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Posted by ブクログ
2022/05/07 読み終わった
ロシアのことを俺は何も知らないなと思って。
自分が得た新しい視点としては、旧ソ連圏の年配の方々は「ソ連時代の方が良かった、ソ連時代に戻りたい」と思っている層が一定数いるということ、下手したら過半数だということ。確かに、こういう人たちにとっては、ソ連の崩壊(と自由主義化)は、自分の周りの世界や常識がある日突然ガラッと変わり、「これからは自分で考えて自分でお金を稼いで自分で生活してくださいね」と言われたということに等しい。急にそんなことになったら困惑するし、それについていけずに貧困化する人は相当数いるだろうな、と思った。
Posted by ブクログ
ロシアについて知りたくて読書。
ロシア、ベラルーシなどからの同級生などがいたが、あまりにもロシア、旧ソ連のことを知らないので学びたいと思う。タイトルにある通り、ロシアについてよりも、著者の留学先であり専門でもあるアゼルバイジャン、コーカサス地方など旧ソ連に属した周辺国から見たロシアという内容。資料、年表が豊富なのが嬉しい。
コーカサス地方自体、地理的にほとんど馴染みがなく、新しい情報が多い。
章末のコラムが興味深い。危険な旅行記のような体験が現実をよく伝えてくれる。しかも、まだ10年も経過していない話なのが驚きを倍増させる。
北朝鮮のビザや国境検査と酷似している。しかし、ボーダーでの安全面などは北朝鮮のほうが、よほどかわいいと思えてしまう……。
これらの国と日本はどうやって付き合っていくべきか。親日国で日本の領土問題について理解、指示してくれる国を優先的に支援してくのも外交的な戦略かもしれない。
同級生にタジキスタンなど、・・・タンの付く国からの留学生も多数いたが、これらの国についても知りたくなる。
ロシアについては、もっと別の視点、考え方の本を読んでみたいと思う。
ロシアや旧ソ連の国家への出張は当分ないなと思った。
読書時間:約1時間
Posted by ブクログ
カフカス地方の専門家であり『コーカサス国際関係の十字路 』の著者によるロシア関連本。僕が読んだのはこちらの方が後だったけど、出版は「コーカサス・・・」より半年くらい前。教科書的だった「コーカサス・・・」に比べて、ジャーナリスティックな内容で、興味深く読めた。ロシアと距離を置きたい南カフカス地方や中央アジア諸国の思惑とそれを許したくないロシアの思惑をめぐるいざこざが詳細にリポートされてる。南カフカス諸国が意外に親日であることや、それをふまえた上での日本の中央アジア外交のあるべき姿の考察など、距離的にも心理的にも「遠い国々」でありカフカス諸国についてのよりよい理解への第一歩となる良書。ロシア情勢に興味があるのなら是非。コラムにはさらりと凄まじい経験がかかれてて、こんな目に遭ってまでこの地方の研究をつづける熱意に敬意を抱きます。
Posted by ブクログ
東京外語准教授で、日本におけるコーカサス研究者で唯一現代を研究対象に扱う廣瀬先生の新書。学術的な内容は薄いが、学部生が旧ソ連圏、特に未承認国家などの「旧ソ連圏の周縁」を理解するのには適した書。氏が現地で経験された体験談も非常に興味深い。
また沿ドニエストルについても、執筆前に調査に行かれたという事で、氏がメインの調査地域としているアゼルバイジャン以外の情報が豊富に扱われている点も本書の価値といえる。それはこれらの記述が氏の他の著作にはない新しい調査結果である事、もう一つに沿ドニエストルに関する報告書は六鹿・静大教授くらいしか論じておらず(北大、松里教授も一部論じているが)、その意味でも本報告の平易なエッセイは読み安くて良い。
Posted by ブクログ
ロシア研究者として、時々メディアにも登場するようになった著者によるロシア・コーカサス地域の情勢について解説した1冊。出版は2008年なので、ロシアのウクライナ侵攻どころか、クリミア侵攻よりさらに以前の本なので、必ずしも現在の情勢を正しく述べているわけではないですが、2008年というのはプーチンが最初の大統領任期を終えて、メドベージェフに一旦大統領職を譲った時期で、その後のプーチンの政権運営の基礎となる時期だけに、参考になる内容も多かったです。著者はソ連圏の中でもアゼルバイジャン、アルメニア、グルジアといったコーカサス地方(黒海とカスピ海に挟まれた地域)を研究の対象としており、現地に滞在していたからこその情報も豊富です。
ロシアが伝統的に周辺国家の政治的混乱や、エネルギー供給を利用して影響力を保持してきたこと、密告・監視を主としたKGB体質が色濃く残っている事、そのような闇の一面に一方で、ソ連時代の方が教育等の公共サービスが無料であり公務員のモラルが維持されていて、ソ連崩壊後の方が周辺国では治安が悪化したので、ソ連時代を懐かしむ人たちも多い事など、多くの側面を紹介しています。
意外だったのはコーカサス地域の国々は非常に親日的である(った)事実です。コーカサスの国々は長年ロシアと領土問題を抱えており、北方領土問題でロシアと対峙する日本に共感を覚える関係であって、さらに日露戦争で一旦はロシアに勝利した事が神話的に信じられているとの事。さらに日本が国際的には中立的な立ち位置と認識されているので、援助等も下心のない物として受け取られていたようです。
著者が現地滞在中に遭遇した体験(列車で国境を越えようとして乗務員に襲われかけたり、空港でテロリストと間違えられたり)なども紹介されていて、私とほぼ同年代の女性(本書執筆時は30代)が治安の悪いコーカサス地域を一人で動きまわるには、相当危険な目にも遭われたようですが、自分の目と耳で集めた情報を基にしているだけに説得力がありました。本書後半には、今後の展開としてプーチンが石油・ガスといった資源をフルに外交カードに利用しつつ、大統領の再選を目論んでいるとの予測を述べられていますが、まさにその通りの展開になっていることが、著者の情勢分析の正確さを物語っている気がします。
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ビジネス・実用
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