作品一覧

  • 室町将軍の権力 鎌倉幕府にはできなかったこと

    室町将軍の権力 鎌倉幕府にはできなかったこと

    ビジネス・実用

    -
    1巻836円 (税込)
    図らずも全国政権に押し上げられたために滅亡した鎌倉幕府。室町幕府は前代の失敗に鑑み将軍権力を活用し、「朝廷を自由に動かすこと」に努めた。尊氏・直義の幕府創成期と三代義満時代の細川頼之を中心に、将軍権力の変遷を読み解く。
  • 院政 天皇と上皇の日本史

    院政 天皇と上皇の日本史

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,012円 (税込)
    125代にわたって続く天皇制。その「天皇」の運用において、最も画期的だったのが「院政」の開始だった「万世一系」とうたわれる血統の再生産は、いかにして維持されてきたのか、それを支えてきた組織や財政の仕組み、社会の構造がどのようなものだったのか。「天皇制」の変遷から、日本の歴史を読み解く。本年4月30日、江戸時代の光格上皇以来、約200年振りに天皇が退位し、「上皇」の名称が復活することになりました。これは憲政史上、および一世一元の制が定められた明治以降初めてのことになります。神話時代は除くとしても、日本の天皇家は少なくとも千数百年にわたって、125代という皇位継承を実現してきました。これが可能だったのは、「天皇」の運用が非常に柔軟だったからでした。天皇不在で皇太子が政務をとった時期もありましたし、女性天皇や幼帝が位につく場合もありました。また天皇は終身の地位ではなく、譲位も頻繁に行われていました。天皇の地位が日本の頂点に置かれていたことは間違いないとしても、時代の政治状況に応じてかなり大きな幅をもって運用することができていたのです。いえむしろその運用のさまは、ほとんど場当たり的といってもよいほどです。その「天皇」の運用において、最も画期的だったのが、おそらく「院政」の開始でした。古代以来の制度である太政官制を保持したまま、速やかな政治的判断と断固たる政治的決断を可能とする回路を作り出し、新しい時代を開いたのが、この院政という方式だったのです。天皇の父であることを根拠に権力を掌握した「院」=上皇のもとに、日本のさまざまな場所で胎動していたエネルギーが引き寄せられ、大きなうねりとなったなり、中世という、新しい時代を開いたのです。本書では、「院政」という政治方式をを通して、「万世一系」とうたわれる血統の再生産がいかにして維持されてきたのか、またそれを支えてきた組織や財政の仕組み、社会の構造がどのようなものであったかを考えていきます。
  • 怪しいものたちの中世
    値引きあり

    怪しいものたちの中世

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻704円 (税込)
    日本の中世に暗躍した「怪しいもの」とは何者か。山伏、占い師、ばくち打ち、勧進聖……。神仏の威光を利用した彼らの活動は多様であり、心の平安を与える方法は多岐にわたる。一見すると詐欺のようにも思えるが、殺伐とした環境に置かれた人々に夢見る喜びを感じさせ、人間らしい感情や希望、未来について考える機会を与えていたのだ。中世の「宗教」の果たした知られざる効用を、豊富な事例から解き明かす新しい中世史。
  • 選書日本中世史 3 将軍権力の発見

    選書日本中世史 3 将軍権力の発見

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,485円 (税込)
    選書日本中世史 第3弾! 公家政権と武家政権と寺社勢力……室町幕府の傑出した統治構造とは!? 室町幕府にできて、鎌倉幕府にはできなかったこと。それは、「太平の世」前夜の、動乱の続く地方に対して中央政権として安定的に君臨することである。そのために室町幕府が考え出した統治構造とは? 自明のものとされてきた将軍の主従性的支配権に一石を投じ、天皇・公家の持つ力の本質を検証することで、明らかになった将軍権力とは、いったいどんなものだったのか? 「わかりにくい中世をどうわかりやすくするか」の大問題に真っ向から挑む、刺激に満ちた1冊。(講談社選書メチエ)
  • 全集 日本の歴史 第1巻 列島創世記

    全集 日本の歴史

    ビジネス・実用

    4.2
    1~17巻1,320~1,430円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 4万年の歩みを一気に描く新しい列島史。 古代から現代まで全16巻で知る日本の歴史。 一般読者を対象とした古代から現代までの日本通史の企画。混迷の時代の21世紀を生き抜くためのさまざまな知恵を先人に学ぶ。つまり、文字通り「歴史に学」んで、明日を生きる知恵とすることができる歴史全集とする。
  • 買い物の日本史

    買い物の日本史

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻748円 (税込)
    市場での日常品から朝廷の官位にいたるまで、中世人の購買行動から、当時の価値観や道徳意識、信仰心のありかたに迫る。政情不安な時代の生々しい実情と、人々の心性を浮かび上がらせる、新しい日本史。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 蕩尽する中世

    蕩尽する中世

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    日本の中世は、地方から吸いあげた富を蕩尽し続けた時代だった。過剰なまでの消費を支えた政治・経済システムとは一体どんなものだったのか。平氏の物流戦略、鎌倉御家人の複雑極まる金融操作、悪党の経済力の本質とは? 「蕩尽」という一見非合理な消費性向に着目し、院政期から応仁の乱に至る400年の流れを見つめ直す。

ユーザーレビュー

  • 怪しいものたちの中世

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界の辺境とハードボイルド室町時代とこれと、私が高校大学の頃習った中世から近世の前までのイメージが今はずいぶん違うんだな。
    怪しいものの必要性がおそらくネットの今とは大きく違うんだろうけれど。何かどんなふうに校正の歴史研究者に今が読まれるのか結構気になってきた。

    0
    2016年02月16日
  • 選書日本中世史 3 将軍権力の発見

    Posted by ブクログ

    権力を定義するのはとても難しい。まして、将軍と言う日本独特の地位を表現するとは。しかし、それを文書解析から解き明かそうとする人がいて、しかもそれに説得されてしまうとは。恐るべし。

    0
    2011年05月03日
  • 買い物の日本史

    Posted by ブクログ

    【書名】
    買い物の日本史
    本郷恵子

    【本を手に取った動機】
    夫である本郷和人氏の著書を読んでみて面白かったので、妻でもあり同僚でもある本著者の書籍を読んでみたくなった。

    【印象に残ったポイント】
    ・承認欲求の満たし方、官位を寄付を通じて得ること。

    ・幕府において御家人の官位を統制するニーズがあったこと
    ここから、寺社勢力とタッグを組んで官位と寄付単価を吊り上げるのは、三角貿易みあって面白い。

    ・元服≒成人
    いろんな前提の違いはあるが、一人前になって元服し大人となる。所定の年齢まで生きてたら大人扱い、の現代とは異なる。
    わたしは昔の基準に照らすとちゃんとした元服後の大人なんだろうか?

    ・徒然草の引用。死んだあとに色々残してもしょうもない、はだいぶ時代をさかのぼるがDie with Zero的で共感した。
    ・成功(じょうこう)で官位を手にするムーブから、人間はいつの時代も行きつく先は承認欲求なのだなと感じた。

    ・中世において余剰リソースは信仰に集中したこと
    昔は宗教が世界認識のベースだが、いまはそうじゃない。だから、これやっとけば極楽浄土なんてないし、これやれば正しいもない。
    自由すぎて選択のジレンマに陥ってるから、生存はできるのに精神疾患とか、蔓延してしまうのかもしれない。

    ・ある意味、極楽浄土と説法はエンタメ
    ○○参りという娯楽、説法での資金調達。現代でも、××参りで金を使い、スタートアップのピッチで資金調達したり。変わっているところと、変わってない点があり面白いなと感じる。


    【具体的に生活や仕事にどう活かすか】
    ・承認欲求に気を付ける
    正直、あまり具体的な活用ポイントは見いだせなかった本書。
    自分の承認欲求を自覚し、うっかり出しすぎないよう気を付けたい。


    【ふりかえり・気づき】
    ・今昔、承認欲求を満たす?地位財
    地位財が欲しくなるのは、今も昔も同じ。これは社会生活上の本能なのだろうか。わたしは時計も車も興味ないが、社会の中で群れとして生活する中でヒエラルキーの中に占める位置が高いのであるとシグナリングするのには、有効なのかもしれない。または、有効じゃないけど狩猟採集本能の名残でやってるのかも。
    いま官位は金じゃ買えない、むかしはタワマンも時計も車もなかった。もし、あったらどう経済行動が変わるんだろうか。

    0
    2025年04月28日
  • 全集 日本の歴史 第6巻 京・鎌倉 ふたつの王権

    Posted by ブクログ

     歴史では中世が好きなので、ヨーロッパ中世に関する本はちょこちょこ読んでいたけれど、日本の中世について編年的に論じ掘り下げた本を読むのは、今回が初めて。知らないことばかりで大変勉強になりました。
     文章が堅苦しくなく、たいへん読み易かったです。各章のインターミッションに、平安貴族の男色(なんしょく)についてなどのコラムがあり、分厚い本を読み進める推進力になりました。
     最初の武家政権として船出した鎌倉幕府、源氏三代の滅亡から北条氏の執権政治へ。御成敗式目という極めて先進的な法律を、おそらく世界に先駆けて成立させたにも関わらずうまく運営できなかったり、元寇という未曽有の国家的危機に襲われるも「神風」のおかげで乗り越えたり(実際はそうでもなかった)、北条政権よく頑張ったなあ、という感想をもった。しかし、歴史の力学は無情にも彼らを滅亡に追い込む。
     最終章は後醍醐天皇の登場で締めくくられ、次の時代へと移っていきます。

    0
    2021年01月26日
  • 怪しいものたちの中世

    Posted by ブクログ

    自由と悲惨は表裏一体、強者は弱者に。
    そんな中世社会を跋扈した「怪しいもの」とは何者だったのか。
    第一章 中世の博打・・・詐欺を行う者たち。「博打」と行者との関係。
    第二章 夢みる人々・・・卜占も夢も神意の現れ。
    第三章 勧進の時代・・・浄土思想と勧進。永観と重源。
    第四章 異形の親王・・・院政開始から増えた天皇や院の御落胤たち。
              以仁王の子らの運命。清盛は果たして?
    第五章 法勝寺執行の系譜・・・院政を行い、絶大な権勢と富を得た
             白河天皇が造営した法勝寺。その寺院経営の
             中核であった執行たち。信西の息子や俊寛も!
    参考文献有り。系図も複数。
    平安時代末期から鎌倉時代初期。
    政治、信仰、人々の世界は混沌としている中世社会。
    白河天皇が始めた院政は、政治のみならず、貴族や武士、宗教にも
    影響を及ぼす。婚姻ネットワーク、認知されない皇子女たち。
    権勢と富を得た法勝寺執行の人間模様。
    庶民の世界に現れる信仰を騙って詐欺を行う者たち。
    神仏の威光は多様に人々に作用し、夢見、希望を与える。
    魑魅魍魎は生ける者・・・人。
    一般的な歴史書では語られない「怪しいもの」の姿は悲喜こもごも。
    以仁王や北陸宮、承久の乱の乱に関わる法勝寺執行の尊長等、
    興味深い内容があり、楽しめました。

    0
    2019年02月26日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET