関野喜久子の作品一覧
「関野喜久子」の「神なるオオカミ」「神なるオオカミ 小説版~大草原のちいさなオオカミ~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「関野喜久子」の「神なるオオカミ」「神なるオオカミ 小説版~大草原のちいさなオオカミ~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
オオカミの子・小狼を飼い始めた陳陣、オオカミについての新たな発見の連続、草原には近代化と農耕文化の波・・・
人間もオオカミも、この美しくも貧しい草原に生きるのがあまりにも大変で、つねに天(タンゴル)に訴えるしかない。もし人生で神様の支えがなければ、生活はあまりにも望みがなくなってしまう。
長いオオカミの物語が終わり、最後の==知的探索・オオカミ・トーテムについての講座と対話== が大変興味深い。
草原民族と農耕民族の違いは、オオカミと羊の違いのようだ。
多くの漢字には中華の祖先である遊牧民から生まれた痕跡がある、「美」と言う漢字は「羊」と「大」が組み合わさったものだ。「大きな羊は美しい」
モンゴル人は太っている女性が美人とされる。
漢王朝ではやせた女性が美人だあるのに、次の唐王朝では太った女性が美人になるのか?唐王朝がモンゴル草原の遊牧民族である鮮卑族の血統だと知って理解できた。
天(タングル)の崇拝と天子の呼称は、上古時代の西北遊牧族に由来するものだ。
モンゴル民族は世界でもっともオオカミ・トーテムを敬虔に信奉していた遊牧民族、自分たちの祖先が「蒼きオオカミ」と考え、中心的な部族の名前にオオカミという言葉を使っている。
古代ローマ帝国でもオオカミ精神を崇拝していた。「ローマ人の物語」ローマ建国神話を参照。
日本でも、オオカミは農地の守り神として、また「御神狗」と言う魔よけとしてあがめられる風習があった。1905年に、奈良県の山中で捕獲された一匹を最後に、オオカミは日本では絶滅したとされる。
日本では、農作物に害を及ぼす害獣を退治する神獣・益獣とも扱われ、日本語の「オオカミ」の語源は「大神」との説もあり、狼が「狛犬」になっている神社もある。
Posted by ブクログ
朝日新聞、中国出版事情特集の最初に取り上げられたのが本書「狼図騰」(神なるオオカミ)である。「毛択東語録」以降、最も読まれている本と紹介されていた。
文化大革命時代、内モンゴルに下方された陳陣、
遊牧民の最大の敵でありながら、崇拝の対象である「オオカミ」にのめりこんでゆく。
上・下巻1000ページを超える長い長いオオカミの話が続く、
わずか十数万のモンゴル騎兵がなぜユーラシア大陸を席巻したのか?
遊牧民族のオオカミ・トーテムと中華民族の竜トーテムとどのように結びつくのか?
神社で見る竜の顔がオオカミの顔に似ているような気がしてきた・・・
草原の天(タンゴル)の道理は、遊牧民族の側にある。草原民族が守っているのは「大きな命」草原と自然の命は人名よりも大切。農耕民族が守っているのは「小さな命」もっとも貴重なものは人命と生きること。
オオカミは草原を守る神なのに、どうしてオオカミ狩りをするのか?
オオカミ狩りをしなければモンゴル人はもっと少なくなるが、オオカミを狩りすぎてもモンゴル人が少なくなる。