講談社作品一覧

非表示の作品があります

  • イタリア現代思想への招待
    3.5
    アガンベン、ネグリ、カッチャーリ……生政治、帝国、ゾーエー/ビオス……いまなぜイタリアなのか? ジョルジョ・アガンベン、ウンベルト・エーコ、アントニオ・ネグリ、マッシモ・カッチャーリ……。いまや世界の現代思想のシーンは、イタリアの思想家たちを抜きにしては語れない。ジル・ドゥルーズやジャック・デリダらフランスの巨星たちがあいついでこの世を去ったあと、なぜ、イタリア思想の重要性に注目が集まるのか。現代思想の最尖端で、いま何が問題なのか、そしてどのような可能性があるのか。哲学、美学、政治学、社会学、宗教学、女性学など幅広い分野での彼らの刺激的な仕事を、明快な筆致で紹介する。(講談社選書メチエ)
  • 観光人類学の挑戦 「新しい地球」の生き方
    3.0
    東京・バリ・カリフォルニア……観光と移住が織りなす「越境の民族誌」。グローバル化が進行する中で、国境を越えて移動する人びとは世界全体で年間10億人に達しようとしている。東京の下町で、熱帯雨林の島で、中国の世界遺産で、それぞれに繰り広げられる文化景観はすべてリゾーム状につながり、地球はもはや境界のない大きな空間になっているのだ。本書では、ボーダレス時代の観光/移住のありようを描き出し、「一つの世界にともに生きる」とはどういうことか、人類学の新たな試みとして論じていく。(講談社選書メチエ)
  • イルカが知りたい どう考えどう伝えているのか
    -
    最新イルカ学によれば彼らは三段論法で思考する!? 「賢い」「かわいい」「平和的」これらのイメージは真実なのか。最新のイルカ学はイメージを凌駕し、驚くべき成果を提示する。三段論法で考え、物まねをし、同性愛に走り、派閥抗争も辞さない――。我々の「友人」イルカの思考と行動の不思議に迫る。(講談社選書メチエ)
  • 日本リベラルと石橋湛山 いま政治が必要としていること
    5.0
    政治家不在の現代、湛山に学ぶ。「若しも世界の平和がそれによって保たれるならば日本は滅んでもよい」。二者択一的思考の中、広い視野なき議論を続ける現代政治。確たる指導性を発揮できず、劣化するばかりの日本政治の歴史において、没後30年なお輝きを増す石橋湛山。その思想と政策を追い、「今の政治に必要なもの」を考察する。(講談社選書メチエ)
  • ブッダの人生哲学 「正しく生きる」ということ
    3.0
    この世は四苦八苦。生きるための正道とは? 変転する「世間」を生き抜く正しい道とはなにか? 縁りて生起するこの世の四苦八苦を脱し、正覚を得たブッダ。その方法は、快楽への耽溺と苦行の2つの極端を退け、中道を採ることであった。古代インドの四住期の思想をふまえ、ブッダが説く人生哲学を解説。(講談社選書メチエ)
  • 大清帝国
    4.0
    満州(マンジュ)族の一小国が、飽くなき革新力により、巨大な中華世界を飲み込む。その力は中華世界を越え、中央アジアへ進出し、イスラムをも取り込んだ空前の大版図を築く。華夷秩序を超越する世界帝国の体現者=清朝。それは、満・蒙(モンゴル)・漢・蔵(チベット)・回(ウィグル)5族からなる、現代中国の原型だった。康煕・雍正・乾隆の3代皇帝を中心に、その若々しい盛期を描く。(講談社選書メチエ)
  • 「白村江」以後 国家危機と東アジア外交
    5.0
    663年、倭国大敗。国家存亡の秋(とき)。後進性を痛感した倭は、国家体制の整備を急ぐ。対唐防衛網の構築、亡命百済人による東国開発、官僚制整備。律令国家「日本」完成へといたる、古代の「近代化」を描き、あわせて現代におよぶ、無策、無定見の日本外交の問題点を抉る。(講談社選書メチエ)
  • 飛鳥を掘る
    5.0
    謎の「石」「京(みやこ)」「古墳」―――見えてきた実像! 酒船石は導水施設ではない、亀形石は「亀」ではない。石舞台古墳の下には「潰された古墳」がある!広く張りめぐらされた地下水道網の機能とは? 丹念な発掘が通説の過ちを暴き、地中から現れる事実が4キロ四方の豊饒な文明空間「飛鳥」の実態を浮かび上がらせる。(講談社選書メチエ)
  • 宇宙誌
    -
    我々はどこから来たか、我々とは何か、我々はどこへ行くのか――。科学の飛躍的進展が人類にもたらした劇的変化。我々はどのような思索を経て、現在の科学技術を築きあげたのか。そして新たな文明への途上にあって、宇宙の意味、可能性とは何か。古代ギリシャからホーキングにいたる天才たちの足跡を追い、200億光年の時空を旅する壮大な知的大紀行。(講談社学術文庫)
  • 記憶の海
    3.0
    ある大学の研究所で進む、記憶メカニズムの解明。記憶とは何なのか。記憶はなぜ「嘘」をつくのか。そして、第三者が記憶を共有することは可能なのか――。過去の記憶を失い、長期記憶を保持できなくなった広田学は、記憶をコンピューターにコピーし、読み込む研究に被験者として参加し続ける。彼だけが知らない。すぐ傍らで、恋人の小野里美が助手を務めていることを。
  • 世界文化小史
    4.0
    「宇宙戦争」「タイムマシン」などのSF小説で知られるウェルズは、その後半生には世界平和を希求し、国家主義を排した普遍的な世界史叙述に取り組んだ。第一次大戦の惨禍を経て、さらなる大戦争の恐怖を前に執筆された本書は、地球と生命の誕生に始まる人類の歩みを大きな視点で物語る。現代に通じる文明観と、人類への信頼に満ちた、世界史入門の名著。(講談社学術文庫)
  • 薩摩藩士朝鮮漂流日記 「鎖国」の向こうの日朝交渉
    3.0
    離島勤務から本国への帰途、薩摩藩士安田義方ら一行は遭難し、朝鮮に漂着する。安田は、朝鮮王朝の地方官僚らと漢文の筆談によって、現地での待遇と送還について折衝しながら、一方で、酒を酌み交わし、詩文を贈りあい、交流を深めていく。安田が遺した詳細な記録と巧みな挿図から、朝鮮通信使の儀礼的な通交とはまったく違った近世日朝交流のすがたが見えてくる。(講談社選書メチエ)
  • 複数の日本語 方言からはじめる言語学
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 津軽弁もウチナーグチも……方言は標準語よりも「世界標準」だった!? 「落ち葉が散りよる」と「散っとる」の違い? 「おかあさん干してある」ってどういうこと? 日本語はこんなに面白い! 世界の中の日本語を考えるとき、その「日本語」とは、いったいどこの言葉なのでしょうか? 北は青森県から南は沖縄県、さらにブラジルの日系人社会まで、各地で使われている方言の豊かな表現をとりあげ、さらに世界の言語との比較をすることで、日本語の多様性を発見する旅へと誘います。 その道のりでは、均一で単一な「標準語」だけが日本語なのでは決してないことが発見され、さらには、各地の方言が世界の言語と共通する普遍的なあり方をしていることさえも明らかになるでしょう。 世界の言語学の現場で研究が進展している言語類型論の手法を用いて、世界各国の言語と方言・標準語を自在に横断する、刺激的な日本語論です。 【本書の内容】 1.「あっこに花子ちゃんがいてる」―存在をいかに言い表すか 2.「桜の花が散りよる/散っとる」―標準語は世界標準じゃない! 3.「落ちよった!」―目撃者の文法・エヴィデンシャリティー 4.「生ちゅとーてーさやー」―テンスが伝えるのは時間だけじゃない 5.「花子、美人でら」―美しいのは今日だけ?現象と本質の違い 6.「おかあさん、干してある」―「シテアル」にひそむ地域差 7.「花子、元気ない」は「花子は元気だ」?―ふらふらする形容詞と形容動詞 8.「全部食べれれんかった」―可能をいかに言い表すか 9.「ねえ花子、明日学校来る↓」―質問が尻上がりイントネーションとは限らない 10.「みんなでシュラスカリア、アジューダしよる」―言語接触と日本語 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 会計とは何か 進化する経営と企業統治
    -
    「時価会計」「国際会計基準」とはどのようなものか。活発化している企業買収で、会計はどのように機能しているのか。組織の意思決定、経営戦略に活用されている管理会計とは何か。コーポレート・ガバナンスを会計制度はどのように実現するのか。かつて、日本の高度成長の背景にあった会計制度の特徴とは――。アカウンタビリティということのエッセンスを、専門知識なしでまるごと理解できる、すべての社会人必読の書。(講談社選書メチエ)
  • フラッガーの方程式
    5.0
    「深夜アニメの主人公のようなドラマティックな人生にしてみませんか?」何気ない行動を「フラグ」として認識し、平凡な日常をドラマに変えてしまう“フラッガーシステム”。そのデバッグテストに選ばれた平凡な高校生・東條涼一の生活は激変! やがてフラッガーシステムは、憧れの佐藤佳子さんとの「ある意味」感動的なラストへ向けて、涼一が思いもよらない暴走をはじめる!
  • 古代ギリシアの精神
    3.0
    ソクラテス・プラトン以前の「ギリシアの古層」とは? オイディプスの悲劇の本当の読み方とは? 社交を尊び、戦場で神を感得し、悲劇的世界観を物語に読み込む。そんな古代ギリシア人たちの精神を、ヘロドトスやトゥキュディデス、ギリシア悲劇や叙事詩などのテクストから喚び起こし、ギリシアの古層にある思考に光を当て、さらには現代の哲学的問題へと思考を深める。(講談社選書メチエ)
  • 近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ
    3.0
    「近代」は16世紀オランダに始まった。ウォーラーステインの「近代世界システム論」を出発点に、近代ヨーロッパ勃興の過程を北のバルト海世界に注目して解明し、あわせて「最初の近代システム」オランダから、「最初の近代国家」イギリスへのヘゲモニー移動のプロセスを描く、グローバルヒストリー研究の最前線。(講談社選書メチエ)
  • 唱歌と国語  明治近代化の装置
    3.0
    「蛍の光」「「埴生の宿」から見える明治史。明治という近代化の時代、西洋を受容しあらたな「日本」を模索するなかで、なぜ「歌」が必要だったのか。日本語の「文法」と「唱歌」をめぐる知られざる歴史。(講談社選書メチエ)
  • 知の教科書 フーコー
    3.5
    知の考古学者、フーコー。そのまなざしは、「主体」「権力」「自己」「性」の根元へと向けられる。いかにして人は服従する主体となるのか、あるいは、言説を形作っている知の様式は時代・文化によりどう変わるのか……。もっとも刺激的な思想家を、やさしく、まるごと理解するための最適教科書。(講談社選書メチエ)
  • 法然対明恵 鎌倉仏教の宗教対決
    3.0
    人はいかにすれば救われるか。法然と明恵――鎌倉新旧仏教を代表する両者の思想対決は、私たちを根源的な問いへと誘う。現実か理想か。他力か自力か。そして、生と死の究極の姿とは。最新の宗教学の成果を踏まえ、2人の対決の彼方に宗教のアクチュアルな「力」の再生の可能性を探る、宗教のポストモダン。(講談社選書メチエ)
  • 善悪は実在するか アフォーダンスの倫理学
    4.0
    環境の中の存在という視点をもって、近代以降の哲学、心理学で主流をなしてきた認識論と存在論に再考を促すほどの大きなインパクトを与えたアフォーダンス理論。その革新性は、価値や意味を主観の中の観念のようなものから、環境に実在するものとして捉えなおすという、大きな転回を倫理学に引き起こすものでもあった。「善悪は主観的なもの」という現代の常識を乗り越え、道徳の根源を見つめなおす試みが、いまここに始まる! (講談社選書メチエ)
  • 子供の哲学 産まれるものとしての身体
    4.0
    西田幾多郎、レヴィナス、ドゥルーズ……その思考のあらたな可能性これまでの哲学が再三にわたって論じてきた「私」という問題。しかしそこには、大きな見落としがあったのではないか?産まれる、子をはらむ、産む、死んでいく、だけど誰かが残る。こうしたことを、それ自身として真正面からとらえる。そのための哲学が、ここからはじまる。(講談社選書メチエ)
  • 日本語は論理的である
    3.5
    日本語は特殊でも非論理的でもない! 人工知能研究と脳科学の知見を武器に、形骸化した学校文法からは見えなかった、日本語の論理がもつ普遍性と特徴を、非常に明快に解説。返す刀で、小学校での英語教育の根源的問題点を突く。理系と文系を架橋する、まったく新しい角度からの日本語論。(講談社選書メチエ)
  • 〈代表〉と〈統治〉のアメリカ政治
    3.0
    知っているようでわかりにくい、アメリカ政治の核心をいかに捉えるか。地域代表としてのイデオロギー〈代表の論理〉と政府運営者としての行動原理〈統治の論理〉、矛盾する2つの論理の力学という視角で、本質をするどく抉出する!  (講談社選書メチエ)
  • 〈育てる経営〉の戦略 ポスト成果主義への道
    3.4
    「客観評価」「評価のフィードバック」を掲げ、給料格差と勤労意欲の連動を信じた成果主義はいちばん大切な人材育成機能を破壊した。いま、企業はどのようなシステムを再構築すべきなのか。「やり過ごし」「尻ぬぐい」など先達の知恵と経営戦略論が明かす<育てる経営>の思想。『虚妄の成果主義』の著者によるこれからの経営論! (講談社選書メチエ)
  • 近代日本のナショナリズム
    3.0
    前期のナショナリズムは、なぜ、ウルトラナショナリズムに向かったのか。「靖国問題」とはなにか。戦後社会とナショナリズムの相関とは……。「日本」を根本から考えなおすべき今、ナショナリズム研究に大きな足跡を残してきた社会学者が問う、日本のナショナリズムの本質!
  • 階級社会 現代日本の格差を問う
    3.7
    一握りの富裕層が富を独占する一方で、職のない若者たちはアンダークラス化し、貧困層は増大し続ける。日本は今や階級格差の超大国であり、階級格差は今もなお拡大し続けている。衝撃的現実を客観的データに基づいてレポートし、現代日本に警鐘を鳴らす。
  • YUI SHOP(1)
    完結
    3.8
    こんな妄想……激しく妖(あや)しく止まらない! 男子チンボツ女子スイゼン☆見えそで見えてる超・美麗フルカラー、美女&美少女イラストストーリー。《収録モーソー例》ムチぱつ艶ツヤSM嬢/ギリギリ水着のキャットファイト/図書館には超ミニスカで/ダイタン秘書&社長PLAY/部室のシャワーで秘め事を/美女のお直しストッキング/激ヤバ下着に感じちゃう/自転車のサドルはいけない子/濡れスケ水着は「白」が正解!/痴女PLAYに憧れて/巨乳縄跳び/ブルマでヒミツの体育補習、ほか……!
  • TRYラーメン大賞全国版 ~注目の新店19軒&初登場の実力店52軒~
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 26年の歴史を誇るラーメン業界最高権威の「TRYラーメン大賞」。 通常は、東京、神奈川、千葉、埼玉のお店を紹介していますが、 本書はそれ以外の北海道から沖縄までのラーメンを86杯ご紹介する「全国版」です。 本書は2022年、2024年に次ぐ第3弾。今回も審査員がホントにおいしい店を選出。 7名のTRY審査員がオススメしたいお店10軒+注目の新店をセレクト。 ジャンル・地域に配慮した上で選出をし、これまで紹介していない“初登場”店を52軒ご紹介します。 そのラインナップは審査員をして 「この店は知らなかった」というほど、 隠れた名店が多数掲載されています。 まだ見ぬニッポンのラーメンが、ここにあります。 完全保存版の一冊、ぜひお手にとってご覧ください。 <CONTENTS> 1:TRYラーメン大賞26年の軌跡 2:2023~2025 審査員が注目する新店19 3:審査員が選ぶホントにおいしいニッポンのラーメン67杯 4:TRY的ご当地ラーメンガイド 5:TRYコラボお取り寄せラーメン ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ぐいぐいジョーはもういない
    4.3
    1巻1,463円 (税込)
    愛とプライドが涙ではじけるベタな青春もありっ。 乙女たちが投げる、打つ! 「キスしてくれたら、頑張れるかも……」 もし、女子野球部で『汗と涙の青春』をスゴしたら? 完全試合達成目前の全国大会決勝戦、ピッチャー城生羽紅衣(じょううぐい)は小駒鶫子(こまつぐみこ)に、なぜか不敵に不吉に微笑んだ。これが豪腕・羽紅衣の見納めか? バッテリーの愛のゆくえは? 許嫁がいる長身美人投手“ぐいぐいジョー”、高校最後の夏!
  • 世界ともだち部(1)
    無料あり
    4.3
    私のはんぶんは、ともだちでできている。 だから私は、前を向いていけるのだ。(本文より) フィンランドを好きになって10年以上。 フルタイム就業+寿司学校通いという修業期間を経て ついに北欧移住の夢を叶えた「週末北欧部chika」。 信じられないくらい忙しくて、 寿司修業先で泣きそうになったり 英会話レッスンで言葉に詰まったり… そんなくじけそうになる瞬間も、 「がんばればできる気がする!」 と謎の前向きさを保てていた理由は、 「世界各国にいるともだちのおかげ……!!」 自分と似たともだちとは同じ楽しみを共有し、 異なる考え方を持つともだちには感化されることが、 また自分らしさのひとつになっていく――。 喜びとひらめきを与えてくれるともだちとのエピソードをつづる、 前向きフレンドシップエッセイ! 『世界ともだち部』に登場するのは、たとえばこんな友人たち! ・「兄」「妹」と呼び合うフィンランド人のともだち・ハリネズミさん ・「こんな人になりたい!」と思い続けている心のヒーロー、ノルウェーの歌手5人組 ・はじまりは一目惚れ!わたしの“はんぶん”だと感じる韓国人のともだち・キツネさん ・大学時代の寮で、眠れない夜に発足した「インソムニア部」 etc… コミックスだけで読める描きおろし漫画も収録! 【大人気SNSアカウント「週末北欧部」とは…】 北欧が好きすぎて、会社員として働きながらフィンランドでの就業を目指して 寿司学校に通い、ついにその夢を叶えてしまった人。 前向きで、何かを愛することが上手な著者のエッセイは優しくてエネルギッシュな読み心地。 (自画像のにこにこしたおもちのような生物は、カモメがモデル。)
  • 異教のローマ ミトラス教とその時代
    値引きあり
    3.8
    世界がキリスト教化する前、ローマ帝国は伝統的なギリシア・ローマの神々に加え、オリエントの神々、さらにはキリスト教、ユダヤ教の一神教に至るまで多彩な信仰や宗教で賑わっていた。そのなかでひときわ勢力を誇ったのがミトラス教である。 キリスト教最大のライバルとまで言われながらも消滅したこの宗教の実態は、文献史料の乏しさゆえに今も謎に包まれている。最新の発掘成果や研究を踏まえつつ、その全体像に迫る。 なぜミトラス教は帝国の数ある信仰のなかで隆盛し、そしてキリスト教に敗れたのか――。 壮大なスケールで異教にぎやかなりし帝国の姿を描き、ヨーロッパ世界の深層を照らし出す。 「もしキリスト教が何らかの致命的疾患によってその成長を止めていたならば、世界はミトラス教化していただろう」。19世紀フランスの宗教学者エルネスト・ルナンはこのように述べて、キリスト教最大のライバルとしてミトラス教を名指しした。 ユピテルやマルスなどの伝統的な神々にエジプトのイシスやアヌビス、小アジアのキュベレアッティスなどのオリエントの神々、さらに一神教のキリスト教、ユダヤ教に至るまで、数多くの信仰で賑わった異教時代のローマにおいて、なぜミトラス教は信仰を広めることができたのか。そして、なにゆえキリスト教に敗北したのか――。 古代オリエントの神々のなかでも例外的に広く東西に伝わったミトラ(ミスラ)の存在は、中央アジアを越えて日本にも伝播しており、平安貴族に日記としても使われた具注暦にその痕跡を残している。 この古代オリエント、ヘレニズム時代に始まるミトラ崇拝とローマ帝国の密儀宗教ミトラス教は、どのような関係にあるのか。いつ、どこでどのようにミトラス教は誕生し、拡大したのか。宗教組織や儀式、神話、信者がこの宗教に求めたものに至るまで、異教時代のローマ帝国の姿とともにその全貌に迫っていく。 オリエントを射程にいれた大きなスケールで歴史を捉え、ヨーロッパ世界の深層が浮かび上がる! 【本書の内容】 はしがき――宗教的カオスの中で 序章 謎の宗教への挑戦――一歴史学者のみた夢 第1章 古代オリエント世界の信仰――密儀宗教化前夜 第2章 亡国の王族か、解放奴隷か――教祖の存在と教線の拡大 第3章 密儀と七つの位階――ギリシア神話との関係 第4章 孤独と忍従――ローマ帝国の兵士と奴隷の人生 第5章 異教の時代の終焉――キリスト教の圧力 終章 世界はミトラス教化したのか――ヨーロッパ世界の深層へ
  • 日本扇の謎
    3.8
    舞鶴の海辺の町で発見された、記憶喪失の青年。名前も、出身地も何もかも思い出せない彼の身元を辿る手がかりは、唯一持っていた一本の「扇」だった……。そして舞台は京都市内へうつり、謎の青年の周囲で不可解な密室殺人が発生する。事件とともに忽然と姿を消した彼に疑念が向けられるが……。動機も犯行方法も不明の難事件に、火村英生と有栖川有栖が捜査に乗り出す!
  • ちいかわ 47都道府県 クイズで学べる地理の本
    -
    1巻1,463円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 X(旧Twitter)で作品が発表されて以来、つねに人気のイラストレーター・ナガノによる「ちいかわ」シリーズ。登場キャラクター・ちいかわ、ハチワレ、うさぎたちの何気ない日常を描いた作品ですが、ゆるかわな絵柄やほのぼのしたストーリーとともに、たまに垣間見えるダークな世界観のギャップが人気となっています。 そんなちいかわやハチワレ、うさぎなどのキャラクターたちと、日本の地理の基礎知識が学べる本です。都道府県ごとに知っておきたい歴史や産業、文化を紹介。さらにヒントもたっぷり、わからなければ隣のページを読めば答えがわかるクイズに、何度も挑戦することでスルスルっと知識が身に付きます。また海流や気候、農業と畜産など、日本全体で知っておきたいテーマ別の紹介ページもあります。 楽しみながら地理の知識を覚えて、社会科が好きになり、毎日のニュースにも興味が湧いてくる一冊です!
  • もぬけの考察
    3.6
    1巻1,463円 (税込)
    第66回 群像新人文学賞受賞作! この部屋の住人は、みんないなくなる? 都市の片隅にあるマンションの一室、408号室に入れ替わる住人たち――。奇想天外な物語が、日常にひそむ不安と恐怖を映し出す。 同じ部屋で前の時間が見えないまま孤独と恐怖を積み重ねていく構成で細部まで考えられていた。 理不尽さと暴力的な状況がスリリングで、多様な恐怖を描ける人だと思った。――柴崎友香 一連の奇想天外な考察は、インスタレーションと呼ばれる空間芸術の手法とも似ていて、 日常性からの逸脱を効果的に演出するにはうってつけだ。 ――島田雅彦 ある〈部屋〉のみを舞台にすることで、作品の〈空間〉は限定されている。 が、前の住人、その前の……と過去を連鎖的に想像可能で、今後の住人という未来も延々の想像が可で、その意味で〈時間〉が限定されない。そこに越境のポテンシャルが満ちている。――古川日出男
  • 忍びの副業 上
    3.5
    1~2巻1,463円 (税込)
    忍びは再び輝ける? いつの間に我らは、ただの警護になっていたのだ? 滝川弥九郎は甲賀忍びの末裔。かつて戦国の世では、伊賀者と並び勝敗の鍵を握る者だったのに、今や日がな一日、江戸城の警護をするために番所に座っているだけ。忍びの技はひっそりと伝えられているが、それを使って何かをなす機会もない。おまけに上がらない禄を傘張りの内職などで補わなければならぬ始末……。 大人気シリーズ「しゃばけ」の著者による軽快な忍者もの
  • ちいかわ英会話 なんかいつの間にかしゃべれちゃうやつ
    1.0
    本書は、「ちいかわ」に登場するキャラクターたちの「気持ち」や「言葉」について「英語で何と言うか?」を考えることで、使える英語を身につけることができる本です。 ・「英会話フレーズ集を使っても、なかなか覚えられない…」 ・「参考書に載っている例文を勉強したけど、いざとなると使えない…」 そんな経験はありませんか? じつは、せっかく参考書で勉強しても、文字や文を追いかけているだけでは、記憶に残りにくく、学習の効率も悪くなってしまいます。 使える英語を効率的に学ぶ秘訣は、 ・「ストーリーやシチュエーションとリンクさせて覚えること」 そして、 ・「このフレーズを言ってみたい! という気持ちをもつこと」 です。 この本には、みなさんの感情を揺さぶるような、ちいかわたちの魅力的なセリフが詰まっています。 もちろん本書で取り上げているのは、日常生活でも使えて応用も利くフレーズばかりです。本書の流れに沿って、ちいかわたちの「気持ち」や「言葉」を、「英語でどう言うか?」を考えてみてください。 この本を楽しく読み、音声を聞いて、声に出して話すことを繰り返していけば、いつの間にか英語でしゃべれるフレーズが増えているはずです。
  • ぶらりぶらぶらクレヨン王国
    -
    1巻1,463円 (税込)
    児童文庫のロングセラー「クレヨン王国」シリーズ。その著者が綴ったエッセイ集、第2弾! 「クレヨン王国」を生んだ、熱海の四季の美と、著者の豊かな教養とが織りなす、至福のエッセイ&短編が48編。 <48編のタイトル> ■新年の部 ●つらゆきさん●悪夢良夢●へあがる●カッパのお鏡●ものまね●あわれな犬●病室にて●ゆく川の流れ●翻訳●金色夜叉●古い暦●寿命の壁 ■春の部 ●ありがたや帰化植物●相撲今昔●石碑も年とる●群発地震●新芽のころ●男子の思春期●キジも鳴かずば●花見酒●しだれ柳を見に●女性の時代●なんにも変わらない●コジュケイの家族 ■夏の部 ●バードウィーク●雨靴●カエルどん トンボくん●華道教室●あかん学校●空襲下のアナウンス●名古屋弁●月見草●百代の過客●百足シーズン●湖畔の宿●アヒルのゆめ ■秋の部 ●動物愛護週間に●カマキリ●腕時計●耳を動かす●先駆者●訪問者たち●山の鹿●秋の黄樹●風の町●清澄な空間●空のかあさん●冬の鳥
  • クレヨン王国虫鳥花獣四季彩々
    3.0
    1巻1,463円 (税込)
    児童文庫のロングセラ―「クレヨン王国」シリーズは、 著者が暮らした、熱海や伊豆の豊かな自然を背景に生まれた作品です。 その著者によるエッセイ集、第3弾。自然への感謝、文学への造詣、昭和のできごと……。 作家の目で見つめ続けた興味深いものを、縦横無尽に語り尽くします。
  • クレヨン王国を求めて
    3.0
    1巻1,463円 (税込)
    児童文庫「クレヨン王国」シリーズを生み出した著者エッセイ集。 著者を魅了してやまない小さな生き物たちの世界や、熱海の自然。 さまざまな人物との出会いや日々のことを縦横無尽に綴った心の軌跡。
  • 歴史の屑拾い
    4.7
    1巻1,463円 (税込)
    歴史をどう語るのか。 こぼれ落ちた断片の生が、大きな物語に回収されないように。 戦争体験者の言葉、大学生への講義、語り手と叙述……。 研究者である自身に問いかけながらの試行錯誤と、思索を綴るエッセイ。 【目次】 プロローグ ぎくしゃくした身振りで 1章 パンデミックの落としもの 2章 戦争体験の現在形 3章 大学生の歴史学 4章 一次史料の呪縛 5章 非人間の歴史学 6章 事件の背景 7章 歴史と文学 エピローグ 偶発を待ち受ける
  • 春馬くんとの”未来の雑談” ~三浦春馬の勉強ノート~
    4.0
    2020年7月18日に30歳の若さで逝去した三浦春馬さん。 彼のボイストレーナーとして7年間を共に歩んた斉藤かおるさんが綴った『春馬くんとの”未来の雑談″~三浦春馬の勉強ノート~』を講談社から9月16日に発売します。 エンターテインメントを愛し、音楽や演劇、日本の伝統、そして自分自身の可能性にときめき続けた“青年・三浦春馬”さんの姿がいきいきと描かれています。 「ひとりの青年の夢と努力、彼の繊細さ、素直さ、頑固さ、真面目さ、ユニークさ……私が感じた春馬くんの姿を知ってください」(歌唱の師・斉藤かおる) ◎目次 はじめに 第一章 出会い  出会いと縁  はじめてのレッスン  『キンキーブーツ』への想い  恋人との朝   失恋、犬とアレルギーとお母さんの愛と  新しい出会いと別れ 第二章 『キンキーブーツ』  『キンキーブーツ』での友情   『キンキーブーツ』での体づくり  ゴスペルへの憧れ  ハイヒールへの憧れ  英語の勉強   留学への憧れ   ダンサーとの恋  読売演劇大賞 第三章 音楽の勉強  音楽の実家  歌謡曲への憧れ  音楽の実家を作る その1  音楽の実家を作る その2  セッションで遊ぶ 第四章 素顔  藍染への興味  鯖江のメガネとの出会い  カメラで遊ぶ   バイクに乗ること その1  バイクに乗ること その2  ギターへの興味  骨董市とプレゼント 第五章 舞台への憧れ  『地獄のオルフェウス』  『罪と罰』で学んだこと  『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』  『天外者』の出演者選びと準備 第六章 歌手活動  ファーストシングル『Fight for your heart』  セカンドシングル『Night Diver』  You & I  『YOU』Studio ver.  作詞作曲への想い  パフォーマンスのスタイル 第七章 2019年と2020年  自粛期間  バッシング  理想の大人像  30代の夢   最終章 春馬くんとの約束  ご近所での食事  相棒のバイクが必要だった訳  未来の雑談 あとがき
  • かもめニッキ
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「いつかフィンランドに住みたい」 10年以上温めていた夢を実現するために、 フルタイムで働きながらお寿司の修業を始めた会社員。 東京の小さなアパートで過ごした、 大変だけど学びがあって、不安と同じくらいワクワクを感じる、 夢に近づきつつある日々の絵日記を当時のままにフルカラーコミック化! たとえばこんな日々↓ ・会社が終わってから握りの自主練。ベーコンが魚の代わり!? ・推しキムチに出会う! みつまめにハマる! ・寿司店で包丁を握る! 築地&豊洲デビュー! ・ラーメンも好きだ! ラーメンを作りに行く! ・猫が我が家にやってきた etc… 大変な一日も、なんでもない一日も、同じように愛して綴られた絵日記たち。 元気いっぱいにトライし続ける、夢を叶える途中の毎日をぜひ一緒にお楽しみください。 ほがらかな人柄と驚異的な行動力を併せ持つ著者の記録が、 暖かな刺激になりますように! 【収録内容】 2021年冬~夏の絵日記 42エピソード ※SNSで「今日の日記」として発表されたものと同内容となります [描きおろし漫画] ・カルサリキャンニト ・日本最南端への一人旅 ・幻のキムチ工場見学 [描きおろしコラム&コメント] ・2021年冬/春/夏のコラム ・各絵日記への振り返りコメント 【大人気SNSアカウント「週末北欧部」とは…】 北欧が好きすぎて、会社員として働きながらフィンランドでの就業を目指して 寿司学校に通い、ついにその夢を叶えてしまった人。 前向きで、何かを愛することが上手な著者のエッセイは優しくてエネルギッシュな読み心地。 (自画像のにこにこしたおもちのような生物は、カモメがモデル。) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • マンガでわかる 世界でただひとつの株式投資入門
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 資産運用の「正しい知識」をこれまでになく「わかりやすく」解説して、いまやマネー本の定番書となった『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』。 続けて贈る「シンプルで正しいお金」シリーズ第2弾は、株式投資の「正しい知識」を初心者にも「わかりやすく」教えてくれる株入門です。人生100年時代の資産運用として、なぜ株式投資がよいのか? 「個別銘柄の選び方・買い方」から「株の運用法と育て方」まで、ひとつひとつのステップをマンガと文章ですっきり解説します。低成長下の株式投資は、むしろチャンスなのです。
  • 1946・文学的考察
    -
    ここにあるのは若気の過ちではなく、若気の夢、――軍国主義を呪い、詩を愛した日本の青年の知的な客気である。――<「あとがき三十年後」より>。1946年・敗戦翌年、<マチネ・ポエティク>のメンバー 加藤周一・中村真一郎・福永武彦の共同執筆により「世代」に連載された時評は、新しい時代の新しい文学を予告した。時代を超えた評論は日本近代文学史上必読の書となり、なお不動の地位にある。戦後日本文学はここに出発した。
  • レペゼン母
    3.9
    1巻1,463円 (税込)
    マイクを握れ、わが子と戦え! 山間の町で穏やかに暮らす深見明子。 女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。 そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。 「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」 明子はマイクを握り立ち上がる――! 『晴れ、時々くらげを呼ぶ』『檸檬先生』などで最注目の新人賞から、今年も文芸界のニュースターが誕生! 第16回小説現代長編新人賞受賞作。 ーーーーーー 選考委員も激賞! こんなにスカッと面白い作品が新人賞なら、いっそ清々しいじゃないか!(中略)おかんのラップが響く今宵、この余韻! ――朝井まかて 「親との戦い」ではなく、親の側から「子との戦い」を力強く描いた、大人の小説であると感じさせられた。 ――宮内悠介
  • 点滅するものの革命
    3.0
    1巻1,463円 (税込)
    第65回群像新人文学賞受賞作!多摩川の河川敷で、五歳の「わたし」の目が映す、ひと夏の奇跡。鮮烈な才能を記すデビュー作。 未解決事件の報奨金目当てに、多摩川の河川敷に通って拳銃を探す父ちゃんと、雀荘のママ鈴子さん、失恋を引きずる大学生レンアイ……。はぐれものたちが集まる岸辺で、記録され得ない時間が立ちあがる。 「なんの意味もない人間が、なんの意味もない場所に、なんの意味もなく集まって、なんの意味もない言葉を発する、という私たちが普段やっていることをそのまま描いておもしろいという稀有な作品」――町田康氏
  • 家庭用安心坑夫
    3.6
    1巻1,463円 (税込)
    日本橋三越の柱に、幼いころ実家に貼ったシールがあるのを見つけたところから物語は始まる。狂気と現実世界が互いに浸食し合い、新人らしからぬ圧倒的筆致とスピード感で我々を思わぬところへ運んでいく。 誌上発表後、新聞各紙絶賛、話題沸騰の受賞作を緊急刊行! 第65回群像新人文学賞受賞作(選評より) 語り手、そして読む人の立つ足下が揺るがされる――柴崎友香 絶望的成長小説である――町田康 最も文章の水準、小説技術の水準の高い作品だった――松浦理英子
  • 孔明に訊け! 負けるリスクを最小化する智絶の思考法inspired by パリピ孔明
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 分かるること久しければ必ず合し 合すること久しければ必ず分かる 第一回の冒頭、その後の群雄割拠を暗示する言葉で始まり、最終回・第一百二十回の末尾は、順番が逆の文章が繰り返される『三国志演義』。次々に登場する数多の英雄のなかでも、義絶(義の極み)・関羽、奸絶(狡猾の極み)・曹操と並び三絶と称された智絶(知の極み)の人、諸葛亮孔明は、超人的な智謀・戦略でいまなお絶大な人気を誇ります。2020年代の渋谷に転生した孔明を描く漫画『パリピ孔明』に想を得て、いまこの時代を生き残るための智慧を孔明の故事、名言を中心に、他の英雄たちの故事、名言とあわせて『演義』のほか『正史』中にも探り、いまならではの解釈を読者に伝える異色の一冊。新解釈で送る令和版三国志に乞うご期待! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • スマートな悪 技術と暴力について
    4.0
    いま、あなたの周りには、いったいいくつのスマートデバイスが存在するだろうか。もしかしたら、あなたのポケットにはスマートフォンが入っているかも知れない。あるいはあなたの腕にはスマートウォッチが巻かれているかも知れない。スマートスピーカーで音楽を聴き、スマートペンでメモを取っているかもしれない。スマートグラスをかけているあなたの家を、スマートロックが守っているかも知れない。そんなあなたはスマートシティに住んでいるかも知れない。  私たちの日常には多くのスマートなものが浸食している。私たちの生活はだんだんと、しかし確実に、全体としてスマート化し始めている。しかし、それはそうであるべきなのだろうか。そのように考えているとき、問われているのは倫理である。本書は、こうしたスマートさの倫理的な含意を考察するものである。 (中略)  もちろん、社会がスマート化することによって私たちの生活が便利になるのは事実だろう。それによって、これまで放置されてきた社会課題が解決され、人々の豊かな暮らしが実現されるのなら、それは歓迎されるべきことだ。まずこの点を強調しておこう。しかし、このようにスマートさに内在的な倫理的価値を認めることは、いささか性急であるようにも思える。なぜならそのとき、スマートさがもたらしうるネガティブな側面が覆い隠されてしまうからである。  ……スマートさがそれ自体で望ましいものであるとは限らないのではないか。むしろ、スマートさによってもたらされる不都合な事態、回避されるべき事態、一言で表現するなら、「悪」もまた存在しうるのではないか。そうした悪を覆い隠し、社会全体をスマート化することは、実際にはとても危険なことなのではないか。超スマート社会は本当に人間にとって望ましい世界なのか。その世界は、本当に、人間に対して牙を剥かないのだろうか。  そうした、スマートさが抱えうるネガティブな側面について、つまり「スマートな悪」について分析することが、本書のテーマだ。 (中略) ……本書は一つの「技術の哲学」として議論されることになる。技術の哲学は二〇世紀の半ばから論じられるようになった現代思想の一つの潮流である。本書は、マルティン・ハイデガー、ハンナ・アーレント、ギュンター・アンダース、イヴァン・イリイチなどの思想を手がかりにしながらも、これまで主題的に論じられてこなかった「スマートさ」という概念にこれらを応用することで、日本における技術の哲学の議論に新しい論点を導入したいと考えている。(「はじめに」より)
  • 恋する平安京 コミック&小説を楽しむビジュアルガイド
    -
    1巻1,463円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈巻頭カラー〉  京都市 VS 大内裏 MAP  平安京の内裏 鳥観図  平安京オールスター1 後宮に暮らす貴族女性の世界  平安京オールスター2 官庁で競う貴族男性の世界            「あさきゆめみし」にみる 女性の装束と襲色目      「あさきゆめみし」にみる 和歌に詠まれた日本の草花    「陰陽師」にみる 平安京に響く楽の調べ         「あさきゆめみし」「陰陽師」にみる 男性の美=舞の姿  〈なるほど平安京1〉  平安女性の正装 裳唐衣(十二単)解剖!  長髪は女の命 平安女性〈髪〉スタイル集  恋歌で知る 平安 恋の作法             宮中の四季を彩るイベントカレンダー(旧暦)   今昔観光案内1 平安京の風水と四神相応            第1章 平安京の光 恋する都  現代人も胸焦がす! 平安ラブストーリー  紫式部・和泉式部・藤原薬子・藤原高子・式子内親王・待賢門院(藤原璋子)  ・常盤御前・在原業平・藤原頼長・西行(佐藤義清)    本郷先生の解説1                    〈なるほど平安京2〉  日記文学にみる 恋歌の世界              平安中期(10世紀頃)の官位相当制        「平安スター」6人の官位レース  今昔観光案内2 王城守護の神社と寺院                           第2章 平安京の闇 怨霊の都   除霊で解決!? 平安京あやしい事件簿  系図1 平安初期&末期の天皇家  桓武天皇・早良親王・安倍晴明・菅原道真・平将門・崇徳上皇・安徳天皇                          本郷先生の解説2                  〈なるほど平安京3〉  娘たちが支えた藤原家の繁栄           系図2 藤原北家から見た天皇家の系譜    年表 平安時代の光と闇             終章 その伝承 コミック&小説ガイド   『あさきゆめみし』大和和紀            『陰陽師』岡野玲子/夢枕獏・原作         『応天の門』灰原薬                 『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』松崎夏未/阿部智里・原作  おすすめコミック 16作品                   おすすめ小説 26作品                      ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 劇場版 きのう何食べた? オフィシャルブック
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 独占取材したインタビュー満載 映画の制作秘話がたっぷり読めるオフィシャルブックが完成! [独占対談] 西島秀俊 × 内野聖陽 [独占対談] よしながふみ × 磯村勇斗 [インタビュー] 田中美佐子 [インタビュー] 梶 芽衣子 さらには、 [スペシャル企画]として、 ジルベールがはじめての袋とじに挑戦! ~大ちゃん待ち顔~を披露しています。 (デジタル版は「袋とじ」ではありませんのでご注意ください) [コラム]も充実。 映画に登場する「シロさんの料理」や、 シロさんとケンジがはじめて旅した「京都ロケ地ガイド」、 撮影現場の雰囲気がわかるオフショットなど。 さまざまな角度から作品を楽しめるような企画を詰め込んだ一冊です。 ※電子版では紙の書籍と内容が一部異なるページがあります。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ~
    4.0
    1~2巻1,463円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2007年より『モーニング』(講談社)にて連載されている、よしながふみの人気漫画『きのう何食べた?』が、西島秀俊・内野聖陽のダブル主演で待望のドラマ化。オフィシャルブックとして、ドラマガイドはもちろん、劇中に登場する料理レシピを収録した一冊を発売する。   几帳面で倹約家の弁護士・筧史朗(シロさん)と、明るい性格で人当たりのよい美容師・矢吹賢二(ケンジ)。恋人同士の二人が2LDKのアパートで暮らす日常が描かれる。一ヵ月の食費を(二人で)25000円以内と決め、特売の食材などで安く、でも美味しい料理を作り上げるシロさん。彼の料理があり食卓を囲むからこそ、会話がはずみ愛情も深まる。 本書では、ドラマに登場した料理レシピを原作漫画のエピソードとともに紹介。どこの家庭にもあるような調味料や食材を使って、時間をかけず手軽に食卓を充実させてくれるレシピが満載。恋人が、そして家族が、笑顔で食べてくれる姿を想像しながら腕を振るいたい。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • お金に愛される 真・投資術
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現在はドバイ在住で、異色の投資家兼個人事業主である与沢翼が、 自ら実践して成功してきた投資のノウハウの全てを初公開!! 「投資といっても何をすればいいの?」 「投資を始めるのは自分の年齢ではもう遅いのでは?」 「会社員を続けたくないけど投資の勉強をする時間はない!」 「投資はリスクがあるからやっぱり怖い」「自分には投資は無縁」 「株を買った後はどうしたらいい?」など、 投資に関する迷える悩みを、 純資産約80億円(時価)かつ不労所得2億円の著者が、 マンガと文章でわかりやすく伝授します。 「現代を生きる人間にとって投資は 『呼吸をする』のと同じようになっていく」 と言い切る著者がサラリーマンの方々にこそ始めてほしい という投資は、ズバリ王道の「株」! 株の中でも「日本株」を強く勧める理由が、 本書を読めばよく分かります。 「何もしない(投資をしない)人にとっては  損失が大きすぎる時代(第2章)」 「個別銘柄こそ、もっとも自身が成長できる投資方法(第3章)」 「人間の視野と世界観を拡張するもの、それが投資である(帯)」 「お金」は、あなたがお金に対して 真剣であるほどに愛情を返してきてくれる。 お金のことを真剣に考えることは、 自分の人生を真剣に考えることと同義である、と著者は言います。 あなたの人生に本気であれ! 〇目次 第1章/CHAPTER1 危機感を最大化し、理想の未来を明確にする 第2章/CHAPTER2 断捨離して時間を捻出し、投資環境を整える 第3章/CHAPTER3 株という種を蒔けば3週間でも未来は動く 第4章/CHAPTER4 追加の仕込みで将来の資産は大幅に増加する 第5章/CHAPTER5 ブログやSNSの攻略が資産増の速さを決める
  • いい人で終わらせない 惚れさせるテンプレ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この数か月で脅威のチャンネル登録者数を誇るyoutube恋愛チャンネル「津崎まみチャンネル」の主宰者である津崎まみ。動画によっては100万回の再生を超えるものもある。 恋愛アドバイザーとして多くの男性(30~50代)から悩みを聞き、そこで集められた声をまとめて創案した「絶対女性とつきあえるための、惚れさせるテンプレート」を本舗初公開。いつもいい人で終わってしまうな男性の多くはそもそもポテンシャルを持っているのにもかかわらず、女性との接し方を知らないばかりに恋愛に臆病になりすぎていると痛感。多数男性の恋愛成功体験についての会話の中からいい人男子は5タイプに分かれ、女性と恋愛が成就するまでのテンプレートをタイプ別に創案した。 ●いい人男子を5つのタイプに分けて、付き合うまでのテンプレートを公開 ●職場やマッチングアプリ、夜の商売などで出会った女性の口説き方指南 ●「自己分析」⇒「行動指南」⇒「攻略法」と分かりやすく伝授
  • ふたりソロキャンプ公式はじめてキャンプ まったく新しい“3ステップ理論”であなたもキャンプデビュー!
    4.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ソロキャンブームを爆発させた、累計120万部突破の大人気コミック『ふたりソロキャンプ』の作家・出端祐大先生が教えてくれる、経験値ゼロからのキャンプ・ガイド。「キャンプって何すんの?」「どこでやるの?」「なにが要るの?」などなど、カタログやサイトガイドからではわからない、超基本事項から始めて、焚き火、キャンプめしなど、欠かすことができない大テーマまでカバーした、超入門編です。カネはかけなくてもキャンプはできる! 即戦力の一冊! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 幸せ最高ありがとうマジで!
    4.2
    1巻1,463円 (税込)
    第53回・岸田國士戯曲賞受賞作! 気鋭・本谷有希子のパルコ劇場デビュー作! ある日突然やってきた得たいの知れない女によって抉れ出されるある一家の“不幸”。それはまるで、テロだった。
  • 文芸ピープル 「好き」を仕事にする人々
    3.0
    著名な賞の受賞、ベストセラー……、日本の現代文学が、いま英語圏で注目されているのはなぜか? アメリカ、イギリスの翻訳家、編集者、フェス運営者、装幀のデザイナー、書店など、 本作り&文芸に関わる人々=文芸ピープルを取材し、その声と仕事を伝えるルポ・エッセイ! 日本文学が、ここ数年、次々に英訳され、読者を獲得し、そこからまた世界に広く紹介されている。村田沙耶香『コンビニ人間』などベストセラーも生まれ、昨年は柳美里『JR上野駅公園口』が全米図書賞を受賞するなど、読者が広がり、高い評価を受けている。注目されるのは、若い翻訳家や編集者による紹介、独立系の出版社からの刊行、という新しい動きだ。 いま何が起きているのか? 作品はどのように発見され、翻訳出版されているのか? なぜ女性作家が注目されているのか? 「日本」はいまどのように受け取られているのか? 〈目次〉 1章 新世代の翻訳家たちに聞く 2章 新しい「日本文学」を編む編集者たち1――『コンビニ人間』が英語圏の読者に届くまで 3章 新しい「日本文学」を編む編集者たち2――日本語の原体験と編集の仕事 終章 変化の年
  • 日本近代文学の起源 原本
    3.8
    「歴史主義的普遍性」の基盤を大胆に覆す鋭い知性。 新たな思考の視座を極めて丹念に布置・構築して行く、最も現代的な「知の震源」柄谷行人の、鮮やかにして果敢な挑戦。 名著『マルクスその可能性の中心』につづく柄谷思想の原点となる歴史的快著。
  • 意味という病
    4.0
    日本のシェークスピア論のパラダイムを批判し、明晰な論理と思考の下に、新しい「マクベス」像を描く、柄谷行人の初期秀抜エッセイ「マクベス論」をはじめ、秀作『マルクスその可能性の中心』につながる、その明視力の圧倒的展開を収録。
  • 花に舞う・日本遊民伝 深沢七郎音楽小説選
    4.0
    時を越え人々の日常に寄りそうもの──。 「音」に着目し選びぬいた作品九篇。 演奏家でもあった著者の音楽を扱った小説集。「南京小僧」「浪曲風ポルカ」など気高い小品や「日本遊民伝」といった骨太作品も収録。 日劇ミュージックホールでの演奏など、ギタリストとしても活動した深沢七郎。エルビス・プレスリーを愛し、ジミ・ヘンドリクスを好んで聴いた彼の小説は音楽的と評されることも多い。その中から、俗謡、洋楽曲、楽団員といった、音楽を扱った作品を精選。著者の眼差しが見えてくる一冊。
  • 甲州子守唄
    3.8
    「笛吹川」の現代版 庶民の無常の世界を独特の語りで描いた世捨て人の文学 明治末から大正、昭和と三代にわたる日本近代の歩みが、笛吹川のそばに住む貧しいオカア一家を舞台に展開する一大ロマン。生糸の暴落と農村の貧窮、明治天皇の崩御、関東大震災、戦争と出征、空襲と食糧難、敗戦とヤミ商売――その間には息子・徳次郎の二十年近くのアメリカへの出稼ぎがあり、薄情者となって帰国した息子とその一家をオカアの眼差しから描く。土俗的な語りによる時代批判。
  • 転々私小説論
    -
    仏文学が専門の学者・評論家であり、遊びや風俗から日本文化を独自に見つめていた多田道太郎は、私小説をこよなく愛していた。孤高の域にある、その語り口は軽妙かつ深遠で、「葛西善蔵の妄想」「諧謔の宇野浩二」「飄逸の井伏鱒二」「飄飄太宰治」と題された圧巻の文学評論4篇で、新たな視点から日本の私小説の真髄に迫る。
  • 笛吹川
    4.0
    生まれては殺される、その無慈悲な反復。 甲州武田家の盛衰と、農民一家の酸鼻な運命。 信玄の誕生から勝頼の死まで、武田家の盛衰とともに生きた、笛吹川沿いの農民一家六代にわたる物語。生まれては殺される、その無慈悲な反復を、説話と土俗的語りで鮮烈なイメージに昇華した文学史上の問題作。平野謙との<「笛吹川」論争>で、花田清輝をして「近代芸術を止揚する方法」と言わしめ、また後年、開高健をして「私のなかにある古い日本の血に点火しながらこの作品は現代そのもの」とも言わしめる。 町田康 一般の調節された言葉は、一族の多くの者がそのために殺害されたのにもかかわらず、それを、先祖代々お屋形様のおかげになって、と言い換えることができる。しかし、この小説の言葉は、そう言い換えてしまう人間の哀しみを描きつつ、それすらも無言の側に押し流してしまう。そして、その圧倒的で、どうしようもない事態は、始まりと終わりを持たず循環する。――<「解説」より>
  • 金色の死
    3.5
    潜在的な<妻殺し>を断罪 江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」に影響を与えたとされる怪奇的幻想小説「金色の死」、私立探偵を名乗る見知らぬ男に突然呼びとめられ、妻の死の顛末を問われ、たたみ掛ける様にその死を糾弾する探偵と、追い込まれる主人公の恐怖の心理を絶妙に描いて、日本の探偵小説の濫觴といわれた「途上」、ほかに「人面疽」「小さな王国」「母を恋ふる記」「青い花」など谷崎の多彩な個性が発揮される大正期の作品群7篇。 清水良典 『小さな王国』のような政治小説も、探偵小説も、怪奇幻想小説も、足フェチ小説も、母恋い小説も、みんな谷崎文学という偉大な大樹の、大正期の枝に生った果実である。昭和に入って谷崎文学は急速に日本の伝統に近づき、大家として飛躍的な成長を遂げた。(中略)谷崎の大正期は、決して失われた時代ではない。むしろ作家谷崎が、全力を傾けて拡大と成長に努めた時代だったのであり、その土台が彼を「大谷崎」へと押し上げたのである。――<「解説」より>
  • 女ともだち
    -
    二十歳前後の3人の女性たちが織りなす日常の風景――大学夜間部に通う主人公と、二人の女ともだち。私は、10代で書いた小説で賞を受け、嘘のような生活をしていたが、そこに高校の後輩・隆子が転がりこむ。若い女性たちの生々とした光と影を見事に描ききり、「海を感じる時」で衝撃的なデビューを飾った著者の豊かな感性が弾けた中篇小説。短篇「アジアンタム」も収録。
  • アウア・エイジ(our age)
    3.8
    1巻1,463円 (税込)
    第163回芥川賞候補作。 一緒に、塔を探しに行かないか?  生き迷う男。謎を残して死んだ女。…大学教師の私に届いた、学生時代にバイトをしていた映画館からの招待状。映写室の壁に貼られたままの写真に、20年前の記憶がよみがえる。
  • 天国が降ってくる
    4.6
    主人公・葦原真理男は、九州の没落した旧家の末裔。新聞社に勤める父親の転勤によりロシアに暮すが、高校受験のために単身で帰国。父の友人の若い大学助教授・中之島妙子の家に寄寓し、異国からの転校生として特異な日常が始まる。高速回転する真理男の精神は、やがて晩年の感覚を所有し、自己昇華をめざす。パロディを駆使し、自意識を追究した、島田文学の初期集大成。
  • 幼年 その他
    -
    「幼年」は、堀辰雄の『幼年時代』の影響の下に描かれ、福永武彦の「幼くして失った母」という原風景である。そして「母」は、はかなく淡い観念として、この作家に、美しくも深く悲しい旋律を奏でる。意識と無意識、現実と夢の境を行きつ戻りつ、ロマネスクな二重奏組曲。福永文学の輝ける魅力をたたえた、詩情豊かな10編の作品集。
  • 幕が下りてから
    -
    「悪い仲間」「陰気な愉しみ」で芥川賞を受賞、「海辺の光景」で野間文芸賞、芸術選奨両賞を受賞した著者が、新たに挑戦した長篇秀作。敗戦による価値の混乱と青春の惑乱を共にした、一主人公の「やましさ」の根源を、底深く洗いただし、極めてモラリッシュな文学世界を創造した長篇。毎日出版文化賞受賞作品。
  • 愛国者たち
    -
    異能の私小説家の知られざる名作――昭和24年、日本訪問中のロシア皇太子ニコラスへの暗殺未遂事件=大津事件に関わった愛国者たち……。津田三蔵、畠山勇子、明治天皇、児島惟謙らを軸に、歴史の変動の渦中にあつ人間を見つめた表題作、ほか7篇。戦後日本の転換点に直面した異能の私小説作家が、自己の文学的葛藤と追究の痕跡を刻印した、独自の私小説風世界の魅力が横溢する作品集。平林たい子文学賞受賞作品。 ※本書は、『愛国者たち』(1973年11月、講談社刊)を底本としました。
  • 祭りの場・ギヤマン ビードロ
    4.1
    如何なれば膝ありてわれを接(うけ)しや──。長崎での原爆被爆の切実な体験を、叫ばず歌わず、強く抑制された内奥の祈りとして語り、痛切な衝撃と深甚な感銘をもたらす、林京子の代表的作品。群像新人賞・芥川賞受賞の「祭りの場」、「空罐」を冒頭に置く連作「ギヤマン ビードロ」を併録。
  • 希望
    -
    1945年8月9日、長崎に投下された原爆によって、絶望が始まった。しかし、長い時間の末に、被爆者たちにも、一筋の光が見えた。もう悲劇を繰り返さないように。祈りの短篇集。 ――8月9日、長崎で被爆した人たちの苦悩が始まった。生と死の狭間を体験し、未来への絶望との闘いの日々に、彼らは、時の流れで癒されていったのであろうか。自らの足跡を確かめ、振りかえり見つめ続けた著者が、いつかその運命を希望へと繋げていく……。3月11日を経験した、すべての日本の人々に捧げる、林京子の願いと祈りを込めた、短篇集。 ※本書は、『谷間』(講談社刊 1988年1月)『希望』(講談社刊 2005年3月)を底本としました。
  • 珍饌会 露伴の食
    -
    博覧強記の文豪が描く、奇奇妙妙の「食」尽くし。露伴とその周辺の好事家たちをモデルに描く抱腹絶倒の戯曲「珍饌会」、河豚を愛した文人たちの漢詩を読み解く「桃花と河豚」、故事来歴から料理法まで網羅した「鱸」など随筆六篇を収録。稀代の碩学・露伴の「食」をめぐる蘊蓄と諧謔を味わう名篇集。南條竹則・編。
  • 七十句/八十八句
    -
    〈ばさばさと股間につかふ扇かな〉――墓石にこの句を刻み、墓碑銘を俳号である「玩亭墓」とのみ記した小説家は、こよなく句作を愛した。人情の機微を卓抜にすくい取る句を選りすぐり、古希と米寿を記念して編まれた句集2冊に、岡野弘彦、長谷川櫂と巻いた未発表の歌仙を併録。生前の姿が浮かび上がる、知と情とユーモア溢れる句の世界。
  • 鮎・母の日・妻 丹羽文雄短篇集
    -
    幼くして生母と離別し、母への思慕と追憶は、作家・丹羽文雄の原点ともなった。処女作「秋」から出世作「鮎」、後年の「妻」に至る、丹羽文学の核となる作品群。時に肉親の熱いまなざしで、時に非情な冷徹さで眺める作家の<眼>は、人間の煩悩を鮮烈に浮かび上がらせる。執拗に描かれる生母への愛憎、老残の母への醜悪感……。思慕と愛憎と非情な<眼>による、「贅肉」「母の日」「うなずく」「悔いの色」ほか10篇。
  • うるわしきあさも 阪田寛夫短篇集
    5.0
    「サッちゃん」「ねこふんじゃった」などで、世代を超えて愛される童謡詩人・阪田寛夫は、また、片隅のささやかな人生をあえかな情感と上質のユーモアで描く稀有なる小説家でもあった。脳溢血で倒れた作曲家の叔父の滅びゆく肉体を凝視しつつ、その内で鳴り続ける最後の音楽を哀惜こめて書き留めた表題作、ほか9篇。初期作「平城山」から遺稿「鬱の髄から天井のぞく」まで、「含羞の詩人」の知られざるペーソス溢れる、デビュー作から遺稿まで50年に亘る名品を精選。
  • 墓碑銘
    3.0
    アメリカ人の父親と日本人の母親の許に生まれた、トーマス・アンダーソンこと浜仲富夫。日米開戦を機に、日本人として生きることを強いられる。坊主頭で国民服を着て、剣道を習い、国策映画では悪役アメリカ人を演ずる。そして入営。青い眼の初年兵は、異父妹への想いを支えに、軍隊生活のつらさに耐える。だが、山西省から米兵と対峙するレイテ島に転進。極限状況の中でアイデンティティを問う、戦争文学の白眉。異色の戦争文学……日米混血の日本兵、その壮絶な自己喪失の過程を描く。
  • 時の潮
    3.0
    今日、昭和が終った。天皇崩御のニュースをきいて、近くの御用邸に記帳に出かけた。昭和に生まれた私は、私の時代が終わってしまったような気がした。元新聞記者の私は、10歳年下の共同生活者・真子と葉山に暮らし、四季を楽しんでいる。しかし、さまざまに形をかえて潮だまりが出現するように、二人の間にわだかまりがないわけではない。戦時下に生まれ、戦後を生きる男と女を静かに描く、野間文芸賞受賞作。
  • 恋と日本文学と本居宣長・女の救はれ
    4.0
    『忠臣藏とは何か』『日本文学史早わかり』と並ぶ、丸谷才一の古典評論三部作。中国文学から振り返って、『源氏物語』『新古今和歌集』という日本の文学作品を検証した孤立無援の本居宣長の思考を蘇らせ、さらにはその視点で近代日本文学をも明確に論じる。女系家族的な考えから日本文学を俯瞰した「女の救はれ」を併録した『恋と女の日本文学』を発表時の題に戻し刊行。
  • 単線の駅
    3.0
    昭和50年、野間文芸賞を受賞した回想記『あの日この日』に収めることのできなかった、とっておきのエピソードをまとめた「こぼれ話」を中心に、小田原・下曾我の自宅周辺の草木の観察から、公害問題や文明観への言及、また、尾崎士郎、檀一雄、浅見淵、大岡昇平、木山捷平ら文学者の思い出など、随筆57篇を収録。身近な自然を愛し、老いの日々を淡々と生きる著者晩年の、深い人生観照にもとづく滋味深い一冊。
  • 生家へ
    4.0
    生まれ育った生家へ、子どもの頃のままで帰りたい――戦時中、家の下に穴を掘り続けた退役軍人の父が、その後も無器用に居据っていたあの生家へ。世間になじめず、生きていることさえ恥ずかしく思う屈託した男が、生家に呪縛されながら、居場所を求めて放浪した青春の日々を、シュールレアリスム的な夢のイメージを交えながら回想する、連作11篇。虚実織り交ぜた独自の語りで、心弱き庶民の心情に迫った、戦後最後の無頼派の名作
  • 逃げろ、手志朗
    -
    幕末、京の街を守護する会津藩士・古畑手志朗は、父親を何者かに惨殺された。呆然とする手志朗に、会津藩の仲間たちは仇討ちのため新撰組に加盟するよう勧める。そこは、野獣のごとき猛者どもが血の雨を降らせる、とんでもないブラックな集団だった。道場の稽古で叩きのめされ、夜の飲み会は慣れぬ花街。ひとを斬ったこともないのに市中巡邏で浪人と対決。泣きそうになりながら走り回る手志朗の前に、ひとりの少女があらわれた……
  • 東京パパ友ラブストーリー
    3.5
    1巻1,463円 (税込)
    パパ友どうしの恋。きみとなら、地獄も怖くなかった。有田豪と鐘山明人は、同じ保育員に子どもを預けている。互いに顔見知り程度だったが、ある日、明人はLINEで豪を飲みに誘う。「お互いイクメンとして妻の悪口を言い合おうよと」。その晩、ゲイ不倫という地獄の釜の蓋が開いたのだったーー。ミソジニー、嫉妬、仕事ができない焦り、不公平感……ゴーギャンになりきれなかった男たちの思いが炸裂し、疾走する!
  • 日本の文学論
    -
    歌論、俳論というのは、日本の古典文学論ではあるが、それは古今集や新古今集の序文に見られ、また歌合の判詞などにも納得の行く形で表現されている。歌の心と詞、日本的美意識については、西洋の論理ですべて割り切れるものではない。明晰を越えた直観、それを著者は新たな批評の言葉として提起している。従来の日本語の批評言語を読み直すことで、日本文学の豊かさを示唆する画期的文学論。
  • <海賊>の大英帝国 掠奪と交易の四百年史
    値引きあり
    5.0
    イギリスは貿易と戦争、そして「掠奪」で世界の海を制したのだった! 最強の海洋帝国と荒くれ者たちが動かした歴史を描く驚異的論考! 注目の若手研究者が、大きな歴史のうねりと、海の男たちの苦闘とを多層的に、鮮やかに描き出す。大海原の波濤の向こうに、誰も知らない世界史があった!
  • 玉瀬家、休業中。
    3.5
    1巻1,463円 (税込)
    澪子は41歳、バツイチ。"人並み"の幸せを夢見ていただけなのに、もろく崩れる。家財道具は旦那に持っていかれ、お金もない。そんな中、姉の香波が金の無心にやってくる。香波は澪子の状況を知り、久しぶりに実家で暮らすことを提案する。そして10年ぶりに母親が一人で住む家に戻ったのはいいのだが、娘たちの出戻りを笑い飛ばす始末。がさつな母に傷つく澪子。そしてある日、家で怪しい人影を発見するのだが?!
  • 天帝のみはるかす桜火
    4.0
    古野まほろと峰葉実香が初めてふたりで話したのは、とある夕暮れの教室だった。吹奏楽部員のトランペットが盗まれたと、頼りない同級生に相談する実香。すると彼は、容疑者が誰かをまだ聞かされないうちに、手紙を一通手渡す。犯人がここに書いてある、といいながら。 天帝世界の住人たちが出会う「天帝ゼロ」と、彼らの今を記す「天帝最新」の物語。
  • キリスト教史
    値引きあり
    5.0
    イエスの十字架後、ペテロ、パウロらの原始教団はいかにして発展していったのか。中世の十字軍・異端審問とは何だったのか? 宗教改革、カトリック教会の対抗改革の本質は何か? キリスト教は啓蒙主義といかに向かい合ったのか? 国家とキリスト教の関係は? 日本のキリスト教を、キリスト教史の枠組みのなかで捉え直しつつ、教会制度、神学思想、宣教などの変遷を、古代から現代まで描ききった決定版。(解説・佐藤優)
  • 橇・豚群
    -
    昭和初期に隆盛したプロレタリア文学運動の潮流の中で、写実的な文章と複眼的想像力による傑作短篇を立て続けに発表して一躍脚光を浴びながらも、肺病による喀血から郷里・小豆島での療養生活を余儀なくされた黒島伝治。官憲の横暴に対する農民の知恵がドラマを生む「豚群」、戦争の悲惨さと裏腹の滑稽な現実を鮮やかに描いた「橇」、「渦巻ける烏の群」など時代を超えた輝きを放つ代表作集。
  • 囚われの盤
    4.0
    1巻1,463円 (税込)
    魯国出身の公輸盤は、君主に忠実に使える父のもと裕福な家庭で過ごした。彼には、密かに心を寄せる人物ーイチーがいた。だがイチは、その類い希なる才能を盤の父に見いだされ、ついに父の妻の一人となってしまう。これ以上は一緒に生きていけないということが分かり、絶望の淵立たされていた時に、盤はイチに呼び出される。そこで見せられたのは、生きているのかと見まごうほど精巧につくられた喜鵲の木製工作だった。その作品の素晴らしさに目を奪われていたのも束の間、盤の家がある方で大きな騒動が起きていることに気付く。イチも連れて逃げようとした盤だが、イチは忽然ときえていた。そしてこの日を境に、二人の人生は大きく枝分かれしていく。
  • 星砂物語
    3.8
    1945年、1958年、2011年の3つの物語をつなぐ、沖縄の小島で起きたある出来事。ありがちな甘い人間ドラマとも読めるパート1から、ものの見事に跳躍する物語の力と予想外の結末! あの日あの島の洞窟で本当は何が起きたのか? 13年後に発見された3体の遺骨はいったい誰のものなのか? そして、受け継がれる命脈ともいえる存在が目の前に現れる・・・。過去と現在をつなぐ戦後70年に登場した戦争小説の傑作!
  • 再起動
    3.8
    「僕」は親友と教団を作ることにした。その名も「リブート(再起動)教」。人格をPCのソフトウェアに見立て、「修行を積めば、不要な機能をオフにして再起動できる」そんな教義だった……。どこか怖ろしくも切ない、一気読みの中編「再起動」。他に自作の相撲ゲームを究めようとする男と架空の力士「高田山」を通して「神」を描くユーモラスな短編「高田山は、勝った」を収録。
  • 我が愛する詩人の伝記
    5.0
    「各詩人の人がらから潜って往って、詩を解くより外に私に方針はなかった。私はそのようにして書き、これに間違いないことを知った」。藤村、光太郎、暮鳥、白秋、朔太郎から釈迢空、千家元麿、百田宗治、堀辰雄、津村信夫、立原道造まで。親交のあった十一名の詩人の生身の姿と、その言葉に託した詩魂を優しく照射し、いまなお深く胸を打つ、毎日出版文化賞受賞の名作。
  • 杜甫全詩訳注(一)
    値引きあり
    -
    1~4巻1,463~3,190円 (税込)
    中国盛唐期を生きた杜甫。「詩聖」と仰がれ、「詩仙」李白とともに中国文学史上最高と称される詩人は、中国のみならず日本や周辺諸国の文化に大きな影響を与え続けている。日本を代表する漢文学研究者による、最新の研究成果をふまえた平易な現代語訳に語釈を添える完全書き下ろし杜甫詩全訳注。本巻は、杜甫の青年期から安史の乱にかけての作品を収録。
  • 星に願いを
    -
    ブルームーン(六月十五日)。妻は庭のブルームーンの咲いたのを三つ切って来て、書斎のサイドテーブルに活ける。――山の上の家で、たんたんとした穏やかな日常。子供も成長し、二人きりの老夫婦に、時はゆったりと流れてゆく。晩年の庄野作品の豊かさと温もりを味わえる上質の文学。
  • 思い出す事など 私の個人主義 硝子戸の中
    4.0
    三十七歳から初小説『吾輩は猫である』を執筆、以降、満四十九歳で逝去するまでのわずか十余年間に、日本近代文学の礎となる数多の傑作を著した漱石夏目金之助。「修善寺の大患」で垣間見た「死」の後に綴った二随筆は、小説やいわゆる身辺雑記とは別種の妙味を持ち、漱石文学のひとつの極点として異彩を放ち続けている。同時期の著名な演説一篇を併録した、散文芸術の真髄。
  • 内部の人間の犯罪 秋山駿評論集
    -
    「犯罪」とは――。都市の空虚なビル、そのコンクリートの壁の上に、簡単な1本の線で描かれる「人間」の形である。少年による「理由なき殺人」の嚆矢、小松川女高生殺人事件。犯人の少年の獄中書簡に強く心を衝たれた著者は、動機の周りを低回する世間の言説に抗し、爆発的な自己表現を求めた内部の「私」の犯罪であるとする文学の言葉を屹立させた。他、永山則夫、金嬉老など、犯罪を論じた評論17篇を精選。
  • 旅立ちの季節
    3.5
    自分らしく生き、死ぬというのは、どういうこと? 64歳、元海上保安庁の「海の男」、やもめ暮らし。主人公・楠木が考えた、終活=人生の自分らしい終え方の準備とは。北海道・小樽とフィンランドのオーロラ観測施設の雄大な風景を舞台に、元芥川賞候補のスイス人作家が描く感動作。
  • さして重要でない一日
    4.5
    未知の空間、会社という迷路を彷徨う主人公。トラブル、時間、おしゃべり、女の子、コピー機。著者独特の上品なユーモアの漂う、なにか、もの哀しくも爽やかな空気の残像。会社員の日常を鮮やかに切り取った、野間文芸新人賞受賞作。サラリーマンの恋と噂と人間関係、奇妙で虚しくて、それでも魅力的な「星の見えない夜」も所収。

最近チェックした作品からのおすすめ