山口裕之の作品一覧
「山口裕之」の「現代メディア哲学 複製技術論からヴァーチャルリアリティへ」「コピペと言われないレポートの書き方教室 3つのステップ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山口裕之」の「現代メディア哲学 複製技術論からヴァーチャルリアリティへ」「コピペと言われないレポートの書き方教室 3つのステップ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この本を読んで一番印象に残ったのは、多様性を大切にしようとする考えが、必ずしも社会を良い方向に導くとは限らないという点である。市民運動の中でも、「女性」という集団の内部に「黒人女性」「白人女性」などの違いが見つかり、さらに細かな違いが次々と現れていく。その結果、人々はどんどん分かれていき、連帯が弱まり、運動が分裂してしまうという説明はとても印象に残った。多様性を細かく見ていくと最終的には一人ひとりの個人にまで分かれてしまい、その状態では人々がまとまって社会を変えることが難しくなるという点に納得した。多様性を強調しすぎると、人々がばらばらになり、結果として大きな権力に押さえつけられやすくなるとい
Posted by ブクログ
社会には、相反する意見の中から一つを選ばなければならない場面がある。そのとき「人それぞれ」では済まない。著者は、絶対的な正しさを前提とする普遍主義でも、各人の価値観を等しく認める個人相対主義でもない、「より正しい正しさ」をつくるという第三の立場を提示する。
多様性を掲げる運動は、発展するほど内部にさらなる多様性を見出し、やがて個人相対主義へと行き着き、内部崩壊を招く危険がある。多様な人々が抑圧されずに連帯するためには、既存の名前やカテゴリー、すなわち権力が定めた社会的枠組みを一度は受け入れる必要がある。それを拒んで「人それぞれ」と言うだけでは、個々が分断され、連帯が生まれない。そして人々が分