作品一覧

  • 群雲、関ヶ原へ(上)
    4.4
    1~2巻1,045円 (税込)
    慶長三年八月、太閤逝く――。秀吉の遺法を犯して、その勢力を伸ばさんとする家康の権謀。対峙する石田三成は、上杉景勝と結んで、東西挟撃の策を練る。迫り来る動乱の機運に、自らと一族の明日を賭ける群雄たち。日本史上最大の合戦をめぐる男たちの生きざまを、厖大な史料を駆使して、雄渾かつ精緻な筆致で描き上げた史上最強の歴史巨編、待望の登場!
  • 蓮如 夏の嵐(上)
    -
    1~2巻715円 (税込)
    日本史上、不世出の宗教家。その鮮烈な生!――衰退していた本願寺を、一代にして日本最大の宗派へと押しあげた、不世出の宗教家・蓮如。権門寺社、あらゆる中世の制度と価値観が、崩れ落ちた地平にあって、彼はひたすらに摂取不捨(せっしゅふしゃ)の救いを説いた。人びとは南無六字の名号(みょうごう)を口にし、時代は熱く揺れ動く。日本史上最大の転換期をあざやかに描いた、傑作歴史小説。<上下巻>
  • 天正十年夏ノ記
    4.0
    1巻715円 (税込)
    天正年間――信長は天下統一をめざし、将軍・義昭、武田信玄、上杉謙信、顕如上人らとの戦いに、勝利を続ける。天皇を凌ぐ神の座に就こうとする征服者との交渉役をつとめた正親町(おおぎまち)天皇の秘書官・勧修寺晴豊。この青年貴族の目を通して、未曾有の動乱期をしたたかに生き抜いた天皇と公家たちを描く、渾身の歴史小説。信長上洛! 青年公家が見続けた征服者の貌(かお)。
  • 御家の狗
    5.0
    1巻715円 (税込)
    家康の天下盗りの裏には、あまたの異能の臣の姿があった。徳川家に莫大な富をもたらした金山奉行・大久保長安。豊臣家打倒に鬼謀をめぐらした本多正信・正純父子。しかし、君臣の愛憎と泰平の到来の果てに、いつしか彼らは己の時代の終焉を悟る。権力の魔性に魅入られた漢たちの哀しみを描く、傑作短篇集。家康の天下盗りはこの漢(おとこ)たちが支えた!
  • 軍師 官兵衛(上)
    3.5
    1~2巻715円 (税込)
    謀将・黒田官兵衛は秀吉に賭けた!! あふれんばかりの知謀を持つ男は、田舎大名の家臣に甘んじはしない。――播磨の田舎大名の家臣にすぎなかった男・黒田官兵衛。天下布武をめざす織田信長の下に伺候(しこう)した彼は、二人の類まれな大名に出会う。一人は誇り高き武人・荒木村重、もう一人は才気あふれる苦労人・羽柴秀吉。官兵衛はみずからの運命を切り拓くべく、秀吉のためにその脳髄を絞りつくす……。<上下巻・『乱世が好き』改題作品>
  • 花鳥の乱 利休の七哲
    4.0
    1巻715円 (税込)
    剣と茶に命を賭ける魂熱き乱世の武士(もののふ)たち。千利休門下の7人の侍、古田織部、高山右近、荒木村重らの鮮烈な生! ――戦国時代、千利休の門下には、さまざまな逸材が、雲の如く集まった。信長に弓ひいた荒木村重や、キリシタン信仰に殉じた高山右近、師をも凌ぐ美意識の持ち主の古田織部ら、7人の弟子は、いったい何を求めたのか? 茶の湯に人生の真実を賭け、反逆の熱き心を燃えたたせた武将たちが織りなした、乱世の人間曼荼羅(まんだら)。

ユーザーレビュー

  • 御家の狗

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    本多正信、正純、大久保忠隣、長安、福島正則。戦国時代が終わり徳川治世のもと戦がなくなるが新たに権力争いが始まる。

    0
    2021年02月27日
  • 群雲、関ヶ原へ(上)

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    関ヶ原の大会戦はたった1日で終わってしまうが、そこに至るまでの流れは本流、支流含め幾千本と、そこに名を残した百数十の戦国人の数だけあった。
    それを丁寧に、また面白く描いた関ヶ原ものの最高傑作。
    早く下巻が読みたいよー

    0
    2020年04月17日
  • 群雲、関ヶ原へ(上)

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    ネタバレ

    関ヶ原の戦いを題材にした小説。上巻は家康と三成を中心にその周辺の人物たちも描かれている。やたらとページ数があるが、各人物の特徴や心理描写が面白いのでサクサク進んでいく。これまで自分がもっていたイメージが覆される武将や、あまり注目したことがなかった武将にも焦点が当たっているのも良かった。10年以上前に読んだ司馬版の「関ヶ原」よりも個人的には随分と面白かった。いよいよ戦いが始まる下巻が楽しみ。

    0
    2012年06月02日
  • 群雲、関ヶ原へ(上)

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    登場人物たちのキャラ立ちは強いが話自体は客観性が強いので、主人公が居ないと云うより誰もが小さな物語の主人公と云う印象。変に力が入らずさらっとしかし大変面白く読めた一冊。邪目線で失礼だが、信犬好きな私の聖書。老人利家に激しくときめいた。あと、三成が大変愛らしく景勝様が大層格好宜しい。

    0
    2011年03月06日
  • 花鳥の乱 利休の七哲

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    岳さんの描く武将が心の底から大好きです。
    利休の七哲という副題ですが、ストーリー的には利休はあまり関係無かったかな。
    時代を追いながら、7人の短編が続いてる構成です。
    とにかく好きな武将が好きな作家さんに描かれていて、私としては大満足な一冊です。

    個人的に久秀・光秀・村重が仲が良い設定なのに胸の内を暖かくしてもらいました。すてき。
    他にもすっごく素敵な描写や人物関係、心情の機微が沢山で、繰り返し読みたくなるような作品ばかりです。
    おすすめ!

    0
    2010年04月03日

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