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2015年7月、欧米諸国との核開発問題協議が劇的な「合意」に達した。これによって、イランは国際社会のキープレイヤーとして大きく浮上する。シーア派イスラム大国として中東地域の「勝ち組」となり、「反米」というスタンスを利用しながら諸外国としたたかに渡り合い、シリア情勢の「黒幕」として暗躍するイラン。特派員として現地に駐在し、政治状況から庶民のメンタリティにまで精通する著者が、世界情勢を読み解くポイントとなるこの国の「素顔」と「野望」について詳細にリポートする。【目次】はじめに/第1章 シーア派大国への野望/第2章 核開発問題協議――「合意」へのプロセス/第3章 うごめく諸外国の思惑/第4章 「反米」の表と裏/第5章 等身大のイラン社会/第6章 日本はイランとどうつき合うべきか/おわりに
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年10月28日
イランという国に馴染みのある日本人はそう多く無いと思うが、カスピ海とペルシャ湾を結ぶ一体に日本の4倍以上の国土、さらには9000万人近い人口を持つ中東最大規模の国だ。世界史好きな人はかつてこの地に存在したペルシア帝国や、サファビー朝、ウマイヤ朝、アッバース朝などアフリカ北部、地中海沿岸までの広大な土...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月21日
最近大統領選挙があったイラン。
穏健派の現職、ロウハニ大統領が57%の得票率で勝利。
保守強硬派のライシ師の得票率38%。(時事通信)
保守強硬派がよく集会でコールする「アメリカに死を!」の理由が理解できる一冊。
そりゃ言いたくもなるな!と読みながら思いました。
今度はアメリカ側のイランに関す...続きを読む
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