大谷弘の作品一覧
「大谷弘」の「「常識」によって新たな世界は切り拓けるか」「スコットランド常識学派からプラグマティズムへ――英米思想史と哲学史の再構築――」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
ウィトゲンシュタインの前期の思考について。
解説本なので、読みやすい。但し、前期は言葉の役割やルールについて考えた所に留まり、結局文脈依存性に触れる言語ゲーム論の方がウィトゲンシュタインの真髄。
有意味な言葉とは写像理論である。写像とは写し取るという事だが、要するに世界の中で物事がどうなっているかを述べることが、言葉の本来の機能。その機能を果たしている言葉が有意味な言葉だということ。ウィトゲンシュタインは、世界とは、ものの総体ではなく事実の総体だといった。その写像によって模型化された言語というのは、つまりは名詞であり、イメージにデコードされ得るもの。それら名詞の連関を意味づけするのが、接続詞