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戦争は戦場だけではない! いかに低コストで最大限のダメージを敵国に与えるか。執拗なサイバー攻撃、SNSを利用したプロパガンダ、暗躍する民間軍事会社――世界を脅かすプーチン流「現代戦」と日本の安全保障のリスクとは? ウクライナ、シリアでの民間軍事会社の暗躍、米大統領選でのプロパガンダ工作、ジョージアとの情報戦、アフリカ発のロシア製フェイクニュース、そして東京五輪へのサイバー攻撃――、正規と非正規を組み合わせた21世紀型戦争の実態と、ロシアの外交・軍事戦略の全貌に迫る決定版!
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Posted by ブクログ
登場国、登場人物などが多い故にやや困難な1冊でしたが、2023年に読むと改めて国際社会におけるロシアの位置づけや国家としての狙い、その強かかつ批判を恐れない方法などがすっと理解できます。
現代を読み解け
間違いなくメインキャストたるロシア。そのトップオブトップのプーチンの描く世界とは。それに基づく動き。そこを知らなければ、先は見えない
明確に定義付けされていないハイブリッド戦争、特にロシアのそれについて、実例豊富にわかりやすくまとめている。 正規戦・非正規戦の境を越え、ありとあらゆる手段を用いて政治的目的を達成しようとするハイブリッド戦争。ジョージアとの戦争で実績を積み、ウクライナで花開かせたと言われる。そしてシリアへこ介入もハイ...続きを読むブリッド戦争の一環であり、かなりの部分がPMCに担われている。現代のロシアの戦争目的は領土拡大自体ではなく敵対的な同盟の弱体化、自身の同盟の拡充である。面白いのはロシア自体は自身の戦略をハイブリッド戦争と呼びたがらず、むしろ西側諸国からハイブリッド戦争を仕掛けられていると考えていること。ハイブリッド戦争にはprobing、探りとしての手段という側面がある。 コサックの由来やPMCが持つ魅力、ソフトパワーの悪質版であるシャープパワー、サイバー戦とタリン事件、北極圏や南米、アフリカ等での地域ごとのロシアの活動、についてもまとまっていてわかりやすい。
「ハイブリッド」というのは「異質なモノが交じり合って成立している」という程の意味で、現在では広く用いられている表現になるように思う。それが付せられた「ハイブリッド戦争」ということになれば「??」という感だ… 「ハイブリッド戦争」というのは、正規軍による活動、非正規な武装勢力による活動、所謂“情報戦”...続きを読むということになる情報操作等のあらゆる活動、陣営に有利になり得る勢力が権力に近付くことが叶うような、所謂“情報工作”というようなこと等、様々な要素を織り交ぜて「自身の陣営が有利になるようにあらゆる要素を適宜組合わせて展開する活動」という事柄の総称ということであるらしい。本書によれば、ロシアは21世紀に入ってから、場合によってはその以前から、利用可能なあらゆる資源を使って、そうした「自身の陣営が有利になるようにあらゆる要素を適宜組合わせて展開する活動」に努力していて、それを<ハイブリッド戦争>と呼ぶようになっているということであるようなのだ。 “戦争”とでも言えば、軍艦が列になって航行する様、軍用機の編隊が上空に飛び交う様、物々しい車輛の一群が街や原野を行き交う様を想うが、実はそれは「末端の事象」で、陸海空軍の兵器が動くに至るまでの「余りにも多彩な様々な事柄」というようなモノが存在する。そういう意味では、“戦争”というモノは何時の間にか「様々な要素が組み合わさる」という意味では「かなり以前から“ハイブリッド”」なのかもしれないと思っている。自身の中にそうした問題意識も在るのだが、それはそれとして、本書をなかなかに興味深く拝読した。 近年、ロシアでは「自身の陣営が有利になるようにあらゆる要素を適宜組合わせて展開する活動」に努力が執拗なまでに重ねられているのだという。それを本書の著者自身を含む論者が<ハイブリッド戦争>と呼んでいるということになる。 そういう<ハイブリッド戦争>というような展開の中に世界の様々な地域が関わるのだが、実は日本もその関りと無関係でも居られないのである。 色々な意味で「広く読まれるべき研究」というように思った。そういうことで広く薦めたい一冊だ…
武力行使と情報戦を組み合わせた「ハイブリッド戦争」の実態と、ロシアの外交・軍事戦略を解説した本。 本書を通じて、低コストでダメージを最大限与えられるハイブリッド戦争への理解は深めておく必要があります。日本にとっても対岸の火事ではないので。
プーチンの考えていることを知るならイズムィコ同士の本を読んだ後に読むべきはこれかなぁと思って手に取りました。ハイブリッドと言うとリアル空間とインターネット空間のハイブリッドを考えますが、それだけでなくアフリカの安定してないところに介入して属国を増やす作戦もあるのかと。美しいやり方とは思えないですが、...続きを読む国連の多数決で勝つためには子分を沢山作るのが有利なのも確かで、こういう帝国主義的行動をとる国はまだまだ出てくるのでしょうな。
ロシアの外交政策とそのひとつであるハイブリッド戦争について知りたい人におすすめ。 【概要】 ●ロシアのハイブリッド戦争とは ハイブリッド戦争の現状、脅威 ●ロシアのサイバー攻撃と情報戦・宣伝戦 ●ロシア外交のバックボーン ●重点領域-北極圏・中南米・中東・アジア ●ハイブリッド戦争の最前線・アフ...続きを読むリカをめぐって 【感想】 ●ロシアとウクライナの紛争が顕在化した2022年以前に書かれた本 ●ロシアが実施するハイブリッド戦争の内容がよくわかる。 ●中国と同じく、ロシアの地政学的計算による世界への進出について地域毎にまとめられていて理解しやすい。 ●日本では国内の些末な問題ばかりメディアで取り上げられているが、世界的な各国の活動を見ていると、日本は現状で大丈夫なのかと心配になってくる。 マスコミによる情報配布に偏りがあるのか、それとも報道されるように足の引っ張り合いのような議論しか国会ではなされていないのか。
プーチン以後のロシアの外交戦略を調べると、国力の不足する中でハイブリッド戦争の手法を編み出してきたことがわかる、そのキーワードはサイバー戦・PMC・政治技術(世論誘導攪乱)である、と言うあたりが著者の主張で、流れや事例を鳥瞰しているところに価値があると思う。 概観なのでここの事例については踏み込む紙...続きを読む幅がなかったようだ。 世界情勢やサイバー戦に興味のある方にお勧めする。
ロシアの国家戦略について。 2021年出版なのでウクライナ戦争の直前であり、今となっては若干古いことは否めないが、その緊張状態を表していた。
2023年4冊目。満足度★★★☆☆ 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、テレビにもよく出演する慶應義塾大学の教授が著者 今から2年前、上記戦争の約1年前に出版されたもの ロシアが得意とするいわゆる「ハイブリッド」戦争を中心とする現代のロシアの国家戦略について、豊富な事例をベースに説...続きを読む明 かなり多くの国・人名などが登場するため、読みこなすのは労力を要するが、特にアフリカの国々とロシアの間では、お互いにウイン・ウインの関係にあることなど、一定の知見を深めることが出来た
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ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略
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廣瀬陽子
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