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ロシアの外交・軍事戦略を知るうえでの必読書!
ウクライナ侵攻から遡ること14年前、ロシアが侵攻したのはコーカサス地域のグルジア(現ジョージア)だった。
日本人がいちばん知らない地域で、今なにが起きているのか?
コーカサスは、ヨーロッパとアジアの分岐点であり、古代から宗教や文明の十字路に位置し、地政学的な位置や、カスピ海の石油、天然ガスなどの天然資源の存在により、利権やパイプライン建設などをめぐって大国の侵略にさらされてきた。
またソ連解体や、9.11という出来事により、この地域の重要性はますます高まりつつある。
だが、日本では、チェチェン紛争などを除いて認知度が低いのが現実である。本書では、今注目を集めるこの地域を、主に国際問題に注目しつつ概観する。
第21回アジア・太平洋賞特別賞受賞!
Posted by ブクログ 2014年10月25日
本書は2008年に刊行された本。
それから2014年経った今、既読。
アルメニアに関する本を読んで、コーカサス地方に(関する本)興味をもったので、本書を手に入れて読んだ。
コーカサス地方(アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア)の抱える問題などについて、わかりやすく書かれている本。
黒海やイランや...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月21日
現在、ナゴルノ・カラバフを巡るアゼルバイジャンとアルメニアの紛争が全世界で注目されている。そのため、コーカサスの複雑な情勢を理解するために本書を読んでみた。本書が書かれたのが2008年のグルジア紛争以前であり、情報が多少古いなと思う箇所は散見されるが、コーカサスの基礎情報を知るには最適な本である。民...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月03日
ロシアの裏庭であり、ヨーロッパを視界に含めつつ、
中東も意識しなければならないコーカサス地方の
国際関係について記した一冊。
各国各地域の緊迫した情勢や経済関係、政治情勢を
わかりやすく概説している。
大国に囲まれ様々な圧力がかかる中で
方向性を探る背景に少し触れられたように思う。
ぜひ次は個別の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月27日
“国際関係の十字路”この副題ほどコーカサスを言い表すのに適した言葉はないかもしれない。ヨーロッパ、中東、アジア。文明と文明がぶつかり合うこの地は、多様な宗教・民族・言葉の入り乱れた複雑な歴史を有し、現在でもその混乱の火は消えていない。大国の意向に左右されてきたコーカサスこそ国際関係論を学ぶのに適した...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月26日
コーカサス地方といえば,聞いたことはあってもよく知らなかった。コーカサスという言葉を聞くたびに何かオリエンタルな感じがするのはそのためだろう。日本からは遠く,情報も少ない。しかし,最近話題の相撲取り兄弟の出身地もコーカサスなら,南オセチア問題でロシア軍の侵攻があったグルジアもコーカサスにある。後者...続きを読む
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