
また、時代が進むにつれて働き方も変えていかないといけないということを感じました。
無印良品の雑談、情報編集能力やHISの面白いという発想から入ることやSONPOホールディングスの介護の品質向上のための取り組みなどから業革3.0の実例や考えを知ることができました。
巻末 -
Posted by ブクログ
Y 役に立つことを
T 楽しく
R 楽にやる
業務改革1.0:1980年台のOA、
業務改革2.0:1990年台のBPR、
業務改革3.0:2020年台は、人間中心発想で、創造性と生産性を同時に高めよう、がキーメッセージ。
戦略よりも実行力が、イベントとしてというよりも常態としての業務改革が求められる時代のマインドセットが描かれる。
創造性と生産性を同時追求し、to beを大事に目的やゴールを描き、システム思考で社会最適を追求し、デジダルで現場をエンパワーし、めざす変革目標はチマチマせずに数倍と掲げる。
タレント・ウインなどでも、戦略よりも組織的実行力が勝負を決する時代とあったが、そう -
Posted by ブクログ
机にしがみつき自ら動こうとしない日本人ビジネスマン。他方、中国勢、韓国勢は常に動きながら判断し決断を繰り返している。内向き志向が強まり、行動力は劣化、弱体化している。不透明で不確実な時代だからこそ、行動することで初めて獲得できるものがある。行動を起こし何かに挑戦すれば挫折はつきもの。決して思い通りにはならない。ネガティブなことが必ず起こる。苦しみながらもネガティブをポジティブなことに変換することによって人間は成長する。挫折を乗り越えるための8つのキーワード。捨てる力、迷う力、忘れる力、ふられる力、知らない力、怒る力、失敗する力、落ち込む力。一見ネガティブと思われるこれらのことは実は人を成長させ
-
Posted by ブクログ
ネタバレ教育やネット環境の普及のため、今や知識格差→情報格差の時代ではなく、責任と情熱をもって主体的に行動できるかどうかの「行動格差の時代」。
事なかれに逃げず、前進していくために著者の二人が示すのが「捨てる力」「迷う力」「忘れる力」「フラレる力」「知らない力」「怒る力」「失敗する力」「落ち込む力」。
これらの力は、もとよりネガティブで、行動のために率先して選択すべきものでもないが、そうした状況を経験し、真摯に向き合うことで前向きな行動を起こす力になりうるものだと分かる。
著者の失敗に学ぶ姿勢やしぶとさは参考になり、面白くもあったが、責任と情熱をもって主体的に行動するために何をなすのかという観点からす -
Posted by ブクログ
先日講演を聞く機会のあった遠藤先生の最新本。行動を起こすことの重要性と、行動を起こすことを後押しする「8つの力」を解説した本。行動の有無が格差を生む時代。行動なくして、成長なし。下手な知識は、行動を起こす上での雑音にしかならない、というくだりは耳の痛いところ。当たり前なことだけど、本を読むことが目的でなく、本を読んでどう「行動」するかが大事。この当たり前のことがなかなかできないのだが。
以下、参考になった点、引用、自己解釈を含む。
・失われた20年と言われているが、失われたものをシンプルに突き止めるならば、それは「行動」である。IT革命行こう、情報や知識の差が競争力の差になることはない、今