小林誠の作品一覧
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共著『第4世代iPad PERFECT GUIDE』などのiPadガイド本を主に手がける。
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
日本の素粒子物理学の最高峰の頭脳の人たちが、かなりわかりやすくなるように噛み砕いて本書を書いてくれている。タイトルの「宇宙はなぜ物質でできているのか」とは興味を持つのに最適である。文系置き去りタイムに終止符を打った。というか文系に理解してもらわないと、研究費の予算がつきにくいから、この分野をもっと広く知ってもらいたいという熱を感じられる。
粒子と反粒子が衝突すると、打ち消しあって消滅する。これが互いに全く同じ性質であるならば、衝突して対消滅して無になるはずである。これをCP対称性という。しかしこの宇宙は物質で満たされている。ということは、粒子と反粒子には何らかの性質の違いがあるために、宇宙には物質が残っているらしい。このCP対称性の条件に合致しない要素を「CP対称性の破れ」というららしい。CP対称性が破れているから、わたしたちも、犬も、植物も、土も、地球も、太陽も、銀河系も、宇宙も存在している。
(どうでもいいけど文系が死亡するからもうちょっとわかりやすく「粒子の特徴の差異」とかにしてほしいわよね。物理学者では基本中の基本だから、破れ、だけで通じるのかしら。)
ということを理論上は発見しても、実験して証明しないと科学の意味はない。ということで、世界の物理学者達は宇宙から降り注ぐ物質を次から次へと発見してこれはなんなのかということを発表したり、素粒子をぶつけてみて、どういう現象が見られるのかを観察しようとしてみた。
そこで登場するのが加速器である。実験でぶつけてみたい素粒子を用意して、加速器ですげー速さまで加速して、ぶつけた時にどういうことが起こったのかのデータをとりはじめた。
日本は大天才湯川秀樹先生を筆頭に物理学も世界に遅れを取らないレベルだったらしいが、戦後GHQの指導により、日本で保有していたサイクロトロン加速器4つを破棄させられて、実験のしようがなくなって暗黒時代を迎える。
しばらくして、アメリカのローレンス博士という人が来日して日本の研究の実態を見て、こんなにいい人材がいるのに研究できないなんてばかじゃね?と言ったかは知らないが、大いに嘆いてGHOバーカバーカ!と言ってくれた結果、世論が大きく動いて、サンフランシスコ講和条約に伴って加速器を建設してもいいことになったらしい。
そしてついに、つくばに一周3kmもの巨大な加速器を作ろうとしたが、建設段階で世界の加速器の潮流が次のものに移ってきており、あれ、最新の研究に遅れを取るんじゃね?って冷や汗をかいたが、いやいや全然使えるから!!と頑張って批判する者を説得(したのかどうかはしらないが)して苦労を乗り越えて建設完了。今では広く研究者の研究が進むように開放するようにして、日本の素粒子物理学者たちのビッグマザー的な存在なっているらしい。
すごい成果だと、岐阜県飛騨市のスーパーカミオカンデとの共同実験で、つくばから間違えようがないKEK印のついた特徴的な素粒子を飛ばして、スーパーカミオカンデで観測できるか?という実験をやって、見事観測できたらしい。
ビックバンが起こって、宇宙ができたというけど、ビックバンがどういう条件で起こせるのかはまだ解明中で、宇宙の謎はまだまだ深いし、研究のしようがあるということで、文系の入り口として良書であった。
Posted by ブクログ
所々知ってる点の再整理。
訴訟の実状はためになる。侵害訴訟は起こすことに大きな覚悟。
市場に居続けられることを特許の最大のメリットと考えることが大事。
必須特許なくして市場参入なし。
1
事業ステージに応じた特許出願を。
従前の日本企業の知財戦略は、衰退期には意味をなさない
2
特許のオープン化の意義
①多くの特許権者が必須特許を持ち、ライセンス困難
②技術の性質上、広く普及しなければ意味がない。通信規格など。
③技術普及による市場拡大を目指す
※シェア低下には留意
3知財ファンド
特許を実施することを目的としない
知財の質を高めるファンド 国プロ委託
知財をビジネスに活用 一括管理、実施許諾、ip bridge
4 知財取引、紛争
知財取引が活発化するのは良い事。
衰退事業から新事業への転換の原資になることも
知財取引によって、NPEから日本企業が訴訟されたり仁義的に問題となることも。
防衛のためのNPE活用も一手
NPEのエコシステム構築は大事
5 事業と知財の一体化
M&Aに関わる知財の評価や、国際会計基準との関わりについて
6 特許のコストとリターン
ロイヤリティなどの目に見えるリターンから特許の価値は測れない
市場に参入できている状態の継続こそが特許のリターン
2軸のマーケティング 市場と競合目線
→市場魅力度と知財的優位性構築可否を考える
7 グローバル特許の取得と訴訟戦略
出願国のセオリー
①競合の生産国、マーケット国
②流転より据え置き製品の出願国を多く
③現地生産法人の存在国に出願
利益移転の対策
訴訟費用はグローバルではさらに高額に。
無効審判を起こされることも覚悟し、費用を見積もり、リターンが上回るかを確認する。
警告状、和解の使い方も大事。
8 グローバル知財管理とタックス戦略
知財管理方法も多様化、グループ全体戦略策定、管理コスト低減と、グループ各社のインセンティブと業種広がりのバランス
→解として、地域統括拠点もありか。
利益移転の可能性に留意
DIDSとは異なるが、タックス戦略も重視すべき、知財も含め。