集英社作品一覧
-
4.2社会は大きく変わっているのに学校教育は昔のまま。 このことに不安と不満を持っている日本人保護者は多い。 海外も昔は日本と同じく「知識詰め込み型」だったが、今は時代とテクノロジーに合わせた変化・進化が始まっている。 それを見るのに最適なのが、世界の教育法が集まっているマレーシアだ。 現地で教育関連の取材を続ける著者が、各種教育や最新カリュキュラムの紹介のみならず、これからの学校と教師の存在意義、親子関係のあり方など、日本人に選択肢を提示する。 子どもが自ら学びたいものを発見し選んでいく時代に、保護者はどのような態度で臨めばいいのか?
-
4.0近年「従業員が幸せ(ポジティブ)になれば会社の業績が上がる」という言説が流布し、多くの企業が従業員の幸福度を上げようと躍起になっている。 しかし幸せ(ポジティブ)になることで成果や業績が上がる人や条件はごくわずか。 むしろ従業員の性格に合わせた働きかた、職場環境、指導が重要なのである。 実験を通して人間の幸せを数値化する「幸福研究」を専門とする著者が、最新の研究から個人の性格に合わせた組織作りや働きかたのヒントを提示する。 【おもな内容】 ・不安な気分で創造性がアップ ・ネガティブな人はピンチになると協調的 ・心配性な人は管理職に向いている ・従業員あたりの売上高と仕事の満足度は無関係 ・従業員全員をポジティブにするのは費用対効果が悪い ・ストレスが多い職場ではマインドフルな従業員が活躍する ・上司がマインドフルだと部下が疲れにくい ・幸せそうな上司のほうが部下の評価が高い
-
4.0パンデミックで注目を集めた3人の論者が これからを生きる拠り所となる哲学を語る! コロナによる初の非常事態宣言後、新聞紙上などでいち早くウイルスとの共生を訴えた生物学者・福岡伸一、コロナ禍で注目された「利他」を学問として研究する美学者・伊藤亜紗、「パンデミックを生きる指針」が大反響を呼んだ歴史学者・藤原辰史。 感染症拡大で混迷を極める世界を考える上で、示唆に富む視座を提供する3人が、今の政治、経済、社会、科学から抜け落ちている「いのち」に対する基本的態度――「生命哲学」を問う。 今こそ、「個々の生命に価値がある」ということを守らなければ――福岡伸一 耳を傾けることによって、自分の思い込みから自由になれる――伊藤亜紗 負の歴史を直視することで現在を生きる指針に変えられる――藤原辰史 新型コロナウイルスがもたらす危機の多くは、人類史にとって新しい危機ではない。 しかも、確認される危機のかなりの部分が、私たちが身近に感じてきたり、私たちが見て見ぬふりをしてきたりした危機である。 「ポスト」(post/後の)コロナの課題は、「アンテ」(ante/前の)コロナの課題の継続もしくは発展であることが、ここでは確認されていくだろう。 ポストコロナに新しい時代を創造しよう、と粋がる人も多いが、実際は、アンテコロナに山積した課題をみんなの課題として取り組むタイミングがやってきたと考える方が正しいと思う。(「はじめに」より) NHK BS1スペシャルで大反響を呼んだ「コロナ新時代への提言2 福岡伸一×藤原辰史×伊藤亜紗」の番組内容や未放送シーン、さらに新たな鼎談を加えて完全書籍化! 【目次】 序 自然(ピュシス)の歌を聴け――福岡伸一 はじめに 藤原辰史 第1部 論考・コロナが投げかけた問い 第1章 コロナは自然(ピュシス)からのリベンジ――福岡伸一 第2章 思い通りにいかないことに耳を澄ます――伊藤亜紗 第3章 コロナがあぶり出した社会のひずみ――藤原辰史 第2部 鼎談・ポストコロナの生命哲学 第4章 漫画版『ナウシカ』の問いかけ 第5章 共生はいかに可能か 第6章 身体観を捉えなおす 第7章 ポストコロナの生命哲学 おわりに 伊藤亜紗 【著者プロフィール】 福岡伸一(ふくおかしんいち)生物学者。青山学院大学教授。ロックフェラー大学客員研究者。著書に『生物と無生物のあいだ』など。 伊藤亜紗(いとうあさ)美学者。東京工業大学教授。著書に『どもる体』『記憶する体』『手の倫理』など。 藤原辰史(ふじはらたつし)歴史学者。京都大学准教授。著書に『ナチスのキッチン』『戦争と農業』『分解の哲学』『縁食論』など。
-
4.5日本ではいまだに非合法薬物として厳しく禁止されている大麻。しかし、世界は今、「合法大麻」をビジネスにつなげようという「グリーンラッシュ」に沸いている。合法大麻とは、病気の治療に使用される「医療用」、ヘンプと呼ばれ、繊維・燃料・建築資材・食品など広範囲に使われる「産業用」、そして「嗜好用」の3つである。アメリカでは各州でこの3つが解禁され、新たな産業が始まっているし、カナダはG7で最初に大麻を全面解禁し、ビジネス界をけん引している。また、中国は産業用ヘンプでトップシェアを誇り、イスラエルは医療用の最先端を走っている。さらに南米、欧州、アフリカ、アジア各国も、大麻を次々と解禁・合法化し、新ビジネスを開始しているのだ。本書では、大麻の歴史と基礎知識を解説するとともに、各国別の具体的産業を紹介。この流れに完全に乗り遅れた日本は、今後どうすべきなのか、その点も検証していく。
-
4.1ぼくらは本当にモテないから苦しいのか? 「〈キモい〉〈弱い〉〈ダサい〉 暴力的に片づけられがちな問題を豊かな言葉で掘り返す男性研究の書」――桃山商事・清田隆之氏、推薦! 恋人がいない、女性から好意を向けられない等の苦悩は、「非モテ」という言葉によって90年代後半からネットを賑わせてきた。現在も「非モテ」問題は多くの男性の心を捉えて離さない。しかし、本当に「非モテ」男性はモテないから苦しいのだろうか? 男性性が内包する問題について研究し、当事者の語り合いグループを立ち上げた著者が、男性が「非モテ」という苦悩を抱くまでの過程や内実を掘り下げ、問題の背景や構造を解き明かす。そして「非モテ」の苦悩から抜け出すための実践まで男性学の視点から提示していく。
-
4.0政府の地震本部が「30年以内の発生確率が70~80%」とする南海トラフ巨大地震。その震源域は広大で、沿岸部のみならず内陸も激しく揺れる。活断層の密集地帯を走るリニア中央新幹線は無事でいられるだろうか? リニアは既存の新幹線より脆弱で、大部分が地下トンネルのため避難は困難をきわめる。そして、新たな複合災害を誘発する可能性が高い。地震学の知見に基づき、その危険性を警告する!
-
4.0「スポーツ栄養学」は30年ほど前から著しく進歩し、食事の質や摂取の仕方によって、コンディションやパフォーマンスに大きな違いが生じることが明らかになった。競技種目や年齢層、性別はもちろん、練習期、試合前日、試合当日、試合後、減量中、増量中、ケガからの回復期などで、とるべき食事や栄養のタイミングはすべて異なる。プロアスリートだけでなく、ジュニアからシニアまで、よりよい結果を出すための栄養・食事術をQ&A形式で詳細に解説する。 【主な内容】 Q 好き嫌いが多く栄養が偏りがちです。改善するにはどうしたらいいですか? Q 筋肉をつけるためには、やはり肉を食べないといけませんか? Q どのような食事をすれば、骨をきたえることができるのでしょうか? Q 腱や靭帯を強くするにはどうしたらいいですか? Q スポーツをする人は、できるだけ体脂肪を減らしたほうがいいのでしょうか? Q 食が細く、栄養が足りているか不安です。なにか工夫できることはありますか? Q ケガや故障でスポーツができない間、食事で気をつけることはなんですか? Q かぜなどの体調不良を予防したり、回復を早める食事法はありますか? Q 食物アレルギーで食事が制限されています。どう対応したらいいでしょうか? Q 無理なく減量するために、食事で気をつけなければいけないことはなんですか? Q 無理なく体重を増やす食事のむずかしさはどこにありますか? Q 朝食をしっかりとる時間がないときはどうしたらいいですか?
-
3.6
-
3.8一連の「国語」改革は何が問題なのか? 東大文学部の有名教授陣による、緊急講演録! 大学入試改革や新学習指導要領の公示により、「国語」をめぐる様々な変更点が注目を集めている。「論理国語」「文学国語」といった区分が新たに誕生し、新・大学入試共通テストでは実用的な文章の読解が増加する見込みである。また、それに連動する形で、高等学校の「国語」からは文学の比重が減ることが予想されている。このように「実用性」を強調し、「文学」を特殊な領域に囲い込もうとする大学入試改革・教育政策はいかなる点で問題なのか。その変化の背景にある、日本社会全体に蔓延した「ことば」に対する偏った見方とは何か。そして、なぜ今の時代にこそ文学的知性と想像力が重要なのか。東京大学文学部の5名の有名教授陣が、各専門の立場から問題意識を熱く語った、必読の講演録!
-
-祭りが終わった後、巨大施設はどうなるのか? 誇らしい「遺産」として残るのか、それとも、使い道のない「廃墟」になってしまうのか。二〇二〇年東京五輪の終了後に残されるのは「施設の後利用」という困難な課題である。著者はハーバード、オックスフォード留学時に「五輪スタジアムの維持・運営」を研究テーマとし、一九七二年ミュンヘン大会以降の夏季五輪開催地について、メインスタジアムの「五輪後」の稼働状況、運営形態、維持費の実態等について調査を行った。世界中の五輪開催都市が巨大スタジアムの扱いに苦闘している現状を具体的に明らかにするとともに、新国立競技場をめぐる東京の近未来について提言を行う。【主な内容】○「建て替えできない」スタジアムの生存戦略(1972ミュンヘン) ○30年間の「空き家」が企業オフィスに変貌(1976モントリオール) ○固く門が閉ざされた巨大スタジアム(1980モスクワ) ○築90年の「遺産」を大学が引き受けた(1984ロサンゼルス) ○7万の観客席で観衆1000人のホームゲーム(1988ソウル) ○バルセロナ再生の落ちこぼれ(1992バルセロナ) ○球団に逃げられたスタジアム(1996アトランタ) ○政府が買い戻して大改修に着手(2000シドニー) ○そして「廃墟」だけが残った(2004アテネ) ○商業化は頓挫し、維持費は観光客頼み(2008北京) ○建設費は602億円、改修費は452億円(2012ロンドン) ○公共料金も払えないスタジアム(2016リオデジャネイロ) ○そして、新国立競技場
-
4.5
-
-“心”に温もりを感じたなら、きっとそれは恋かもしれない。大人気アイドル“こじるり”と冬のあったか密着デート!
-
3.0女優、有森也実が魅せる大人の女とは!?当時大ヒットとなったドラマ「東京ラブストーリー」など、数多くの大作ドラマや映画に出演。彼女の魅力が満載の写真集。1967年12月10日生まれ 神奈川県出身 血液型=O型
-
4.0AIが人類の存在を脅かし始めたとき、私たちはAIなしの世界に戻ることができるのか? 80年近く前に数学者チューリングが問うた「機械は思考できるか」という根源的疑問に立ち戻り、AIと共生する未来を探っていく。また、この宇宙が例外なく法則に支配されている理由を求め、その不自然さを説明できるマルチバース宇宙論について綴る。さらにアインシュタイン、シュレーディンガーら著名な物理学者の知られざる人生など、自由な発想とユーモアで世界の本質を描く科学エッセイ集。
-
3.8なぜ踊る? 野外排せつ世界一のトイレ事情とは? ハマる人続出のインドの魅力に迫る! 映画の制作本数世界1位を誇る映画大国インド。謎に包まれたインドの思想や文化、暮らしのリアルを、40を超えるインド映画から学べる1冊。自身もインド沼にどっぷりハマった著者による実体験コラムも掲載!
-
4.9読めばとにかく元気が出る! 笑いの神に愛されたオタク・いかゴリラの、明るく楽しく元気が出る爆笑エッセイ!!!!
-
4.0なぜ日本人は、気候変動問題に対する関心が低いのか。そのヒントは司馬遼太郎や村上春樹らの小説、さらに『鬼滅の刃』『虹色のトロツキー』『満州アヘンスクワッド』などの漫画作品にあった。「未来を変えること」と「過去を新たに見出すこと」は別のものではない。両者は同じ対象を二つの側面から眺めたのであり、その視線は緊密に結びついている。哲学から現代思想、文学、サブカルチャーにまで精通する著者が、日本人が切り捨ててきた<我々の死者〉、そして〈未来の他者〉をキーワードに、過去・未来と現在との「分断」の正体を暴く。
-
4.4「新自由主義」によって毒された日本の医療──カネさえあれば、どんな病気も治せるというのは幻想にすぎない! 慢性腎臓病を患い、生体腎移植を受けた「知の巨人」佐藤優が警鐘を鳴らす「本当の医療」とは? 医者と患者が「共同体」を作ってこそ行なえると説く、その理由とは? 対談の相手は佐藤氏の主治医である片岡浩史氏(東京女子医大病院)。片岡氏は京大法学部を出たのちにJR西日本に就職し、駅員や車掌を経験したこともあるという異色の経歴の持ち主であり、まさに「真の教養」を知るドクターでもある。
-
5.02021年秋/冬、アニメ放送開始!! 遊郭での戦いの続きを世界最速ノベライズ! 鬼になった妹・禰豆子を救い、家族の仇討ちをするために鬼殺隊に入った炭治郎。炭治郎たちは、百年ぶりに「上弦の鬼」を倒すことに成功する。激戦で欠けた刀を直してもらうため、刀鍛冶の里を訪れた炭治郎だが、そこに「上弦の鬼」が襲来して……!? 恋柱・甘露寺蜜璃、霞柱・時透無一郎も活躍! カラー口絵4Pつき、イラスト多数! 総ふりがなつきで読みやすい!! 総ページ356Pの大ボリューム! 原作に忠実に、刀鍛冶の里での戦いをまんがノベライズ!!
-
3.5日本の「失われた30年」は主流派経済学の処方箋を素直に実施した結果である。新古典派経済学による構造改革は低賃金の非正規労働者を増やし、ケインズ経済学による財政・金融およびリフレ政策は1000兆円を超える借金地獄をつくった。原因は貨幣システムの欠陥にある。主流派経済学やMMTの誤りを指摘し、現在の「債務貨幣」にかわる新たな貨幣システム「公共貨幣」を提唱。「公共貨幣」を取り戻せば「ゼロ成長」から脱却でき、新しい未来が開けることを論証する。
-
3.81巻935円 (税込)チョムスキーをはじめ知の巨人5人が現代の重要問題を斬る。われわれはインターネット時代をどう解釈し、どう生きるべきなのか? 貧困、格差、暴力、ファシズムの影、フェイクニュースなどの嘘……。今、人類が直面する問題の本質について知の巨人たちにインタビューを行い、歴史学、哲学、生物学、心理学などの分野からアプローチ。現代を生きるヒントを与える。「あとがき」より 「真実がまだパンツをはこうとしている頃、嘘のほうはすでに世界を一周している」と言われるように、インターネット上では、嘘は真実より6倍も早く・広く・深く伝わるということが確認されました(Science, March 8, 2018)。どうしてそうなるのかといえば、嘘のほうが真実よりもカラフルでインパクトがあって驚きの度合いが高いからだと。
-
-『アベノミクスによろしく』で「アベノミクスの大失敗」を早くから指摘した著者が、公的データを基に通貨と税金の仕組みを、対話形式でわかりやすく解説。<現在、国と地方を合わせた国債発行額は約1100兆円(GDPの2倍超)。><2018年から2025年までの間に、日本の生産年齢人口は345万7000人も減少(第二次世界大戦の日本の犠牲者数<約310万人>を超える人数)。><経済は縮むが、社会保障費は増え続ける。><「MMT(現代貨幣理論)」はどこが間違っているのか。>迫り来る国債の大暴落や急激な円安、そして極端なインフレといった厳しく困難な日本の未来を明らかにし、その処方箋を知ることができる入門書的一冊。今話題のMMTを完全否定し、これからの「税のあり方」を示す。
-
3.5ベストセラー作家にして敏腕放送作家。そして「保守」論客。作品が、発言が、そしてその存在が、これほどまでメディアを賑わせた人物がかつて存在しただろうか。「憂国の士」と担ぎ上げる者、排外主義者として蛇蝎の如く嫌う者、そして「何となく」その存在に触れた大多数の人々……。百田尚樹とは、何者か。著作が「批評」される機会は思いのほか稀であった。気鋭の批評家、文芸評論家が全作品を徹底的に論じる。百田ファンも百田アンチも必読の全作品論!
-
3.0『あめりか物語』や『ふらんす物語』『ぼく東綺譚』などの著者にして、稀代の好色文学者としても知られる永井荷風。その荷風は、明治末期から大正初期にかけて慶應義塾の文学科教授として後進の指導に当たり、大学の機関誌「三田文學」を創刊。それらを通じて久保田万太郎、水上瀧太郎、佐藤春夫、堀口大學ら門下生を文学者として世に送り出した優れた教育者でもあった。だが、大学教授・永井荷風についてきちんと光が当てられたことはこれまで一度もなかった。「性」と「反骨」の文学者・永井荷風の教育者としての実像と、慶應義塾、ひいては日本の文学界に与えた功績と影響を、初めて詳らかにした渾身の評論。【目次】はじめに/第一章 「黒い服」を着た紳士がもたらしたもの/第二章 真正モダニスト永井荷風の誕生/第三章 孤立する新帰朝文学者/第四章 森鴎外と上田敏の推輓で文学科教授に就任/第五章 三田山上に現出した「文学的自由空間」/第六章 「三田文學」創刊──反自然主義文学の旗手として/第七章 「三田文學」から飛び立った荷風門下生(1)/第八章 「三田文學」から飛び立った荷風門下生(2)/第九章 荷風教授、三田山上を去る/終章 永井荷風が百年後の慶應に遺したもの/おわりに/「永井荷風と慶應義塾」関連年譜/主要参考文献
-
4.2近代日本が生み出した最高の知性が、なぜこれ以上ないほど「愚か」な最期を選んだのか? そして、「究極の小説」を目指して執筆した最後の長編『豊饒の海』のラストは、なぜ支離滅裂ともいうべきものになったのか? 1970年11月25日、三島は市ヶ谷駐屯地に向かう前に、編集者へ『豊饒の海』の最後の原稿を渡すよう準備を整えている。つまりこのふたつの謎には何らかの繋がりがあると考えるべきなのだ。だが、これまで誰もそれを「合理的」に説明できていない。あの日、作家の内部でいったい何が起きていたのか? 日本を代表する社会学者が、三島の全作品を徹底的に読み解き、文学史上最大の謎に挑む! 【目次】まえがき/第一章 1970/11/25に結びついた二つの謎/第二章 仮面の無意識/第三章 時代錯誤の決起/第四章 鉄の肉体/第五章 「吃り」の告白/第六章 猫を斬ってもなお残るもの/第七章 美の現れ/第八章 ニヒリズム研究/第九章 白鳥に化す天皇/第十章 不毛の海/終章 真の<豊饒の海>へ
-
3.01700年代の時点で西洋画をマスターし、遠近法をいち早く取り入れるとともに油絵・銅版画の技法を日本で最初に確立した天才画家。さらに、地動説を我が国で初めて紹介した科学者でもあり、ドナルド・キーン氏も絶賛する『旅日記』を著した文筆家。そんな大天才・司馬江漢は、奇行を繰り返しては周囲の人々を混乱に陥れる、稀代の「変人」でもあった。まさしく「江戸のダ・ヴィンチ」とでも呼ぶべき司馬江漢だが、生前の活躍と知名度に反して、今日ではほとんど知られることのない人物になってしまっている。本書は、そんな江漢に関する種々の記録を丹念に読み解き、没後200年にあたる2018年というタイミングで、その破天荒な生涯の全体像を描き出そうと試みた一冊である。彼が遺した絵画のみならず、スケッチや科学的メモなども選り抜いて掲載した、評伝の傑作。 【目次】はじめに/司馬江漢略年譜/著作一覧/第一章 絵の道に入るまで/第二章 町絵師江漢の誕生と成長/第三章 旅絵師江漢/第四章 窮理師江漢/第五章 地動説から宇宙論へ/第六章 こうまんうそ八/第七章 退隠・偽年・偽死/第八章 不言・無言・桃言/おわりに/参考文献
-
-
-
3.7
-
4.1
-
4.3
-
5.0【フルカラー版!】才能なし! 金もなし! 貧弱でスクールカースト下位の志村光太。クラスの中心人物・ハマケンにいじめられる最低な日々の中、クラスメイトのカネゴンとの幼稚なケンカの様子が動画配信サービス・ニューチューブに偶然アップロードされる。その動画はたちまち再生数を伸ばし、夢のような大金を生む! 病に倒れた母のため、金を稼ぎたい光太はハマケンに見限られたカネゴンとタッグを組み新作動画を撮ることを決意。さらにケンカの方法を教える謎のチャンネルと出会い…!? 学んだケンカを撮りまくれ! 撮った動画で這い上がれ!! 刺激MAX、喧嘩×動画の下剋上!
-
4.5【フルカラー版!】とある秘密を抱える少女・若林沙織は、ある日母の友人の息子・室井駿と出会う。裕福な家庭で育ち気難しい性格の駿だが、沙織はそんな彼との交流の中で、様々な感情を取り戻していく。大人びた沙織の抱える秘密――、それは彼女が前世の記憶を持ったまま何度も生まれ変わり、いま18回目の人生を生きているということ。駿と出会ったことで、繰り返しの人生の中に光を見つけた沙織。しかし悲劇が二人を襲い…!?
-
5.0
-
4.5
-
3.55月23日公開『岸辺露伴は動かない』最新映画の原作『懺悔室』と実写ドラマ化された岸辺露伴の全てのエピソードを掲載。小説『くしゃがら』収録。『ジョジョの奇妙な冒険』第4部から「チープ・トリック」「ジャンケン小僧がやって来る!」抜粋掲載。カラー扉はカラーのまま構成。ジャンプサイズで露伴が読める。
-
4.8村から“いけにえ”を選ぶ神の使いの白い鳥が消えた――。その白い鳥を連れ戻すことを命じられたのは、母親同士が犬猿の仲である、マキナとミシネットの二人の少女。旅立ちの間際、マキナは母親に毒を渡され、ミシネットを殺すように言い付けられてしまい…!? 表題作『白羽の矢を追って』、他『流砂の使者達』を収録した幻想的なオリエンタルファンタジー傑作集。 【同時収録】流砂の使者達
-
4.5ヤクザの親分は…猫!? 『茶虎組』の親分・オヤヂ。新入りヤクザの柳と組員は、今日も自由なオヤヂに振り回される…が、悪くない。何人(ニャンぴと)たりとも抗えない“ニャン侠コメディ”開幕ッ!
-
4.8【ページ数が多いビッグボリューム版!】山奥で祖父と二人暮らしをしている元気でプニプニな小学三年生・ガウェイン。「世界一の飛ばし屋」を夢見て、日々友達と野球でホームランの飛距離を競っていた。ある日、プロゴルファーの西野霧亜と出会ったガウェインは、初ショットの感触に魅了される。ゴルフの楽しさを知り、本気でプロになるため霧亜を頼って上京するのだが…!? 『七つの大罪』『黙示録の四騎士』の鈴木央の原点、描き下ろしカバーの新装版で登場! ※この新装版はジャンプコミックス判『ライジング インパクト』1巻~3巻途中まで(#1~#17)を収録しています。重複購入にご注意ください。
-
5.0新卒で入社した浅木に教育係でついたのは、無愛想なおじさん上司だった。怖いし接しにくい!…と思いきや、知れば知るほど可愛く見えてくる!? 身近なおじさん観察コメディ待望の第1巻!
-
4.8
-
4.740代・シングルマザーの漫画家です。今まで、老後の家のことも資金のことも、考えていませんでした。でもある日、気付いてしまったのです。私が将来もらえるはずの年金は月額・約6万5千円。これじゃ老後、家賃が払えない! でも節約生活は得意なんです。家賃さえなければ私、月6万で十分暮らせます。だから決意しました。「家を買おう!」。でもこの道のり、容易じゃなくて…。
-
4.8
-
4.8地獄楽の世界を解き明かす初の公式キャラブック!! ・描き下ろしカラーピンナップ【死罪人Ver.】【浅ェ門Ver.】2点収録! ・描き下ろし特別漫画5篇収録! ・コミックス未収録の読切漫画2篇収録! ・初公開の地獄楽初期設定画集収録! ・読者の質問に答えたQ&A企画収録! ・『チェンソーマン』藤本タツキ先生との特別対談企画収録! 各キャラクターのプロフィールはもちろん、“画眉丸の本名”、“浅ェ門6位7位の存在”、“殊現の親を殺した存在”…など本編では描き切れなかった裏設定など盛り沢山の内容! ファン必見の一冊となった『地獄楽 解体新書』を是非とも手に入れて下さい!!
-
4.8
-
4.8
-
5.0二〇一九年秋に行われた「キングダム知識王決定戦」出題問題を初の完全再録。百人将、千人将、五千人将、将軍と難易度別に三〇〇問を掲載。『キングダム』を解き、さらに『キングダム』が学べる熱烈ファンのための≪呂氏春秋≫。原先生が創作の舞台裏を語る一言コメントやコラムページも充実。さらに原先生が超難問揃いの30問にも挑戦。その解答も収録。
-
5.0
-
4.21~3巻940~1,017円 (税込)【ページ数が多いビッグボリューム版!】~それでも僕は君に恋をする~。集英社が贈る「純愛」をテーマにしたコミックスサイズのBLレーベル誕生! 大人たちが日常で綴るスイート&ビターな社会人編アンソロジーには、人気作家の連載作品を含む10作品を収録。 【収録作品】[さよなら恋ヶ窪]波真田かもめ/[Magic Hour]日高ショーコ/[冬融ける]阿部あかね/[ROOM 303]霜月かいり/[ノーセンチメートル]斑目ヒロ/[足下のスカイブルー]冬乃郁也/[好きになんかならない]田中森よこた/[春を待つ]雁須磨子/[きみの好きとはちがう]茶渋たむ/[夜には愛を、春には桜を。]梨花チマキ/[萌えがたり]小嶋ララ子/小椋ムク/田倉トヲル/高尾滋
-
2.51~3巻940~1,017円 (税込)【ページ数が多いビッグボリューム版!】~それでも僕は君に恋をする~。集英社が贈る「純愛」をテーマにしたコミックスサイズのBLレーベル誕生! 青春のきらめきやせつなさを描いた学生編アンソロジーには、人気作家の連載作品を含む9作品を収録。 【収録作品】[恋とは不思議なものだから]木下けい子/[ハレルヤ ベイビー]小嶋ララ子/[消しゴム彼氏]猫野まりこ/[君に想ふ、碧]束原さき/[THE 普通の恋人]高木ユーナ/[思惑いろは]Maria/[のみ×しば]田倉トヲル/[囚われ少年]栗戸なつ/[ワンダフル☆アニキ]如月あい/[萌えがたり]いくえみ綾/日高ショーコ/石田拓実/志村貴子/かわかみじゅんこ
-
4.6
-
4.8
-
3.9【フルカラー版!】初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、神の霊が水の面を動いていた。神は言われた。「光あれ」こうして、光があった。――天地創造からカインとアベル、ノアの箱舟、バベルの塔など、人類の偉大な遺産「聖書」の世界が生き生きとよみがえる!! 巨匠・手塚治虫が制作総指揮をしたアニメーション「旧約聖書物語」が待望の電子コミックス化!!
-
3.8起業(スタートアップ)を考える若者に向けて、成功へと導くための「ビジネスを創り出す上で本当に必要なポイント」をレクチャー。36歳のトップコンサルタントが伝える、キャリア&起業戦略の秘伝書。
-
3.7日本人は1日平均200グラムのウンコを排出する。欧米と比べて、日本は世界有数のウンコ排出大国といえる。ウンコは肥料の三要素のうち、窒素とリン酸を豊富に含む。リンの主要産出国である中国が禁輸に動き、ウクライナ危機も重なって、世界的な肥料不足が懸念されるなか、ウンコの価値が世界で評価され始めた。自動車燃料、発電、ロケット燃料として、下水熱を使ったビル空調や、冬場に凍結した雪を融かす熱源として、養殖海苔の栄養塩として、ウンコの活用分野は、想像以上に幅広い。日本経済の切り札「ウンコノミクス」の可能性を探る。
-
3.3ロボットの存在価値は、人に変わって厳しい労働をすること。ところが、日本には仕事をしないロボットがたくさんいて、人々から愛されている。この不思議な関係の根幹にあるものを探るべく、研究者や開発者、エンジニア、イベント主催者、僧侶、SFに関わる工学者など、さまざまな立場の関係者へ取材を重ねていくと、「役に立たないロボット」には、私たちの人生を変え、社会や未来さえちょっとだけ変えてしまうかもしれない、ものスゴい力が隠されていることが見えてくる。
-
4.1大手メディアが報じない被災地のリアルを独自の取材で発信し続けるジャーナリストが、SNSにはびこるデマの実態と、それにあらがう術を探る。能登半島地震でも起きた「偽SOS」、関東大震災のデマ、福島第一原発事故をめぐる検証、生成AIによる「認知戦」の実態などを徹底取材。被災地の「本当のSOS」を埋もれさせないために何ができるのか? 10年以上にわたる災害取材の集大成。
-
-わたしたちの健康を守っている「免疫」。しかし、その仕組みや働きについて、きちんと理解しているだろうか? 本書は、免疫学の第一人者が、誰もが知りたい「免疫のきほん」を、50のQ&A形式でわかりやすく解説。免疫が働きすぎるとどうなる? 病原体を記憶する免疫細胞とは? 免疫はがんに効く? などさまざまな問いに、最新の知見を交えて答える。健康に役立つリテラシーと、免疫の新常識が身につく入門書!
-
4.0【小説版登場!】杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。類稀なる好奇心を持つ男が出会う、この世ならざる奇怪な出来事とは・・・・・・!? 露伴がイタリアで手に入れた“何の変哲もない”人形の正体(曰くのない人形)。美しい庭園に潜む恐ろしい秘密(ペア・リペア)。ある過疎地に伝わる、一生に一度だけ見ることのできる神事(不見神事)。露伴の作品を愛する、ひとりのファンの奇譚(ファン・鏑木八平太の場合)。4つの物語を収録した小説集。
-
4.3ロシアのウクライナ侵攻により、核兵器使用の脅威が高まっている。果たして、第三次世界大戦は起こってしまうのか。「プーチン伝」「ロシア・ソ連史」「プーチン体制の光と影」「ウクライナ戦争の展開と今後の展望」「核のエスカレーション(過激化)」など、いま最も知りたい世界情勢の“これから”を、国際政治学者の舛添要一が分析。プーチンの行動原理と、世界のゆくえを論じる。
-
4.0【小説版登場!】大人気短編小説集の第3弾! 杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。リアリティには徹底的にこだわり、妥協なき漫画制作に取り組む男が遭遇する数々の奇譚とは……!? 最上の音楽を見出そうとした男の末路(「黄金のメロディ」)。実写化を許諾したが故に起こる悲劇(「原作者 岸辺露伴」)。毎年六月に住人が蒸発する家(「5LDK○○つき」)。3つの物語を収録した小説集。
-
4.0ロシアの外交・軍事戦略を知るうえでの必読書! ウクライナ侵攻から遡ること14年前、ロシアが侵攻したのはコーカサス地域のグルジア(現ジョージア)だった。 日本人がいちばん知らない地域で、今なにが起きているのか? コーカサスは、ヨーロッパとアジアの分岐点であり、古代から宗教や文明の十字路に位置し、地政学的な位置や、カスピ海の石油、天然ガスなどの天然資源の存在により、利権やパイプライン建設などをめぐって大国の侵略にさらされてきた。 またソ連解体や、9.11という出来事により、この地域の重要性はますます高まりつつある。 だが、日本では、チェチェン紛争などを除いて認知度が低いのが現実である。本書では、今注目を集めるこの地域を、主に国際問題に注目しつつ概観する。 第21回アジア・太平洋賞特別賞受賞!
-
-まだまだ若いと時代に抗う“ヤング中高年”。 彼らのこころが危ない 人生100年時代、世間では50~60代はまだまだ「若い」と言われる。 この年代は、職場では第一線として働き続ける一方で、さまざまなハラスメントに配慮しながら難しい管理業務も こなさなければならない。 日に日に感じる体力とモチベーションの低下……。 そして仕事を離れても、家庭では介護問題やローンなどの金銭的負担が伸し掛かる。 このように、まだ若いと時代に抗う“ヤング中高年”は、公私ともにストレスを抱え、こころを病んでしまう人が多い。 本書では、彼らのメンタルを守りポジティブに生きる方法を、日本のメンタルヘルス予防研究の第一人者が詳細に紹介する。 (本文より) 世間では、人生100年時代、50~60代はまだまだ若いと言われていますが、この年代では体力・気力が低下するだけでなく、こころをともに「病む」人が多くなっています。 仕事への動機づけも高く、自分はまだ「できる」と感じている一方で、部下を持ち、難しい管理業務をこなさなければなりません。 また、介護や家庭の問題、ローンなどの金銭的負担ものしかかり、公私ともにストレスを抱える人が増えています。 本書では、そんなヤング中高年のこころを守り、ポジティブに生きる術を教授するつもりです。 自分のことを知り、自分のメンタルヘルスをよくすることと併せて、自分とつながる他者のメンタルヘルスをよくする方法も知り、日常生活に活かしていただきたい、これが私の望みです。
-
3.5ウクライナ戦争後、国際政治上の最大の焦点。 時のアメリカ大統領に 「悪の枢軸」と名指しされてから20年。 2つの国家は、 なぜ「核」を通じて既存の秩序に抗うのか。 そして、今後の展望とは――? 二〇〇二年、米国ブッシュ大統領の一般教書演説で「悪の枢軸」と名指しされた北朝鮮とイラン。負のイメージで覆われた二つの国家は、なぜ「核」問題を通じて既存の国際秩序に抗い、二〇年後の現在もなお、世界の安全保障の台風の目であり続けるのだろうか? 本書は、長年にわたって現地調査を行い、両国の「素顔」を知悉する専門家がタッグを組み、その内在的な論理に接近した注目の論考である。核兵器拡散の脅威が日々高まるなか、負のレッテルの向こう側にある「正体」の理解抜きに、混乱を極める国際政治の将来は語れない。
-
3.9認知科学で見る、人間の知性 推し活、二次創作、2・5次元、モノマネ、応援上映、ぬい撮り…… 漫画やアニメの登場人物に感情移入し、二次元の絵や映像に実在を感じる。 はたまた実際に出会い触れることはほとんどないアイドルやアーティストの存在に大きな生きる意味を見出す。 これらの「推す」という行為は、認知科学では「プロジェクション・サイエンス」と呼ばれる最新の概念で説明ができる。 「いま、そこにない」ものに思いを馳せること、そしてそれを他者とも共有できることは人間ならではの「知性」なのだ。 本書では、「推し」をめぐるさまざまな行動を端緒として、「プロジェクション」というこころの働きを紐解く。 はじめに 第一章 ♯「推し」で学ぶプロジェクション ―応援― 第二章 プロジェクションを共有するコミュニティの快楽 ―生成― 第三章 「推し」との相互作用が生まれるとき ―育成― 第四章 ヒトの知性とプロジェクション ―未来― 第五章 とびだす心、ひろがる身体 ―拡張― 第六章 プロジェクションが認識世界を豊かにする ―救済― (本文より) 「推し」に救われたという経験は、「推し」が自分に直接なにかしてくれたということではありません。 「推し」によって自分がなにかに気づいたり、自分がなにかできるようになったり、自分をとりまく世界のとらえ方が変わったということなのでしょう。 あらためて考えてみると、このような自分のありようとこころの変化は、本書のテーマである「プロジェクション」がもたらす事象そのものです。 はじめて聞いたという人が多いと思いますが「プロジェクション」とは、こころの働きのひとつで、認知科学から提唱された最新の概念です。
-
-【たったひとつの『石』が歴史を変えた】 スコットランドのエディンバラ城に宝物として収められている「運命の石」。 この石は、ブリテン島北部がスコットランドと呼ばれるようになる以前から存在しており、その地域を治める王たちの戴冠の儀式に用いられてきた。 本書では、スコットランド人が信じてきた「運命の石」の伝説を辿ることで、ブリテン島北部がスコットランド王国と呼ばれるまでの苦難や、イングランドの侵略と独立戦争、そして現代の独立運動の高まりまで、スコットランドの歴史を通覧する。 【推薦】 佐藤賢一氏(作家) 「運命の石、ブルース、メアリ、ジェームズ一世――キーワードでスコットランド史がよくわかる。」
-
4.3日本が目指すべき社会についてのインスピレーションを与えてくれる。 ――山口周氏(独立研究者・著作家) 「人こそ資源」ってどういうこと? 世界一幸福な国には、学ぶべきヒントがいっぱいです。 ――小島慶子氏(エッセイスト) 2018年から2022年にかけて、5年連続で「幸福度世界一」を達成。 首都ヘルシンキは2019年および2021年には「ワークライフバランス世界一」に輝き、国連調査の「移民が感じる幸福度」ランキングでも第1位(2018年)。 他にも「SDGs達成度ランキング」で世界一(2021年)、「ジェンダーギャップ指数」で第2位(2021年)など、数々の指標で高い評価を受けているフィンランド。 その背景にあるのは、“人こそが最大の資源で宝”という哲学です。 立場を問わず全ての国民が平等に、そして幸福に暮らすことを可能にする、驚くべき「仕組み」とはいかなるものなのでしょうか。 そして、日本はそこから何を学べるのでしょうか? 最新の情報もふんだんに盛り込んだ、驚きにあふれる一冊です。 【本書で紹介する「仕組み」の例】 ・優秀な若者を積極的に抜擢し、ベテランは陰から支える文化 ・男女平等への取り組みを企業や学校に求める「平等法」 ・児童手当、親休暇、職場復帰を保証してくれる「在宅保育の休業制度」……子育て・共働き世帯を助ける様々な手当と休暇 ・小学校から大学院博士課程まで学費無料、さらに大学以降は生活手当と住居手当まで支給!? ・もはや「学力向上」なんて時代遅れ! フィンランドの学校の最新事情 ・誰でも無料で利用できる出産・子育ての専門医療施設「ネウボラ」 ・新生児が誕生すると国から贈られる、赤ちゃん用品が一式詰まった「育児パッケージ」 ・起業ブームの背景にある大学教育と、スタートアップ手当などの豊富な公的支援 ・国民の声を政府に届けて、同性婚の合法化をもたらした「国民発案制度」
-
4.0それは、“ただの留学”ではなかった――。 今日の沖縄・アメリカ・日本の関係にどう影響しているのか。 〈復帰50年〉のいま、初めて語られるライフストーリー。 ジョン カビラ氏(ラジオ・テレビパーソナリティー)推薦! 「戦敗れ、支配されるも、懐に飛び込んで学んだ先には何があったのか?」 岸 政彦氏(立命館大学教授)推薦! 「復帰前の沖縄からアメリカに渡った留学生たちの、複雑で豊かな語りに耳を傾けよう」 ***** 1945年から27年間、米軍統治下にあった沖縄で、米国陸軍による留学制度によってアメリカ留学=「米留」した1000人余りの若者たち、「米留組」がいた。 沖縄戦を生き延びた彼ら、彼女らはどのような思いで留学を志し、戦後沖縄の社会形成においてどのような役割を担ったのか――。「米留二世」でもある著者が丹念に聞き取った、留学経験者たちの語り。 「本土復帰」50年を経て、初めて明らかになる当時の米国の思惑や「米留組」の葛藤。貴重な証言と一次史料をたどることで、沖縄の今とこれからを考える。
-
4.4韓国カルチャーが世界で人気を得る、その理由は? 韓国人にとってのパワーワード「ヒョン(兄)」の意味は? 一般富裕層とは違う、財閥の役割とは? 挨拶がわりの「ご飯を食べましたか?」が持つ意味は? 本書で取り上げるのは、小説・映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『Mine』『SKYキャッスル』『賢い医師生活』、映画『南部軍』『ミナリ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』、小説『もう死んでいる十二人の女たちと』『こびとが打ち上げた小さなボール』『野蛮なアリスさん』など……。 近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。 【主な内容】 ・キム・ジヨンはなぜ秋夕の日に憑依したか? ・治癒のための韓国料理、チャンポンとテンジャンチゲ ・日本とほぼ同時期に始まった、北朝鮮の韓流ブーム ・男の友情を南北関係に重ねる、パワーワードとしての「ヒョン(兄)」 ・性的マイノリティと梨泰院 ・『ミナリ』は『パラサイト』とは真逆の映画かもしれない ・財閥ファミリーの結婚 ・3年前に大ヒットした、もうひとつの「上流階級ドラマ」 ・悩める40代、エリート医師たちはどんな人生を選択するのだろう? ・自分が属するステータスを表す「住まい」 ・チョンセの起源とその功罪
-
4.0胃痛、胸やけ、酸っぱいものが込み上げる……その理由は? 胃が痛い、胸やけがする、食べると重苦しい、酸っぱいものが込み上げる……そんな胃の症状で悩む人はとても多い。 しかし実は、胃はほとんど加齢の影響を受けない臓器である。 胃の不調や疲労は、胃そのものの異常によって起こるのではなく、別の原因があるのだ。 さらに「機能性ディスペプシア」(検査で異常は見られないが胃痛や胃もたれが続く病気)や、患者数が急増している「逆流性食道炎」、また突然痛む「胃潰瘍」などについて、消化器内科の権威がその謎を解明。 適切な治療とセルフケアで、健康不安を解消する情報を網羅する。 【主な内容】 胃の最大の働きは「消化」と「送り出し」 加齢ではない、胃の老化の原因1 ピロリ菌 加齢ではない、胃の老化の原因2 自律神経 検査で異常なしでも「気のせい」ではない 強い胃酸が逆流してくる原因は? ピロリ菌を治療すると逆流性食道炎になる!? ストレスは胃潰瘍の原因なのか? 市販薬の選び方のポイント
-
3.7「ウンザリするポピュリズムに淫した民主主義より、能力主義的選抜を勝ち抜いた政治エリートの政治(中国!)の方がマシだ……。 この「誘惑」に抗う術はあるか。 実に困難な課題に本書は果敢に挑戦する」――宮台真司氏、推薦! 世界中をポピュリズムが席捲する中、わたしたちの民主主義はどこへ向かうのか。 人々は政党や議会には期待せず、時に自らの自由の制限もいとわずにトップの強いリーダーシップを望むようになった。 著者は古典から最先端の政治理論まで駆使し、選挙と政党を基盤にした「代表制」と民主主義とはイコールではないこと、現在の社会は「代表制」が機能するための条件を完全に失ってしまったことを明らかにし、一方で、中国統治モデルの可能性と限界も検討する。 民主主義を再生させるヒントはここにある。
-
4.1フェミニズムの「落とし物」がここにある――。今世紀に入り、日本社会で大きく膨れ上がった「スピリチュアル市場」。特に近年は「子宮系」「胎内記憶」「自然なお産」に代表されるような妊娠・出産をめぐるコンテンツによって、女性とスピリチュアリティとの関係性はより強固なものとなっていった。しかし、こうしたスピリチュアリティは容易に保守的な家族観と結びつき、ナショナリズムとも親和性が高い。本書は、この社会において「母」たる女性が抱く不安とスピリチュアリティとの危うい関係について、その構造を解明する。 【森岡正博氏、推薦!】 「子宮系、胎内記憶、自然なお産。女性たちのスピリチュアルで切実な思いを分析した画期的な本だ。」
-
3.8「台湾侵攻」は起こるのか? コロナ後の覇権国とは? 時代を代表する論客ふたりが、不透明な世界の先行きを展望する! コロナ禍という未曽有の大惨事を経て、世界情勢は大きな変化を遂げた。アメリカではバイデン新政権が誕生し、国際協調路線を推し進めている。他方、中国は香港やウイグルの問題を抱えながらも「ワクチン外交」を繰り広げ、世界的に影響力を拡大しようとしつつある。こうした米中の覇権抗争のもとで、今後の世界はどのような動きを見せていくのか。アメリカを覆う「分断」の歴史的背景、中国の積極的な対外進出の裏側にある「焦り」の正体、そしてこれからの日本の展望などについて、時代を代表する論客ふたりが縦横無尽に議論する。
-
4.7コロナ時代知っておくべき「免疫力」の強化書。新型コロナウイルス感染症の流行下、私たちは自分自身の体がもつ「免疫」のしくみに向き合う必要がある。免疫は自分で病気を治す力である一方、過剰に反応することで生じる病気も多い。本書では、免疫にまつわる情報(自然免疫と獲得免疫の違い、交差免疫や訓練免疫、免疫寛容とは何か、ワクチンの効用、新型コロナにも負けない免疫増強の方法など)を60のQ&A形式でわかりやすく解説。免疫システムの基本的情報から、新型コロナウイルスの最新情報までを網羅する。 【主な内容】 Q 新型コロナウイルス感染症で、嗅覚や味覚に異常が起こるのはなぜ?/Q 「自然免疫」と「獲得免疫」とは何?/Q 免疫細胞は病原体をどうやって見分ける?/Q 自然免疫の力が高いと、病気は自然に治る?/Q 一度感染症にかかると二度とかからない「二度なし」とは?/Q 免疫細胞はどこで生まれるの?/Q 免疫が働かない「免疫不全」とは?/Q ノーベル賞級の発見……「制御性T細胞」とは何もの?/Q 自律神経とストレスと免疫力はどう関係する?/Q 免疫力を高める方法の筆頭は?
-
3.3観るよりも働く方が人生楽しい!? 80年代以降、『テレーズ』『ギャルソン!』『ガーターベルトの夜』『サム・サフィ』『TOPLESS』『ミルクのお値段』『パリ猫ディノの夜』等の配給作品のヒットでミニシアター・ブームをつくりあげた立役者の一人である著者が、長きにわたって関わった配給、バイヤー、宣伝等の現場における豊富なエピソードを交え、仕事の難しさや面白さ、やりがいを伝える一冊。業界で働きたい人のための「映画業界入門書」である一方、ミニシアター・ブーム時代の舞台裏が余すところなく明かされており、映画愛好家にはたまらない必読書である。
-
3.82050年、アフリカ大陸の人口は25億人に迫り、世界の4人に1人が「アフリカの人」になると言われている。人口激増は食糧問題や経済発展、環境破壊に大きな影響を及ぼす。つまり、人類全体の未来は、アフリカを抜きには語れないということだ。そのアフリカは、経済発展している一方で、砂漠化、飢餓、貧困、紛争など、グローバル資本主義の矛盾も多く抱えている。アフリカはこの先どうなっていくのか? その現状と未来を、現役NHK特派員が現地からレポート!
-
4.0霊や魂に関心が向けられなくなった今、日本人の精神はどこに求められるのか? 国学者・本居宣長は、漢意(からごころ)や儒意(じゅごころ)の知性より大和魂の知恵が肝要だと説いた。日本的反知性主義である。幕末、尊皇攘夷の思想と結びついた大和魂は、戦争を契機に大いに叫ばれ、日本人の勇猛果敢な精神と捉えられた。近世から近代にかけて強い関心が集まった大和魂だが、現在の日本人の精神はどこに求められるのだろうか。グローバル化が成熟する今、日本での霊や魂の変遷をたどりながら、大和魂のゆくえを探る。
-
4.1あの鬼のモデルとなった人物は? 「約束」や「原初信仰」の謎を解く鍵は? 数々の名シーンを引用しつつ、文学研究者が徹底考察! ファン必読の一冊!! 累計発行部数2,100万部超を誇る大ヒット漫画『約束のネバーランド』。その意表をつく展開や複雑な頭脳戦といった要素から、「少年ジャンプらしくない」と評されることもある同作ですが、その物語の背景には、多彩な文学作品や宗教に関する膨大な知識が踏まえられていることが窺えます。本書は、そんな大人気作品『約束のネバーランド』を、気鋭の英米文学者が学術の立場から読み解こうと試みた考察本にして、英米文学・文化への最良の入門書です。同作の名場面を豊富に引用しながら、数々の謎の核心に迫っていく、ファン必読の一冊と言えるでしょう。なお、本書はあくまで「週刊少年ジャンプ」編集部から許可をいただいた上で、『約束のネバーランド』を作中の手がかりをもとに、英米文学者の視点から読んだ、いわば第三者目線での考察本です。よって、原作者の白井カイウ先生や出水ぽすか先生の真意を紹介した「公式解説本」とは性格が異なります。加えて、原作の終盤にかけての「読み解き」を含むゆえに、ネタバレを多く行っているので、あらかじめご注意ください。
-
3.8我が子の「教育」が苦しい――それはあなた一人の責任ではない。「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう! どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育で挽回しようとしているようだ。まるで、「最小限のコストで最大限の商品(人材)を納品しろ」と言わんばかりである。そんな社会を生きる私たちの子育て――とりわけ教育は、じつに悩ましい。なぜこんなにも苦しいのか。しかし本書は、「それはあなた一人の責任ではない」と説く。これは社会全体の問題なのだ。では、どうすればいいのか。本書は、明治時代から現在に至るまでの教育の歴史を振り返りながら、私たちが教育に期待すべきこと、そしてその実践の方法を試みる。これは教育学からの反抗であり、絶望に包まれた教育に対する、たしかな希望の書となるだろう。
-
4.3「これは、私の人生において最も大切な一冊なのだ」朝鮮半島の統一はいつ実現するのか。そして日本には何が起こるのか? 政治学者・姜尚中の真価を問う、渾身の論考! 1950年の朝鮮戦争勃発から70年が経過した。朝鮮半島においては、様々な場面で南北の分断体制の限界が露呈している。加えて、2018年には歴史的な米朝首脳会談が実現するなど、統一への動きが着実に進みつつある。一方で、日本ではいたずらに嫌韓感情を煽ったり、むやみに脅威論を並べ立てたりする偏った報道ばかりが目立ち、なかなか事態の本質は見えてこない。しかし、二国間関係での感情的な対立にばかり目を向けていては、その背景で進行しつつある深い次元での構造的な変化を見逃してしまいかねない。コロナウイルスのパンデミックが宣言され、いっそうの混迷を深めるかに見える世界情勢。しかし、著者はこの未曾有の危機にこそ、むしろ冷静にポジティブな未来像を描き出そうとする。分断と対立の歴史を乗り越え、朝鮮半島が統一を遂げる日は来るのだろうか。そして、その動きに日本はどのように関わっていけばよいのだろうか? 「第一次核危機」以降の北東アジア四半世紀を丹念に総括しながら、一脈の光明を見据えて朝鮮半島と日本の進むべき道を探った、政治学者・姜尚中の真価を問う渾身の論考!
-
4.0◆日本人の知らないところで、ストライキが進化していた!◆佐野サービスエリアのスト、保育士の一斉退職、東京駅の自販機補充スト……。一九七〇年代をピークに減少した日本のストだが、二〇一〇年代後半から再び盛り上がりを見せている。しかも、かつての「国鉄スト」などと違い、これらにはネット世論も好意的だ。実は産業構造の転換により、日本でもストが起きやすい土壌が生まれていたのである。現代日本でストが普通に行われるようになれば、ブラック企業への有効な圧力となることは間違いない。一方、海外では現在まで一貫してストが起きている。特にアメリカでは、「2018年はストの年」といってよいほど頻発した。しかも【教師が貧困家庭への公的支出増額を訴える】、【AI・アルゴリズムの透明化を求める】、【性暴力を防ぐ職場環境を要求する】など「社会問題の解決」を訴える「新しいストライキ」が海外では行われ始めている。このように、ストはアップデートし、もはや賃上げ要求だけを求めるものではなくなっている。こうした新しい潮流を紹介し、日本社会を変える道筋を示す。
-
3.8「胎児の異常がわかったら、あなたはどうする?」晩婚化にともない出産の高齢化が進む中、「出生前診断」を希望する妊婦が増えている。流産リスクがある羊水検査とは異なり、採血だけでダウン症等の染色体異常がわかる「新型出生前診断」(NIPT)が二〇一三年に開始されたが、そもそもNIPTとはどういう検査で、妊婦は何を判断し結果に備えればよいのか。そして医療テクノロジーの最前線はどうなっているのか。出生前診断の「現場」に長年関わり最先端研究者でもある著者が、出生前診断を受けるかどうか迷う妊婦に正しい情報を伝え、同時に「命の選択」の本質を考える。大宅壮一ノンフィクション賞『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』著者、河合香織氏推薦! 【目次より】○いわゆる「高齢妊娠」について ○上の子が染色体疾患の病気だったとき ○超音波検査で異常を指摘されたとき ○検査の原理と精度 ○遺伝カウンセリングとはなにか ○リスクの客観的評価 ○産む・産まないという選択と検査を受けないという選択 ○出生前診断の倫理的問題 ○胎児遺伝子診断の現在と未来
-
4.1※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 愛があるけど、じりじりする。じりじりするけど、愛はある。そんなゲイカップルの“愛”と“笑い”と、そしてちょっぴりの“涙”を全ページに込めてお届け。ゲイでリーマン、ときどきオカンキャラに変身する主人公・うたぐわ(著者)を中心に、恋人(♂)とのボケ&ツッコミ満載な同棲生活、濃すぎる仲間たちとの爆笑濃縮率1000%のエピソード、すべてが実話! 大人気ブログ『♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です』の著者による全編書き下ろし!
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。