蕩尽する中世
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蕩尽する中世

1,144円 (税込)
800円 (税込) 5月2日まで

4pt

3.0

日本の中世は、地方から吸いあげた富を蕩尽し続けた時代だった。過剰なまでの消費を支えた政治・経済システムとは一体どんなものだったのか。平氏の物流戦略、鎌倉御家人の複雑極まる金融操作、悪党の経済力の本質とは? 「蕩尽」という一見非合理な消費性向に着目し、院政期から応仁の乱に至る400年の流れを見つめ直す。

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蕩尽する中世 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年09月08日

    本郷和人の奥さんも歴史家で同じ中世が専門(笑)
    消費の世界から中世を見る
    貨幣経済に目を奪われていたが、新しい行政組織の地方から富を吸い上げる力は治よかったのかあ
    確かに、技術革新もあり生産性も増えているし、軍事力をもたない平安時代の地方無政府化から一転、「納めなかったら襲うぞ」という実力保持政府だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月07日

    中世の生産と富について…ということで、
    章ごとに時代をくぎって書かれていました。
    いわゆる「歴史」の本とは違い、
    訴訟文書や説話集、さまざまな史料(現代語訳されているので読み易い)から中世人の生活を読み解こうという感じ。

    文章が読み易く、さくさく読めました。

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    Posted by ブクログ 2013年02月10日

    蕩尽が、モノの経済圏を発達させ、やがてそれを追い越すようにして、カネの経済圏を沸き上がらせる。モノを伴わないカネの経済は、モノの経済と表裏をなして、より大きな蕩尽を可能にする。ヒト、モノ、カネが、大いに躍動し、そして食い荒らされた日本中世の動態を見る。

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    Posted by ブクログ 2012年08月16日

    バタイユの著作を読みエロティシズム、蕩尽といった概念を学んだわけだが、バタイユはフランス人であるがゆえに、バタイユの考察、あるいはエロティシズム、蕩尽といった概念が日本においてどれほど有効であるのか、かなり疑問であった。そのためこの本を読むことで、日本において富がいかにして蕩尽されていたのかについて...続きを読む

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