アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋

アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋

946円 (税込)

4pt

3.9

ポピュリズムやナショナリズムの台頭,社会的分断の深化,Qアノンはじめ陰謀論の隆盛,専制主義国家による挑戦などを前に,理念の共和国・米国のアイデンティティが揺らいでいる.今日の米国内の分断状況を観察し続けてきた著者が,その実態を精緻に腑分けし,米国の民主主義,そしてリベラル国際秩序の行方を展望する.

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アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    期待してた通りの本でした。こういうのが読みたかった。同じ岩波新書のアメリカの歴史も読んでいたので、よりわかりやすかった。この著者すごい。客観的にいろいろ扱ってる。私からみた客観なのだが。

    0
    2023年02月02日

    Posted by ブクログ

    また渡辺靖先生だ。米国という興味深い国について、最新の分析と評論を提起し、様々な課題に不安を覚えつつ、民主主義の理想を垣間見る事例で、未来への期待を感じさせる内容は、毎度のことながら敬服する。
    今回はコロナ禍で、氾濫する文字情報がいつになく沢山インプットされ、その一つ一つのドットを繋げて3次元のアメ

    0
    2023年01月05日

    Posted by ブクログ

    蛸壺化し議論をしなくなった民主主義に価値はないが修正される余地があるのも民主主義である。もともと議論の素地がない日本では静かではあるがもっと深刻な事態になりかねないと思う。

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    保守とリベラルのあり方の変遷を辿れる一冊。
    経済格差が何もかも超えて影響を及ぼしているのは、日本もそうだよなと思う

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    トランプからバイデンにアメリカ大統領が変わっても、深い分断に苛まれ、遠心力が強まるアメリカの現状とその歴史的背景、今後の展望について解説。
    米国流の「保守」と「リベラル」の歴史的形成過程、近年台頭する従来型の「保守」・「リベラル」とは別物の「権威主義(米国第一主義)」・「社会民主主義」・「リバタリア

    0
    2023年11月12日

    Posted by ブクログ

    「実際のところ、民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。
    これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。」
    とも言われたように、民主主義は微妙なバランスの上でポピュリズム化の危険性の上に成立していたのだろう。
    でもアメリカの民主主義もSNSの引き起こすポピュリズムにのまれ

    0
    2022年12月30日

    Posted by ブクログ

    この本は、2022年8月、今からおよそ3年前の出版ですね。

    「求心力よりも遠心力を強める米国」について論じられています。

    _…コロナ禍という国家的危機を前に、権威主義、民主社会主義、リバタリアニズムはそれぞれ独自の意味付けを行い、自らの主義主張と政治的立場を強めていった。

    この前読んだ、『アフ

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    アメリカン・デモクラシーの逆襲の続編である。それほど新しいことは記載されていないものの、最新のこととして参考になることもあるであろう。

    0
    2022年10月04日

    Posted by ブクログ

    新大陸でイギリスを追い出し「大国なのに君主なき民主主義」の道を進んだ実験国家=「理念の共和国」はいま、岐路に立つ。現代アメリカの政治状況を解説する、非常にためになる本だ。

    ソ連が崩壊して冷戦が決着した1990年代以降、この国は党派対立が鋭くなり、政治不信が進んだ。これがオバマ、とトランプという2人

    0
    2022年09月07日

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