イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

ビジネス・実用
748円 (税込)

3pt

混迷を極める中東に突如現れたイスラム国。捕虜の殺害や少数民族への迫害が欧米経由で厳しい批判と共に報じられているが、その過激な行動の裏にある歴史と論理は何か? また、本書はイスラムそのものに対するメディアの偏見と、第一次世界大戦時に確立された欧米による中東秩序の限界を指摘。そして、集団的自衛権の行使容認で中東に自衛隊が派遣される可能性が高まる中、日本が今後イスラム世界と衝突することなく、共存するために何が必要なのかを示す。【目次】はじめに/序章 中東で起きていること/第一章 16億人のムスリムを見方にするか、敵に回すか/第二章 まちがいだらけのイスラム報道/第三章 イスラム世界の堕落とイスラム国の衝撃/第四章 日本人にとってのイスラム/おわりに 戦争は人の心の中で生まれる/あとがき

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北
  • タイトルID
    :
    306071
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年03月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中田さんの論理を通訳してくれてるようだなと思ったらやはり親交があるようで、同志社でカルザイ政権とタリバンの有力者を集めての話とかが読めてよかった。
    一章目がアメリカの中東における有力な同盟国ながら思い通りには動かないトルコから日本も学べるってところで、集団的自衛権と中東情勢についておれには新しい視点だった。
    他にも疑ってかかるべき中東、イスラーム関連の報道とか。

    0
    2016年02月16日

    Posted by ブクログ

    この1年、内藤先生のツイッターを通じて、中東、イスラム世界のことを知ろうとしてきた。
    学生時代からずっと、中東問題について、もっと知りたいと思っていたのだが、イランとイラク、スンニ派たシーア派が、どっちがどっちかすぐわからなくなるくらいの全くいい加減なものだった。1年前(多分、日本人人質殺害事件をきっかけに)内藤先生と(勝手に、一方的に)出会い、この先生を通して学ぼうとおもった。

    情けないことに本を読むのは初めてだった。
    「生」内藤先生を拝見する機会を控え、大あわてで読んだ。大変わかりやすく書かれていて、もっと早く読むべきであった。
    私のような、中東問題、イスラム社会について知りたい気持ちは強いのだが、難しく、複雑で、なかなか理解しにくい、頭に入りにくいと思っている人に、是非オススメしたい。

    0
    2016年01月17日

    Posted by ブクログ

    この頃 目の疲れもあって、本があまり読めない。でもこの本はよかった。著者はムスリムでないが、中田考さんを肯定しており、「国家」というものを理解しており、9条の力をわかっている人です。

    0
    2015年12月27日

    Posted by ブクログ

    イスラムをもっと理解することから始める必要があることを教えてくれる良書。
    明治維新以降、英、米、独を中心とする欧米の考え方、政治体制に多大な影響を受けてきた。遠く離れたイスラムのことを欧米視点による情報を鵜呑みにしてしまくことに対して注意喚起をしている。

    そもそもイスラムでは主権は国民にはなく、神にあるという考え方の違いすら知らなかった。今まで多くの日本人が培ってきた欧米流の考え方と相容れないわけだ。

    イスラムについては、少なくともオスマン帝国時代ぐらいにさかのぼって歴史を学ぶ必要があると感じた。

    0
    2015年03月28日

    Posted by ブクログ

    「戦争は人の心の中に起こるもの」

    終わりの方のページで、ユネスコの憲章から引用されたこの言葉が印象に残った。
    憎しみが憎しみを呼び、戦争はまた新たな戦争を引き起こす。

    われわれ日本人が無知であるイスラムに対する誤解を解き、理解を深める一冊。グローバルな視点で世界を捉えるのに必読の書であろう。

    0
    2015年02月19日

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパにおけるムスリム移民やトルコ等を研究対象にしている
    著者による、第1次世界大戦以降から現在までのムスリムと欧米
    による中東政策を解説した作品である。

    「はじめに」で「日本は決してこの戦争に参加してはならない」とされ
    ているのだが、残念ながら著者の思いは実らなかった。日本政府は
    言い逃れをしているけれど、ISが拘束している邦人2人の殺害に
    至ったのは、やはり安倍信三の演説が引き金だもの。

    状況を公平に見ようと思っても、どうしてもバイアスがかかるんだよな。
    特に日本の報道は欧米メディアの視点でしか中東関係を報道しない。
    以前は衛星放送でアルジャジーラの放送が見られたけど、今じゃ
    報道番組でもアルジャジーラの報道内容を引用するところがない
    ものな。

    それが無理解だったり、差別に繋がるのではないかと思った。例えば
    フランスの「ブルカ着用禁止法」。政教分離を厳格にしているフランス
    だから仕方ないのかもしれなけどね。確か公共の場に十字架を掲げる
    のも禁止だったはずだから。

    それでもヨーロッパに渡ったムスリムたちが差別を受けていることに
    変わりはない。差別に耐えて耐えて、それが爆発したらどうなるか?

    ヨーロッパからシリアに入りISへ入ろうとする若者が多いと報道され
    たように、自分たちの信仰を基礎にした国を作ろうとすることにな
    るんだろうな。

    かといって、私もISを支持する訳じゃない。本書でも触れられているが
    以前、日本の私学がアフガニスタンがカルザイ政権の時、大臣や
    元タリバンの指導者を招いたことがある。敵対していたはずの人々が
    日本の居酒屋で鍋を囲んでいるっていいじゃないか。

    多分、出来ることがある。武器で制圧するのではく、対話の糸口を
    見つけることだろう。本書ではトルコを例に取って解説されているが、
    実際、ISに対して窓口を持っている唯一の国だろう。ロシアから「IS
    から石油買ってるだろう」と言われているけれど。

    著者のように日本はトルコを手本にしてアメリカの要求を突っぱねろ
    とは思わない。トルコにもそれなりの思惑はありそうだから。ただ、
    アメリカの尻馬に乗るのではなく、軍事力を使わずに仲介役になる
    ことも考えないといけないんじゃないだろうか。

    ムスリム視点で現在の中東の混乱を理解するにはいいのだけれど、
    前半部分でしつこいほどに集団的自衛権絡みに話になっているのが
    残念。

    「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心緒中に平和
    のとりでを築かなければならない。
    相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人
    民の間に疑惑と不信をおこした共通の原因であり、この疑惑と不信の
    ために、諸人民の不一致があまりにもしばしな戦争となった。」

    ユネスコ憲章の前文なんだが、結局は理想論なんだよな。相手を
    知ろうとしないから今でも妙なことが起こっている。「コーラン」を
    読まなきゃならないかな。

    0
    2017年08月22日

    Posted by ブクログ

    イスラム地域研究の専門家が、イスラム国の台頭に至る中東地域の混迷について、歴史、宗教、政治権力、世界のパワーバランス等様々な角度から分析、解説し、今後の日本の取るべきスタンスを提言している。
    本書で著者は、
    ◆1979年のイラン・イスラム革命以降の米国の中東政策は失敗の連続であり、その原因は、イスラムに関する無知、先入観、偏見に根差した「イスラム・フォビア(イスラム嫌悪)」にある。
    ◆ムスリムには、同じ唯一絶対神から啓示を受けた「啓典の民」であるキリスト教徒やユダヤ教徒に対する憎しみはなく、彼らの敵意は、歴史的に自分たちを力で支配してきた英仏などの欧州列強諸国、シオニズムに基づく領域民族国家イスラエル、対テロ戦争と称して多くの市民を犠牲にした米国という国家に向いたものである。
    ◆イスラム国が目指す国とは、イスラム主義に基づき、主権が国民ではなく神にあり、カリフにバイア(臣従の誓い)を立てれば世界中のどこにいても国民となれる国である。即ち、西欧発祥の主権が国民にある民族国家とは全く異質であり、共約不可能な存在である。
    ◆一方、中東のイスラム国家の多くは世俗主義的ムスリム政権であり、こうしたムスリム政権やサウジアラビアの王族は、西洋諸国と持ちつ持たれつで国家・政権を維持してきた経緯があり、イスラム主義を掲げるイスラム国のような存在は、彼らにとって最大の脅威と言える。
    ◆日本は無批判に米国に追随し、世界中のムスリムを敵に回すのではなく、中東で米国の最大の同盟国トルコが、長年の米国からの参戦要請を拒否している姿勢に学ぶべきである。
    と述べている。
    イスラム国は「国の体裁を整えた初めてのテロ組織」などと言われるが、イスラム国台頭の最大の意味は、本書でも語られているように、主権が国民になく、領土すらも必要としない、新たな国家形態が提示されたことはなのではないかと思う。産業革命時の英国に始まり、21世紀初頭において国家形態の普遍的なスタンダードとなりつつあるnation state(=民族国家)と共約不可能な国家形態の登場は、もしかすると、数百年というスパンでの歴史の転換の契機になるのかも知れない。
    短期的に日本が中東地域の混乱に対してどのようなスタンスを取るべきかという問題はもとより、更に深いテーマを提示する一冊である。
    (2015年1月了)

    0
    2016年01月11日

    Posted by ブクログ

    イスラムについて、本当に知らないことが多すぎる。政治家たちも日本のことを考えるのならこういう人の声に耳を傾けないといけないのだと思うが、安倍さんを始め政治家は金儲けばかり考えるので、9条を改正してまでも戦争参加へと進んでいくのだろう。怖いことだ!

    0
    2015年05月19日

    Posted by ブクログ

    テロ行為は決して容認しないが、イスラムを否定し無下に断罪する世論に異を唱える。世にはびこるイスラム・フォビアを憂い、そこまでに至った経緯とこれからに向けた提言を記した好著。

    0
    2015年03月22日

    Posted by ブクログ

    イスラムを巡る政治状況を歴史的背景を解き明かしながら平易に解説し、あるべき中東政策の処方を提示。西欧諸国の一方的な視点の怖さを痛感させられる。

    0
    2015年02月01日

イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北 の詳細情報

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    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北
  • タイトルID
    :
    306071
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年03月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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