講談社の検索結果

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  • 瘡瘢旅行
    小説・文芸
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    何故その私小説家のみ尊しであるのかと云う質問を、誰かから気まぐれに投げつけられたとしても、彼には、「知るか」と答えるより他はない。(中略)当事者が本気で行ない、身銭を切り、人生を棒に振るつもりでやっているのならば、たとえそんな理由なぞ皆目分からなくとも、自身では一向にかまわぬことである。――<本文より>
  • 獄中十八年
    ビジネス・実用
    -
    1巻1,562円 (税込)
    敗戦直後の、あらゆる価値が崩壊したかに見えた世相にあって、徳田球一と志賀義雄の「獄中十八年、非転向」がどれほど眩しく見えたか。それは多くの若者や文学者が続々と入党したことからも明らかです。共産主義者としての来し方を述べた本書は、親しみやすい語り口もあってベストセラーとなりました。多分に政治的文書であると同時に、ある時代の息吹を伝えるすぐれた文学的回想として文芸文庫に収録するゆえんです。
  • 鉄塔おじさん
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    神崎あたりは田舎の役場の生活相談課でクレーム対応をしている。あたりを目の敵にする教育係の杉田さんからは、毎日暴言を吐かれる。あたりに好意を寄せる同じ職場の三浦からのアプローチを受け、付き合うことになりそうだった矢先、食堂で話す二人の姿を見つけた杉田から、信じられない告白をうける。あたりは混乱し、休職願いを出す。そしてあたりが逃げ込んだ先は、町の人々から疎まれているある人物の家だった。
  • シェイクスピアの面白さ
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    木下順二、丸谷才一らが師事した英文学者にして名翻訳家として知られる著者が、シェイクスピアの芝居としての魅力を縦横に書き尽くした名エッセイ。人間心理の裏の裏まで読み切り、青天井の劇場の特徴を生かした作劇、イギリス・ルネサンスを花開かせた稀代の女王エリザベス一世の生い立ちと世相から、シェイクスピアの謎に満ちた生涯が浮かび上がる。毎日出版文化賞受賞。
  • 建築探偵桜井京介 館を行く
    小説・文芸
    3.2
    1巻1,562円 (税込)
    建築探偵の名の通り、桜井京介が建築探訪!著者初めてのエッセイは、建築探訪記。安藤忠雄の現代建築からフランク・ロイド・ライトまで、建徳探偵シリーズの主人公・桜井京介と著者が訪ねて語り合う。
  • 光二郎分解日記 西郷さんの犬
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,562円 (税込)
    西郷さんの銅像から、愛犬ツンが盗まれた!?手がかりは残された尻尾と、高級ホテルの石鹸。愉快犯か、それとも政治的意図が……?前代未聞の盗難事件に、再び"ふたりで一人の迷探偵"が大活躍!分解の天才光二郎(75)×浪人生かける(20)+元警察犬ジュン(10)が巻き起こす、やきもき、ドキドキ、ハートフルミステリー!「猫弁」の著者が贈る新シリーズ待望の第2弾。
  • おともだち できた?
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    少女が引っ越してきたのは、縁もゆかりもない見知らぬ街。お母さんは少女に言います。「おともだち さがしてらっしゃい」お父さんも少女に言います。「だれかと あそんだかい」近所のおばさんも少女に言います。「おともだち できた?」少女は答えます。「うん できたよ」その瞬間、世界は反転する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 三木清教養論集
    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    「教養といわれるのは単に専門的乃至職業的知識のことでなく、人間が真に人間らしくなるために必要な知識のことである。」ファシズムが台頭する昭和初期の日本社会で、のびやかに思考し時代と共に息づく教養の重要性を説いた孤高の哲学者、三木清。読書論・教養論・知性論の三部構成で、その思想の真髄に迫る。
  • 明日なき身
    小説・文芸
    4.5
    1巻1,562円 (税込)
    離婚を繰り返し、生活に困窮して生活保護と年金で生きる老人の日常の壮絶。高齢化社会を迎えた今、貧困のなかで私小説作家は、いかに生きるべきか……。下流老人の世界を赤裸々に描きつつも、不思議に悲愴感はない。自分勝手なダンディズムを貫き哀感とユーモアを滲ませる、二十一世紀の老人文学。
  • 天空の詩人 李白
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    絶筆となった評論エッセイ「天空の詩人 李白」と、作家として忙しい日々を過ごしていた頃のほぼ未発表の詩集「澄懐集」を合わせ、漢詩という切り口で作家・陳舜臣を再発見できる一冊です。
  • 神様ドライブ
    小説・文芸
    4.1
    1巻1,562円 (税込)
    就職活動がうまくいかない休学中の大学生・みつるは、亡き父親そっくりの男・紡に声をかけられ、全国の神社を巡る旅に出る。途中で出逢った看護師ほのかも加わり、旅はいよいよ賑やかに。旅を続けるうち、紡が神社を巡るとした驚くべき理由を聞かされる。神社は全国に8万以上あり、コンビニより多い。全国の神社は何のために、どんな神を祀っているのか? お参りの仕方から鳥居の由来まで、神社のことが好きになります。
  • あの頃トン子と
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    東北地方の農村で養豚業を営む洋一、39歳独身。その幼馴染で、東京で夢破れ故郷に舞い戻ったマナブ、バツイチ。二人は暇しのぎに、子豚のトン子に芸を仕込み始める。だが、そのトン子が、呼びかけられると「トン子!」と返事をするようになったのだ! 「しゃべる子豚」としてテレビ局の取材が相次ぎ、ついには豚骨ラーメンのCMに出演、トン子は日本中の人気者になる。ついに二人はトン子を擁して、上京するのだが……。
  • コズミック 世紀末探偵神話
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    本格ミステリ史上、最もバッシングを受けた鬼才のデビュー作。メフィスト賞の性格を決定づけ、後の作家に絶大な影響を与えた超問題作。1200の密室で1200人が殺されるという、密室卿を名乗る正体不明の人物からの犯罪予告が届く。1200年間、誰にも解けなかった密室の秘密を知ると豪語する密室卿の正体とは何か。JDC(日本探偵倶楽部)きっての天才にして、名探偵をも超越したメタ探偵・九十九十九が挑む!
  • 木菟燈籠
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    そこはかとないユーモアやはにかみを湛えたかざりのない文章でどこか懐かしいような風景を描き上げて多くのファンを持つ"小沼文学の世界"。季節や時代の移ろいに先輩の作家や同僚の教員、学生時代の友人など愛すべき人々の風貌を髣髴とさせる、この著者ならではの好短篇集。
  • 諷詠十二月
    小説・文芸
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    「この書は詩歌の理解に熱心な、あるいは熱心ならんと欲せらるる、比較的年少の初学の読者を聴者として、著者の素懐を仮りに題を設けて説かんと企てたもの……」。昭和17年9月、太平洋戦争のさなかに書下された本書は、万葉から西行、子規、晶子の短歌、菅原道真、新井白石、頼山陽の漢詩、芭蕉、蕪村、虚子の句、朔太郎、犀星の詩等々、秀作を鑑賞し、美と真髄を明かす、詩歌入門の不朽の名著。
  • 地鳴き、小鳥みたいな
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    子ども時代の記憶を確かめようと訪れた、母の実家の町。土地の描写のなかに、「あなた」と呼ぶ女性とのやりとりが綴られる。(「地鳴き、小鳥みたいな」)夏。K先生の訃報。若い友人の死。20代で出会ったある先生との忘れがたい対話。枯れて見えたその先生から聞かされた性欲をめぐる話が意外で、20代の私はただ驚いた(「夏、訃報、純愛」)。他に2篇を収録。
  • スエデンボルグ
    ビジネス・実用
    -
    1巻1,562円 (税込)
    「禅」を世界に広めた近代日本を代表する仏教者・鈴木大拙が、その思想形成において多大な影響を受けたスエデンボルグの神秘主義神学の精髄を広く一般読者に向けての概説書。併せて同じく大拙が訳した「新エルサレムとその教説」(スエデンボルグ著)などを収録し、宗教界のみならずゲーテやバルザックを初めとする後世の文学者にも深い影響を与えたその思想の全容、および鈴木大拙自身のスエデンボルグ理解の本質に迫る一書。
  • ゴッド・スパイダー
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    2兆円の発明も、一晩でゼロになる。研究者の日々野は、成功すれば世界初となる人工蜘蛛糸の量産化研究に邁進していた。しかしある日、大学時代の友人・片桐が量産化に成功する。彼は大学在学中、イントラネットへのサイバーアタックにより、貴重な研究データを消失させた過去をもっていた。乱歩賞作家が長期の取材に基づき書き下ろす、会心の社会派ミステリー!
  • されど“男”は愛おしい
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    ベストセラー『されど"服"で人生は変わる』の齋藤薫が、男について始めて語る。緻密に無慈悲に、愛を込めて。これが男の新基準。「小説現代」に連載中の、男についての辛口エッセイ。「"笑い"は言わば、どこかでやっぱり男の義務なのだ」「名もなき"フツーの髪型"を貫く男が歳をとらない」など、新たなる「齋藤薫語録」、続々、誕生
  • COLORS
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    北崎は苦悩していた。イラストの仕事を始めてから六年。子供の頃から好きで描いていた絵だったが、いまは日々の生活のために、クライアントの要求に応えている。血のにじむような努力の後に完成したイラストでも、勝手に配色を変えられる。カバーを描いた本がどれだけ売れても、金銭的には還元されない。ある日、不思議な女性の夢を見てから目が覚めると――視界から「C」、すなわち「シアン」、青と緑を含んだ色が消えていた。
  • 失恋覚悟のラウンドアバウト
    ラノベ
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    モテすぎて困る男子高生。魔法少女になると宣言した女子高生。ブラック企業のサラリーマン。盗み癖がなおらない女の子と、彼女に恋する小学生。いくつもの恋と嘘がひとつの町で繰り広げられ、やがて大きな渦となる!巧妙な伏線と軽妙な筆致。デビュー作で編集部を震撼させた新星・浅倉秋成待望の最新作!
  • 歌姫メイの秘密
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    「ドライブイン蒲生」「ゆず子の形見」の芥川賞作家が贈る、峻烈な「ボーイ・ミーツ・ガール」メイは、小学校4年生のときに、母親といっしょに"ありがた教"と呼ばれるN神聖教会のキャンプから逃げてきた。かわいいのに風変わりで、歌が抜群にうまいのだ。どうしても自分の本当の父親と会ってみたい、というメイ。高校生になった僕らは、ようやく探し当てた父親の家へと向かうが……。
  • 「文壇」の崩壊
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    文壇事情に精通し、匿名批評も多くし、四十九歳で世を去った昭和の文芸批評家、十返肇。軽評論家と称され、正当な評価を受けていたとは言いがたい彼はしかし、文学への深い愛と理解力、該博な知識をもって、昭和という激動の時代の文学の現場に、生き証人として立ち会い続けた希有なる評論家であった。今なお先駆的かつ本質的な、知られざる豊饒の文芸批評群。
  • 花舞う里
    小説・文芸
    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    親友が死んだのは、僕のせいだ-。そう思い、心が壊れてしまった潤。母親に連れられて愛知県の山奥・澄川にやってきた彼は、そこに「花祭り」という伝統神楽があることを学ぶ。神様なんていないと、周りに心を閉ざしていた潤だったが、澄川で出会った人々もみな、悲しみを抱えていることを知り、「花祭り」で舞う決意をする。
  • 山躁賦
    小説・文芸
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    確かなものに思われた日常の続きをふと見失った「私」は、病み上がりのけだるい心と体で、比叡高野等の神社仏閣を巡る旅に出る。信仰でも物見遊山でもない中ぶらりんの気分で未だ冬の山に入った「私」を囲み躁ぐ山棲みのモノ達――。現在過去、生死の境すら模糊と溶け合う異域への幻想行を研ぎ澄まされた感覚で描写。物語や自我からの脱出とともに、古典への傾斜が際立つ古井文学の転換点を刻する連作短篇集。
  • 濁った激流にかかる橋
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    激流によって分断された町の右岸と左岸。それをつなぐ唯一の異形の橋。かつての小川は氾濫をくり返し、川幅は百倍にもなり、唯一の橋は拡張に拡張を重ね、その全貌を把握できぬほどの複雑怪奇さを示す。そして右岸と左岸にはまったく気質の異なる人々が住む。この寓話的世界の不思議な住民たちの語る9つの物語。諧謔的かつ魔術的なリアリズムで現代の増殖する都市の構造を剔抉した読売文学賞受賞作。
  • かかとを失くして 三人関係 文字移植
    小説・文芸
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    独特な作風と言語・文化への鋭く繊細な洞察から生まれる多和田ワールドの魅力が横溢する作品集。「かかとを失くして」「三人関係」「文字移植」
  • 落葉・回転窓 木山捷平純情小説選
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    男と女の出会いと恋愛の機微を永久の時間のなかで紡ぎ出す短篇小説の魔術師・木山捷平。その鮮麗なる筆致は読む者すべてを魅了する。「村の挿話」「猫柳」「空閨」「増富鉱泉」「男の約束」「落葉」「回転窓」「留守の間」「口婚」「好敵手」「七人の乙女」を収録。
  • 玉兎の望
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    鉄砲鍛冶の藤兵衛が暮らす琵琶湖の湖北、国友村。怠惰な年寄方と貧しさに喘ぐ平鍛冶衆の不和が江戸にまで聞こえるほどになり、幕府の発注も止められかねなくなっていた。危機感を募らせた藤兵衛は、ある秘策を思いつく――のちに一貫斎の号を賜り、日本で初めて火を使わない鉄砲「気砲」を作った名鍛冶師、国友藤兵衛の、一途な人生を描く傑作長編。小説現代長編新人賞受賞作。朝日時代小説大賞も受賞した大型新人のデビュー作!
  • ここで、君の隣に任意の異性を代入する
    小説・文芸
    4.5
    1巻1,562円 (税込)
    ある数学教師との出会いが、一人の非モテ少年の人生を変える!男子校に通い、色恋沙汰とは程遠い青春をおくる神原優弥。高校2年の春、新しく赴任してきた副担任・平坂龍之介の登場で、彼の世界は一変する。「クラス全員をリア充にしてみせる」伝説のナンパ師であり冷静沈着な数学教師でもある平坂の、ゲスいながらも心に響く恋愛特別講義が今、幕をあける――。
  • 幸福な絶望
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    「鬱の坂口恭平は別人なので、油断大敵なのである。でも、彼は彼なりに大変な目に遭っているわけだし、感謝しなくてはならない」。深い溝にもぐるような鬱の時期。しかし著者はそこでさまざまな煌めくアイデアを拾い上げてくるのだ。いわば宝箱であり、生の源泉だという。その彼をあるがままに受け止める妻フーとアオと弦。日記と問答集からなる愛と闘いの記録。
  • 十四歳の情景
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    視力を失い始めた14歳の池山潤。同じ症状に苦しみ1年前に死を選んだ兄・昌義が遺した日記から、視力が消えてから見えてくる「時の情景」を知る。そして、滝口雅也。なぜ、兄貴は彼に私を託したのか――。遺伝子と折り合いをつけ、"此の世の理"に抗おうとした少女が綴った、ある夏の日記。
  • 新東京文学散歩 漱石・一葉・荷風など
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    東京をこよなく愛し、住んだ文人たち。近代文学の中心・東京は、先の戦争で焦土荒廃の地と化した。野田宇太郎は、消え失せたそこに文学者の影を求め東京を、やがて全国を「文学散歩」し始める。『新東京文学散歩 上野から麻布まで』の後篇を、戦後七十年を機に読者のもとに届けつつ、近代文学の香りと共に、改めて東京文学散歩へ誘う……。
  • 白鳥評論
    小説・文芸
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    「多年文学を本質的に重要視しないで年を取ってきたのに、いつの間にか私の肉体の骨髄までも文学病に冒されているのである。自分はむしろ悲んでいる。」 辛辣な文化欄記者として名を馳せ、のちには評論家として、 独自のシニシズムに貫かれた透徹した視点で生涯にわたり旺盛な批評活動を展開した正宗白鳥。その膨大な評論群から、文学論と作家論の秀作を厳選。
  • 私の万葉集 五
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    大岡信が、六年間に亘って「万葉集」に立ち向かった『私の万葉集』の最終巻。巻十七から二十。この第五巻は「歌日記」が中心であり、万葉最末期の歌 移り行く 時見るごとに 心痛く 昔の人し 思ほゆるかも 大伴家持天平時代の人間を生き生きと伝える、大岡信渾身の、実作者による日本美起源の鑑賞、完結。
  • 深夜の人・結婚者の手記
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    結婚 芥川君 関東大震災――犀星の見つめる生と死。生涯で膨大な作品を残した室生犀星。大正から昭和初期にかけての著作の中から、結婚や家族を対象にしたもの、芥川龍之介を中心とした交遊関係に言及したもの、関東大震災を経験し生と死について触れたものを各章に分けて編纂。小説、詩歌のみならず、日記や書簡からも犀星の文学に対する姿勢や精神を読み解く作品集。
  • 新東京文学散歩 上野から麻布まで
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    「文学散歩」という言葉を創案したのは、野田宇太郎である。東京の文人の辿った跡を丹念に歩き尽くしたこの作品――東京は、近代文学史上に名を刻んだほとんどの文学者の私生活の場所でもあった……。近代文学の真実に触れる事、すなわち東京を知ることと考えた著者の、生涯をかけた仕事『新東京文学散歩』は、文学を愛する読者に献げた、文学案内の礎でもある。
  • 夜明けの家
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    「老耄が人の自然なら、長年の死者が日々に生者となってもどるのも、老耄の自然ではないか。」――主人公の「私」が、未明の池の端での老人との出会いの記憶に、病、戦争、夢、近親者の死への想いを絡ませ、生死の境が緩む夜明けの幻想を語った表題作をはじめ、「祈りのように」「島の日」「不軽」「山の日」など「老い」を自覚した人間の脆さや哀しみと、深まる生への執着を「日常」の中に見据えた連作短篇集。
  • 聖耳
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    眼の手術後、異様に研ぎ澄まされていく感覚の中で、世界が、時空が変貌を遂げていく。現代文学の極北を行く著者の真骨頂を示す連作集。「夜明けまで」「晴れた眼」「白い糸杉」「犬の道」「朝の客」「日や月や」「苺」「初時雨」「年末」「火の手」「知らぬ唄」「聖耳」
  • かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    今、最も注目される詩人・最果タヒが紡ぐ、初めての長編小説――。きみがぼくに使うかわいいという言葉が、ぼくを軽蔑していない、その証拠はどこにあるんだろう。好きとも嫌いとも言えないなら、死ねって言っているようなものだと、いつだってきみは、怒っている。ぼくは、きみを好きでも嫌いでもないまま、優しくありたい。かすかな、死の気配でありたい。
  • 私の万葉集 四
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    『私の万葉集』第四巻。ここでは、大岡信が「万葉集」巻十三から十六までを取り上げる。特に力を入れている巻十六は歌数こそ少ないものの、その多様性と知的興味を誘う魅力溢れた刺激的巻である。正岡子規もこの巻十六について書いているように、「滑稽的美」を感じる特異かつ最も重要な一巻である。
  • 私の万葉集 二
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    巻二の補遺及び、巻五から巻七までを取り上げる。巻五は、『万葉集』全二十巻の中でも特異であり、大伴旅人と山上憶良の二人に尽きるといっても過言ではなく、しかも、濃密かつ心に残る和歌の抒情の魅力が詰まった巻として有名。『万葉集』の面白さを存分に感じる一冊。
  • 私の万葉集 一
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    限りなく尊くまた懐かしく面白い万葉の歌。 詩歌の実作者が書いた『万葉集』の鑑賞。 8世紀後半に成立した『万葉集』は、きわめて難解である一方、我々の心に残る多くの親しまれた歌がある。 その膨大な数の歌を、巻一から巻二十まで通読した大岡信の鑑賞に、日本の美学の起源をみる。 『万葉集』を、現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集にするために、現代詩人が挑む。
  • ショート・サーキット 佐伯一麦初期作品集
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,562円 (税込)
    若くして父となったかれは生活のため配電工となった。都市生活者の現実に直面するうち3人の子供の父となり、妻はすでに子供たちのものになってしまった。今日も短絡事故(ショート・サーキット)が起こり、現場にかけつける――。野間文芸新人賞受賞の表題作に、海燕新人文学賞受賞のデビュー作「木を接ぐ」をはじめ、働くということ、生きるということをつきつめた瑞々しい初期作品5篇を収録。
  • 探偵工女 富岡製糸場の密室
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    日本の近代化を推進する原動力として、明治新政府が総力を挙げて建設した富岡製糸場。開業翌年の明治6年、この大規模器械式製糸場内で、若き工女が惨殺死体となって発見された。密室殺人の裏に隠された意外な真相に、被害者の傍輩である工女が迫る。
  • イカロス・レポート
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    新宿区の大学に通う理系男子学生・坂崎。彼は「サイクリング同好会」に所属し、人生に波風立てる異性の影も形もない、平凡な日々を過ごしていた。そんな非モテが悪友の誘いで、鳥人間コンテストのパイロットに!? 航空機研究会の下級生・児島花澄に一目惚れした坂崎は、授業そっちのけで猛特訓を続けるが、あるトラブルが彼の心に大きな影を……。弱小航空機研究会で繰り広げられる、<恋>に不器用な男子たちの真っ直ぐな青春!
  • 日和山 佐伯一麦自選短篇集
    小説・文芸
    4.5
    1巻1,562円 (税込)
    新聞配達の早朝の町で、暗天に閉ざされた北欧の地で、染織家の妻と新たな暮らしを始めた仙台の高台の家で、そして、津波に耐えて残った小高い山の上で――「私」の実感をないがしろにしない作家のまなざしは常に、「人間が生きて行くこと」を見つめ続けた。高校時代の実質的な処女作から、東日本大震災後に書き下ろされた短篇まで、著者自ら選んだ9篇を収録。
  • スミヤキストQの冒険
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    そこは悪夢の島か、はたまたユートピアか。スミヤキ党員Qが工作のために潜り込んだ孤島の感化院の実態は、じつに常軌を逸したものだった。グロテスクな院長やドクトルに抗して、Qのドン・キホーテ的奮闘が始まる。乾いた風刺と奔放な比喩を駆使して、非日常の世界から日常の非条理を照射する。怖ろしくも愉しい長編小説。
  • 猫の目犬の鼻
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    中学三年の夏休み前、根本心美は、突然別のクラスの小山一樹から「つきあってほしい」と告白される。心美が返事を迷っている頃、生後間もない猫の姉弟が近所を歩いていた。姉猫は後に心美から「ぶち子」と名付けられることになる。初恋、遠距離恋愛、初体験、就職活動、同窓会……。心美は思春期から社会人へと成長し、ぶち子は出産と子離れを何度も繰り返す。不思議にリンクする女性と猫、それぞれの十年。
  • 天安門
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    アメリカ生まれの著者が、初めて訪れた中国。都市を離れて、中国の奥へ奥へ――そこには現代があった。国境、言語を越え、歴史を遡るアイデンティティの旅。自身に流れる血を通して、自己の存在を、「仮」と「真」の中で映し出そうとした衝撃の作品群。一人の越境者の魂の漂泊は、現代中国の真の姿を求める。伊藤整賞受賞作「仮の水」を含む、鮮烈の短篇五作。
  • わが美的洗脳 大岡昇平芸術エッセイ集
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    14歳、初めて聴いたベートーヴェン「第五」に一撃を喰らい、26歳、スタンダールの手引きで出合った「フィガロ」に震駭、熱烈なモーツァルティアンに。その音楽の魅力を音符にまで遡って究めんと50歳を過ぎてピアノと作曲法を学ぶ――。音楽は単なる趣味を超えて、その人生と文学に霊感を与え、更なる真摯な探求に彼を駆り立てた。音楽、映画、演劇等、芸術随想46篇に、武満徹、吉田秀和との対談を併録。
  • 成城だより 上
    小説・文芸
    -
    1~2巻1,562円 (税込)
    成城に越して来て11年、運動は駅まで15分の片道だけ。体力の衰えに抗しつつ、富永太郎全集に集中、中原中也「山羊の歌」の名の由来を追い、ニューミュージック、映画、テレビ、劇画、広汎な読書、文学賞選考会等、80年代前半の文化、文壇、世相を俎上に載せ、憤り、感動する。70歳にして若々しい好奇心と批評精神で「署名入り匿名批評」と話題を呼んだ日記体エッセイ。上下2巻。
  • ファースト・ジャパニーズ ジョン万次郎
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    日米交流の原点は、これほどまでに愛と信頼に溢れていたとは。危急存亡の秋(とき)、人はどこまで信義をまっとうできるのか。真実だけがもつ、歴史と人間の素晴らしさ、思わず目頭が熱くなるほどの感動が押し寄せる。曾孫である筆者が活写する、ジョン万次郎(中濱万次郎)の伝記。
  • 台風の眼
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    悪性腫瘍の手術後、作家は最後になるかもしれない小説を書きはじめる。自分が確かに生きていたと思える、記憶に深く刻み込まれた情景をつなぎとめながら。世界というものをふいに感じた4歳の頃の東京・赤坂、小学時代を過ごした植民地・朝鮮の田舎町、京城の中学時代、焼け跡の中の旧制高校、特派員として赴いたソウル、そしてサイゴン。自伝と小説の間を往還するように描かれた、新しい試み。
  • 復興期の精神
    ルネッサンスを生きたダンテ、ダ・ヴィンチら22人の生の軌跡を追求、滅亡に向かう文明の復活の秘密を探る。大胆なレトリックと苛烈な批判精神が横溢する名著!
  • 画家小出楢重の肖像
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    画家小出楢重は、大阪生れの洋画家である。しかし、絵だけでなく名随筆家でもあった。彼の代表作である『Nの家族』『帽子を冠れる肖像』『蔬菜静物』『横たわる裸身』から、最後の作品『枯木のある風景』まで、楢重の生涯を、そして彼が離れられなかった関西の土地と文化を、大阪育ちの作家が見事に描きあげた平林たい子賞受賞作。
  • 哈爾濱詩集 大陸の琴
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    「きみは我が忘れもはてぬはるびんなりしか。はるびんよ……。昭和12年4月、旅行嫌いの犀星が、生涯でただ1度の海外(満洲)旅行に出かけた。「古き都」哈爾濱は、犀星の詩心を刺激し、後年『哈爾濱詩集』となる抒情詩の数々を産ませ、また、満洲で棄て子捜しをする男を中心に、船上で出逢った人々の荒唐無稽な人生を描いた小説『大陸の琴』を書かせた。本書は、随筆「駱駝行」他3篇を併録した<大陸もの>作品集。
  • 村のエトランジェ
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    小さな村に疎開してきた美しい姉妹。ひとりの男をめぐり彼女らの間に起こった恋の波紋と水難事件を、端正な都会的感覚の文章で綴った表題作ほか、空襲下、かつての恋人の姿をキャンバスに写すことで、命をすりへらしていく画家との交流をたどる「白い機影」など、初期作品8篇を収録。静かな明るさの中に悲哀がただよい、日常の陰影をさりげないユーモアで包む、詩情豊かな独自の世界。「小沼文学」への導きの1冊。
  • 焼跡のイエス 善財
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    敗戦直後、上野のガード下の闇市で、主人公の「わたし」が、浮浪児がキリストに変身する一瞬を目にする「焼跡のイエス」。少女の身に聖なる刻印が現われる「処女懐胎」。戦後無頼派と称された石川淳の超俗的な美学が結晶した代表作のほかに「山桜」「マルスの歌」「かよい小町」「善財」を収録し、戦前、戦中、そして戦後へ。徹底した虚構性に新たな幻想的光景を現出させた、精神の鮮やかな働きを示す佳作6篇。
  • 陽だまり幻想曲
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    中国人作家が新たなテーマに挑んだ意欲作! 6人兄弟を抱える隣家から、金曜の夜に届くのは、すさまじいケンカの怒号とそれに続くなまめかしい女の声…。となりの家族は「私」の理想なのか、それとも……。
  • 山を走る女
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    21歳の多喜子は誰にも祝福されない子を産み、全身全霊で慈しむ。罵声を浴びせる両親に背を向け、子を保育園に預けて働きながら1人で育てる決心をする。そしてある男への心身ともに燃え上がる片恋――。保育園の育児日誌を随所に挿入する日常に即したリアリズムと、山を疾走する太古の女を幻視する奔放な詩的イメージが谺し合う中に、野性的で自由な女性像が呈示される著者の初期野心作。
  • シャンプーが目に沁みる
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,562円 (税込)
    個性的なファッションのため、クラスメートから拒絶された中学生活を送っていた郁美は、高校生になるのを機に、過去を隠すことにしていた。だが高校で、ヤクザの三代目・海江田、誰ともしゃべらない伊奈の、二人と出会う。ある日、海江田は家の前に、赤ちゃんが捨てられているのを発見。母親を探すうち三人は奇妙な事件に巻き込まれ……? 人と繋がることを極端に恐れ、同時に憧れる、現代の若者達のための青春ミステリ!
  • 長州シックス 夢をかなえた白熊
    小説・文芸
    3.3
    1巻1,562円 (税込)
    1863年、長州藩の欧州遠征。これは内輪の者しか知らぬが世に云う「長州ファイヴ」――ロンドンに向かう5人の他に実はもう一人いた。つまり「長州シックス」だったのだ。生麦事件、蛤御門(はまぐりごもん)の変、天誅組(てんちゅうぐみ)……幕末の大事件の陰に、知られざる者たちの存在あり。激動の時代を生きた男たちを、笑いと涙で描く5つの異聞。語り口と結末はまるで落語の味わい。名人・荒山徹の幕末異聞集!
  • 純粋異性批判 女は理性を有するのか?
    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    「仕事と私とどっちが大事なの!」「浮気するなら私にわからないようにして!」……男には決して理解できない女の論理は、一体どこから生まれるのか?カントの『純粋理性批判』の構成に倣いつつ、「女という不可解」を徹底解剖する大胆不敵な女性論にして最良のカント入門書。
  • 黒い朝、白い夜
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    なぜなら私は、好きな男を嗅ぎ分ける女だから――。3人の男たちと、それぞれに続いていく関係。そして生まれた小さな命とその喪失。――たちまち湿る、シマコが開く、私小説。私にはもう、中国の若い男と、ベトナムのセックスが巧い愛人と、韓国のかわいそうな男がいればいい。充分すぎる。それとは違う、永遠の男も欲しい。決して手に入らない、一生逢うことも叶わない、幻の男を。――<本文より>
  • 黄石斎真報
    小説・文芸
    3.3
    1巻1,562円 (税込)
    20世紀初頭、清が滅んで中華民国が成立した数年後、江南の仙陽で「黄石斎真報(こうせきさいしんぽう)」なる画報が発行された。「黄石斎真報」は、地元の社会問題や事件のみならず、怪しげな話題も取り扱っている。記者の陸亜森、居候の黒蝙蝠らは、新人の林崇徳と奇妙な出来事を取材する過程で、その真相に近づいていく。それらは記事になると同時に、黒蝙蝠らに副収入をもたらしてもいた……
  • 親和力
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    富裕な男爵エードゥアルト、エードゥアルトの友人の大尉、エードゥアルトの妻シャルロッテ、シャルロッテの姪のオッティーリエ、この4人の男女の織りなす恋愛図式。それは人倫を越えた、物質が化学反応を示して互いに牽きあう親和力に等しい。夫婦や家族の制度を破り出て人を愛するのも自然の力である。しかし、人間は自覚的な強い意志をもってそれに対抗しようとする。
  • 黄金伝説 雪のイヴ
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    常に時代と対峙し、辛辣な批判精神と強烈な抵抗精神で戦い続けた著者の、文学的出発期の作品「鬼火」「ある午後の風景」「長助の災難」「桑の木の話」。行方不明の女を捜し彷徨することで生を繋ぐ"わたし"が、娼婦となった女と再会――敗戦後の混乱を鋭く凝視し絶望を再生に転化させる新たな出発を示した「黄金伝説」、他に「無尽灯」「雅歌」「雪のイヴ」など収録10篇。
  • 京女殺人法廷 裁判員制度元年
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    裁判員になった素人たちが京都の難事件を! 京都のタレントが殺された事件を初の裁判員制度で選ばれたタクシー運転手、食堂の親父や主婦などが扱うことになった。自白していた犯人が裁判冒頭に爆弾発言して。本格社会派ミステリー!
  • みずから我が涙をぬぐいたまう日
    小説・文芸
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    天皇に殉じて割腹、自死を遂げた作家の死に衝撃を受けた、同じ主題を共有するもう1人の作家が魂の奥底までを支配する〈天皇制〉の枷をうち破って想像力駆使し放つ"狂気を孕む同時代史"の表題作。宇宙船基地より逃走する男が日本の現人神による救済を夢見る「月の男」。──全く異なる2つの文体により、現代人の危機を深刻、ユーモラスに描く中篇小説2篇。
  • 僕が本当に若かった頃
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    障害をもつわが子と妻との日常、そして夥しい量の読書。少年の日の記憶、生の途上における人との出会い。「文章を書き、書きなおしつつ、かつて見たものをなぞる過程でしだいに独特なものを作ってゆく」という方法意識の作家「僕」が綴る、表題作等9篇の短篇小説。切迫した震える如き感動、特にユーモアと諧謔をたたえて還暦近づき深まる、大江健三郎の精神の多面的風景。
  • 高村光太郎
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    敗戦後の岩手の山中に、己を閉塞させた高村光太郎。彼の留学体験に、父・光雲への背反、西洋文化の了解不可能性を探り、閉塞の〈実体〉を解明する。著者の文学的出発の始めに衝きあたった巨大なる対象――その生涯、芸術、思想を論じ、高村光太郎の思想的破綻を自ら全戦争体験をかけ強靱な論理で刳り出す初期の代表的作家論。
  • 白き失踪者
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    謎の女を、愛しぬけ。銃創が引き寄せた人々の運命は数奇にも激しく絡み合い、闇社会の渦へと呑み込まれていく。正義か。愛か。迫られる、究極の選択。
  • 中原中也
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    中原の不幸は果して人間という存在の根本的条件に根拠を持っているか。……人間は誰でも中原のように不幸にならなければならないものであるか。……深い友情から発した鋭い洞察力と徹底した実証的探究で、中原中也とは何か、文学とは何かに迫る第1級の評伝。野間文芸賞受賞の『中原中也』から「中原中也伝――揺籃」「朝の歌」「在りし日の歌」を収録。
  • 田紳有楽 空気頭
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,562円 (税込)
    あくまで私小説に徹し、自己の真実を徹底して表現し、事実の奥底にある非現実の世界にまで探索を深め、人間の内面・外界の全域を含み込む、新境地を拓いた、"私"の求道者・藤枝静男の「私小説」を超えた独自世界。芸術選奨『空気頭』、谷崎賞『田紳有楽』両受賞作を収録。
  • 蔦かずら
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    ラスト・ラブ。この恋を失ったらもう二度と人を愛せない。自分を囲っていた男が危篤になったときに抱く熱い恋心、年若の同僚に躰をゆだねられない切なさ、夫の不義を許してしまった妻の寂しさ――。曲がり角で愛に揺れる女性達の心の襞を描いた、8つの連作集。
  • 極楽家族
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    せっぱつまった家計は家族を明るくする?! リストラ中年男の人生の悲哀と楽しみ。ゆっくりする時間が出来て初めてわかる自分という存在。過去を振り返り人間というものをしみじみ考える好篇3本名作小説集!
  • おーい、宗像さん
    小説・文芸
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    煩悩満載の純文学小説! 少年の心を持った中年男。それは、ガキか馬鹿か? 純粋か? この小説を読みながら、考えてみて下さい。
  • 想ひ草
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    老いを目の前にした女性が、自分の人生を生きはじめる、その瞬間を描いた8つの物語。人生を喪わないために、女たちは密やかな選択をする。――だれも知らないところで。
  • 匿われている深い夢
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    甘美な夢が手招く驚愕の結末。身近な人物の底知れぬ悪意。ねじ曲げられた記憶に潜む、衝撃の過去。夢が現実の恐怖へとつながっていく、全10篇の哀しい物語。
  • 赤い鳥は館に帰る 有栖川有栖エッセイ集
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    人気作家・有栖川有栖のエッセイ集! デビューから15年人気作家・有栖川有栖が書きためた全エッセイから著者自らが精選した殊玉を収録。ミステリから映画、そして関西までを語りつくすエッセイ集!
  • 萩原重化学工業連続殺人事件
    小説・文芸
    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    「脳」を失った死体が語る、密室の不可能犯罪! 双子の兄弟、零と一の前に現れた、不死身の少女・祥子と、何もかもを見通す謎の家政婦。彼らが信じていた世界は、事件に巻き込まれる内に音を立てて崩壊していき……。脳のない死体の意味とは!? 世界を俯瞰する謎の男女と、すべての事件の鍵を握る"萩原重化学工業"の正体とは!? 浦賀和宏の最高傑作ミステリが世界の常識を打ち破る!!
  • あなたにだけわかること
    小説・文芸
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    桐生駿と野田夏が出会ったのは5歳のとき。夏の父に恋した駿の母が、密会のため夏の家に通ったからだ。親同士の情事の間、それとは知らず階下で待っていた幼い二人は、やがて親たちの関係を知る。以来二人は、互いに「できれば思い出したくない相手」と感じながらも、なぜか人生の曲がり角ごとに出会ってしまう。まるで、互いの恋愛の証言者のように。男と女の「愛ではないけれど、愛よりもかけがえのない関係」を描く長編小説!
  • 第四権力〈スキャンダラス・テレビジョン〉
    小説・文芸
    2.0
    1巻1,562円 (税込)
    行政・立法・司法の三権を時として凌駕する力を擁する「報道」。中でも最大の影響力を誇るテレビ業界で、権力をめぐる権謀術数が渦を巻く。社長交代の軋轢に巻き込まれた若き経営企画部員は、局内のマドンナたる女性広報局長と連係して動き出すが……。
  • 季語、いただきます
    小説・文芸
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    日本語の魅力を味わい尽くす! 身近な暮らしにあふれる季語の数々。その豊かで味わい深い世界をめしあがれ! 「ハンカチ」「黴」「運動会」「風邪薬」……。意外な言葉もみんな季語。不思議で面白い、そんな季語の秘密、魅力をやさしく解説。
  • スリリングな女たち
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    「スリリング」で目が離せない6人の女性作家。それぞれの特質を、最新作を中心に抽出してゆく。第一章 鹿島田真希と論理のエチュード第二章 本谷有希子の「荒事」的表現第三章 綿矢りさと消費社会の神話第四章 金原ひとみの「私」曼荼羅第五章 島本理生と「私」の進化第六章 柴崎友香と映像的人間の夢
  • 野球小僧
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    子供の頃から打ち込んだ野球だけが自分の存在証明だった。しかし高校を中退した雪彦は15歳で人生に行き詰る。雪彦は甲子園球場の整備のアルバイトをしながら、自分の将来を奪った男に復讐を考える。夏の高校野球全国大会開会式の前夜、男を呼び出したグラウンドでは信じられない光景が。甲子園球場がなぜ野球の聖地と呼ばれるのか。野球を愛する人々の姿が、世代を超えた感動を呼ぶ、書下ろし長編小説。
  • K

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    1959年、〈ぼく〉は詩の同人誌で〈K〉と出会った。ふたりは結婚し、一児をなしたが、詩人としてのプライドが強すぎた〈K〉の言動は常軌を逸しはじめ、〈ぼく〉は困惑する。ふたりの生活は、すれ違い、やがて別居へと至る……。ただ、この奇妙な生活にも、「夫婦愛」は紛れもなく存在していた!
  • クロスマッチ 止まらない心臓
    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    妻を突然死で失った波多野豊は、人生の再出発を試みる。しかし、遺品を整理した際に、彼女の死の理由に繋がるかもしれないある疑惑を知ってしまう。そんなとき、心臓に重大な持病を抱える一人息子の俊太郎が倒れた。息子が助かるには、心臓移植しか道はない。適合=クロスマッチする心臓を得るために、波多野は亡妻の悲劇の鍵を握る男の殺害を企てる。さまざまな人間関係に不穏な影を落としながら、計画は決行されるが……!?
  • 黄金街
    小説・文芸
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    大事な人をなくし、いまは小さなバーを営む渚。街のギター流しの入院を聞き、思いは揺れる。切なくも温かい人生を切りとる珠玉の6篇
  • 焔火
    小説・文芸
    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    昭和初期の東北の寒村で貧しい狸とりの息子として、侘しい暮らしを送る男。肺病の家系にあり、村八分にされている。そんな彼の心の慰めは、おミツという村の女だった。盗人の家に生まれ、差別さて続けたおミツと男は惹かれあう。しかし、あるとき村長の息子たちに捕らえられ、おミツは殺され、男は村長の息子等を殺して、命からがら生まれた村を離れる。自然の中でつかの間の幸せを味わう男に迫る追っ手の魔の手。彼の運命はいかに
  • 風歩
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    裕福な家庭に生まれながら、親からは虐待され、友達からもいじめられてきた少女は、中2で難病とわかってホッとしたという。両親には15歳で見捨てられ、自立生活を営みながら大学に進学するが、学費援助すら途絶える苦しい車椅子での生活を強いられる。そして、故郷に戻り一人で生きざるを得ない環境の中、自分のやりたいことを求め、上京を決意する――。治る見込みのない難病に加え、激しい虐待、いじめ、PTSDにも悩まされ続ける闇の中にあってもなお、自分らしさを懸命に追い求める風歩。秋山奈々主演ケータイドラマ原作!
  • むらぎも
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    金沢の旧制高校から東京帝大に入学した片口安吉の〈新人会〉での活動を核に、豊潤な感性で描く精神の軌跡。時代の終焉を告げる天皇の死。合同印刷ストライキ。激動の予感を孕みながら展かれてゆくプロレタリア運動。流されるままに流れる〈心〉の襞の光と影。『梨の花』『歌のわかれ』に続く自伝的長篇小説。毎日出版文化賞受賞。
  • すべての若き野郎ども
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    生涯戦績、317勝無敗(自称)の達夫と、元暴走族特攻隊長・恭平は、最強コンビを組み「天下統一」を目指す。5つの暴走族、地元のヤクザを向こうに回し旋風脚と皿割りで連戦連勝。そこに立ちはだかる伝説の男の正体は? 天下無双のスケールにドラマ化が追いつかない!? でも、とりあえずはガンガンいきゃあいいんだよ! 美女たちに、おとぼけな野獣ども。本気とも冗談ともつかない達夫の情熱が、いつの間にか恭平の魂を熱く溶かしていった!
  • 資本主義の本質について イノベーションと余剰経済
    〔それでも、究極的に資本主義は受け入れなければならないシステムなのである。〕 冷戦下ハンガリーにあって社会主義経済の非効率性を明晰に論じ、その後は新古典派経済学に痛烈な批判のメスを入れたコルナイ・ヤーノシュが、 世界経済危機を経験した世界に向けて、満を持して問うた「システム・パラダイム」に焦点を当てる圧倒的論考! 資本主義と社会主義の境界が再び問い直される今こそ読まれるべき、「異端派」の巨峰が遺したメッセージ!  【本書「日本語版への序文」より】 「私は資本主義を「良い社会」だとは思っていない。多くの点で「悪い」と思っているが、それはちょうどチャーチルの民主主義にかんする見方と同じである。つまり、私は資本主義を、あらゆる実現可能な選択肢のなかでもっとも悪くはないものと見なしているのだ。より重要なことに、私は資本主義を、実際に行われた唯一の選択肢である社会主義よりもずっと良いと判断している。」 【本書の内容】  日本語版への序文  英語版への序文 第I部 イノベーションとは何か  第1章 はじめに  第2章 資本主義、社会主義、技術進歩  第3章 技術進歩の転換と加速  第4章 人は歴史的事実をどう受けとめるか  第5章 おわりに 第II部 不足経済と余剰経済  第1章 はじめに  第2章 財とサービスの市場―余剰の再生産メカニズム  第3章 財とサービスの市場―概念装置と測定手法  第4章 労働市場―余剰再生産のためのメカニズム  第5章 実証的な説明と因果分析  第6章 余剰経済の効果とその評価  第7章 一般的図式からの応用  第8章 おわりに 補論1 自由、平等、博愛―社会主義体制崩壊以後の変化の考察 補論2 一人の東欧知識人の目に映るマルクス  訳者あとがき  参考文献  索引  訳者略歴 *本書の原本は、2016年にNTT出版より刊行されました。文庫化にあたり訳文を改訂しました。
  • 旧約聖書を読み解く
    NEW
    ビジネス・実用
    5.0
    1巻1,540円 (税込)
    「旧約聖書」とはどんな書物なのか? 「旧約聖書」は、古代イスラエル(ユダヤ)の民の千年以上にわたる歴史を背景として成立した、さまざまな文書を39巻にまとめたものです。その編纂は長期に及び、増補・改訂を含む複雑な過程を経てできあがったと言われています。 ユダヤ教ではイエスをキリスト(メシア)と認めないため、「新約聖書」は存在しません。「旧約聖書」のみが聖典とされ、「タナハ(TaNaKh)」と呼ばれます。一方キリスト教では、イエスによる「新しい契約」を記した「新約聖書」に対し、それ以前の書を「旧約聖書」と位置づけます。本書は、こうした「新約」との関係を視野に入れながら、「旧約聖書」を読み解いていく本です。 古代イスラエルの民たちは、エジプトを脱出後、遊牧的生活から定住へと移行し、やがて王国を築きます。しかし、その後も南北分裂など不安定な時代が続き、王国の崩壊以降はエジプト、ペリシテ、アッシリア、ペルシアといった大国の支配下に置かれました。 このような歴史的状況のもとで成立した「旧約聖書」は、各時代を生きた人々が、伝えられてきた過去の出来事の意味を問い直し、新たな解釈を加えてきた「伝承の歴史」と言えます。そこに収められた物語や掟は、歴史的経験の中に意味を見いだそうとする営みの結晶です。 同様に、「旧約聖書」において、歴史は「神が語りかける場」「神の意志が示される場」として描かれます。創世記の原初の物語に始まり、アブラハムの旅立ち、出エジプト、王制の成立と崩壊、バビロン捕囚、そしてユダヤ教の成立――。こうした流れは、すべての被造物を救おうとする神の救済史として、一貫した意味を帯びています。 神との契約とは? 安息日の規定とは? 「約束の地」とは? 旧い契約から新しい契約への移行とは? 苦難の歴史を生きた民たちが出来事の描写に込めた意味を、原典ヘブライ語の語義や各文書の成立年代、文章構成に目を配りながら丁寧に繙いていきます。 *本書の原本は、2006年に日本放送出版協会から刊行されました。 [本書の内容] はじめに 第一章 旅立つアブラム 第二章 アブラハムと契約を結ぶ神 第三章 七日目には仕事をやめねばならない 第四章 飲み水がないと不平を言う民 第五章 ヨルダン河の東岸で――申命記という本 第六章 約束の地へと入る民 第七章 「我々にはどうしても王が必要なのです」 第八章 「お前か、イスラエルを煩わす者よ」 第九章 動乱の時代に静けさを説いた預言者イザヤ 第十章 捕囚という現実に預言者が見たもの 第十一章 平和といやしを与えるための苦しみ 第十二章 ユダヤ教の成立 関連年表 あとがき 解 説(田島 卓)
  • 世界史の日本史
    ビジネス・実用
    -
    1巻1,540円 (税込)
    世界史教育の変遷から近代日本の歩みを描く一冊! 明治初期、「アダムとイブ」はどう記述されたか。 欧米の「人種主義」にいかに対峙したか。 帝国主義化は東洋史の記述をいかに変えたか。 なぜ戦後に西洋史の普遍性を強調したのか。 明治維新、戦争、グローバル化――。世界史教科書は各時代の影響を受けながらどのように変わってきたのか。 ロングセラー『聖書vs.世界史』の著者による決定版! 筆者が属する世代は、元来、日本の「世界史」及びその世界史像に対しては強い関心を持たざるを得ない環境の下で過ごしてきた。というのも、戦中派の最後に当たる私たちの世代は否応なしに世界史像の転換に立ち会わされた世代だからである。筆者の場合、高等学校や大学生時代には戦後歴史学が強い影響力を有していたなかで学び、大学院生時代には非常勤講師として世界史を教えたが、その末期に文化圏型世界史への転換という衝撃を経験している。やがて私が大学の講義では西欧における世界史記述の歩みをテーマとするようになったのも、この体験が糸を引いていたと言えるだろう。――「おわりに」より
  • 宇宙兄弟 公式コンプリートコミックガイド
    少年・青年マンガ
    -
    1巻1,540円 (税込)
    『宇宙兄弟』の全ミッションコンプリートガイドです。「ムッタ、宇宙飛行士への道」「ヒビト&ダミアン生還ミッション」そして最後の大ミッション「ムッタとヒビト、月からの帰還」まで、『宇宙兄弟』で完遂されたすべてのミッションを年表とともに完全解説! あの名シーンが時系列で鮮やかに蘇る!
  • たいやきデカ (1)だいふくどろぼうを つかまえろ
    小説・文芸
    -
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【 お子さまの初めてのひとり読みに! 】 だらけて、食べて、ナゾを解く、新しい読み物シリーズ 頭はたいやき、体はにんげん。 やる気はないけど、推理力ばつぐんのたいやき刑事(デカ)コゲンボが、あんこを食べて、ナゾをとく! ここは町の平和を守る警察官たちが働くオイシー警察署。 みんな忙しく働いているなか、ひとりだけ、デスクに突っ伏しているひとがいます。 彼こそが、ひとよんで「たいやきデカ」の刑事コゲンボです。 今回は商店街の和菓子屋さんで、白昼堂々、名物の大福が盗まれる事件が発生。 通報を受けたコゲンボと、石頭がウリの相棒カタスギが、現場にかけつけます。 いったい、犯人の正体は?   ●対象年齢:5歳から ※小学2年生までに習う漢字を使用 ※すべての漢字にふりがな付き ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 星降る王国のニナ(19) 特装版
    少女・女性マンガ
    4.3
    1巻1,540円 (税込)
    【俺が殺すのか もしもニナがそう願ったら】 獣の神に身体を乗っ取られたアズールは、ニナに本当の名前を呼ばれたことで、支配権を取り戻す。ようやく本心で話し合うことができたふたりだったが、アズールは、いつかその時が来たら獣の神ごと封じてほしいと告げる。それ以外の道を探るため、旅に出る決意をしたニナ。だがその矢先、思いがけずセトとの再会を果たす。 星の姫の孤独な宿命。それからニナを解き放ちたいと願うアズールとセト。それぞれの選択とはーー!? 累計440万部突破!大人気恋愛ファンタジー第19巻。 特装版はリカチ先生描きおろし特別小冊子32Pつき! アズールの「おやすみ、ニナ」&セトの「おはよう、ニナ」が両A面で登場!! その他、三王子やソル、ヒカミのエピソードも!!

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