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ニュースが消える日
「俺たちは、面白いから記事を書くわけじゃないですよ。伝える必要があるから記事にするんです」 大手全国紙の整理記者を辞め、実家の印刷所が発行する「地域紙」編集長になった戸倉大介。 部数1万部、編集部員3人、週3回発行、全4ページ。人口25万人の平和な地方都市に事件は少なく、行政発表や街ネタが中心の、刺激に乏しい紙面だ。 そんな中、SNSを駆使する若き市長が自宅前で何者かに襲撃された。これはテロか? その事件が、戸倉の記者魂に火を付けた。 人手も拡散力も速報性もない。それでも、地元で起きたこの事件の真相を誰よりも深く、正確に報道してやる。 裏を取れないことは書かない。特定の人物の主張だけで記事にしない。引用だけのこたつ記事は載せない。 元新聞記者の著者が報道の矜持を問う長編小説。 -
戦争シミュレーション 未来戦記の精神史
■メガトン級のアカデミズム×ジャーナリズムの一冊がついに刊行! 近い将来起こるアメリカとの戦争をシミュレーションした「日米未来戦記」は、戦前から最近まで、日本だけでなく世界でも、夥しい数の書籍が刊行されてきた。危機意識はどのように生まれ、いかに世論が醸成されていったのか? 150年の歴史を一括して分析し、その精神史に迫る。 ■世論が醸成された果てが、現実の日米戦争であったこと(むろん、その要因は世論だけはない)、そして現在、日本国内の一部に近隣諸国への感情的反発や、主にインターネットを中心とした陰謀論の跋扈が見られるなか、20世紀前半の国際情勢に対する日本人のリフレクションともいうべき「日米未来戦記」をもう一度論じる意味は決して小さくない。──本書より -
不機嫌ばかりな私たち
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「どうしてこんなに家族のためのご飯を作ることに疲れてしまっているのだろう?」 結婚して20年。今まで普通にできてきたことが、なんだか大変に感じるようになってきたのはなんでなんだろう……? 更年期によるホルモンバランスの乱れや老い、育児・家事、家族のトラブル、仕事など……。残念ながら大人の女性は「不機嫌」になることがいっぱい! そんな女性たちが抱える様々なストレスをまだまだオープンに語りづらい世の中で、日々の料理を始め、更年期に訪れたちょっとした不調や年齢の重ね方についてなど、素直な思いを真摯に綴った、渡辺満里奈さんのフォトエッセイがここに誕生。満里奈さんが語る“モヤモヤ”の数々に、「うんうん、わかる!」「私も同じこと考えていた!」と、思わず頷かずにはいられません! 40~50代の中年期。更年期を経て新しいスタートを迎えた方たちも、これから訪れる変化に立ち向かっていかなくてはいけない方たちも、満里奈さんの誠実でまっすぐな言葉で紡いだエッセイの数々に、きっと救われるはず。 50代からの毎日を、誰のためではなく、自分のために機嫌よく過ごしましょう! ※大人世代が参考になる私服コレクションやプライベート写真など、ここでしか見られないスペシャルな写真も多数収録。 <目次> Chapter1 更年期と不機嫌 私の更年期事情 特別対談1 一人で抱え込まないで欲しい、更年期のお話。 更年期症状、乗り越えるために ピラティスと私 Chapter2 家族と不機嫌 思春期ってやつ 特別対談2 子どもに親ができることとは? 子育てで悩んだら 夫婦の不機嫌 大人になってからの母との関係性 Chapter3 家事と不機嫌 家族のための料理 名もなき家事とイライラと 苦手な片付け 私的、家事の手抜き術 Chapter4 老いと不機嫌 老いとの向き合い方 オトナのファッション 実は自信がない、美容のお話 理想の歳の重ね方 Chapter5 外の世界と不機嫌 お仕事の「こだわり」 SNSとの距離感 大人になってからのお友達 家族と友と旅をする ※目次の一部を抜粋 -
ドイツ人は飾らず・悩まず・さらりと老いる
どうやって老いと向き合う? 断捨離はしたほうがいいのか、節約をそこまでやるの? モノを増やさない工夫は? 若づくりはイタイの? 親の介護、葬式、お墓はどうする? 孤独死問題はどうなっている? 日本で関心が高まる「老い」に、ドイツ人はどのように向き合っているのか――日本とドイツを知り尽くした人気エッセイストが、本音インタビューをもとに「ドイツ式・老い支度」を綴る。日本の私たちがなかなか気付かない「考えすぎずにさらりと老いるドイツの知恵」が満載。飾らず、気負わず、合理的。それでも恋愛までしてしまうポジティブさで、歳をとることが怖くなくなる本。 -
ほんとうの会議 ネガティブ・ケイパビリティ実践法
討論なし。 批判なし。 結論なし。 「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、 なぜこれほど人生を豊かにするのか? 私たちが囚われている 「不毛な会議」観を 根底からひっくり返す! 人生を変える、新しい形のミーティング 本書の内容 ●「ネガティブ・ケイパビリティ」と「オープン・ダイアローグ」が、新しいミーティングの二大要素。 ●ネガティブ・ケイパビリティとは、「不確実さや神秘さ、疑いの中に、事実や理を早急に頼ることなく、居続けられる能力」。 ●オープン・ダイアローグの核心は、ポリフォニー(多声性)。 ●答えのない世界に身を置いて、対話し続けるうちに、思いもかけない世界が見えてくる。 ●評価を放棄することで、自由で自然な対話が生まれる。 ●ミーティングは、雑多な意見が披露され、種々の声が行き交うカーニバルのようであるべき。 ●「答えは質問の不幸である」。すぐに答えを求めることは可能性を閉ざす。 ●薬もカウンセリングも効果がなかったギャンブル症者が、自助グループのミーティングで回復。 ●ラカン、メルロ=ポンティ、カミュ、バタイユ、ミッテランらフランスの知性を輩出したパリのアパルトマンで、日夜繰り広げられた「終わりなき対話」。 《目次》 第一章 ギャンブル脳を回復させるミーティング 第二章 心の病いを治すオープン・ダイアローグ 第三章 悪を生む会議と人を成長させるミーティング 第四章 答えは質問の不幸である -
「分かりやすい説明」の技術 新装版 最強のプレゼンテーション15のルール
説明が苦手な人でも、ほんの少しのコツさえわかれば会議やプレゼンが得意になる! 最強の説明術が学べるベストセラーの新装版! なぜ、あなたの話はいつも「分かりにくい」と言われてしまうのか? 会議で自分の意見をうまく主張できない人、プレゼンに苦手意識がある人、 話下手で友達の輪に入るのが苦手な人……。 本書は、こんな方々に向けて書かれました。 実は、ほんの少しの意識の変化や話し方の工夫で あなたの言いたいことが早く、正確に伝わるようになるのです。 本書ではこの「分かりやすい説明」の技術を15のルールに分けて解説します。 シンプルなこのルールを理解すれば、あなたの話は格段に「伝わる」ようになります。 明日からあらゆる場面ですぐ使える「分かりやすい説明」の技術を習得して、 自分の話を理解し、納得してもらえるようになりましょう! 【目次】 第1章 「分かる」とはどういうことか 第2章 説明術 基礎編 第3章 説明術 応用編 第4章 「分かりやすい説明」のチェックポイント -
咒(まじない)の脳科学
なぜ、私たちは、周りの言葉にこんなに苦しんだりするのでしょう? 人を息苦しくさせる――SNSにあふれる呪いの言葉、病気にもしてしまう暗示。刷り込まれる負けグセ。 脳を中毒にする――イケニエを裁く快楽、罰を見たい本能や正義という快感。ウソつきの遺伝子がモテる。 知りたくなかった現実――男のほうが見た目で出世、女はここまで見た目で損をする。脳に備わっていたルッキズム。 私たち人間の社会は咒(まじない)でできていると言って過言ではないのです。 なぜなら言葉が、意識的と無意識的とにかかわらず人間の行動パターンを大きく変えてしまう力があるから。 人間関係や仕事、人生の幸不幸も、あなたを取り巻く社会の空気さえ。 そして今SNSがひとりひとりを孤立させ、言葉はいっそう先鋭化しています。 正義や快楽に中毒する脳そのものが、そもそも人間社会を息苦しくする装置です。 本書の役割は、脳にかけられた咒がどのようなものかを知らせ、解放することにあります。 【著者より】 本書では、ネガティブなイメージだけを扱うのではなく、ポジティブな想念を含む言葉の力についても光を当てたいと考え、あえて「まじない」に「咒」という文字を使用することにした。 私たちは物理世界に存在している生物ではあるが、認知という観点から見れば、言語の海の中に生きる存在である。 私たちは、誰かの発する音声に左右され、他者が何気なく書いた言葉を目にして一喜一憂する。励まされて生きる活力を得ることもあれば、死を選ぼうという気持ちにさせられることもある。これらは言葉の力である。現代特有の現象などではなく、古来より洋の東西を問わず、言語を用いる技術に長けた者が、意図的にその力を運用してきた歴史がある。 脳科学を中心とした知見をもとに、その力の一端を繙いていこうという本書の試みが、読者の向後に資することがあれば望外の喜びである。 【本書の内容】 序章 咒―言葉の隠された力 第1章 呪い―悪意の影響力 第2章 快楽―脳が制御できない中毒 第3章 ルッキズム―例外なく脳は美醜に囚われる 第4章 社会がかける咒―安寧のための代償 終章 咒がかなうとはどういうことか -
黒猫を飼い始めた
会員制読書倶楽部、Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)されたショートショート集。 書き出しの1行「黒猫を飼い始めた。」は、全員共通。2行目からはそれぞれの作家が自由に想像を膨らませ、生み出された26編。 「妻の黒猫」 潮谷 験 「灰中さんは黙っていてくれる」 紙城境介 「イメチェン」 結城真一郎 「Buried with my CAAAAAT.」 斜線堂有紀 「天使と悪魔のチマ」 辻 真先 「レモンの目」 一穂ミチ 「メールが届いたとき私は」 宮西真冬 「メイにまっしぐら」 柾木政宗 「ミミのお食事」 真下みこと 「神の両側で猫を飼う」 似鳥 鶏 「黒猫の暗号」 周木 律 「スフィンクスの謎かけ」 犬飼ねこそぎ 「飽くまで」 青崎有吾 「猫飼人」 小野寺史宜 「晦日の月猫」 高田崇史 「ヒトに関するいくつかの考察」 紺野天龍 「そして黒猫を見つけた」 杉山 幌 「ササミ」 原田ひ香 「キーワードは黒猫」 森川智喜 「冷たい牢獄より」 河村拓哉 「アリサ先輩」 秋竹サラダ 「登美子の足音」 矢部 嵩 「会社に行きたくない田中さん」 朱野帰子 「ゲラが来た」 方丈貴恵 「独り暮らしの母」 三津田信三 「黒猫はなにを見たか」 円居 挽 -
氾濫の家
妻は自分のモノ。子供たちも自分のモノ。金を稼いでくるのは俺なのだから、家族は俺の言いなりにならなくてはならない。 郊外の住宅地に住む五十代の専業主婦、新井妙子。 ある日、隣の家で殺人事件が起きる。被害者の隣人が著名な大学教授だったこと、一人息子がいたことを、妙子は事件を通じて初めて知る。 平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのかーー事件はやがて、妙子自身の家庭の闇をあぶり出していく。 『誰かがこの町で』で「同調圧力」を、『シャドウワーク』で「DV」を描いた異能のミステリー作家、今度のテーマは、この国に根深く残る「家父長制」! -
昨日、若者たちは
香港、上海、ソウル、そして東京。 分断された世界で今を直向きに生きる若者を描く純文学短編集。 2021年に刊行された単行本『オリンピックにふれる』を改題したものです。 「香港林檎」 「この香港のどこかを、もう一人の自分が歩き回っているような気がして仕方ないんだ」 ボート選手枠で入社して10年、タイムが低迷する偉良はコーチから思わぬ宣告を受ける。 「上海蜜柑」 「私たち、上海に住んでるのよ。欲しいものは欲しいって、今、世界で一番言える街に」 ケガで体操選手を諦め、臨時体育教師になった阿青。結婚目前の恋人には初めてのチャンスが訪れていた。 「ストロベリーソウル」 「がんばるって、約束したじゃないか」 ソウルのスケート場で働くクァンドンは、三回転ジャンプに挑む赤い練習着の少女に心惹かれるが……。 「東京花火」 「誰も悪くない。なのに、誰も幸せじゃないのはなぜだ?」 東京五輪が始まった。開会式を前に失踪した部下を探す白瀬は、国立競技場の前に立つ。 2021年東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作。 -
だから捨ててと言ったのに
こんなことになるなんて! 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。 著者一覧(掲載順) 潮谷 験 真下みこと 須藤古都離 黒澤いづみ 岡崎隼人 砥上裕將 河村拓哉 五十嵐律人 荒木あかね 似鳥 鶏 皆川博子 清志まれ 金子玲介 舞城王太郎 高田崇史 伊吹亜門 背筋 芦沢 央 にゃるら 多崎 礼 柾木政宗 谷絹茉優 夕木春央 最果タヒ 麻耶雄嵩 -
不完全性定理とはなにか 完全版 ゲーデルとチューリング 天才はなにを証明したのか
正しくても常に証明できるとはかぎらない。 ゲーデルの不完全性定理は、公理と推論規則から数学全体を導こうと考えていた、当時の数学界に衝撃を与えました。 チューリングは「決定問題」を考察するなかで、チューリング機械という仮想の計算機から「計算可能性と停止問題」に行き着つきます。 2人は同じことを全く別の視点から証明したのです。この天才たちの思考の軌跡を、集合論、ロジックとその過程を考えながら楽しく読み解いていきたいと思います。 「そうですね……ゲーデルは、数学者が紙と鉛筆で証明をおこなうプロセスを厳密に考察しました。その結果、算数の計算ができるような理論があったとして、その理論の内部では証明できないことがある 、という結論に達しました。で、チューリングは、証明のかわりに計算の本質を追究した結果、無限ループに陥って計算が終わるかどうかわからない、いいかえると、計算できないことがある、という結論に達しました。どうです? 似てませんか?」(「プロローグ」より) 完全版 特別対談収録! 加藤文元×竹内 薫 不完全性定理――数学と哲学の交差点から -
「エブリシング・バブル」リスクの深層 日本経済復活のシナリオ
激動の世界経済、それでも株も賃金もまだまだ上がる! インフレからの「日経平均30万円の時代」に備えて私たちの資産を守るには? ついにはじまった「エブリシング・バブル」崩壊、この先、日本はどうなるのか? 大注目の経済評論家二人が「日本株」の実力と可能性を見極めた日本人必読の書! 第一章 日銀マネーがバブルを延命させてきた 第二章「世界インフレ」と日銀 第三章「インフレで借金帳消し」が政府の目的 第四章「トランプ再選」と「第三次世界大戦」 第五章「投資している人」は勝ち組 エミン・ユルマズ「まえがき」より 日本でも今後インフレが定着します。インフレの脅威が金融緩和の時代を終わらせるでしょうが、それは金利のある世界の到来を意味しています。金利のある世界が戻れば、相場の価格発見機能も復活するでしょう。 (対談相手の)永濱さんとはテレビ出演をきっかけに知り合い、日本や世界が抱える問題について大いに意気投合しました。お互い課題へのアプローチや手法は違っていますが、同じような結論を導き出していたことに最初は驚きを感じました。 -
王墓の謎
「王墓はなぜ築かれたのか?」 本書のテーマは、この素朴な疑問である。 エジプトのファラオが築いたピラミッド、中国の皇帝たちが造った山稜など、 人類史には王の埋葬のためのモニュメントが数多くある。 それらは、王が自らの権力を誇示するために築造したと考えられている。 したがって、王墓の大きさは権力の大きさに比例する、 王墓は王の権力の象徴にほかならない、という理解が常識とされており、 教科書にもそう書かれている。 しかし、本書ではこの定説に真っ向から反論し、 新たな視野から王墓を理解することを目的とする。 本書では、王墓にまつわる次のような謎に挑む。 ・「王墓=権力の象徴」説は、いかにして定説になったのか ・王墓は、権力者が命じた強制労働の産物なのか ・墓造りのエネルギーを、なぜ農地の拡大や都市整備に投下しなかったのか ・葬られたのは「強い王」か「弱い王」か ・高価な品々が、なぜ一緒に埋められたのか ・なぜ人類は、世界各地で王墓を築いたのか? ・「大洪水伝説」が残る地域と、王墓の誕生した地域が重なるのはなぜか ・王墓は、危機に瀕した社会が生き残るための最終手段か ・王が神格化され強大な権力を持つと、王墓が衰退するのはなぜか この本は、「王墓=権力の象徴」というステレオタイプな理解で停止してしまっている 私たちの思考を根本から問い直すものである。 王墓は、王自らの権力欲のためのものではなく、 人々が自ら進んで社会の存続を王に託した時に、はじめて誕生する。 王墓は、王を神へ捧げるための舞台であり、 権力や富の集中を防ぐために、人類が発明した優れた機構なのだ! 古代史ミステリーの「定説」を覆す、必読の書! -
いちまい酒場
累計25万部『珈琲屋の人々』シリーズ著者が描く、 酒場“人情”小説。 串揚げか味噌おでん、漬物、酒。 千円「いちまいセット」と、人々の物語に。 あなたの心が温まる。 ひとときの安らぎを求めて、酒場『いっぱい』に、 今宵も客がふらりとやってくる。 西武新宿駅に近い裏通り。酒場『いっぱい』には、店主室井諒三自慢の「いちまいセット」――千円でビールか焼酎、串揚げ四本か味噌おでん、漬物の小鉢がつく――と、ひとときの安らぎを求めて今夜もふらりと客がやってくる。 しみじみ心温まる人間ドラマに定評のある著者が描く酒場人情小説。 〈文庫オリジナル〉 -
殿の幽便配達 幻想郵便局短編集
あの世とこの世の橋渡しを担う登天郵便局には死者が残して行く手紙や、 生者の書いた届けられない手紙がたどり着く。 そして亡くなった人も。 幽便配達の登天さんは、郵便局を訪ねてきた「殿」と配達に出かけることに。 ウイルスや熊から平安貴族まで転生をくり返している「殿」の意外な正体は? 〈文庫書下ろし〉 -
共に明るい
\『この世の喜びよ』で芥川賞受賞、待望の受賞後第一作!/ その瞬間、語られないものたちがあふれ出す。 早朝のバス、公園の端の野鳥園、つきあってまもない恋人の家、島への修学旅行、バイト先の工場の作業部屋――。 誰もが抱える痛みや不満、不安、葛藤。 目に見えない心の内に触れたとき、「他人」という存在が、つながりたい「他者」に変容する。 待望の芥川受賞後第一作、心ふるわす傑作小説集。 「共に明るい」 早朝のバス、女は過去を語り出す。 「野鳥園」 産後の母親と少年が過ごす、仮初のひととき。 「素晴らしく幸福で豊かな」 出会って一ヵ月、恋人と過ごす不安定な日常。 「風雨」 台風で足止めをくらった修学旅行生たちの三日間。 「池の中の」 電池の検品バイトでの会話、起こる揺れ。 -
自転車に乗る前に読む本 生理学データで読み解く「身体と自転車の科学」
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 キーワードは”疲れない”! 通勤・通学・買い物を「自転車」にかえるだけでいいんです! もちろん軽快車(ママチャリ)や電動アシスト付き自転車でも、体は変わります! 中年期から始まる筋力低下。そしてメタボリックシンドロームに起因する「糖尿病」「肥満」「循環器系のトラブル」……。 体質を改善しながら、筋力を鍛えるための最高のアイテム「自転車」。 その乗り方のコツや体への影響を、運動生理学の専門家が、さまざまなデータとともにより運動効果を高めるための自転車の乗り方のコツ、そして体質を改善するための自転車活用の目安をレクチャーします。 ウォーキングやランニング、筋トレなど、さまざまな健康法が提唱されています。そのなかにあって、なぜ「自転車」なのか? そのヒミツは、自転車の構造と体の使い方、そして道路事情にあります。 ★信号待ちでとまる:無意識のうちに運動に緩急をつける「インターバルトレーニング」が行えています。 ★交差点でとまる:交差点は中央部が高くなっています。そのためスタートで自然に脚に負荷がかかります。 ★ツラくないから続く:被験者のフィードバックでは、ジムなどのエアロバイクよりも、野外を走る自転車は、同じ運動量であっても爽快感を感じており、運動を長く持続できます。 自転車に乗るまえに、必読の書です! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
どうしようもなく辛かったよ
第17回小説現代長編新人賞受賞作 受賞時高校三年生。現在大学一回生。 選考委員絶賛! 一つずつの感情を丁寧に掬い上げて、かつ容赦なく紡いである。 ――朝井まかて 最後の場面に、時を超えて自分の中学生時代を思い出しました。 ――中島京子 若さの身勝手さ、残酷さ、幼さゆえの気取りまでをストレートに描ききっている。 ――凪良ゆう 思想があると感じさせられる。 ――宮内悠介 この物語には、心に突き刺さる得難いセンスがある。 ――薬丸岳 青春の輝きとそこにのびる影、苦み 「特別になりたい」「ルールを破りたい」少女たちの卒業までの日々が、始まった。 あらすじ 「特別になりたい」と願う中学生の若菜は、日々、バレー部での練習に明け暮れていた。しかし三年生になると、顧問の異動によってチームは大きく動揺してしまう。若菜の「ある提案」によって落ち着きを取り戻したチームは、最後の大会へ向かうのだが――。 夏から、少女たちは「それぞれの最終学年」に直面することになった。学業優秀な真希、学校を休み続ける愛美、裏と表をうまく使い分ける桜、ルールから逸脱することができないくるみ。部活というつながりを失った少女たちが隠してきた本心、我慢してきた関係性。少女たちの卒業までの日々が、始まった。 -
前人未到
史上初の八冠達成に挑む棋士・藤井聡太 × 日本を代表するノーベル賞受賞科学者・山中伸弥 常に挑戦を続ける偉才同士の熱量溢れる対談をたっぷり収録 まだ誰もみたことのない景色を見るために―― 日々努力を続けるすべての人へ贈る、白熱の対談集! 「iPS細胞という新技術をいかに多くの患者に届けるか」をミッションとする研究者。 「数字・記録よりも、自分自身としてどこまでも強くなりたい」と語る棋士。 分野は違えど、過酷な競争世界の最前線で前人未到の挑戦を続けるふたりが語り合う、 日常の準備、学び方、メンタルの持ち方、AIとの向き合い方――。 今必読の対談集! 『挑戦 常識のブレーキをはずせ』を文庫化にあたり改題しました -
貝に続く場所にて
芥川賞受賞の鮮烈デビュー作、待望の文庫化。 あの日行方不明となった彼が、ドイツの私の元を現れる。 忘却に抗う言語芸術の傑作にして、鮮烈なるデビュー小説。 第165回芥川賞受賞作 第64回群像新人文学賞受賞作 ドイツの学術都市ゲッティンゲンに暮らす私の元に、東日本大震災で行方不明になった彼が現れる。 陽に透けないほどの存在感を持つその訪問者に私は安堵するが、死者との邂逅はその街と人の様相を重層的な記憶を掘り起こすように変容させてゆく。 群像新人文学賞と芥川賞をダブル受賞した著者のデビュー作。 解説=松永美穂(ドイツ文学者、翻訳家) -
エンドロール
『時空犯』でリアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10第1位に輝いた著者の、待望の長編! 202X年。新型コロナウイルスのせいで不利益を被った若者たちの間で自殺が急増する。自殺者の中には死ぬ前に自伝を国会図書館に納本するという手間をかけている者がいた。その数200人。共通するのは陰橋冬という自殺をした哲学者の最後の著書と自伝を模倣するということ。 早世したベストセラー作家・雨宮桜倉を姉に持つ雨宮葉は、姉が生前陰橋と交流があり、社会状況の変化から遺作が自殺をする若者を肯定しているという受け止められ方をしてしまったという思いから、自殺を阻止しようとするが……。 -
ハーベスト
人と話すのが苦手で本好きなぼく、彫の深い顔立ちで少し怖かったけど実は優しい虫好き西森くん、いつもユニコーンのぬいぐるみを抱えた長いおさげでアメリカからの帰国子女の先輩アズサ、それぞれの事情を抱えた三人の物語。 書店関係/ポタジェのように自立しながら持ちつ持たれつな3人の姿が清々しく輝いていました。自分も、全ての人との会話を楽しめるタイプじゃなく朔弥の気持ちが痛いほどわかります。フラットだけどあたたかい眼差しの平林先生が物語のなかで3人をやさしく導く灯台のようでとても素敵です。後半の母親との会話には心をぎゅっと掴まれました。心配しすぎるあまりすれ違う思いと、あまりにも自己肯定感が低すぎて相手の気持ちをうまく受け止められないもどかしさ。生きててもいいの?と言わせてしまう切なさはぐさりと刺さります。とにかく、たくさんの人に読んでほしい作品です! 図書館関係/面白くて一気読みしました。先生がいい人過ぎて、こんな先生と一緒に部活したら楽しいだろうなと思いました。名言や名シーンがたくさん。バラバラの3人をうまく繋げてくれて、いい緩和材になってました。部員もそれぞれキャラが違いながらも、ぶつかり合いながら成長してる姿がまぶしかった。各々の悩みを抱えながらも、乗り越えているストーリーは若い読者にも勇気を与えてくれそう。脇役たちもいい人が目立つ中で、主人公のお母さんだけが悪者っぽくうつってしまったけど、やっぱり、ただただ心配してただけなんだ。と分かり合えて良かった。続編希望 レビュアー/黒田くんは自分の意見とは関係なく「より自分にとってのリスクの低い方」を選択しなから生きています。他の部員や顧問の先生とのやり取りが軽快で、物語のテンポも良く孕んでいるバックグラウンドを重く感じ過ぎすに読むことができました。園芸部がいつしか主人公にとって居心地のよい場所になっていく心の機微が細やかです。皆、思い思いに好きな事をして、でももし僕が困ったらきっと二人とも助けてくれるだろう。初めはむやみに人を恐れていたはずの黒田くんが素直にそう感じるようになっていく姿は応援せずにはおられず温かい気持ちに。また表紙の装画はそれぞれ自由に好きな方向をじっと見つめているが実は軸足はしっかりとポタジェのある花壇を踏んでいて彼らにとっての園芸部そのものを表しているようです。 レビュアー /3人の関係が、植物の成長とともに変わっていくさまがいい。彼らの活動を追体験することで自然と理科が学べてしまうのもこの本の魅力。アブラムシのびっくり生態や、害虫に益虫をぶつける工夫、相性のいい植物の存在など、好奇心をそそる知識が山盛りでしたよ。 -
もったいないばあさんの てんごくと じごくの はなし
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 思いやりと分かち合いがテーマの一冊 もったいないばあさんが、こんどはちょっとこわそうなところにやってきたよ。そこでは、なが~いスプーンを使って、我先にとスープをのもうとしています。ですが、誰もうまくのめません。そこへもったいないばあさんがやってきて……。 第25回「けんぶち絵本の里大賞」受賞作品 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
宇宙検閲官仮説 「裸の特異点」は隠されるか
すべての物理法則が破綻する「特異点」は、ふつうの宇宙であれば必ず発生する。物理学者にとってショッキングな この事実を証明したのが、ロジャー・ペンローズの「特異点定理」だった。 しかし彼は、一方ではこんな「仮説」も提唱したーー本当に厄介な「裸の特異点」は、宇宙検閲官がブラックホール で覆い隠してくれている、だからきっと大丈夫だ! はたしてこの仮説は、定理となりうるのか、それとも願望にすぎないのか? 物理学の存亡をかけた検証が始まった! 2020年ノーベル物理学賞の対象となった「特異点定理」を一般書で初めて解説し、一般相対性理論はみずから破綻する「宿命」であることを示しながら、宇宙検閲官仮説が本当に成立するか否かをスリリングに検証! そこからは、宇宙創成の謎解きにつながる数々の最先端の理論も「副産物」として生まれてくる! 映画『インターステラー』に描かれたブラックホールと特異点のリアルな姿がここにあります。 (本書の内容) 第1章 一般相対性理論とは 第2章 アインシュタイン方程式の解 第3章 特異点定理 第4章 宇宙検閲官仮説 第5章 特異点定理と宇宙検閲官仮説の副産物 -
話が違うと言われても、今更もう知りませんよ
「ノーラ! 君との婚約は白紙にさせてもらう!」 嵐の日。私ノーラは、 第一王子のレオナルトに婚約破棄を言い渡されてしまう。 どうやら彼は真実の愛とやらを見つけて、 エリーザ伯爵令嬢と婚約するらしい。 しかも私はそのまま、冷酷無比と噂の 第七王子アシュトンとの婚約を押し付けられてしまった。 怖い人と聞いていたけど、私の前に現れたのは漆黒の髪の美しい男。 さらに私は決闘でアシュトンを負かしてしまい、彼に気に入られる。 どうなることかと思ったけど、アシュトンはすごく優しく、 街の人々から慕われている王子であった――。 アシュトンに溺愛され、充実した日々を送っていたある日。 エリーザ令嬢が「話が違う!」と怒鳴りにきた。 え? 知らなかったの? 彼は……。 ※電子書籍には特典として、鬱沢色素先生書き下ろしショートストーリーを収録! -
普通という異常 健常発達という病
ADHDやASDを病いと呼ぶのなら、「普通」も同じように病いだーー 「色、金、名誉」にこだわり、周囲の承認に疲れてしまった人たち。 「いいね」によって、一つの「私」に束ねられる現代、極端な「普通」がもたらす「しんどさ」から抜け出すためのヒント ●「自分がどうしたいか」よりも「他人がどう見ているか気になって仕方がない」 ●「いじわるコミュニケーション」という承認欲求 ●流行へのとらわれ ●対人希求性が過多になる「しんどさ」 ●本音と建て前のやり取り ●社会のスタンダードから外れていないか不安 ●ドーパミン移行過剰症としての健常発達 ●親の「いいね」という魔法 「病」が、ある特性について、自分ないしは身近な他人が苦しむことを前提とした場合、ADHDやASDが病い的になることがあるのは間違いないでしょう。一方で、定型発達の特性を持つ人も負けず劣らず病い的になることがあるのではないか、この本で取り扱いたいのは、こういう疑問です。たとえば定型発達の特性が過剰な人が、「相手が自分をどうみているのかが気になって仕方がない」「自分は普通ではなくなったのではないか」という不安から矢も楯もたまらなくなってしまう場合、そうした定型発達の人の特性も病といってもいいのではないか、ということです。――「はじめに」より -
完全犯罪の恋
「すごい小説を読んでしまった。 私はこの先も、何度も自分の血を辿るように この作品を読み返すと思う」 ――紗倉まな 「人は恋すると、罪を犯す。 運命でも必然でもなく、独りよがりの果てに。 その罪を明かさないのが、何よりの罰」 ーー中江有里 「私の顔、見覚えありませんか」 突然現れたのは、初めて恋仲になった女性の娘だった。 芥川賞を受賞し上京したものの、変わらず華やかさのない生活を送る四十男である「田中」。 編集者と待ち合わせていた新宿で、女子大生とおぼしき若い女性から声を掛けられる。 「教えてください。どうして母と別れたんですか」 下関の高校で、自分ほど読書をする人間はいないと思っていた。 その自意識をあっさり打ち破った才女・真木山緑に、田中は恋をした。 ドストエフスキー、川端康成、三島由紀夫……。 本の話を重ねながら進んでいく関係に夢中になった田中だったが……。 芥川賞受賞後ますます飛躍する田中慎弥が、過去と現在、下関と東京を往還しながら描く、初の恋愛小説。 -
この痛みに名前をつけてよ
ドラマ、映画、小説。ジャンルを超える気鋭のクリエイター最新作。 家から出たい。でも出られない。 引きこもりになってしまったわたしは、たったひとりで世界から取り残されていた。 ひとりの女性と出会うまでは。 「わたし」は40代で引きこもり。 昔ながらの考えを持ち、引きこもる自分を認めてくれない父との接触を避けつつ、 優しく寄り添う母親に頼りきる生活を続けていた。 ところがある日、何の前触れもなく、母親が「わたし」の前から消えてしまう。 そして現れたのは父から依頼を受けたという「鴨」と名乗る若い女性だった。 痛みの先へ。カウントダウンが始まる。 「痛み」のない人生なんてない。 だけど、そんなもの、ないほうがいいに決まってる。 -
ごはん食べにおいでよ
ようこそ、ベイカリーカフェ「りんごの木」へーー。 料理用のエプロンから、接客用のTシャツに着がえて、ショーケースの前に立った。 あたりには、焼き上がったばかりのパンの香りが満ち満ちている。 パンの香りは、幸せの香りだ。 パンの味は、元気のエッセンスだ。 りんごの木の下には、味と香りの楽園がある。 そんなことを思いながら、ふと、うしろをふり返ったとき、厨房のなかで一心に、じゃがいもの皮をむいている、中学生の男の子の背中が見えたーーような気がした。(本文より) 開店の日はりんごの木の下で 日曜日はポテトざんまい 月曜日はサンド・オン・パレード 火曜日はパスタで決まり 水曜日はベントー・ボックス 木曜日はカレー日和 金曜日は炎の焼きめし 土曜日は定休日 あとがき 遊びにおいでよ ベイカリーカフェ「りんごの木」の 特別メニュー&読むレシピ集 -
悪女たちの残酷史
淫蕩、凶暴、冷血――女は誰でも突然、変身する!! 古今東西の悪女ベスト20、4タイプの悪女を知れ! あなたの近くに潜む悪女……そのタイプは、マリー・アントワネットか、則天武后か!? 本書では、紀元前の中国、古代ローマ時代から、中世、現代に至るまで、「悪女」として語り継がれた20人の女性の悪女ぶりを、4つのタイプに分けて紹介しています。すなわち、凶暴な本性を余すところなく歴史に刻んだ「凄惨きわまる悪女たち」、けた外れの淫女として快楽の限りを尽くした「淫乱に徹した悪女たち」、女の魅力を使い、あるいは手段を選ばず、権力欲を遠慮会釈なく発揮した「政争に明け暮れた悪女たち」、なぜかその一生が醜聞の連続になってしまう「スキャンダルまみれの悪女たち」です。あなたの近くにも必ずいる悪女。彼女たちの悪行三昧ぶりを思い出しながら、4つのうちのどのタイプに当てはまるか考えながら読んでください。今後のつき合い方に生かせるでしょう。 ●性に寛容なローマ帝国でのタブー ●「鉄の処女」と呼ばれる拷問道具 ●殺された娘の肉を喰らうよう強要 ●自らの子を殺め奪った皇后の座 ●売春を非難する人間を次々と処刑 ●わずか11歳で肉欲の虜に ●エリザベス1世の愛欲の日々 ●権力維持のための「嫁いびり」 ●ヌード写真でつかんだ幸運 ●ダイアナが皇太子につけた注文 -
ifの世界線 改変歴史SFアンソロジー
歴史は変えられる――物語ならば。色とりどりの“if”の世界に飛び込む、珠玉のSFアンソロジー。 ★収録作品★ 石川宗生「うたう蜘蛛」 死ぬまで踊り続ける奇病が蔓延したイタリア。 頭を抱える総督の前に、「この流行り病を収束させてみせましょう」と嘯く錬金術師が現れる。テオフラトゥス・フォン・ホーエンハイムと名乗るその男が披露したのは、奇天烈な治療法だった。 宮内悠介「パニック――一九六五年のSNS」 一九六五年の日本。そこには「ピーガー」というSNSが存在した。 ベトナム戦争の取材で一時行方不明となった作家・開高健。帰国した彼を待ち受けていたのは、「ジコセキニン」という非難の嵐。世界初の炎上事件の謎を紐解いた先に待っていた真実とは。 斜線堂有紀「一一六二年のlovin' life」 和歌を“詠訳”する平安時代。 “詠語”ができないけれど詠む歌は一級品の歌人・式子内親王の前に現れた一人の女房によって、世界が一変する。 小川一水「大江戸石廓突破仕留(おおえどいしのくるわをつきやぶりしとめる)」 南北四里、丈百尺、厚さは二間。その江戸には巨大な石壁「大廓」が横たわっていた。 一体、その石壁は“何”から江戸を守っているのか――? 明暦三年一月。燃え上がるあの日の真実が紐解かれる。 伴名 練 「二〇〇〇一周目のジャンヌ」 一四三一年五月三十日、フランスの英雄ジャンヌ・ダルクは今まさに火刑に処されたーーはずだった。 しかし目を覚ますと、処刑の朝に時間が巻き戻る。彼女にもたらされた「奇跡」の正体と代償とは。 ★絶賛の声続々!★ 石川宗生「うたう蜘蛛」 読後きっとあなたも現実と虚構の間で踊ることになるだろう。 ――三宅香帆(書評家) 宮内悠介「パニック――一九六五年のSNS」 ifによる歴史改変ではなく、タイムラインを遡り、生き証人たちにSNSの闇と真実改変の仕組みをRT(回顧)させ、“真実”というif(畏怖)の匂いを解き放つ! ――小島秀夫(ゲームクリエイター) 斜線堂有紀「一一六二年のLovin’Life」 読むごとに打ちのめされる。斜線堂有紀には、底も果てもないのか。 ――池澤春菜(書評家) 小川一水「大江戸石廓突破仕留」 明朗時代劇と歴史改変SFの完璧なマリアージュ。 ――大森望(書評家) 伴名 練「二〇〇〇一周目のジャンヌ」 「あなたは神を信じますか」いやぼくがいるから神もいるんだが。 心から神を疑わない人間はいるのだろうか? ――でびでび・でびる(VTuber) -
ネメシス
連続テレビドラマ4月放送スタート! (日本テレビ系毎週日曜よる10:30~放送) 主演 広瀬すず 櫻井翔 『屍人荘の殺人』の今村昌弘を筆頭に、ミステリ界気鋭の作家たちが脚本協力した本格ミステリドラマシリーズ始動! 横浜に事務所を構える探偵事務所ネメシスのメンバーは、お人好し探偵の風真、自由奔放な助手アンナ、そしてダンディな社長 の栗田の三人。そんなネメシスに大富豪の邸宅に届いた脅迫状の調査依頼が舞い込む。現地を訪れた風真とアンナが目にしたのは、謎の暗号と密室殺人、そして無駄に長いダイイングメッセージ!? 連続ドラマ化で話題の大型本格ミステリシリーズ、ここに開幕! 【シリーズ続々刊行!】 シリーズ第二弾:藤石波矢 シリーズ第三弾:周木 律 シリーズ第四弾:降田 天 シリーズ第五弾:藤石波矢 シリーズ第六弾:青崎有吾/松澤くれは -
ヨーロッパ ホラー&ファンタジー・ガイド 魔女と妖精の旅
ホラーとファンタジーの故郷(ふるさと)に、ようこそ! 『ハリー・ポッター』や『指輪物語』など話題の幻想ファンタジー小説や西洋オカルト思想、妖精妖怪研究、魔女と古代信仰、風水とレイライン……ヨーロッパの神秘と怪奇の起源を訪ねる旅。吸血鬼ドラキュラのトランシルヴァニア、怪物ゴーレム伝説のプラハ、ルートウィヒ2世の楽園ミュンヘン、パラゴーニアのお化け屋敷、幽霊ツアーのロンドン……。ヨーロッパの深くて古くて不思議な旅にあなたを誘う!! -
せつぶんのひのおにいっか
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おに一家は、おに父さん、おに母さん、子おにの3人家族。にんげんたちに気づかれずに、にんげんの家でのんきに暮らしています。 でも、ある晩、「明日は節分」という話を聞いてから、おに父さんとおに母さんのようすが変なのです。さて、節分の日、おに一家になにが起きるのでしょうか。 節分の日のひみつがわかる(!?)、ゆかいなお話。 全かな、読み聞かせ3歳から、ひとり読み5歳から。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
ピーナッツバターサンドウィッチ 分冊版
婚活世代の女子達の、リアルな声を反映し描かれた、共感度満点な婚活奮闘記! 過去の不倫経験から"普通"に執着する沙代。長年付き会った彼となかなか次の段階に進めない美晴。プライドの高さから玉の輿しかありえないという茜。流されやすくいつもセフレ止まりな美和。そんな、それぞれ違った恋愛観を持つ4人の29歳婚活女子たちが、一緒に合コンに行く事になり…。はたして4人は幸せを掴む事が出来るのか?! -
【無料!】甘くときめくBL誌「ハニーミルク」まるわかり小冊子
【460ページが無料!】ハニーミルク創刊6周年記念! これを読めば甘くときめくBLの虜になる、最新作品の第1話総まとめ小冊子! 収録タイトルは「ストレイバレットベイベー」市川けい/「黄昏アウトフォーカス」じゃのめ/「Dr.系男子の恋愛カルテ」高比良りと/「一生イタい恋をしたいよ」星名あんじ/「絶対暴君ピカレスク」さねもり束/「九尾狐の花嫁」占地/「ハッピーマジカルNIRVANA」絵津鼓/「愛しのアイツを飼いならせ」ぴい/「漫画版 VIP」原作:高岡ミズミ 漫画:綺戸彩乃/「ブルーモーメント」原作:一穂ミチ 漫画:ymz/「抱かせてください古高主任」町田とまと/「ジュリエットを撃て」桂小町/「初恋をさらって」里美ゆえ/の全13作品です。 -
くまのプーさん ささやかだけど 大切にすること
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プーさんと仲間たちの心温まる物語が 水彩画風の美しいイラストで綴られた大人のための本が登場。 癒しと気づきがいっぱいの一冊です。 ちょっと一息つきたい。 前へ進む元気が欲しい。 そんな時にぴったりの本です。 何気ない日常の大切さに気づくきっかけをくれます。 クリストファー・ロビンの宝物を探しに 100エーカーの森に出かけたプーさん。 ピグレットやティガー、オウルたちが集い、 にぎやかな旅がはじまりますが、 途中いろいろなことが起こって......? ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
世界の賢人12人が見た ウクライナの未来 プーチンの運命
ユヴァル・ノア・ハラリ、トマ・ピケティ、ノーム・チョムスキー、フランシス・フクヤマ、ジョージ・ソロスなど世界の賢人12人によるウクライナ戦争についての最新論考を緊急出版。戦争が起きた背景、プーチンの狙い、これからの世界秩序について、日々の報道では見えてこない深い視座を得られるだろう。 第一章 この戦争が意味するもの ユヴァル・ノア・ハラリ「ロシアの侵略を許せば世界中の独裁者がプーチンを真似るだろう」 ニーアル・ファーガソン「プーチンはウクライナ戦争で何を目論んでいるのか」 ノーム・チョムスキー「ウクライナ戦争による米露対立は、全人類への死刑宣告になる」 〈世界のコラム〉「世界の軍需企業」はウクライナ戦争でこれほど莫大な富を得ている 第二章 プーチンとは何者なのか ミシェル・エルチャニノフ「世界はプーチンの核の脅しを真剣に受け取ったほうがいい」 ウラジーミル・ソローキン「プーチンはいかにして怪物となったのか」 キャサリン・メリデール「プーチンが恐れているもの、それは自身の死と民主主義だ」 〈世界のコラム〉ウラジーミル・プーチンという男の思考回路を読む 第三章 いま私たちに求められているもの トマ・ピケティ「欧米諸国の考える『制裁措置』は“標的”を大きく見誤っている」 タイラー・コーエン「利他主義や慈善は戦時にどう対処すべきか?」 フランシス・フクヤマ「プーチンは完敗するーー私が楽観論を唱える理由」 〈世界のコラム〉ウクライナ侵攻のシンボルになったアルファベット「Z」の謎 第四章 この戦争の行方を読む ジョージ・ソロス「プーチンと習近平は第三次世界大戦の引き金になろうとしている」 ジョン・ボルトン「中国とロシアの協調こそが世界の脅威になる」 ロバート・ケーガンほか「ウクライナが“完全支配”されたら何が起きるのか?」 〈世界のコラム〉プーチンが「核のボタン」を押すなら、どこが標的となるのか -
江戸で部屋さがし
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸の暮らしは、どのようなものだったでしょうか。江戸時代の当時の資料は火災などでほとんど失われているため、はっきりとはわかりません。本書は、残された数少ない資料にあたり、当時の住居や暮らしについて絵と文で表したものです。 進行はフィクション仕立て。町人の家へは江戸へ三味線を教えにきた若い女性が、武士の家へは参勤中の殿のお供で江戸に来た若い武士が、それぞれ見て回るという設定になっています。フィクションですが、内容は参考文献に基づき、できるだけ事実に近づけようとしています。 江戸の町家と武家の人々と、間取りの本です。あなたはどの家に住みたいですか? 第一章 町人 江戸へ、菊香深川に着く 一 裏長屋 二 裏長屋の住人 職人 三 裏長屋の住人 商家 四 裏長屋の住人 自由人 五 江戸の女たち 六 裏店住まいの女 七 表店 商家 八 大店と越後屋 九 上商家と暮らし 十 町と大家 十一 貸店いろいろ 第二章 武家 真二郎、江戸参勤 一 直参と拝領屋敷 二 下級武士の組屋敷 三 旗本の中級武士の家 四 武家屋敷の特色 座敷 五 武家屋敷の特色 夫人棟と水回り 六 書院と床の間 七 数寄屋 八 上級武家屋敷 九 大名、殿様の屋敷 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
公式コミックガイド xxxHOLiC・戻 夢渡縁起
時間と空間、夢と現(うつつ)、世界と異世界を行き来するxxxHOLiCワールドの「今」を解説する『xxxHOLiC・戻』初の公式コミックガイドです。『戻』の全登場人物とエピソードを網羅しつつ、『籠』『戻』『ツバサ』三作品の関係から『戻』をより深く読み解き、知るための全5章! この本が出るのも、必然。 第1章 xxxHOLiC概説 『戻』を読み解くために必要な『xxxHOLiC』の概要紹介と、『籠』『戻』『ツバサ』三作品の時系列MAPを掲載! 第2章 xxxHOLiC・戻 奇聞録 『戻』1巻~3巻のあらすじとエピソード+登場人物を奇聞録として順に紹介! 第3章 xxxHOLiC・戻 商い帖 四月一日が店主として商う『戻』4巻のエピソードと、『戻』『籠』での人物を解説! 第4章 ツバサとxxxHOLiC・戻 『ツバサ』で語られた『xxxHOLiC』の物語を、『ツバサ』側の視点で読み解く! 第5章 xxxHOLiC・戻 よろず帖 『戻』での侑子の全衣装を紹介する「侑子の装い」、登場する料理や飲み物一覧「四月一日のおもてなし」、 そしてもはや名物の「四月一日と百目鬼の掛け合い回想録」を収録。 -
さざなみ
絹子さんと俺がこっそり仕掛けた<小さな親切>の波紋の行方。ちょっとミステリアスで、心がほっこりする長編小説ーー三つ揃いを着て、雇主を「貴人」と思うこと……。借金まみれで自己破産寸前に追い込まれた「俺」は、住み込みの執事として雇われることに。賄いとガードマンと秘書にかしずかれて、銀杏(いちょう)屋敷に住まう謎の若き女主人・絹子さんの、無理難題に応えようとして、思いついた「波紋のチンギスハンのシマウマ作戦」の反響は? ◎(沢村さんの作品の)登場人物の多くは本作の「奥山史嗣」のように品行方正なほうなのに、「罪(黒)」に分類されるような行動もとってしまう。人間は、善悪の両方をあわせ持つものだから。共感できる心象風景と、人物の背景に広がるリアルな世界を、沢村さんは、興趣に富んだミステリー仕立てで書いている。本作ではなんと、「波」を小説にした。――<青木千恵「解説」より> -
おやすみのキスを今夜も~年下くんと溺愛ルームシェア~
「オレ、弟になる気はないから」。 愛重たい系年下男子×アラサー純情女子、溺愛同居ラブ☆ /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// ルームシェアをしていた友人の結婚を機に、急遽新たな同居人を探すこととなった志穂。 7歳年下のはとこ・祐李(ゆうり)が新居を探していると知り、同居することに決めるが、 女のコだと思っていた祐李は、なんと男性!? しかも、祐李は幼いころから志穂のことが好きだったようで……!? 愛重たい系年下男子の猛攻がとまらない…!! ドキドキしかないっ☆溺愛同居ラブ! /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 【分冊版「おやすみのキスを今夜も~年下くんと溺愛ルームシェア~」1~4巻収録】 -
超入門 デジタルセキュリティ
6G時代の国際ビジネスに必須な予備知識がこの一冊で学べます。 米中デジタル戦争下の経済安全保障の戦略とは? スマホ、顔認証技術、個人情報・・・デジタルデータはどこまで安全なのか? 何を疑い、何を信用すればいいのか? (本書の主な内容) ・データは「21世紀の石油」 ・個人データはどうやって監視? ・宅配製品に仕掛けが ・中韓の台頭 ・経済安保、3つのポイント ・日本の「デジタル敗戦」 ・「デジタルミサイル」 ・サイバー犯罪対策本部 ・利便性とリスクが隣り合わせに ・監視ソフトの威力 「インターネット空間がここ数年、加速度的に公共空間化し、 社会のインフラとなった現状では、こうしたデジタル分野をめぐる 緊張関係が、国際情勢にも暗い影を落としている。 中国の電子機器大手ファーウェイの安全性について、 米中が激しく対立したのはその典型である。 そんな状況の中で、韓国のハイテク大手サムソンが スマホ市場で漁夫の利を得るなど、デジタルをめぐる国際的な 経済活動で、生き馬の目を抜く競争が続けられている。 そんな情勢の中で、日本はどう戦っていくべきなのか」 (著者「まえがき」より) -
破蕾
まさか、官能小説で泣くなんて!!! 現世の業に囚われた女たちを待ち受ける、淫靡で切なすぎる運命――。 山科理絵氏の豪華挿絵入りでおくる、禁断の「時代×官能」絵巻!! 旗本の屋敷に差し入れを届けたお咲。不相応な歓待に戸惑う中、ある女に科せられた「市中引廻し」の身代わりになれと命じられる。驚く間もなく緊縛された彼女を待ち受けていたのは、想像もしなかった淫靡な運命だった――。 「咲乱れ引廻しの花道」 「さぁ、もっと……わたくしをお聞き下さって」 夫の殺害未遂で囚われた芳乃(よしの)。その身体からは得も言われぬ薫香が漂い――。 「香華灯明、地獄の道連れ」 「どうせなら、こちらに来ませんか」 道場の娘・景(けい)が目にしたのは、睦(むつ)み合う二人の兄弟子の姿だった。 「別式女、追腹始末」 業に囚われた女たちの切なく儚い性を描いた傑作官能連作集! -
日本人の死生観
仏教学に民俗学の方法を接続し、日本人の宗教を深く掘り下げた五来重。本書は、厖大な著作を遺した宗教民俗学の巨人の「庶民宗教論」のエッセンスを知るのに最適な1冊である。 日本人の死生観とは、すぐに連想される「ハラキリ」や殉死など、武士道的なものだけではない。貴族や武士の死生観、いわば「菊と刀」ばかりでなく、「鍬」を持つ庶民の死生観は、一体どんなものだったのか。本書では、教祖・教理・教団から成る西洋起源の宗教や、文献研究と哲学的思弁にこだわる仏教学ではなく、仏教伝来以前からの霊魂観や世界観が息づく根源的な「庶民の死生観」を明らかにしていく。 著者によれば、庶民にとってあらゆる死者は一度は怨霊となる。それは鎮魂によって「恩寵をもたらす祖霊」に変えなくてはならない。そのための信仰習俗や儀礼の有様を探索し、日本列島を歩きに歩いた著者の視線は、各地に残る風葬や水葬の風習、恐山のイタコと円空仏、熊野の補陀落渡海、京都の御霊会、沖縄のイザイホウ、遠州大念仏、靖国神社などに注がれる。 巻末解説を、『聖地巡礼』『宗教と日本人』の著者・岡本亮輔氏(北海道大学准教授)が執筆。〔原本:角川書店、1994年刊〕 -
食べる時間でこんなに変わる 時間栄養学入門 体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病
朝たくさん食べるより夜たくさん食べるほうが太りやすいなど、同じものでも食べるタイミングによって、身体への影響が違うことを、私たちはなんとなく感じています。夜の締めのラーメンは、魅力的ですが、罪悪感が伴ったりもします。そのなんとなく感じている、食べる時間による身体へ影響が、科学的に解明されつつあります。つまり、生物学的に言えば、食行動は、生体に朝・昼・夜など時間軸で起こっている種々の生化学的・分子生物学的変化との関係で説明できるということがわかってきたのです。 食事が体調にどう左右するかは、種々の要因が絡みあっていますが、その一つで大きな要因であるのが、体内時計の働きです。「腹時計」がすぐ思い浮かぶかもしれませんが、体内時計にもいくつかの種類があります。さらに時計遺伝子というものが次々に発見されて、体内時計のさまざまな役割などを担っていることも研究されています。 本書では、これらの体内時計や時計遺伝子のしくみをわかりやすく解説します。また、実際の食材や食品が、摂取する時間帯によって、どのように体への影響を及ぼす可能性があるか、いろいろな実験を元に紹介します。食べ物とそれを摂る時間などによって、血糖値や腸内細菌、脳への影響と、さらに肥満や睡眠、病気などとの関連も解明されてきているのです。たとえばカテキンを多く含むお茶は、朝摂る場合と夜摂る場合で血糖値の上昇に差が出たり、トリプトファンを多く含む大豆製品や乳製品、バナナや卵などを朝食に摂ると、夜の睡眠に効果的だったり、ということがわかってきています。また、子供の場合、シニアの場合で、当然「時間栄養学」が違ってきます。そのような多くのケースをそれぞれ詳しく解説します。 時間に影響を受けるのは、食事だけではなく薬の効果や、運動の効果などもあります。時間栄養学と関連して紹介しながら、体内時計の不調である時差ボケについてや、この時間栄養学を健康により役立っていく可能性についても触れます。 第1章 体内時計とはなにか 第2章 時間栄養学――「いつ」「何を」「どう」食べるかで体が変わる 第3章 食物繊維を摂るタイミングで、血糖値や腸内細菌はどう変わるか 第4章 体内時計と代謝――間食は摂ったほうが体にいい? 第5章 時間調理学――時間によって調理を変えると体も変わる 第6章 ライフステージ別の体内時計――胎児から高齢者まで 第7章 時間薬理学――なぜのむ時間が決まっているのか 第8章 時間運動学――朝の運動と夕の運動で脂肪の燃え方が違う!? 第9章 体内時計の不調に夜、さまざまな「時差ボケ」 付録章 AIと時間栄養学 -
謎を買うならコンビニで
コンビニバイトは街の隠れた名探偵! あなたの謎、私が買いましょう。 ――お金を払ってでも、あなたの悩みを解きたいんです。 メフィスト賞作家が放つ青春ミステリ! 優れた頭脳を持つも女性への気遣いが苦手な高校生・春紅が、とあるコンビニにバイトで入店した。彼の正体は2ヵ月前に店のトイレで起きた店員の不審死を潜入調査する探偵だ。警察に自殺と断定された事件だが、春紅は遺体に残された傷の形から周辺で連続する猟奇的な強盗殺人との繋がりを疑った。容疑者は7人、当時店内にいた店員と客。コンビニの知識を駆使して殺人鬼の正体を暴く。 -
「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)
自信をもっておすすめできる入魂のミステリー8作品、無料試し読み版! 読み逃すのはもったいない! というミステリーが、2021年7月から10月にかけて、講談社文芸第三出版部から刊行されます。あなたがご存じの作家も、まだ読んだことのない作家も、全員入魂の8作品!全作、自信をもって、おすすめできます。 お時間少しだけいただけませんでしょうか? (収録順) 五十嵐律人『原因において自由な物語』(7月15日) 三津田信三『忌名の如き贄るもの』(7月29日) 潮谷験『時空犯』(8月19日) 似鳥鶏『推理大戦』(8月25日) 周木律『楽園のアダム』(9月3日) 麻耶雄嵩『メルカトル悪人狩り』(9月17日) 東川篤哉『居酒屋「一服亭」の四季』(9月30日) 真下みこと『あさひは失敗しない』(10月21日) *刊行日は変更の可能性もあります。 -
超入門カーボンニュートラル
脱炭素社会の基礎知識 次のビジネスはこの知識が武器になる。 カーボンニュートラルに世界の投資マネーが殺到! 第一人者による決定版! いまや環境問題は大きな経済問題として認識されるようになった。金融界も「カーボンニュートラル」を意識するようになり、株価や金融政策にまで影響を及ぼすようになった。この言葉が持つ「破壊力」を理解しなければ、まともな事業計画を立てることも、経済政策を議論することも、さらには良い就職先を選ぶことも、良い投資することも、これからはできなくなる。 状況の展開が急すぎて、何が起きているかを飲み込めずにいる人がなくないかもしれない。だが、菅政権が「2050年カーボンニュートラル」を不意に打ち出した背景には、世界規模での経済競争や地政学観点による事情があった。菅政権はそれを自ら打ち出したのではなく、本経済を守るために打ち出さざるをえなかったのだ。 わたしたちは今、とてつもなく大きな時代の転換点にいる。それに早く気づいた者だけが、これからの時代をリードしていくことができる。あなたはこの動きを追い風にできるか、それとも追い込まれてしまうのか? ◆担当編集者より 菅総理の宣言で「カーボンニュートラル」は国策となった。経団連もこれを無視はできず、今までは懐疑的に見られていた「気候変動対策が次の経済成長のエンジンになる」という認識が広まりつつある。 今、この変化を追い風にできる会社と、逆に追い込まれる会社に、くっきり分かれつつある。二酸化炭素排出量が多い火力発電はもちろん、取引先を含む製造過程での排出量が多い製造業から、気候変動で投資先が製造ライン崩壊やサプライチェーン寸断など予測できない損失にあうリスクを抱える金融機関まで、カーボンニュートラルを目指した事業構成にしないと生き残れない。あの日本製鉄でさえ、高炉依存を脱却して電炉にも投資するなど大きな事業再編を強いられている。 一方で、環境技術やEV分野の技術で世界に先行する日本企業は数多く、重厚長大産業といわれてきた分野でも事業を切り替えて成長している会社が多い。スタートアップにもチャンスが巡ってきている。 このように、これからのビジネスパーソンは、カーボンニュートラルに対する基本的な知識なしには、先進的なビジネスに携わることはおろか、事業を継続することもできなくなってきた。本書はこの分野の第一人者が、カーボンニュートラルとは何かから始まって、気候変動が与える経済へのリスク、産業界の動向、そして新たに生まれた地政学的リスクをわかりやすく解説した入門書。 -
剣帝学院の魔眼賢者
「ラグ・ログライン――私は君を新たな“賢者”と認めよう」 憧れていた師匠である、魔術師リンネにそう告げられた少年ラグ。 けれど、それは彼女との別れを意味する。 千年後の世界を救うため――そして大切な師匠の願いを叶えるため、ラグは未来に送られた。 しかし、千年後の世界で目覚めた彼が目にしたものは、朽ちた街と師匠リンネの杖だけ。 出会った剣士の少女クラウによれば、もはやこの時代に魔術が使える人間は残っていないらしい。 魔術を剣技と、師匠の杖を“聖霊剣”と勘違いされたラグは、クラウと一緒にハイネル剣帝学院に入学することになる。 だが、そこで彼の前に現れたのは、千年前に別れたはずの師匠リンネと同じ顔をした少女で……!? ◆電子書籍には特典として描き下ろしイラスト・書き下ろしSSを収録。 -
三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題
宇宙に浮かぶ3つの天体――「3体」 ニュートンの万有引力の法則によって「2体」の運動が明らかにされた17世紀初頭。科学者達は「3体」の運動を解明しようとさまざま試みでアプローチした。 オイラー、ラグランジュ、ポアンカレ……科学史にその名を残す天才数学者・天文学者たちをもってしても、この「3体の運動」をの「一般解」を見つけることはできなかった!? なぜ解けないのか? 「解ける」とはなにか? 「三体問題」をめぐる400年にわたる解明へのアプローチを通して、人類が辿り着いたものとは? 「オイラーの8の字解」、「ラグランジュの正三角形解」など、不思議な軌道を取る「特殊解」の存在。 万有引力の法則からアインシュタインの一般相対性理論、アインシュタイン方程式、そして重力波へ。 さらに一般解への研究は「カオス理論」へと発展し、コンピュータによる数値解析手法も進化させた。 天文学では、星の位置を知るための「位置天文学」や軌道計算などさまざまな分野へとつながり、実際、20世紀の初頭には、ラグランジュの見つけた特殊解を太陽系にあてはめたときに、その解の位置にから「トロヤ群」という小惑星群も発見されている! 「三体問題」をめぐる400年の歴史の背景にある奥深い科学世界を、数学史・科学史ととも語り尽くす、2021年、最高にスリリング科学書! -
科学史・科学哲学入門
私たちが生きている現代世界において、決定的な役割を果たしているのは、「西欧近代科学」であるといえるでしょう。しかし一方で「科学」は、時間的・空間的な規定を受けており、普遍的・絶対的ではないことを認識する必要があります。 本書では科学の起源を問い直します。ラテン語の《scientia(知識)》に淵源し、古代ギリシアに生まれた「自然現象を自然現象として認め、ある原理的な体系から、そうした個々の現象の説明を与える」という思惟構造が、西欧で独自の発展を遂げたものです。 キリスト教敵世界では、「神の意志」と「理性による世界支配」が、自然界と人間界両方の秩序の根幹であるとの考え方が」だんだんと支配的になります。そして中世ラテン世界は、十字軍を経て、アラビア文化圏から流入したギリシア・ローマの「科学」的遺産を吸収し、本格的な「西欧・近代・科学」へと発展していきました。その流れの中で、アニミズムの否定、自然の世俗化、それが進展しての実証主義が支配的になります。魔術から技術へという流れです。そして未来はつねに「進歩」をもたらすものでなければならないというドグマのようなものが支配的になったのです。 そしてこの科学の考え方が、私たちの思考法をどのように呪縛しているのかを、点検していきます。「観測の問題」「言語による外界の把握」「造られた科学」「《整合性》と《簡潔性》」などなど、実際の例を取り上げながらやさしく解説していきます。まさに「科学史」の入門書といえる一冊です。 【原本】 村上陽一郎『科学・哲学・宗教』(レグルス文庫)第三文明社 1977年刊 【目次】 I 科学・哲学・神学 1 科学を準備したもの 2 科学のなかのヴェクトル 3 科学の反省 4 未来への展望 キリスト教の自然観と科学 1 キリスト教と近代合理主義 2 キリスト教からの科学の「離脱」 3 現代への示唆 II 科学的知識と信仰との異同 植木屋の譬え話 自然科学での実際の話 誰が素粒子を見たか 「見える」ことが「存在する」ことか 「……を見る」と「……として見る」 「……として見る」の基礎構造 「ことば」による把握 「……を見る」ことと「……を存在させる」こと 科学は何によって造られるか 自然科学的理論の「流行」 簡潔性と整合性 価値の世界との「整合性」 「心」の私秘姓 「こころ」の存在 こころと素粒子 自分の「こころ」と他人 人間の「こころ」の特殊性 こころの普遍化への二つの方法 あとがき 学術文庫版あとがき -
なっとくする数学記号 π、e、iから偏微分まで
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 数学や物理で出てくるさまざまな記号。ふだん使い慣れた+や-の持つ意味や、「-(-1)はなぜ1か」といった当然のことも、詳しく知るとより数学的な感覚を理解できます。また、中学や高校で習った忘れかけている記号の学び直しや、認識を新たにすることで、科学本の読書に役立つことも。大学で習得する偏微分の記号などまで含め、記号を通して幅広く数学を学べて知識を深められる1冊です。 小学校から使っている記号、中学、高校で勉強した記号、大学の数学レベル、と読み進めていくうちに、今まで難解に感じていた分野に関してもスッと頭に入ってくる作りになっています。 また、読むだけでためになる、ちょっとした雑談の種になるようなこともあり、初心者でも10代からでも楽しく読めます。 ハイレベルの数学につまずいていた人の学び直しから初心者のチャレンジまでにも役立ち、記号から数学の本質に迫ります。 理系学生の事典的存在として重宝された『なっとくする数学記号』(2001年刊)をまとめ直して刊行します。 -
超「超」整理法 クラウド時代を勝ち抜く 仕事の新セオリー
新時代をリードする最強ノウハウ……分類するな、検索せよ! あのミリオンセラーから20年。すべての情報はクラウドで管理する時代が来た! ――私のオフィスの情報処理能力は、20年前の世界最先端を超える。現代では誰もが大量のデジタルデータを無料で蓄積・検索・通信できるようになったからだ。『「超」整理法』のミリオンヒットから20年を経て、「情報処理」の権威が教える最善のクラウド活用術。これを読まずして、「超」情報社会の勝者にはなれない! ――今この時代に、何を問い、どんな答えを見い出すのか? 「整理は分類」という伝統的な考えを覆し、「時間軸検索」という新しい発想から整理法を提案した『「超」整理法』の著者が説く、新時代の仕事法。 ――情報を整理する必要はなくなった。なぜなら検索できるから! 時間をかけず、コストもかけず、努力もせずに、誰でもすぐに構築できる。そんな夢のデジタルオフィスは私たちの手の中にあった! さらに広がる情報格差化社会で、最も有用な情報を得るための近道は、「検索の方法」である。 -
ポンコツが転生したら存外最強
【異世界で幼馴染があまりにもポンコTUEEEE件】 残念では済まないくらいアレな女の子は、転生したら、もっとアレでした…。いま一番ヤバいかもしれない異世界転生マンガ!
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