希望の海 仙河海叙景

希望の海 仙河海叙景

858円 (税込)

4pt

4.3

大震災の前も後も、暮らしは続いてゆく。東北の港町に生きる人々の姿を通して紡がれる再生と希望の物語。三年前の秋、早坂希は勤めていた会社を辞めて仙河海市に戻ってきた。病弱の母親の代わりに、スナック「リオ」の切り盛りをしている。過去に陸上選手として活躍していた希は、走ることで日々の鬱憤や悩みを解消していたが、ある日大きな震災が起きて、いつも見る街並みが180度変わってしまう(「リアスのランナー」「希望のランナー」)他。――東北に生まれ、東北に暮らす直木賞作家の、「あの日」を描かない連作短編集。全10編。

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希望の海 仙河海叙景 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ずっしりと重みのある内容だと毎回思い身構えたけど意外に読めちゃう。仙河海タイトルはほんとたくさんあるし 今回も登場人物が多数いて どこかしら繋がっているし あーあん時の〜ってならんのよ自分は、もうなんで覚えていないのですか自分、悲しくなるわ。前半7後半3とまた自然体のうますぎるってこと。希のランナー

    0
    2025年03月25日

    Posted by ブクログ

    震災前後の東北の沿岸部の街を題材にした短編集で、各話が緩くつながりつつ話が展開されている。それぞれの話で情景が思い浮かべて、主人公の感情を感じ取りながら読めるので体感では一瞬で読み終わった。うるっとくる話もあり、自身の感情の起伏をサクッと感じやすいので、また読書疲れしたら読み返してみたい。

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    熊谷達也『希望の海 仙河海叙景』集英社文庫。

    『仙河海サーガ』の1作。仙河海市を舞台にした10編の短編から成る連作集。

    敢えて2011年3月11日の東日本大震災当日は描かずに前震の起きた3月9日と東日本大震災後の仙河海市に生きる市井の人びとの心情を描いている。

    登場人物の何人かは東日本大震災の

    0
    2025年03月07日

    Posted by ブクログ

     「仙河海」は気仙沼をモデルとした架空の町で、聞き慣れない「叙景」は、自然の風景を詩文に書き表すことの意だそう。帯には〈「あの日」を描かない(10編の)連作短編集〉とあります。2016年刊行、1編追加して2025年に文庫化されました。

 様々な人々の何気ない日常は、どこにでもある暮らしです。ただこ

    0
    2025年03月05日

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