鳥井一平の作品一覧
「鳥井一平」の「国家と移民 外国人労働者と日本の未来」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鳥井一平」の「国家と移民 外国人労働者と日本の未来」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
学校の課題図書で手に取った。日本政府の移民受け入れ体制がいかに整っておらず、人権意識も低いのか理解できた。
現在「移民政策」と口々に言われているが、実はオールドカマーやニューカマーが来日してきた時代からとっくに移民文化は始まっている。今いる人を大切にできているのか?
少子高齢化社会になり労働人口が少なくなっている今より海外の人の力が必要なのに、全くその人たちに寄り添えていないのではないか。表面的な多様性だけしかみない現在の政府は今日本に移住している海外からの人々を大事にするべきである。
私もバイト先に外国人留学生の方がいるが、みんなしっかり目標をもって働きにきてくれている。そしてその場所
Posted by ブクログ
縁あってベトナムの組み立て工場を任され、数年の間現地から教育実習生の問題を見てきました。会社を辞めて日本への送り出し機関に参加する者、実情を知らないまま日本で働くことを選んでいく従業員もいました。皆自分を、家族を幸せにしたい、豊かになりたいという動機です。数年後日本に戻ると特定技能制度に変わっていましたが、本書において明らかなように、形を変えた労働力確保の方便です。
ベトナムの地でJAICAとの連携もあり、この問題を考えていました。大学の先生方からも教育実習制度は、この国に必要な技術や、豊かな国に変えていく仕組みではないとお話ししていました。同感。
実態は移民という労働力に支えられなが
Posted by ブクログ
どこかでちゃんと外国人労働者に関して知識をまとめておかないとな、と常々思っていた。専門的な本はハードルが高く、なかなか読めないので、この本はそんな私にちょうど良い知識と見通しを授けてくれたと思う。
少し前の本だが、今でも問題はなんら変わっていない。
いくつかの実例を読むと、もしかして日本という国は、戦前と何も変わってないのではないか、と穏やかでない気持ちになった。戦前の大陸や島々での振る舞いは、否定され、現代人は流石にあんな非道なことはもうやれない近代人になったよね、と思っていたのだが。
技能実習生たちに対する性虐待や暴力の実態を読むにつけ、またやるよ、日本人は…きっと。何にも変わってない